自然食屋の手づくり ビーントゥバー チョコレート
Premarché Cacaolate Lab(プレマルシェ・カカオレート・ラボ)
プレマルシェカカオレートラボのBean to Bar Chocolate(ビーントゥーバーチョコレート)は
単なるお菓子ではなく、口にする方の心の薬となり得るもの。もちろん、「おいしさ」は譲れない軸です。
Premarché Cacaolate Lab
(プレマルシェ・カカオレート・ラボ)
プレマルシェ・カカオレート®ラボに寄せる思い
ベトナム・ドンナイのカカオ農園にて
私たちのような、自然食をベースとする会社が製菓の道を歩み出し、カカオの魅力に取り憑かれるまでには時間はかかりませんでした。
残念なことに、多くのチョコレート産業では大量生産が前提となり、カカオは最も不条理に取引される不公平貿易(アンフェアトレード)の最たるものとされ、強きが弱きをくじくためのツールとなっています。今、世界は力の強いものが覇権を握るという前世紀で終わったはずの価値観が蒸し返され、歴史(やものごと)はスパイラル状に進化するという趣旨を述べたヘーゲル的な弁証法を証明するような出来事に見舞われています。私たちはこの前提にたち、より進歩的であり続け螺旋状の発展に寄与するためには何ができるか?という問いのなかで、旧時代のチョコレートを進化させたカカオレート®という製品概念を打ち立てるにいたります。
カカオレート®とは、カカオそのものの機能性を生かし、誰をも害さず、むしろ食することで人々を豊かにすることを前提とした進化的な食品です。素材の厳選と生産者との関係性はもちろん、製造過程におけるエネルギー調整にいたるまでを一貫して行い、他に類を見ないカカオの可能性を引き出したMade in Kyotoの技術の粋です。つまり、私たちが作るのはチョコレートではなく、まさに心の薬そのものなのです。
ショコラティエ/ジェラティエーレ
プレマ株式会社
中川信男
【速報】2024年7月1日(月)
チョコレートの国際コンテスト
International Chocolate Awards Asia-Pacific 2024
「Flavoured dark chocolate ganaches or truffles」部門
\シルバー賞に入賞!/
「Micro-batch – Plain/origin dark chocolate bars」部門
\ブロンズ賞に入賞!/
International Chocolate Awards Asia-Pacific 2024
- 部門:Flavoured dark chocolate ganaches or truffles/シルバー(銀賞)
ボンボン・カカオレート マンゴーアールグレイ - 部門:Micro-batch – Plain/origin dark chocolate bars/ブロンズ(銅賞)
カカオレート ドミニカ共和国(ラ・アルタグラシア産)なめらかプレーン
インターナショナル・チョコレート・アワードでも、1部門(ボンボン)でシルバー(ゴールドは該当なし)、1部門(ダークチョコ)でブロンズに入賞しました!これで出場したコンテストは、ロンドン、アメリカ、香港、日本とすべて初回で入賞できました。ご承知のように、製菓職人ゼロからクラフトチョコレート製造をスタートして、ここまでいけます。
(中川信男 Facebookより)
私たちのつくるカカオレートは、
- 誰も傷つけず、ダイレクトトレードで直輸入したカカオ豆
- 障害を持つ方々の共同作業所で豆の一粒から丁寧に選別
- 店内のラボでカカオ豆から1枚のタブレットまでを丁寧に加工
- 25年間、自然食屋として培ってきた知識とネットワークをフル活用
- 原材料は丁寧に作られたものを厳選して使用
列挙するとキリがないくらいにこだわりがたくさん詰まった手づくりのチョコレートです。ですが、コンテストにはこれらの情報は関係ありません。
自然食屋として身体に良いものであってほしいと思いながら作っているチョコレートではありますが、やはり嗜好品としては「おいしさ」は譲れない軸です。コンテストにおいてシンプルに味という評価基準で国際的な評価をいただけたことを本当に嬉しく思います。
チョコレートは身体に悪い
身体に良いものはおいしくない
カカオレートラボはそんな常識を覆します!
プレマルシェ・カカオレートラボ代表
ショコラティエ
中川 愛
~1周年に寄せる想い~
プレマルシェ・カカオレートラボ代表
ショコラティエ
中川 愛
プレマルシェ・カカオレート・ラボをご愛顧いただき誠にありがとうございます。
早いもので開店から1年が経ちました。1年前の今頃はカカオレートを楽しみに待ってくださっている皆様に早くお届けできるようにと、1日も早い開店を目指しがむしゃらに走り続けていました。全てが初めての挑戦の中で、1年間止まることなく歩み続けることができたのはカカオレートを手に取ってくださる皆様との出会いがあったからです。様々な媒体を通してお客様から感想や反応をいただいたり、店舗に定期的に足を運んでくださったり、人生で初めてチョコレートを口にする瞬間に立ち会えたり、自分達の作ったもので素敵な笑顔を見せてくださる方々にお会いできたことが本当に幸せな1年間でした。
そして、1周年を目前に初めて挑戦したチョコレートの国際コンテストでブロンズを受賞することができました。「チョコレートはおいしいけれど身体に悪い」そんな常識を覆せるように、おいしくて身体に良いものを作ろうと思いここまで歩んできましたが、この入賞で味に関して国際的な評価を得ることができたのは大きな一歩になったと思います。2年目も初心を忘れずに、さらなる高みを目指してたくさんの挑戦をしていければと思っております。
改めて皆様のおかげで無事に1周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。カカオレートラボは今もまだ成長中です。足りないものを少しずつ補っていけるよう、日々精進して参りますので今後ともよろしくお願いいたします。
Premarché Cacaolate Lab Award 受賞歴
-2024-
2024年6月15日(土)
アメリカの国際チョコレートコンテスト
The Chocolate Alliance Awards 2024「Dark Chocolate部門」
\SILVER(銀)入賞/
カカオレート ドミニカ共和国
(ラ・アルタグラシア産)なめらかプレーン
Cacaolate®︎ La Altagracia,Dominican Republic Silky plain
\SILVER(銀)入賞/
カカオレート
ドミニカ共和国(ラ・アルタグラシア産)
カカオ100%ストレート
Cacaolate®︎La Altagracia,Dominican Republic Cacao100% Straight
\BRONZE(銅賞)入賞/
カカオレート ベトナム
(ドンナイ産)なめらかプレーン
Cacaolate®︎Dong Nai, Vietnam Silky Plain
-2023-
2023年12月15日(金)
ロンドンの国際チョコレートコンテスト
Academy of Chocolate Awards 2023
「Flavoured Dark Chocolate Bar部門」
\Bronze(銅)入賞/
カカオレート ベトナム(ドンナイ産)
伝統の純米 玉乃光酒粕
Cacaolate ®︎ Dong Nai,Vietnam Kyoto’s sake lees
カカオレート、開業から1年未満でロンドンのチョコレートコンテストに入賞しました!
入賞したのは玉乃光酒造さんの酒粕を使用した「カカオレートベトナム 伝統の純米 玉乃光酒粕」です。今回は世界中から約1400の作品がエントリーし、激戦となったようですが、初めてのコンテストでブロンズ賞をいただくことができました。地元京都の和素材を使用したフレーバーが世界に認められる味として評価されたことを本当にうれしく思います。
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ジェラート同様、お菓子や食べ物作りには経験のあるなしとは関係がない要素があります。
それは素材の調達や見極め、レシピのバランス、加工のノイズのコントロールなど、経験ではなく思考と観察によって得られることも少なくありません。もちろん、経験がカバーすることも沢山ありますが、たとえ直前まで全く何も知らなくても、いきなり世界レベルを目指すことは充分可能です。
ジェラートのときもそうでしたが、入賞は目的ではなく、私たちが経験ゼロからでもすぐに到達できる何かがある証明の手段として、これからもアワードに参加してプレマを信じてくださる先見の明がある皆さまの高い感度の裏打ちを続けていきます。
What is “Cacaolate(カカオレート)” ?
お菓子の評価軸は、メディアで取り上げられる焦点と同じく、「おいしいか」「(SNSに)映えるか」「コスパがよいか」など、実にジャンクな目線で成り立っています。確かにおいしいことは必須ではありますが、ただそれだけを軸にカカオを用いた食品を評価してしまってはもったいないのです。カカオは世界の多くの国で人々の健康と心に対する効果が伝承され、また科学的に証明されています。
しかし、残念なことにカカオのこれらの効果を最大にするためには、大量生産もしくは問屋経由の素材調達など、そこで利益を得ようとして関与する人が増えれば増えるほどその純粋性を失うことも感じてきました。
同じ材料で作ったチョコレートでも、関与する人の違いと製造する場の環境如何で全く別物になるのが、この神聖な効果をもつカカオの重要な特徴のひとつでもあり、重要なポイントでもあります。ちまたには生産地の気温や輸送環境、細菌の繁殖などを度外視したローチョコレートなるものも存在しますが、実際には加工が簡単なカカオ由来の油脂であるココアバターが大半の産物であるなど、ポリフェノールや酵素云々以前の問題がそこにあります。
これに対しカカオレート®は、純粋にカカオ全体の機能性を正直に引き出したものであり、一口食べてしあわせなおいしさを感じ、体内に入って私たちの心身と共鳴し、その結果として私たちの生命力を高めるものと定義しています。これは温度がどうとか、素材がどうという一側面ですべてを語るようなものではなく、場を統合し心をひとつにしてのみ、なし得るものづくりなのです。これらはすべて、心の薬を作るという信念に基づいています。
FAIR&ORGANIC&PEACEFUL
プレマルシェ・カカオレート・ラボの素材選定については、可能なかぎり「FAIR」「ORGANIC」であろうとしています。と同時に、これにこだわるあまり、極端な効果であったり、味やテクスチャの悪化の原因になったりする場合には、柔軟に対応しています。
なぜなら、普段着の心のスイーツとしてあまりに高すぎる、またはおいしくないことを無意識にがまんしなければならない味や口溶け感では、多くの方に手に入れていただくことが難しくなるからです。
当店には、大好きなチョコレートのためにと、一生懸命に貯めたお小遣いをもってご来店いただく小さなレディーやジェントルマンがおられます。こんなときにも心が痛まない価格であることは大切なことと考えているため、特定のこだわりよりも、「PEACEFUL」を大切にしています。
3 Beyonds & 5 Commitments
3 Beyonds
カカオレート®を通して、私たちが「超えたい」3つのこと
- フードバリアを超える
Food Barrier - どんな人も子どものような好奇心をもってカカオの世界を探求できるよう、あらゆる食の制限に対応します。
- 常識を超える
Common Sence - チョコレートは大量生産されますが、カカオレート®はすべての素材を厳選し、少量かつ丁寧に作ります。
- 「お菓子」を超える
Sweets - 繊細かつ大胆な発想により、たんなる「お菓子」ではなく、心の薬となりうる目に見えない効果も追求します。
5 Commitments
私たちが社会的に果たす5つの約束
- 持続可能性
- 持続可能なあなた、持続可能な社会、持続可能な世界のために、あらゆる工夫、あらゆる選定、あらゆる知的配慮を怠りません。
- ホスピタリティ
- お客様の日常の心身の疲労を癒し、明日がより素晴らしいものであるようにホスピタリティを尽くし、創り出し、よりよいを目指し続けます。
- 世界平和
- 世界を広く俯瞰しつつも、日本の文化、伝統、素材を駆使し仲良く融合させ、世界の平和に寄与します。
- おいしさ
- 「おいしさ」は譲れない軸です。できる限りオーガニック素材を用いつつ、それだけに固執して大切な軸がぶれないよう柔軟さを忘れません。
- 幸せと成長
- 私たちはわくわくし続けます。私たちはお客様の幸せな顔を拝見し、その感想をお訊きすることを糧として、成長を続けます。
Bean to Bar(ビーントゥバー)とは?
Bean to Bar(ビーントゥバー)とは、
カカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して製造を行うことを言います。
2000年代後半にアメリカで始まり、チョコレート業界に革命をもたらしました。
プレマルシェ・カカオレート・ラボでは、
カカオの産地であるベトナムの農園を訪ね、実際にどのように育てられているか、豆の状態、発酵の過程なども確認し、生産者の方々とじっくり話をしています。
それ故大量生産はできず、全ての素材を厳選し、
手作りで丁寧につくっています。
カカオの産地について
カカオレート・ラボの『ダイレクトトレード』
プレマルシェ・カカオレート・ラボでは、ベトナム、ドミニカ共和国、ペルーの3ヵ国からカカオ豆を輸入し、カカオレートに加工しています。近年、フェアトレードのフィロソフィーも少しずつ一般に浸透しつつあり、正当な価格で取引された商品を目にする機会が多くなりました。それでもなお、カカオ豆はコーヒーやバナナなどと同じように発展途上国では大きな産業の一つであるため、その直接の仕入れは非常に難しいものであることに変わりはありません。特に私たちのような小さな会社がカカオ豆をカカオ農園から直接仕入れるには様々な壁が立ちはだかります。
最も簡単なカカオ豆調達の手段は商社からカカオ豆を買い取ることです。しかし、私たちはカカオ豆の仕入れに関して第三者を挟むことはありません。25年間自然食屋を営む上で積み上げてきた輸入の経験と知識をもとに、生産者から直接カカオ豆を産地が持続可能となる正当な価格で買い取るダイレクトトレードを採用しています。
フェアトレードの概念が広まっていく中で、認証マークのないチョコレート=不当な原料を使用しているというイメージも浸透しつつあります。しかし、フェアトレード認証マークのついた商品を販売する傍らで、不当な安価で取引された原料で作った商品も販売している企業も存在し、「フェアトレード認証」が免罪符のように使われていることもまた事実です。
認証を受け、ラベルを維持するには認証そのものにも、継続するにも多額の費用がかかります。そのため、認証費用を支払うことのできる生産者は限られ、背後に巨大食料メジャーが存在していることすらあるのです。しかし、ダイレクトトレードにはそのような費用がかかりませんので、私たちが支払う対価は全て生産者に届きます。また私たちが生産者と直接コミュニケーションを取り合うことで、産地の育成状況に応じて左右されがちなカカオ豆の品質を向上させ、安定して供給してもらうことが可能になります。実際に私たちが現在取引している生産者は、とても誠実で真剣にカカオ豆栽培に携わっている方たちばかりで、豆の着荷後は品質について先方が気にかけてくれることもあります。カカオレートラボと各国のカカオの生産者さんは共に、「おいしいチョコレートを作る」という同じ目標を共有した仲間なのです。カカオレートを通じて同じ想いを共有する、さまざまな国に仲間がいる、その輪が広がっていく、私たちはそれがとても嬉しいのです。
私たちはいまもなお別な産地の素晴らしい豆を求めて活動しています。また新しい仲間ができ、それを皆様にご紹介できる日を楽しみにしています。
ドンナイ-ベトナム
中川信男がカカオ豆の産地・ベトナム
カムミー県ドンナイを訪ねました。
ベトナム カムミー県ドンナイ農事協同組合のカカオ
ドンナイ農事組合を率いるルアンさん
ルアンさんはベトナム戦争終戦を迎えたとき、わずか9歳でした。貧しいベトナム中部で生まれたルアンさん一家は、戦争終結後、まだ未開のジャングルだったカムミー県に一家で移住します。その後、一帯は同じような開拓民によって農地として開墾され、メコン川流域の豊かな自然に支えられて順調な農業による発展を遂げました。ドンナイ農事組合では、主にコショウの生産を行い、現在では組合の加盟は約1000農家にのぼり、EUやアメリカの有機認証を受けた組合のコショウ類が年間約1000トンも欧州に輸出されています。
ドンナイエリアの近くには、政府系経営の広大な天然ゴムのプランテーションも行われています。生産効率を高めるため作業がしやすいように、一直線に植えられたゴムの木の広大な広がりは目を奪ういっぽうで、生物多様性の観点からは画一的な植生となり、決して自然な状態とはいえません。これに対し、組合に所属する民間の農家では、商品作物以外の多様な植物が混植されており、豊かな森の風景を維持しています。
カカオに魅せられて
この地域では、海外や国内のカカオ栽培専門家たちからカカオ栽培の適地と認識されたことにより、2004年頃からカカオの栽培がスタートしました。一時期は日本の大手資本もカカオ栽培を支援しようとしたようですが、彼らの買い取り価格がアンフェアなもので、今や有力な外資系国内企業の方が高値で買ってくれるという事情もあり、日本の大企業のプレゼンスはすでになくなっています。
むしろ、地域支援を目的としたベトナム内外のスモールビジネスのほうがこの地域と、良質なカカオの可能性に着目しており、ドンナイ一体はベリー香の漂うフルーティーで芳醇なカカオの生産地として改めて注目されています。
ルアンさん自身や組合の仲間たちは、2009年からカカオ栽培に着手、最初に植えたカカオの木は、すでに13年ほど経過しています。
ドンナイ農事組合では、ルアンさんをはじめ、現在では5農家がコショウとあわせてカカオの栽培を行っています。カカオ農園にはカカオやコショウ以外のさまざまな植物が共生しており、効率よりも自然さを優先した栽培を目指しています。良質で風味の高いカカオ豆の生産のためには、栽培そのものよりもむしろ収穫後の重要な工程である発酵と天日乾燥の技術が重要であり、地域の生産者は交流をしながらよりよいカカオを仕上げるための技術の改良に余念がありません。
発酵には木やステンレスでできた発酵容器とともに、バナナの葉が重要な役割を果たします。フレッシュなカカオ豆とバナナの葉を丁寧に層にして、およそ一週間、自然の微生物の力で発酵をし、これによりカカオらしさが引き出されます。まさにそれは日本の味噌や醤油、納豆などの製造工程と似たところがあり、発酵中の香りや粘りも、これらを思い起こさせてくれるものです。
収穫後のカカオ(発酵前)
バナナの葉を使います
天日乾燥過程
発酵後のカカオはカットテストと呼ばれる発酵状況を見極めるテストが行われ、実際に豆を割って中を生のままで食べることで風味の広がりを確認します。これによって、よい発酵ができている豆だけがプレマルシェ・カカオレートラボに輸出されます。
カットテスト
現時点で、ドンナイ農事組合から国外に輸出されているカカオは私たちのラボに向けてのみで、他にもたくさんあるベトナム国外のbean to barでは、ドンナイ農事組合のカカオを使ったチョコレートを食べることはできません。
有機再認証に向けて
この地のカカオ栽培においても、コロナ禍は深刻な影響をもたらしました。実際、私たちのカカオレートラボでも製造設備は2019年には揃っていましたが、2022年まではカカオの輸入もままならず、ましてやカカオ生産地の現地確認も行えない状態が続きました。
人間と人間が顔をつきあわせ、お互いが信頼に値してパートナーになり得るのかという実に重要な判断の機会が奪われていたのです。ドンナイ農事組合のカカオも、従前はEUとアメリカの有機認証を受けていましたが、ドイツからの審査官が入国すらできないという状況により、2022年11月現在、認証の更新ができていません。
別の認証団体により追って審査が予定されており、従来の欧米認証だけではなく、カカオ豆素材としての有機JAS認証も並行して行う予定になっています。
有機認証付きコショウ
共生したカカオの木
平和こそ、価値
自ら運転する車中、ルアンさんは今までの生涯を振り返って私にこうお話しになりました。
「私がこの地に移住して今まで、とてもいい人生でした。私は共産党をよいとは思ってはいないけれど、戦争のあの時代に比べたら、平和のもたらされた今は、ほんとうに幸せだと思っています。世界中で、地政学的な理由による戦争が起きたり、懸念されていたりしますが、平和ほど人間にとって大切なことは他にありません。そのためには、まずはどんなことでも会って話し合うということ、これ以上に大切で戦争を回避する手段はないと思います。」
ラ・アルタグラシア – ドミニカ共和国
カリブ海に浮かぶ島国ドミニカ共和国は昔からカカオ豆の輸出が国の主要な産業になっていることもあり、よりクラッシックな味に仕上がるのが特徴です。Two Side Cocoa社のカカオ豆は発酵のうまみが強く、チーズやヨーグルトを感じる優しい酸味と発酵のうまみがお口の中に広がります。王道なお味ですので、誰にでも好まれやすくプレゼントに最適なカカオレートです。
ドミニカ共和国 ラ・アルタグラシア産 カカオ豆について
ラ・アルタグラシアとはドミニカ共和国最東端の州の名前です。
Two Side Cocoa代表のPerez Christopher氏のご祖父が50年近くにわたりカカオの栽培と販売を行ってきました。
彼らは、ドミニカ共和国においてカカオ豆を育てたり収穫をする、その秘密を知ることはとても責任のあることであり、それらの歴史に刻まれたカカオ豆の栽培方法を守り伝えていくことが使命だと考えます。
彼らは、水、空気、土を貴重な資源と考え、環境負荷を最小限に抑えるため、収穫から出荷までの全ての工程を同じ場所で行っています。
また、このような高品質なカカオ豆を生産するためには、生産者の賢明な努力と経験抜きには不可能と考え、彼らの労働環境を最善な状態に整え、フェアな報酬を得られるよう日々努力を続けています。
カカオ豆は豊かな土壌と恵まれた天候のもとに育ち、3月から7月の間に熟します。収穫後、発酵が終わると木製のボードに寝かせ、一定の湿度になるまで待ちます。発酵の間は何度もサンプルチェックを行い、完璧な状態になるまで繰り返しおこないます。
それらのカカオ豆のうち、彼らの厳しい基準に達する、全体のわずか5%のカカオ豆のみ使用しています。
製造元: La Altagracia - Two sides
カカオの種類: Trinitario and Forastero
直営農場の広さ: 100ヘクタール (300/400 kg per hectare)
系列農場の広さ: 150ヘクタール
ウヤカリ-ペルー
南米の古代文明が宿る国、ペルーの有機JAS認証付きのカカオ豆です。温度が高くなりすぎないよう管理を徹底して加工しているペルー産の豆は、柑橘のようなフルーティーさ、花のようなフローラルな香りが鼻を抜けるのが特徴です。普通のチョコレートでは物足りない方、クラフトチョコレートらしく豆の個性が際立つフレーバーがお好きな方にはぜひ召し上がっていただきたいカカオレートです。
ペルー ウヤカリ産/Villa Andinaのカカオ豆について
私たちはペルー/ウカヤリ産のカカオ豆をvilla andina社から輸入しています。villa andinaは食生活の改善に貢献する最高品質の自然食品・有機食品を開発することを目的に、2007年に設立されました。カカオ豆以外にもペルー産の様々な農作物の生産者と提携し、国際基準に沿った質の高い製品を生産することで農村地域の生活環境の改善に貢献しています。
Villa Andinaのミッション
- ペルーの生物多様性に属する種に安定した需要を生み出し、持続可能性を与える。
- 収益性の高い作物の栽培を促進し、地元の農業コミュニティを国際的な水準に統合する。
- 付加価値の高い最高品質の自然食品を提供する。
- 将来の農村開発プログラムで再現可能なビジネスモデルを開発する。
品質の高い農作物を生産することは農家の生活水準の向上において必要不可欠な要素です。villa andinaは専門的な認証を受けた農園と提携しています。私たちの輸入しているカカオ豆も有機JAS認証付きのカカオ豆です。
カカオの栄養素を失わないために
villa andina社ではカカオ豆の栄養素を重視し、大切な栄養素を失わないよう厳密な温度管理の元、全ての工程が行われています。農園で収穫され、カカオポッドから取り出されたカカオ豆は発酵の工程に移ります。通常カカオ豆の発酵中の温度は50℃以上になりますが、villa andina社の提携している農園では40℃以上にならないよう管理されています。
発酵の後、カカオ豆は水分量が7%になるまで天日乾燥され、BRC認証のあるカカオ加工場に輸送されます。加工場に到着した豆は全ての袋からサンプルを取り、検品され、安全なもののみ出荷されます。発酵、天日干し後のカカオ豆は洗浄した後、水分量が3%になるまで機械で低温乾燥され、カカオレートラボに出荷されます。
プレマルシェカカオレートラボの願い
ベトナム・ホーチミンにて(同行した慶音くん)
私たちもまた、平和の大切さを強く認識しています。そのためには、文化、宗教、言語、民族、食習慣などの違いを超越(Beyond)し、お互いを理解し合うことの大切な価値と捉えています。食習慣の違いはもちろん、アレルギーや食にまつわる思想なども含めて相互理解を可能にする、Beyond food barrier®プロジェクトを2017年からプレマルシェの各店とプレマ株式会社で実施し、決していがみ合ったり争いあったりすることがない社会の実現を目指しています。
カカオレートができるまで
カカオ豆の産地にて
- Cacao pod-木に実ったカカオポッド
- Harvest-カカオポッドを収穫する
- Fermentation-木箱で発酵させる
- Dry-乾燥させる
プレマルシェ・カカオレート・ラボでの工程
- 1.カカオの入荷
-
たくさんのカカオ豆が農家さんから送られてくるので、温度管理のできる保管庫に入れておきます。
- 2.豆の選別
-
虫食い、割れている豆、形の良くない豆、異物などを取り除きます。 チェックが終わった豆からトレイに重ならないように並べて、ロースティングの準備をします。
- 3.ロースティング
-
カカオ豆を焙煎します。チョコレートの味はこの工程でほとんど決まります。豆の状態によって焙煎の温度や時間が大きく変わるので、何度もテストをくりかえします。ローストすることで、殺菌効果があり、ハスク(外皮)がニブから剥がれやすくなります。
- 4.ウィノウィング
-
豆を砕いてハスク(外皮)とニブに分けます。粗く砕かれた豆はハスクとニブに分かれます。より軽いハスクは機械に取り付けられた集塵機に吸い込まれます。重いニブは下に落ち排出口から出てきます。機械で選別しきれないハスクは最後に人の手で取ります。
- 5.クラッキング
-
カカオ豆をさらに細かく砕きペースト状にします。この工程があることで、次の工程で使用する石臼のついた機械に入れたときに、スムーズにすり潰すことができます。
- 6.リファイニング
-
ペースト状になったカカオに熱をかけながら石臼ですりつぶし、なめらかにする工程です。ある程度カカオがなめらかになったら、砂糖などの副材料を入れてさらに撹拌し、すりつぶします。この作業には何日もかかります。なめらかになったペーストは「カカオリカー」と呼ばれます。
- 7.コンチング
-
熱風をあてながら攪拌することで、カカオ特有の酸味やフレーバーを適度に飛ばし、口当たりをなめらかにします。
- 8.エイジング
-
テンパリング前のチョコレートはブロックにして保管します。1ヶ月以上おくことで、酢酸などの香りが飛び、より食べやすいチョコレートになります。
- 9.テンパリング
-
液状のチョコレートをそのまま固めるだけでは、長期保存に向いたパキッという食感の板チョコにはなりません。温度管理をしながらチョコレートの温度を下げていくことで、固まった時にパキッとした、長期保存可能なチョコレートが出来上がります。
- 10.カカオレート完成
-
テンパリングが終わったチョコレートはモールド(型)に流し込み固めます。モールドから外すとカカオレートの完成です。
フレーバー紹介
- 1 カカオレート ドミニカ共和国(ラ・アルタグラシア産)カカオ100%ストレート
- 2 カカオレート ベトナム(ドンナイ産)甘味とうまみの宇治抹茶
- 3 カカオレート ペルー(ウカヤリ産)素のままシグニチャー
- 4 カカオレート ベトナム(ドンナイ産)素のままシグニチャー
- 5 カカオレート ベトナム(ドンナイ産)伝統の純米 玉乃光酒粕
- 6 カカオレート ベトナム(ドンナイ産)天日のテジャクラソルト
- 7 カカオレート ベトナム(ドンナイ産)野生のアンドロメダコーヒー
- 8 カカオレート ドミニカ共和国(ラ・アルタグラシア産)素のままシグニチャー
- 9 カカオレート ベトナム(ドンナイ産)なめらかプレーン
- 10 カカオレート ドミニカ共和国(ラ・アルタグラシア産)なめらかプレーン
カカオレート ベトナム(ドンナイ産)素のままシグニチャー
Cacaolate® Origin:Vietnam Signature
ドンナイ産のプレマルシェネットワークによる直輸入カカオに、国産てんさい糖だけを加えたシグニチャーとなるフレーバーです。お口のなかでゆっくりカカオレートを溶かしながら、ベリーの香りと発酵と天日干しによる、複雑かつ濃厚さが鼻腔を抜けるさまをお楽しみください。
シンプルだからこそのこだわりがたくさん詰まっているお味なので、初めてカカオレートを召し上がられる方にはぜひ召し上がっていただきたいです。ベリー系の酸味のあるベトナムドンナイ産の豆を使用しているので、材料が2種類のみとは思えないほどフルーティーな味わいに仕上がっています。ちなみに読み方は「そのままシグニチャー」です。
カカオレート ベトナム(ドンナイ産)なめらかプレーン
Cacaolate® Origin:Vietnam Silky plain
カカオレート ベトナム(ドンナイ産)伝統の純米 玉乃光酒粕
Kyoto's sake lees
カカオレート ベトナム(ドンナイ産)野生のアンドロメダコーヒー
Wild coffee
カカオレート ベトナム(ドンナイ産)天日のテジャクラソルト
Balinese wild salt
カカオレート ベトナム(ドンナイ産)甘味とうまみの宇治抹茶
Uji maccha
ドンナイ産カカオに、京都のうまみある甘み素材としての象徴である宇治抹茶を加えました。お口のなかでゆっくりカカオレートを溶かしながら、ココアバターを加えないダークチョコレートとしてのドンナイ産カカオのかすかなベリー感に、それを増すかのごとく微妙なブレンドで追いかける宇治抹茶のうまみのかけっこをお楽しみください。
カカオを丸ごと使った抹茶チョコレートは緑色にはなりません。着色を一切せず自然の色味でご提供しています。抹茶の香りもカカオの香りもどちらも消さない絶妙なバランスで配合しています。口の中で溶かして食べると後からお茶の香りが追いかけてくるさわやかなフレーバーです。
カカオレート ドミニカ共和国(ラ・アルタグラシア産)
素のままシグニチャー
Cacaolate ® Origin:La Altagracia, Dominican Republic Signature
カカオレート ドミニカ共和国(ラ・アルタグラシア産)
なめらかプレーン
Cacaolate ® Origin:La Altagracia, Dominican Republic Silky plain
カカオレート ドミニカ共和国(ラ・アルタグラシア産)
カカオ100%ストレート
Cacaolate ® Origin:Dominican Republic Cacao100% Straight
カカオレート ペルー(ウカヤリ産)
素のままシグニチャー
Cacaolate ® Origin:Peru Signature
ボンボン・カカオレート
いわゆるボンボン・ショコラを、私たちはボンボン・カカオレートと呼んでいます。
この時期に販売される一般的なボンボンショコラには、通常多くの合成色素や食品添加物が用いられます。確かに色とりどりで見栄えはいいのですが、ほんとうにそれが心の薬となり、健やかさの源泉となり得るか、という当たり前の問いを前提として、これらを使用せずにお客様を招待して試食会を繰り返して創作し、素材そのものを楽しむボンボンに仕上げました。
いつもがんばっているあなたへのご褒美に、大切な人へのプレゼントに、ぜひボンボン・カカオレートをお迎えください。
ボンボン・カカオレート 4個入り
[写真を拡大する]
01:ベトナム 素のままガナッシュ
Vietnam Plain Ganache
Base: 「素のままシグニチャー/ベトナム」
Signature/Vietnam
ココナッツクリームを使用したプレーンガナッシュ。
ベリーのような酸味が特徴のカカオレートをココナッツクリームで生チョコのような仕立てに。
[写真を拡大する]
02:ストロベリー
Strawberry
Base:「素のままシグニチャー/ベトナム」
Signature/Vietnam
ストロベリーの酸味を活かした王道の組み合わせのガナッシュ。はじけるベリー感と、甘く溶けるような口当たりといちごの香りが特徴。
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03:ヘーゼルナッツプラリネ
Hazelnut Praline
Base:「素のままシグニチャー/ベトナム」
Signature/Vietnam
自家製ヘーゼルナッツプラリネを使用した至極のひと粒。ナッツの甘みを残しつつ、ロースト感、キャラメル感が口いっぱいに広がるリッチな余韻。
[写真を拡大する]
04:ジャスミンティーパイナップル
Jasmine & Pineapple
Base「素のままシグニチャー/ベトナム」
Signature/Vietnam
パイナップルをベースにしたジャスミン茶と東ティモールレモングラスのガナッシュ。味わいの変化が楽しめるフローラルでフルーティーな仕上げ。
ボンボン・カカオレート 8個入り
[写真を拡大する]
ベトナム 素のままガナッシュ
Vietnam Plain Ganache
Base: 「素のままシグニチャー/ベトナム」
Signature/Vietnam
ココナッツクリームを使用したプレーンガナッシュ。
ベリーのような酸味が特徴のカカオレートをココナッツクリームで生チョコのような仕立てに。
[写真を拡大する]
八角カシス
Star anise & Cassis
Base:「素のままシグニチャー/ドミニカ共和国」
Signature/Dominican Republic
八角と自家製ヘーゼルナッツプラリネを活かしたカシスのガナッシュ。八角のほの甘くてスパイシーな香りのプラリネとカシスの酸味をマリアージュ。
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ヘーゼルナッツプラリネ
Hazelnut Praline
Base:「素のままシグニチャー/ベトナム」
Signature/Vietnam
自家製ヘーゼルナッツプラリネを使用した至極のひと粒。ナッツの甘みを残しつつ、ロースト感、キャラメル感が口いっぱいに広がるリッチな余韻。
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マンゴーアールグレイ
Mango & Earl Grey
Base:「素のままシグニチャー/ドミニカ共和国」
Signature/Dominican Republic
アールグレイとマンゴーピューレのガナッシュ。ドミニカ産カカオ豆の個性を活かし、アールグレイの香りとマンゴーの酸味を際立たせたフルーティーさ。
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ストロベリー
Strawberry
Base:「素のままシグニチャー/ベトナム」
Signature/Vietnam
ストロベリーの酸味を活かした王道の組み合わせのガナッシュ。はじけるベリー感と、甘く溶けるような口当たりといちごの香りが特徴。
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ジャスミンティーパイナップル
Jasmine & Pineapple
Base「素のままシグニチャー/ベトナム」
Signature/Vietnam
パイナップルをベースにしたジャスミン茶と東ティモールレモングラスのガナッシュ。味わいの変化が楽しめるフローラルでフルーティーな仕上げ。
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パッションフルーツ
Passion fruit
Base:「素のままシグニチャー/ベトナム」
Signature/Vietnam
パッションフルーツのガナッシュ。パッションフルーツのまっすぐな酸味に加え、てんさい糖をキャラメリゼしたコクと苦み、厚みのある味わい。
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カフェ
Cafe
Base:「カカオレート 野生のアンドロメダコーヒー」
Cacaolate Wild Coffee
東ティモール産コーヒー豆を抽出したココナッツクリームのガナッシュ。ココナッツに濃縮されたオーガニックコーヒーとカカオの香りが相性抜群。
※ボンボン・カカオレートは直送品になりますのでご注文はこちらからお願いいたします。
ボンボン・カカオレートのご注文はこちら>>店長/Chocolatier 中川愛より
「大切な人には安全な食べ物を食べてほしい」
そんな気持ちを教えてくれたのは、元職場の子どもたちでした。母校で3年間教員として働いていた私は子どもたちの食に対する強い執着と、おいしいものを食べている時の幸せそうな笑顔に大きく心を動かされました。私自身は食に対する強いこだわりがあるわけではありませんでしたが、大切な人には安全な食べ物を思いきり食べてほしいと感じるようになり、食の道への転職を決めました。
チョコレートやビーントゥバーについての知識が皆無だった私は4月から勉強をはじめ、6月にはイタリアで3日間のビーントゥバーコースを受講しました。コースの内容は想像以上に難しく、言語の壁もあり、分からないことだらけのまま、カカオ豆からのチョコレートづくりがはじまりました。焙煎の微妙な時間の変化で味が大きく左右されたり、基本は機械がおこなう工程でも、人が状態を確認して時間を調整したり、知れば知るほどチョコレート作りは奥深いものでした。分からないことは実験をしてみたり、本を読んだり、人に話を聞いたりしながらなんとか完成したのが今のカカオレートです。
カカオ豆から1枚のカカオレートを作るのには長い時間がかかります。豆を一粒ずつ選別し、丁寧に洗い、プロファイリングした上で焙煎し、皮をむき、なめらかになるまで時間をかけてすり潰し、練り上げ、熟成し、調温し、型に入れてから固めます。製品の形になった後に、人の手で1枚ずつ梱包します。選別が終わった状態から熟成前までの工程で、短くても1週間はかかるのです。時間がかかる分、1枚1枚に祈りと愛情を込めて大切につくっています。カカオレートに出会って下さった皆様が笑顔になりますように。そんな祈りを込めて、今日もカカオ豆と向き合っています。
プレマルシェ・カカオレートラボ代表
ショコラティエ
中川 愛
プレマルシェカカオレートのビーントゥバーレビューをご紹介
お客様の声
- ムソー株式会社 前田 美輝 様
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Bean to Barならではのカカオの果実感と、鼻に抜けるフルーティーな香りがしっかり感じられました。
カカオ70%というほろ苦さと有機砂糖の優しい甘みのバランスが絶妙で、甘いのが苦手な私でも思わず、1枚食べきってしまうほどでした。
木目調の温かみのある雰囲気とネオンライトやレトロモダンなデザインがどこか懐かしさを覚えるような、居心地の良い空間でした。令和時代のトレンドも取り入れられ、古き良き伝統を重んじつつ、進化し続ける京都のお店ならではと感じました。手触りの良い和紙で、折り紙のような包み方に遊び心を覚えました。
- ニックネーム : かな 様
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丁寧な梱包をしていただき、無事に商品は届きました。ありがとうございます。カカオレート素のままシグニチャーを娘といただきました。今まで食べたことがない、なんともいえない奥が深い味わいで、口の中で溶けていく時に満たされるような幸せを感じられて美味しかったです。甘い物を食べる時の罪悪感もありませんでした。大切に心を込めて作られている説明を読み、他の味のカカオレートも食べてみたくなりました。
- ニックネーム : YS 様
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今回、安全、安心初めてカカオレートを注文しました。
家族でチョコレートを頂き感無量でした。飴を舐めるように食感を味わって頂いております。リピートはカカオレート玉乃光酒粕を注文しました。こういう時代だからこそ安全、安心こそ大事だと実感しております。きめ細かい暖かいメールありがとうございます。
- ニックネーム : きり 様
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チョコレートが大好きで、プレマさんでも、今までにいろいろなメーカーの物を購入しています。
今回、待ちに待った、プレマルシェ・カカオレート・ラボの素のままシグニチャーをいただきました。正直な感想といたしましては、最初に一かけら口にした時は、「ん?」と言う感じでした。今まで食べたチョコレートとは食感が違うなぁと。一口食べてすぐに「美味しい!」とういう感じではなかったです。
ビーンツゥーバーチョコレートという事で、素材や製造にこだわっているのはわかっているつもりでしたが、量に対してのお値段も高いし(それでも本来のお値段より安い事も承知の上ですが)リピートは、ないかなぁと。
しかしです。しばらくして二かけら目を口にした時、最初とは違う「ん?」がきました。あれ?一口目とは違って、美味しいんじゃない?と。
コーヒー豆のようなコクのある苦みと、ほどよい甘さ。そして、すっきりとキレのある後味の良さ。そこからは、食べれば食べるほど、ハマっていきました。食べ終わった後、他のメーカーのチョコレートも食べましたが、重たい感じがしました。
やっぱり、プレマさんは違いますね。じわじわきて、クセになる味でした。他の物も食べてみたいです。また、リピートします!
- ニックネーム : さっちぃ 様
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『らくなちゅらる通信』で中川愛さんのインタビューを読んで以来、気になっていたカカオレート。遂に購入、口にしました。
初めて注文したのは、素のままシグニチャー。おしゃれなパッケージに小さく書かれた「It's not fashion、but REVOLUTION!」というメッセージに、開発者の熱い想いと覚悟が伝わってきました。
封を開いてカカオレートを取り出してみると、なんと素朴。「作ったから、食べてみてね」と友人に手渡しされたような感覚になりました。口にすると、とても素朴でいて味わい深い、今まで食べたことがないチョコレート。わたしが長年食べてきたチョコレートのそれとは、全く異なる味。それもそのはず、原材料をこれしか使っていないチョコレート、今まで食べたことも見たこともないんですもの。
味わっていると、ベトナムのカカオ豆農園の風景がなんだか浮かんできて。それも味わいながら、ひとりで1枚をぺろっといただいてしまいました。
叶うことなら、チョコレートはもうこれだけにしたい。自分が食べるのも、子どもたちに食べさせるのも、これだけにしたい。そんな気持ちが沸き上がりました。
まずは全種類を味わいたいです。次は子どもたちにも分けて、家族で味わいたいです。
スタッフの感想
- プロモーションセクション 上ケ谷友理
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待ちに待っていたカカオレート!「素のままシグニチャー」をいただきました。
口に入れた瞬間、フルーツが入っているわけではないのにフルーティな香りがして、口の中でやさしく溶けていき、後味はさっぱり。すぐにもうひとかけら食べたくなります。
これまで、コンビニでよく見るチョコからゴ○○のような高級チョコ、さらにはオーガニックチョコレートまでいろんなチョコレートを食べ、どれもおいしくいただいてきましたが、カカオレートはそれらとは根本的に「違う食べ物」だという感覚です。チョコレートなんだけど、新しい。新しいけれどどこか懐かしさも感じられます。
「素のままシグニチャー」はその名のとおりカカオ豆そのものの素材の味を楽しむ感じですが、ここに抹茶や塩などほかの素材が入るとどのようになるのか、よい意味で想像ができません。ほかのフレーバーを食べるのがとても楽しみです。
- プロモーションセクション 西村初美
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ずっと楽しみに待っていたカカオレート。
口に入れて溶かしてみると、カカオとはこういう味だったかとこれまでにない新しいスイーツに出会った新鮮な驚きがありました。食べた後もしばらく幸せな余韻に浸っていました。
難しいことはたくさんあるのだけれど、頭で考えるより先にとにかくこの幸福感の虜になってしまいました。
スタッフでカカオレート(R)試食会を行いました
2024年1月、10種類あるカカオレート・タブレットの食べ比べを行いました。
まずは産地によって三つも種類のある「素のままシグニチャー」食べ比べ。ベトナム(ドンナイ産)、ドミニカ共和国(ラ・アルタグラシア産)、ペルー(ウヤカリ産)を食べ比べてみました。
「素のままシグニチャー」はカカオ豆とてんさい糖だけのシンプルなフレーバー。並べてみると色も違います。ほんの少し、舌に載せてゆっくり溶かしてみます。うんうん、濃厚なカカオの香りが口に広がります。ベトナム→ドミニカ共和国→ペルーの順番で食べてみましたが、それぞれに違いがあってびっくり。
三つの中ではドミニカ共和国が一番甘くてマイルドな印象を受けました。独特だったのはペルー。カカオの酸味を感じ、後味にほんのり苦味も。他の二つに比べて個性際立つ印象でした。
その後、「なめらかプレーン」のベトナムとドミニカ共和国を食べ比べ。
「なめらかプレーン」はココアバターが入っているせいか、「素のままシグニチャー」に比べるとマイルドな印象。
子どもさんには一番受けが良いかもしれないと感じました。
次にいただいたのはドミニカ共和国の「カカオ100%ストレート」。
100%だけあってしっかり苦味があり、焙煎されたカカオ豆のロースト感を感じることができます。
ベトナムの「伝統の純米玉乃光酒粕」は2023年末にロンドンの国際コンテストでブロンズ賞を受賞したフレーバー。
食べてみるとほんのり酒粕の味がして、カカオレートとの絶妙なバランスが楽しめます。
カカオ豆と日本の伝統が交わって生まれた新しい味わいだと感じました。
ベトナム「天日のテジャクラソルト」は口に入れた瞬間広がるやさしい塩味。病みつきになりそうな味わいです。
ベトナム「甘味とうまみの宇治抹茶」は抹茶が前面に出しゃばらず、奥ゆかしいイメージ。ほのかに香る抹茶が存在を主張しています。
ベトナム「野生のアンドロメダコーヒー」も、決してコーヒーが主張しすぎず繊細で、でもほんのりコーヒー豆を感じる上品な味わい。
酒粕、ソルト、抹茶、コーヒーに共通して、それぞれ主張しすぎずでも存在感がある、それを味覚と嗅覚を使って味わうことがとても楽しいと感じました。
試食会を始める前は「自分に違いがわかるかな」と思っていましたが、一つひとつ丁寧に味わうと見事に違いがわかってとっても面白い経験となりました。
最後にそれぞれに「どれか一つだけ選ぶとしたら?」と質問してみたところ、「一つに決められない!」と全員かなり悩んでましたが、「ドミニカの素のままシグニチャー」「ペルーの素のままシグニチャー」「伝統の純米玉乃光酒粕」人気でした。
みなさまもぜひ、ご自身で、ご友人と、食べ比べを行ってみてください!
Premarché Cacaolate Lab店舗のご案内
2023年1月、プレマルシェ・ジェラテリアと自然食屋歴25年以上のノウハウを活かした唯一無二のBean to Bar Chocolate(ビーントゥバーチョコレート)店をプレオープン。カカオそのものの機能性を生かし、誰をも害さず、むしろ食することで人々を豊かにすることを前提とした進化的な食品をご提供します。私たちが作るのはチョコレートではなく、まさに心の薬そのものです。
京都市中京区堀川通三条西入橋西町672 1F
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「世界で一番笑顔になれる場所」を目指して。プレマヴィレッジ京都三条1階『プレマルシェオーガニクス』内に、イタリアン・ジェラート店がオープン。ヴィーガンやノンミルクジェラート、スーパーフードや伝統素材を生かしたフレーバーまで、他では決して味わえない新たなスイーツへの挑戦です。
京都市中京区三条堀川西入橋西町672 1F
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2018年7月、「世界で一番笑顔になれる場所」を目指して、ついに東京・中目黒駅前に2号店がオープン。
東京都目黒区上目黒2丁目9−36
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自然食品、健康食品、健康雑貨など約10,000点を取り扱うネット通販会社プレマ株式会社が運営する「びんちょうたんコム」の実店舗として京都三条会商店街にオープン。店舗には約2,000点の商品を取り揃えています。
京都市中京区三条通猪熊西入御供町294 プレマルシェ・オーガニクス京都三条 黒門ヤード
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