奈良の大自然に育まれた「さつま芋」と「菊芋」産地直送
横田家のはたけやで育ったいろいろな品種のサツマイモと菊芋をお届けします。
プレマシャンティ®は、繋がりのなかで生まれます。
それは人であったり、自然であったり、商品であったりします。
ご紹介頂いたご縁を辿って各地を旅するうちに、その土地だからこその出会いもあります。
その土地でしか、その時期にしか出会えない味。
皆さんにご紹介したいけれど、生ものであったり、作る量が限られていたりと、私たちがお預かりするには難しい商品も決して少なくありません。
また作り手を身近に感じて初めて、より深い味わいが生まれる商品もあります。
プレマシャンティ®の開拓チームが、各地を巡り、作り手の目を見て、言葉を交わして惚れ込んだ数々を、桜のカードを添えてお届けします。
命ある土が育んだ野菜
奈良の大自然に育まれたさつま芋と菊芋。
奈良の奥深くに分け入ると、1年の半分以上、暖房が欲しくなる場所があります。
10月には暖房を入れはじめ、5月のGWをあけてもまだ肌寒さが残るのだとか。夏場も寒暖の差が大きく、夏も終わろうかというお盆頃に、ようやくトマトやナス、ピーマン、オクラなどの夏野菜が短い盛りを迎えます。
「奈良」と聞いて、多くの方が連想する平城京や奈良公園、東大寺などの多くの観光地は、大和平野(奈良盆地、大和盆地)と呼ばれる300平方キロメートルほどの土地に凝縮されます。古代から人々の心をとらえ、和歌にも詠まれてきた畝傍山・香久山・耳成山の大和三山は、標高200メートルにも満たない低い丘陵ですが、大和平野を取り囲む山々はほとんどが、標高500~1000メートルの山地や高地。奈良県の面積の9割近くがこの山地や高地といっても過言ではありません。奈良県には古代の史跡や建造物を辿るだけでなく、古代の歴史とともに残されてきた豊かな自然と、自然と共に築き上げた人々の暮らしの軌跡が、まだまだ色濃く残っています。
「横田家のはたけや」が暮らしを営む場所もまた、いくつかの山々を越えた先、山と山の合間にあります。周囲に深い森が迫り、森の中には、鹿やイノシシなどの生き物たちが暮らす場所です。軽自動車2台が無理なくすれ違える幅の道が村落を登り、その道に貼りつくようにかつては茅葺(かやぶき)だっただろうと想像できる古民家がぽつぽつと並びます。かつてこの谷間の地に暮らし始めた人々が切り拓いたであろう田畑に、隣接するように、向き合うように家々が並ぶさまは、農と暮らしが今よりもずっと密接していた時代の名残でしょうか。今日食べるものを、食べる前に収穫できる、食と土が一体化した暮らしが、この土地での毎日に息づいています。
「横田家のはたけや」の農の在り方
横田家のはたけやを営む横田さんは、農を仕事にしてから15年ほどの「アントレプレナー」です。農を仕事にしたいと有機農を実地で学んだ後に、今の土地に移住した新規就農者でもある彼は、粘土質や砂地など耕地によって土質が変化し、気候の差が激しい、非常に特徴深いこの地と向き合いながら、何が育つか、何が育てられるかを、深く、深く「試行錯誤」しながら暮らしています。研修を受けた場所とはまた異なる気候をもつ場所で暮らしを定め、学んできたそのままでは通用しない現実に直面した時、どんな野菜が、どの畑の、どこで育ちやすいかを見極めながら暮らす日々が始まりました。
言葉で表現してしまうと簡単に聞こえる彼らの日々は、毎年、毎季節、巻き戻しはできない一回勝負に、彼らの暮らしがかかっています。ベランダのプランター栽培でも、「簡単に育つ」とお勧めされるトマトが、余りの気温差に熟さないで青いまま収穫せざるを得なかったり、去年まで豊作だった赤米などの古代米の穂に実が入らなかったり、芽吹いたと喜んだ翌日に鹿に新芽を食べられてしまったり・・・。ご縁を頂いた飲食店に納める野菜がバラエティに富んでいるのは、ざっと目が届く範囲で様々な野菜が育つ畑の縮図のようです。 ですがそれもまた、彼らの試行錯誤の結果と言い換えられるのかもしれません。実った植物から種を採り、周囲の山林に踏み入って落ち葉などを集めて肥料にし、その場所と土地を「知る」植物を育てるのも、自力で育とうとする植物の力を養い、蓄え、自分たちが暮らす土地で育ちやすい植物を得るための工夫のひとつでもあるでしょう。「横田家のはたけや」の農の在り方は、判りやすく表現するなら「自然農法」、もし彼らが第三者認証を受けたのなら「有機農法」という呼び方もできるのでしょうが、田畑と文字どおりに「隣り合わせ」、自身たちの命も養う食を育てる暮らしには、判りやすい表現よりもずっと大切なものがあるのかもしれません。
お勧め!きく芋とさつまいも
試行錯誤を繰り返してきた中でも、まず味わって頂きたい「さつまいも」と「きく芋」は、皮ごと調理し食べないとモッタイナイ!と思えるほど、全体がひとつの豊かな味わいをつくりだしています。
横田家のはたけやで育てるさつま芋は、安納芋、さつままさり、パープルスイートロード、なるっこ、べにはるかの5種類もあり、何が違うの?どうやって食べるの?の問いに、作り手の主観で、それぞれのお芋の特徴と食べ方を教えてくれました!
- さつままさり
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- 白
- (ふかし芋や焼き芋で)上品な白あんを思わせる粉質の食感と甘み
- 安納芋
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- オレンジ
- 色の通り、ほんのり人参やカボチャのようなカロテン的な味がする
- (ふかし芋や焼き芋で)しっとりしているが、べちゃっとせず、しつこくない甘さ
- パープルスイートロード
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- 紫
- 色の通り、ややアントシアニンを感じさせる。
- さつま芋プリンなどのスイーツにはきれいな色!
- (ふかし芋や焼き芋で)甘みも食感もあっさりめ。
- 紅はるか
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- 黄
- 今年初めての挑戦。今までは<紅まさり>という品種を作っていた
- (ふかし芋や焼き芋で)ザ・さつま芋といったねっとり感とはっきりした甘み
- なるっこ
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- 黄
- (ふかし芋や焼き芋で)同じ黄色系でも<紅はるか>ほどのねっとり感はないが、ほくほくとして、ほどよい甘み
☆作り手のおすすめの食べ方
もちろん、焼き芋はおすすめですが、ちょっとハードルが高い場合、先に適当な大きさに切って、20分ほどお芋を蒸かし、フライパンにお好みの量の油をひいて両面こんがり焼き、塩をふる。お手軽大学いものような雰囲気になります。
蒸かした状態で、冷蔵庫で保存もできるので、食べたいときに調理してアツアツで食べられます。
ご馳走になりました!
~さつまいも5種ときく芋の食べ方と保管~
甘味のキレの良さと、コクのある味わい「さつまいも」
ねっとりした食感の安納芋や、甘さピカイチのべにはるかは、年間をとおして気軽に、手軽に買えるようになった焼き芋のなかでも、人気の双璧ともいえる品種です。甘さと食感を追求し、改良を重ねている印象の強いさつま芋は、焼き芋にすると甘みが一層強くなり、口に含んだ瞬間に、鼻腔からは香り、舌には糖分と、2種の強烈な刺激で「甘み」を印象づけたのち、飲み込んだ後も口内に甘さが分厚い膜のように残ります。安納芋やべにはるかといった、甘さで知られるさつまいもは、特にこの「残り香」にも似た口内の甘さが、時には煩わしいほど長く残ります。横田家のはたけやでも、安納芋とべにはるかを育てていると聞き、「やっぱりブームだなあ」と少し残念に感じたプレマシャンティ開発チーム 横山でしたが、試食用にとご準備頂いたお芋を頂いてびっくり。安納芋もべにはるかも、確かに甘味は強いのに、どこか昔懐かしいさつまいもの味わいを兼ね備え、後味もすっきりしています。たとえるなら、グラニュー糖と黒糖くらいの違いでしょうか?同じサトウキビの搾り汁なのに、甘みや渋み、滋味が残る黒糖と、すっきり、きっぱりとした甘さを追求したグラニュー糖では、同じ原料とは思えないほど甘さの質が異なります。巷で手軽に買える安納芋がグラニュー糖だとしたら、横田さんの安納芋は黒糖。言い換えれば土の味とも云えるのか、ミネラルを舌に感じる味わいです。
他の3種の芋も、それぞれの味の特徴はあるけれど、共通するのは甘味のキレの良さと、コクのある味わいです。
焼酎にすると甘みと柑橘系のフルーティな味わいに仕上がると人気の「さつままさり」は、黄色の皮に白い果肉を持つさつまいもらしくないさつまいもですが、いもけんぴなどの加工用にはよく使われています。ほくほくとした食感と滑らかな舌触り、風味の豊かさは、さつまいもらしからぬ見た目に反して、いかにもさつまいも。王道の旨みです。
「パープルスイートロード」は、その名のとおり果肉が紫色系のむらさきいもの一種です。冷菓や焼き菓子、和菓子などの色付けにつかわれることの多い紫芋は、概して味には期待を持てないのに、このパープルスイートロードは、紫芋のなかでも群を抜いて甘いと云われる品種です。蒸しても、焼いても、さつまいもらしいうまみを感じます。
赤紫の皮に濃い黄色の果肉を持ついかにもさつまいもらしい「なるっこ」は、芋が全体的に小ぶりで短小です。さつまいもは蒸気調理後に冷めると、身がしまりかたくなる品種が多いのですが、なるっこは比較的かたくなりにくく、果肉の色が鮮やかなまま残りやすいのも特徴です。
さつまいもを食べると、特に安納芋のようなねっとり系のさつまいもを食べた後は特に、胃がずんと重くもたれて、動くのもおっくうになります。ご訪問した折には、5種の蒸したさつまいものあとにお食事を頂いたのですが・・・不思議なことに胃もたれがない!もたれないどころか、食後も身体が軽くて2度驚きました。
新聞紙に包んだあとに、密封せずに保管してください。また冷蔵庫保存は避けてください。冷蔵庫に入れると低温障害を起こし、果肉が湿気ったような状態になります。
お届けから1か月を目安にお召し上がりいただくと、甘みと旨みのバランスよい味わいが楽しんで頂けます。
シャキシャキとした食感「きく芋」
生姜のような見た目のきく芋は、鮮度が命のお芋です。ほんのり甘く、長芋のようなシャキシャキとした食感が特徴で、皮はごぼうのような味わいです。油で揚げててんぷらにしたり、刻んで炒めてきんぴらにしたり、小さな芋は丸ごと焼いたり、生のままサラダにいれたり、じゃがいもの代わりにカレーや肉じゃが、シチューなどの煮込み料理にしたり、ゆでてスープにしたり・・・調理方法に囚われず、それぞれの調理方法で、食感・味わいが変わるのもきく芋の特徴でしょうか。小さな芋は、味噌床や酒粕につけたりしても面白く、また甘酢に漬込みピクルスにしても、食感も楽しい箸休めになります。
保存方法:保存は、冷蔵庫で2週間が目安です。
出来る限り土を取り除いたきく芋を1キロずつ小分けしてお届けします。小袋のまま冷蔵庫に入れて頂いてもかまいませんが、一旦袋から出したきく芋を、新聞紙にくるんでからビニール袋に戻し、冷蔵庫で保管する方法もあります。