プレマシャンティ®からの贈り物 げんきタウン クッキー&ビスケット
国産有機の玄米・野菜・果物を使用した焼き菓子、特定原材料28品目不使用の焼き菓子
プレマシャンティ®は、繋がりのなかで生まれます。
それは人であったり、自然であったり、商品であったりします。
ご紹介頂いたご縁を辿って各地を旅するうちに、その土地だからこその出会いもあります。
その土地でしか、その時期にしか出会えない味。
皆さんにご紹介したいけれど、生ものであったり、作る量が限られていたりと、私たちがお預かりするには難しい商品も決して少なくありません。
また作り手を身近に感じて初めて、より深い味わいが生まれる商品もあります。
プレマシャンティ®の開拓チームが、各地を巡り、作り手の目を見て、言葉を交わして惚れ込んだ数々を、桜のカードを添えてお届けします。
クッキーの作り手「げんきタウン」さん
クッキーの作り手「げんきタウン」さんは、1988年の創業より、 「素材の持つおいしさを“ありのまま”に表現したい」の想いをもって、国内で栽培された雑穀や米、野菜を中心にした素材で、焼菓子やふりかけなどを作っておられます。卵や乳製品などの動物性素材、小麦を含まない焼き菓子や加工食品を多く作ってこられたから、食物アレルギーを持つ方やプラントベースの食生活を好む方々から、特に強く支持されてきた彼らの根っこには、弊社に共通する想いがあります。
それは『みんなで食べる』
『楽しさや美味しさが、皆で共有できれば』
という想いです。
ひとつの建物を二分し、
片側を小麦、反対側を雑穀や米を使った製造所に完全に切り分け、資材から作り手の服装に至るまで、混在しないように細心の心配りで作品作りに励むげんきタウンさん。二分された製造所内は、作り手たちの制服も小麦粉ゾーンと小麦フリーゾーンでは色が異なります。小麦粉ゾーンの色を纏ったひとは、雑穀や米を使った製造所お昼休憩を挟んで担当がかわることもあるけれど、午前中に小麦粉ゾーンにいたひとは、午後もそのまま小麦粉使用のお菓子を作り続けるのが絶対のルールです。道具に至っては、小麦粉ゾーン用と小麦粉フリーゾーン用に完全に切り分けられている上に、洗い場も別々。「一度小麦の製造所に入ったものは、雑穀や米の製造所へは立ち入らない」 と徹底したルールで行動するのも、定期的に食品アレルギーの勉強会を開催しているのも、すべて「皆で・食べる・楽しさや美味しさの共有」を実現するための手段です。
粘りのない米粉では、面倒な型抜きクッキーは一層手間がかかります。長い耳が付いたウサギのかたち、左右につばさを伸ばした飛行機のかたち、さきっぽがとんがったハートのかたち、周囲がうねうねと波になったお花のかたち・・・。小麦の型抜きクッキーをつくるのと同じで、生地を平たく板状に伸ばして、手作業で型抜きしていきます。その様子は、お家で型抜きクッキーをつくるときと何ら変わりはありません。違いがあるとしたら、米粉の生地がもつクセです。米粉の生地は、小麦のような粘り、グルテンがありません。この粘りがないせいで、ウサギの長い耳や飛行機のつばさのような抜き型は、耳やつばさが欠け落ちたり、ヒビが入ったりと、壊れやすいのです。綺麗に抜き取るのには、慣れと技術が必要です。そしてそれ以上に、細心の心配りと集中力!手にとった瞬間に心浮きたつよう、見た目のかわいらしさにも配慮しながら、ひとつ、ひとつ。何キロという生地を丁寧に抜型で押していく、その根気と集中力には敬服します。お家でつくる型抜きクッキーとの一番大きな違いは、なによりも、「型抜きをする数の多さ」かもしれません。
手作業の多さと細かさに、ただただ感心するしかない米粉のクッキーは、実際、手間と心遣いでできています。それでも型抜きをするのは、これもまた、形や動きのあるクッキーは子どもが手にして一番喜ぶからというただその1点です。時間がかかっても、苦労が絶えなくても、続けるのは「食べるひと」が嬉しいからという至極シンプルな理由です。
2019年には、さらに一歩踏み込んで、敷地内に小麦を一切持ち込まない製造所(※)も立ち上がりました。製造所内に持ち込むことはなくても、同じ敷地内に小麦粉がある以上、100%ではないとの考え方がもとになった完全小麦フリーの製造所です。
※小麦だけでなく大豆以外の27品目アレルゲンは持ち込まれません。
2021年8月のレシピ変更を契機に、プレマシャンティがはじまった当初から、ずっとお世話になっている作品たちと新しい仲間たちを、げんきタウンさんとしてご紹介することになりました。まずは、サクサク感が一層増したお米のクッキーたちと、ココナッツの南国風味がベースになったオコメビスケ、そして小麦ベースの野菜クッキーVEGETA!から順番に。げんきタウンさんとプレマシャンティの繋がりは同じまま、ピンクの桜ラベルに代わり、丸いプレマシャンティシールと一緒にお手元にお届けします。
2020年の春以降、ひとの手作業が主体だったものづくりが減速しはじめました。衛生環境の保持が必須な食品製造業において、「手づくり」にちかいものづくりは、「密閉・密集・密接」を避けろと云われると、必然的に製造効率は落ちていきます。細かい作業が主体のげんきタウンさんのクッキーは、特に手が沢山必要で、その仕事を支えていた主力がお子さんを持つお母さんたちでした。学校がお休みになり、子どもさんが体調を崩し・・・。ひとを減らし製造予定をたてているところに、急なお休みがでると、予定どおりにものごとが進まない日も増え始め、そんな日々が何カ月も続き始めたある日、げんきタウンさんからご連絡がありました。
様々な制限下において思うように製造が進まないこと。
プレマシャンティ用のこまごましたお願いがご負担であること。
最小限で製造を続けたいこと。
プレマシャンティ開発チーム 横山は、げんきタウンさんが大好きです。だからご紹介を続けたい。プレマシャンティのオリジナルたちを断念したわけではないけれど、げんきタウンさんとプレマシャンティのお付き合いがこれからも長く続く道を選びました。げんきタウンさんの思いやりのカタチを、引き続きご賞味ください。