明日への活力『有機明日葉粉末』
八丈島原産種をインドネシアで管理栽培。有機JAS明日葉をお召し上がりやすいように粉末にしました。
料理やお菓子作りにそのまま入れるだけ。
お湯に溶かして飲めば抹茶のような甘みがおいしい!
八丈島の明日葉の品種を気候・生産性の優れたインドネシアのスラバヤで栽培し
業界初となる「有機JAS明日葉」の認定をAMBICO社より取得しました。
また、粉末にする製造過程で蒸しの工程を入れている事によって風味、色合いを大幅にUPさせました。
業界初!有機JAS明日葉
有機明日葉粉末
明日葉の原産地
有機JAS明日葉
茎を切ると出てくる黄色い汁『カルコン』
明日葉は、八丈島が原産のセリ科シシウド属の植物。地元では、昔から貴重な栄養源として食用や、昔からの伝承として日常的に取り入れられています。
多年草で1メートル程に草丈が育ち明日葉の名前の由来に“夕べに葉を摘んでも明日には芽が出る”と象徴されるほどの生命力を持っています。
明日葉は他の食材との相性が良く、食物繊維・ミネラル・ビタミンも豊富で、近年は緑黄色野菜の貴重な食材として知られており、原産地の八丈島近辺では、油炒め、おひたし、天ぷらなどとして食されています。また、明日葉の茎を切ると出てくる黄色い汁の主成分はカルコン類(キサントアンゲロール)やクマリン類であるということが分っています。これらの成分は、明日葉特有の物質であり、しかも多量に含まれています。
しかし良質な八丈島産明日葉も収穫時期が3月~6月の約4ヶ月と限定されており、現状では作付け面積も飛躍的に拡大する事は難しいと言われています。
明日葉の花
安定的な供給を目指してインドネシアへ
インドネシア・スラバヤ圃場
有機JAS明日葉認定証
良質な八丈島産明日葉の品質を安定した形で栽培することを目指してインドネシアのスラバヤに生産・加工拠点を作りました。
原野を切り開いた理想のスラバヤのほ場で、八丈島の品種を年間約8ヶ月収穫できることによって安定供給をすることができるようになりました。積みとる明日葉は、贅沢なまでの若い芽の部分のみを使用し、風味・色合が断然違います。
また、業界初となる「有機JAS明日葉」の認定を取得致しました。
(インドネシア・AMBICO社)
加工過程にもこだわり!!
摘み取った明日葉の若い芽は、じっくり時間をかけて低温で蒸します。こうすることによって成分を閉じこめ、風味、色合いを大幅に向上させることに成功しました。
スラバヤ 圃場
(1)原葉収穫
(2)工場出荷(収穫後2時間以内に出荷)
(3)原葉選別
スラバヤ有機JAS認定工場へ
1次洗浄
裁断(3~5cm)
選別機(茎と葉)
明日葉の歯と茎は硬さが違うので別々に蒸し器に通す必要があります。本機は風の力を利用して葉と茎を選別します。
2次洗浄
蒸し器(100℃/10分)
100度の蒸気で約10分間、明日葉を蒸すことにより裁断後の活力をおさえ、従来のボイル品にはない明日葉本来の鮮やかな緑色と風味を作り出します。その日の気象状況や原材料の状態をみて温度、量、圧力などを調節します。
乾燥品のまま国内有機JAS認定工場へ
脱水(約10秒)
蒸しあがった原料の水分を飛ばします。
低温乾燥機(70℃/約60分
一台約300キkgを一度に乾燥できます。緑色と香気を保つため低温で乾燥。この機械が8台あり、一度に2t以上の処理が可能です。
粉砕殺菌加工
乾燥品の形で国内の有機JAS認定加工工場へ運ばれ、粉砕殺菌加工し、一般生菌・大腸菌などの検査を行います。。
カロテノイド分析結果
分析試験項目 | 結果 | 限界 | 方法 |
---|---|---|---|
鉄 | 15.4mg/100g | 100μg/100g | ICP発光分析法 |
カルシウム | 1.61g/100g | ICP発光分析法 | |
カリウム | 2.49g/100g | 原子吸光光度法 | |
マグネシウム | 115mg/100g | ICP発光分析法 | |
ビタミンA(レチノール当量) | 3,930μg/100g | ||
カロテン(β-カロテン当量) | 23,600μg/100g | ||
α-カロテン | 検出せず | 高速液体クロマトグラフ法 | |
β-カロテン | 23,600μg/100g | 高速液体クロマトグラフ法 | |
チアミン(ビタミンB1) | 0.33mg/100g | 高速液体クロマトグラフ法 | |
リボフラビン(ビタミンB2) | 0.96mg/100g | 高速液体クロマトグラフ法 | |
総アスコルビン酸(総ビタミンC) | 46mg/100g | 高速液体クロマトグラフ法 | |
葉酸 | 0.34mg/100g | 微生物定量法 | |
ナイアシン | 5.64mg/100g | 微生物定量法 |
行ってきました!スラバヤ圃場!
現地農場見学見学レポート
「恩返しがしたい・・・」圃場には、女性達の笑顔と共に、ある日本人の強い想いがありました。
只今、バリ在中。インドネシア・バリ島と日本とを忙しく行き来する、突撃隊長山下♪
今回はスラバヤからのレポートです!!
バリ島から太陽を追いかけること1時間。朝の7時にデンパサール空港を出発した飛行機は、ちょうど一時間かけて、先ほどと同じく午前7時を迎えたばかりのスラバヤ空港に降り立ちました。そう、インドネシアは横にずらーっと長く島々が並んでいて、ひとつの国なのにタイムゾーンが3つもあるのです。
バリ島と、インドネシア第二の都市スラバヤのあるジャワ島の間にも1時間の時差があるため、初のスラバヤ取材は若干時差ぼけムードで始まりました。
早朝のデンパサール空港。こんなに小さい飛行機に乗るのは生まれて初めて・・・
インドネシアの人々への恩返しをするためにアンビコ社を創設した石井正治氏
農園に到着。ここから先はひたすらアシタバなのだ~!
インドネシアの山奥にそびえる有機JASマーク!
見渡す限りのアシタバ畑。高地なので涼しい!
「2005年からアシタバを栽培するタキムさんの畑」という表示
農園で働く女性たちのまぶしい笑顔。こちらまで幸せになってしまいます♪
僕は4歳。お母さんと一緒に毎日通うアシタバ畑が遊び場です
アンビコ社のヘンリー社長とアシタバの天ぷらでティータイム♪
アンビコ社のヘンリー社長とジョハン工場長。故・石井氏の想いは確実に生き続けています
今回訪問したのは、スラバヤ近郊で有機作物を生産・加工するPT.AMBICO(アンビコ)社。創設者は日本人の故・石井正治氏で、現在は石井氏の次男ヘンリー氏が社長、孫のジョハン氏が工場長を務め、故人の生まれ故郷である海の向こうの日本にインドネシア産の安全な食品を出荷しています。
太平洋戦争のさなか、陸軍准尉として東南アジアを南下した石井氏は、インドネシアで終戦を迎えました。無念の敗戦直後、当時率いていた部隊の隊員50名を引き揚げ船に乗せることを条件に、自らは人質となってインドネシアの地に残りました。
日本国の撤退後、再侵略を謀るオランダ軍を相手に、石井氏はインドネシア軍の兵隊として独立戦争に参加。その後も日本国に戻ることが叶わず、異国の地で波瀾万丈の人生を全うした、いわゆる「残留元日本兵」のひとりです。
「私が交渉に乗り込んだが、結局、人質となり両わきから銃を突き付けられ、そのまま海岸から引き揚げ船が出ていくのを見送ったんです。」…(石井正治著『南から』)
石井氏が晩年、第二の祖国インドネシアに対する感謝の想いを込めて取り組んだのは、インドネシアに自生するこんにゃく芋を使った「こんにゃくの製造」でした。
今回私は、「こんにゃくプロジェクト」に秘められた石井氏の生涯最後のロマンの軌跡を追い求めてスラバヤを訪れましたが、アンビコ社が栽培するアシタバ農園の一角でも数年前からこんにゃく芋を栽培し始めたとのこと。それならば一度で二度美味しい取材にしてしまおうということで、弊社のアシタバ粉末の原産地農園の様子を見学できることになりました!
スラバヤ空港から車で1時間半は走ったでしょうか。赤れんがと割れ門が象徴的なバリの田舎風景とはずいぶん違う町並みを通り過ぎて、車はぐんぐん高地へと移動していきます。
アンビコ社の農場は、国が管理する公園の一角にあって、一般観光客は入場料を支払う必要がありますが、農場に行く私たちはそのままスルー。そこから先の崖道は、「きっと今日は落っこちない♪」「今日も精一杯悔いなく生きましたか~?」とみんなで顔を引きつらせながら無理矢理冗談を言い合うという、結構緊張した車内の雰囲気を作り出していました。
崖道を数分走った後、少し開けた場所にでて、そこから先は徒歩。とはいえ5分ほどのトレッキングですから先ほどの緊張感と比べたら至って快適です。途中様々な野草が自生していましたが、現地の植物の知識がなくて少し残念に思いました。
そうして到着したのが、アンビコのアシタバ農園!そう、この看板は紛れもなくアシタバページで皆様に紹介しているあの看板です!なんだかすごくうれしー!
アシタバの名前の由来は、「夕べに葉を摘んでも明日には芽が出る」ほどの生命力だと聞いていますが、さすがに「明日には」とはいかずとも、農家の人たちは、「一週間もすればまた収穫できるから、アシタバの栽培は本当に楽しい」とニコニコ顔。元々は牛の飼料となる野草が自生していただけの地域だっただけに、2005年の農園化は地元の人々に心から歓迎された様子でした。
山下:「ここで農作業を始めるまでは何を?」
女性たち:「家にいて家事をしていました」
山下:「働き始めてから、生活は変わりましたか?」
女性たち:「すごい大変化です!」
山下:「お給料は主に何に使ってるの?」
女性たち:「主に子供たちの教育にあてています」
山下:「大きな買い物は?」
女性たち:「土地や山羊、車を買う人もいますよ」
山下:「じゃあ、ここが農地になってよかったのかしら?」
女性たち:「もちろん!仕事があることがとても嬉しいです」
元々は、畑仕事をする旦那さんを送り出してからはずっと家で家事と子育てをしていた女性たちが、今は毎日アシタバ畑で生き生きと仕事をしています。
農作業ですから、大変なこともあるだろうと思うのですが、彼女たちに聞いても文句や要望は何一つないとのこと。強いて言えば、「早くこんにゃくも収穫したい」ということだけ。こんにゃくは最低三年は土の中で育てないといけないので、アシタバのように、「はい、明日!」というわけにはいかないいのです。
それでも、こんにゃくの種芋を植えてすでに二年。来年くらいからはまたさらに収穫が増えそうなので、ますますみんなの表情はほころびます。
たとえ少しずつでも、私たちがこうしてお届けする商品が、彼女たちの笑顔の源泉になっているとしたら、こんなに嬉しいことはないなとつくづく思いました。
現在アンビコ社は、主にこんにゃく芋の確保について中国系の法人の乱獲に頭を悩ませているとのことでした。今回の視察のように特別な場合に限らず、できるかぎり頻繁に農園に出向いて人々とのコミュニケーションをはかることで、生産者と管理者という関係を超えた人と人とのつながりを深めていきたいと、同行いただいたアンビコ社のヘンリー社長はおっしゃいます。
「異国から来た敗残兵にもかかわらず、長年お世話になったインドネシアの人々に恩返しがしたい」という想いを胸に故・石井氏が設立したアンビコ社。時代がどれだけ移り変わろうとも、故人のその心はこの先もずっと人々の心に生き続けてほしいものです。
簡単!おいしい!明日葉レシピ
シェーカーで、シャカシャカ振り振りするだけ♪
明日葉ジュースをつくりました
明日葉粉末&シェーカー
使用した材料はこちら
プレーン
健康のために、毎日明日葉を飲みたい!そんな方にはやっぱりプレーンがおすすめです。
青葉特有の臭みもなく、サラッとして非常に飲みやすいです。
用意する物/水 200cc、明日葉粉末 ティースプーン軽く山盛り1杯、シェーカー
よく混ざるように振り振り。
あ♪意外に青汁臭くないかも。すっと飲めちゃいます。
りんご明日葉ジュース
フルーティーな味わいのジュース。りんごの甘みとレモンの香りが広がります。
青汁ってちょっと・・・ という方でも美味しく召し上がっていただけます。
気持ちをシャキッとさせたいとき、リフレッシュしたいときには、レモンを少し多めに搾るのがGOOD♪味が引きしまり、香りも一層豊かになります。
用意する物/りんごジュース 200cc、レモン ひとかけ~ふたかけ、 明日葉粉末 ティースプーン軽く山盛り1杯、シェーカー
りんごジュースに明日葉粉末を投入!
おいし~♪いっぱい飲み過ぎてお腹タポタポになりそう(笑)
明日葉オレ
堂々のスタッフ人気NO.1はこれ!抹茶オレならぬ「明日葉オレ」です。
まろやかな味わいで、クセを感じさせません。子どもも喜んで飲みそうとお母さんスタッフの人気を集めていました。
おやつタイムに是非どうぞ♪
用意する物/ライスドリーム 200cc、明日葉粉末 ティースプーン軽く山盛り1杯、シェーカー
ライスドリームに明日葉粉末を投入!
「明日葉オレ」おすすめです♪
右:りんご明日葉ジュース、左:明日葉オレ
スタッフチェリーちゃんおすすめ!
天ぷら
明日葉粉末を衣に混ぜて使用しています。
■材料(4人分)
お好みの材料を適量お使い下さい。
■作り方
- 鍋にみりんと酒を煮立て、だし汁、しょう油を加えてひと煮立ちさせ、天つゆを作ります。
- エビは殻をむいて背わたを取り、腹に切れ目を入れて尾の先を切っておきます。
- 茄子は4等分に切り、さつま芋は1cmの厚さに切って水にさらしておきます。
- ボールに卵をとき、冷水でのばして小麦粉に明日葉粉末を混ぜたものをふるいながら加え、切るように混ぜ合わせます。
- 揚げ鍋に油を7分目まで入れ160℃に熱し、衣をつけながら、青じそを揚げます。
- 油を170℃にし、さつま芋、茄子を揚げます。
- エビの表面に小麦粉をまぶし、衣をつけて180℃の油で揚げます。
- 油をよくきり、天紙を敷いた器に盛り付け、天つゆを添えます。
- 抹茶塩のように塩に明日葉粉末を適量加えたものをつけて頂いても美味です。
明日葉団子
えぐみがあまりなく草団子のような風味になります。明日葉粉末の量をお好みで調整して下さい。色もとても綺麗です。
■材料
- だんご粉(白玉粉でも可) 250g
- 明日葉粉末 適量(約小さじ3杯)
- 水 200cc
■作り方
- 団子粉に明日葉粉末を加えたものに、水を少しずつ加えながら力を入れて耳たぶくらいの柔らかさになるまでよくこねます。(水の量は様子をみて加減して下さい。)
- これを適当な大きさにとりわけ手のひらで転がしてまるめます。
- 沸騰した湯の中へ入れます。
- だんごが浮き上がって1~2分してから、順にすくいあげ、冷水にとって、冷まします。
- 水気を切ってお皿に盛りつけます。
- お好みできな粉やあんこをそえて頂きます。
耳たぶくらいの柔らかさにします
まるめたもの茹でて冷まします
お好みできな粉やあんこをそえて頂きます