速報!前代未聞
イタリアジェラート協会(SIGA)開催の国際コンテストで3年連続入賞の快挙
プレマルシェ・ジェラテリア、プレマ株式会社に信頼を寄せてくださった皆さま、ほんとうにありがとうございます!
プレマルシェ・ジェラテリア
世界に認められる!
"It's not fashion, but REVOLUTION!"
それは飾りじゃないんだ、革命なんだ。
年齢・立場に関係なく新しいことにチャレンジし続ける
弊社代表中川信男が一昨年から挑戦してきたのは、
乳化剤不使用をはじめとするオールナチュラルメソッドや、
動物性素材一切不使用のジェラート。
ミルクや添加物が当たり前のジェラートの世界的なコンテストで、
その味が世界に認められました。
※写真左から、カルピジャーニ・ジャパン 酒見氏、
ヴィーガン・ジェラート・マエストロ®中川信男。
酒見氏の無私のご協力がなければこの入賞はありませんでした。
【速報】3年連続入賞の快挙-2部門同時入賞しました(2020年1月22日)
3年連続入賞です!
今年も2部門とれました。あまりに唐突でひとりなので、誰かにお願いする余裕もなく表彰の写真がないです。
チーズや生クリームを使っても乳化剤なしでも入賞できます。それを証明したかった。もう一つはチョコソルベ・ヴィーガンスペックです。自然食やとしての意地です。
入賞部門&フレーバー
7位 Vegan P125ソルベ
フランス産クーベルチュールをミルクを一切使わずガナッシュに仕上げたフレーバー
9位 Milk フランス産アップルバルサミコ
フランス産アップルバルサミコを濃厚な生クリームで仕立てたフレーバー
イタリアジェラート協会SIGAの国際コンテスト
Concorsi - Associazione Italiana Gelatieri
コンテスト直後の代表・中川信男のFacebookより
(日本時間2020年1月22日午前3時ごろ更新)※一部抜粋
こちら時間の朝、直前に日本で大問題が発生して、結局落ち着かないまま製造に着手してそのままバタバタと今になり、とても不思議な、嘘のような感覚です。
いずれにしても、3年連続でイタリアのコンテストで受賞できているのは、プレマのお客様のレベルが高いことが原因です。私にはご存じのように製菓のベースは一切なく、ただ自社の品のあり方とお客様にとってのその価値だけを考えてジェラートをやってきました。
職人としては正直他の皆さんに及ぶようなキャリアも経験もなく、人生の時間のほとんどはジェラートではない他のことをやって生きていますので、全く他のことからすべて学び、試行錯誤した結果をジェラートに持ち込んでいくほかありません。
すき間時間に、価値あるアウトプットができるのは、プレマのお客様のおかげです。体温が上がるレシピ、免疫が上がるレシピ、人の最後の瞬間に寄り添えるレシピ。
考えていることは、以前から全く変わりません。誰かにとっての「心の薬」が、知らない人たちの世界一とかである必要はなく、私にとっては「プレマのやり方そのままで、多国籍な場所でそれなりの評価を得た」ということがいつもそばにいてくださるお客様やスタッフ、家族に証明できればそれで充分なのです。
ちなみに自由部門に加え、ガチガチになって大失敗したのに入賞できたのは、なんとチョコレート(今年の課題部門)でした。一応、チョコレート製造にまもなく着手できる状態なので、これは正直嬉しいです。だって、Bean to barの店でチョコレートジェラートの国際コンテストで入賞してます、というところはたぶん他にないと思うから。
これから、世界中のどこにもないカカオレート(TM)で作ったソフトクリームも新店で出す予定ですので、お楽しみに!
疲れた体で帰国した中川よりコメントが届きました
なんで門外漢の私がイタリアくんだりまでいって、国際コンテストに出るのか、一言だけ。
「自然食屋の言うところのおいしい!」は、ほんとうにおいしいのか。正直、裏切られた気持ちになることがたくさんありました。自然食業界に入って、いちばん恥ずかしかったのがそのことです。おいしくないものを、おいしいと理解しろ、という立ち位置が嫌いでした。
うちがジェラートをはじめたとき、理屈など一切抜きにおいしいものを提供したい、そうじゃないと意味がない、同じ穴の狢にはなりたくないと、味だけで評価されるコンテストに出ることを決めました。
正直、私が自分でいちばんすごいと思っているのは米100%ジェラートで、砂糖もミルクも大豆もなにも、米以外一切使いません。これこそ自然食屋の私にしかできないものです。米の多様性を発揮し、それを織り合わせることは日本人の私にしか出来ないと自負しています。
とはいえ、これをイタリア人に理解しろといったところで、これはまた単なる傲慢にしかなりません。
だったら、イタリア人にもおいしいと感じてもらえるレシピを作り、それに合成添加物も、多くの場合動物性素材も加えない。それでもなお、コンテストに入賞出来るレベルでなければならないわけです。
ましてや、その合成添加物の代替が、スーパーフード(食効果や機能をもつ食材や水)であり、機能性のシナジーを引き出せるとしたら、どれだけ素晴らしいことでしょうか。合成添加物を入れて、健康食品の粉末をどれだけ入れみても、マイナスはマイナスのままです。そういったもですら、一般市場ではよく売れることも知っています。なぜか?それは、売る側にも買う側にも、無知と打算があるからです。
しかしこのコンテストでは、原料や製法、名前、健康的かどうか、などには一切忖度がありません。ただ味とテクスチャ、見た目だけが評価されます。あえて最も条件の悪いところで、悪い条件でチャレンジする。そしてその味が評価される。
これは、弊社のお客様に対する責任行為であり、コンテスト入賞が目的でも、売名が目的でもありません。なにより私は職人風芸能人になりたいわけでもなく、ただ、今までお伝えしたことを証明したいのです。そもそも添加物云々言っている段階で、マスメディアからは最も遠いところにいるのです。
おかげさまで、その証明は、前代未聞とされる3年連続の複数部門入賞でほぼ果たされたと思っています。まぐれでもなんでもなく、とにかく間違いなくおいしいものを、様々な条件をつけた中でも作り出せるという証明なのです。それがBeyond food barrier®(ビヨンドフードバリア)の真意であり、かつまた、少数者に対する私からの愛だと理解していただけたら、すごく嬉しいです。
おいしいだけのものは、どこにでもあります。当然においしく、またそれ以上の何かを作り出すことが、私の有形、無形の責務です。
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ジェラートコンテスト(ソルベ)部門 第5位(2019年1月21日)
2年連続入賞です!
イタリアジェラート協会(SIGA)ソルベ部門
#Sigep2019 – “Soffio di Primavera con Cuore di Prugne Giapponesi” vince il primo premio per il concorso “SORBETTI DAL MONDO”
京都のジェラート職人が、イタリアジェラート協会主催の『2019 国際ジェラートコンテスト』で入賞
~ 乳製品・動物性素材一切不使用のジェラートで国際的な評価を獲得 ~
トロフィーを贈呈される
2019年1月20日にイタリア・リミニで開催された『2019 国際ジェラートコンテスト』(主催:Associazione Italiana Gelatieri(イタリアジェラート協会))において、日本人ジェラティエーレ(ジェラート職人) 中川信男がつくった“乳製品一切不使用のジェラート”が2018年に引き続き、本年も入賞いたしました。
これにより、2年連続の国際コンテスト入賞となり、同氏が作り出す味がジェラートの本場イタリアでも確実に評価されることを証明することとなりました。
本コンテストは、イタリアでも最も大規模に行われている国際的ジェラートコンテストであり、ジェラート界において名誉ある賞とされています。今回の2年連続受賞は日本のジェラート製造技術の高さを証明するものであると同時に、ミルクや動物性素材を使わないヴィーガン・ジェラートで入賞を果たしたことは、プレマルシェ・ジェラテリアの味が国際的に評価されることを、確実なものにしました。
2019年 受賞作品
・ Vegan 赤ワインとカシスのソルベ 5位
※ Veganとは、蜂蜜も許容しない、完全植物食主義を意味します。
5位入賞として、 Nobuo Nakagawa の名前がご確認いただけます。(サイト内抜粋)
代表中川は、自然食流通業を主業とするプレマ株式会社の代表取締役を19年間務めています。自然食をベースとしたギルトフリー(罪悪感がない)ジェラートを開発して自然食への関心と裾野を高めたいという目的でスイーツの製造に着手、中川自らイタリアでジェラートを学び、オーガニック素材やスーパーフード、和素材を活用したレシピを編みだす。現在、中川の作るジェラートはプレマ株式会社のプレマルシェ直営3店舗(京都三条本店、京都三条堀川店、東京中目黒駅前店)をはじめ、石川県、佐賀県、福岡県などでも販売しています。
開店から2年を経ないうちに、2年連続の国際コンテスト受賞となったことは、自然食流通業であるプレマ株式会社の素材選別力・調達力・レシピ開発力を証明し、製菓専業や製菓のバックボーン、修行経験を持たなくても世界に通用する一流の味を作り出すことができることを印象づけた出来事となりました。
プレマルシェ・ジェラテリアのジェラートとは…
プレマルシェジェラテリアでは、自然食をベースに発想したレシピを設計していることから、「世界でいちばん、誰もが子供のような笑顔になれる場所」を目標に掲げ、以下の条件を満たしたジェラートを提供しています。
- 合成乳化剤、合成安定剤は一切使用しない
- アンフェアな輸入白砂糖は一切使用しない
- グルテンフリーである
グルテンフリー確認検査結果報告書(PDFファイル)
本検査は、素材構成上グルテンを含む可能性が最も高いフレーバーを検査したものです。
- 乳製品を一切使用しないフレーバーを、使用したジェラートよりも数多く提供する
- 可能な限りオーガニック素材や、機能性のある食材を使用する
- フードバリア(R)(各国、及び文化、志向、アレルギー等の食制限)に細かく対応する
- たとえ高級素材を使っても、子どもたちでもお小遣いで楽しめる価格に抑える
プレマ株式会社代表 中川信男よりコメントが届きました
今回の受賞作品は、上記の条件を満たしたものであり、一切の薬剤、合成フレーバーなどの使用制限などがないコンテストにおいて上位入賞を果たしたことは、日本のジェラート史において大きな意味があります。
また、開店後1年10ヶ月という短期間で2年連続の入賞、さらにジェラートの主流であるミルクや生クリームを一切使わないレシピ及びその味が評価された前代未聞の快挙といえ、日本におけるジェラートの歴史を塗り替えるものといえます。
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正真正銘、味の勝負の世界にオールナチュラルメソッドで挑みダブル入賞
カルピジャーニ会長アンドレア・コッキ氏とヴィーガンジェラートマエストロ®中川信男
この度、イタリアジェラート協会(SIGA) によって毎年1回イタリア・リミニで開催される世界最大、世界最難関のジェラートコンテストで、プレマルシェ・ジェラテリアのジェラートが世界3位を受賞しました!
弊社がジェラートの店をスタートして9ヶ月。
実は、昨年店をオープンする前にもコンテストに出品して残念ながら落選したので、今年は再チャレンジ。今年も去年も、動物性素材を一切含まないジェラートのみで勝負しました。
昨年までは、ミルクや生クリームを大量に使ったジェラートやソルベ類ばかりが出品されていたので、動物性素材や糖に依存せず、クリーミーで強い味を出すことはなかなか難しく、どうしたらソルベではない動物性素材ゼロジェラートが入賞可能かを考えてきた中川。
今年に入ってソルベ(シャーベット)のコンテストが新しくスタートするという情報を確認。果汁と糖、水だけで作るソルベは、素材の良さとバランスが重要です。オーガニックの仕事を18年も積み重ねてきたので、ジェラート作りが1年未満だとしても、十分世界を相手にできると確信していました。
国産の糖、国産の素材、そしてイタリア由来のオーガニック素材。用意していた水を持ってくるのを忘れたので、水は現地の硬水で仕込みました。
イタリアはもとより、世界中のジェラテリアの一流職人が出品するコンテストですから強豪揃い。しかも、イタリア国内の出品者は、自分の環境で製造することができるのに対し、中川は完全にアウェイ。
製造機を提供してくださるカルピジャーニ(世界最大のジェラート製造機メーカー)さんとの時間調整がうまく通っておらず、製造可能な場所を巡って直前まで右往左往しながらも、なんとか提出。
4人の厳しい審査員は、名前や原料などの情報は一切知らされずに「味、見た目、テクスチャー」の3つの観点から審査するので、正真正銘、味の勝負です。
結果、おかげさまで中川のジェラートは世界第三位の名誉をいただくことができました。他の入賞はすべてイタリア人ばかり。
聞くところによると過去この協会のコンテストで、大手企業ではない完全に個人ベースの日本人のジェラート職人がトップ3に入ったことは過去2回しかなく、中川は3人目のようです。
さらに翌日、有名店のミルクベースジェラートの中で、有機や国産素材のノンミルクのジェラートで10位入賞しました。
大手企業のような立派な研究室や分析機器、たくさんの開発スタッフを抱えることもなく、合成フレーバーや食品添加物の自社開発などもできない (弊社がすることはありません)ので、ただ素材の組み合わせとパッションだけで入賞できた意義は大きいと中川は考えています。アンフェアな白砂糖や乳化剤、香料、着色料は一切使わず開業1年未満で入賞できたのは、フェアでオーガニックな仕事を応援してくださったお客様のおかげです。
イタリアSIGA主催のコンテストで世界3位にランクインしました!(2018年1月22日)
プレマルシェ・ジェラテリアのジェラートはイタリアSIGA主催のコンテストで世界3位にランクインしました!
実は3位決定戦があり、とっても緊張しました。アンフェアな白砂糖や乳化剤、香料、着色料は一切使わず開業1年未満で入賞できたのは、フェアでオーガニックな仕事を応援してくださったお客様のおかげです。ありがとうございます!
明日はヴィーガン、ノンミルクジェラートを仕込みます。 ミルクジェラート全盛のコンテストで、なんとか史上初のヴィーガン入賞を果たしたいです。
そして、いよいよ審査の日。イタリアはもとより、世界中のジェラテリアの一流職人さんが自信満々で出品するコンテストですから、強豪揃いです。しかも……・
国際ジェラートコンテスト3位入賞!続きはコチラ- \Premarché Gelateriaのジェラートはこちらからどうぞ/
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マンマ・ミーア!な、ダブルタイトルとりました(2018年1月24日)
2018 国際ジェラートコンテスト@Riminiウェブで結果が公開されました。(2018年1月26日)
2018 国際ジェラートコンテスト@Rimini ウェブで結果が公開されました。
ちょっと私の名前の受賞位置がおかしいのですが、2つの部門で NOBUO NAKAGAWA の名前がご確認いただけます。
SORBETTI DAL MONDO ソルベッティ・オブ・ザ・ワールド 3位
MILLE IDEE PER UN NUOVO GUSTO 新しい試みのたくさんのアイデア 10位(これが、別の部門と現時点ではテレコのようです)
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2部門同時入賞と失格から見えたこと
私がコンテスト2部門同時入賞となった秘密の一部を明かします。
10位以内入選の瞬間
失格の瞬間の反応
2つの画像があります。出品した3部門のうち、1つが失格の瞬間の反応を捉えた動画のショット、1つは10位以内入選の瞬間の動画ショットです。
1部門の作品が失格になったのをみた瞬間の悔しさは、忘れません。
失格になった理由は言葉ではわかりませんが、じっと見ていたらよくわかりました。
私は、開店から10ヶ月、日本人のお客様はもちろん、暇さえあれば外国の方の味に対する反応をみ、どこから来たのか聞き、味の評価を確認してきました。
世界には多様な人が住んでいて、多様な嗜好があります。パーソナルなレベルではなく、文化圏ごとの味の嗜好の違いを研究してきました。
お客様を理解したいと思い、理解しようと試み、理解したはずの結果を反映する、そしてまたその次のPDCAサイクルを回します。
当然、万人受けする品はつくれませんが、店で出している味でどの国なら通用するか、どの国ならダメなのかはおよそわかりました。
今年のPDCA実験は、2つ入選、1つ失格という結果になりました。これは必ず次に生かせます。
牛乳や生クリーム、合成フレーバー、薬剤の類いを一滴も使わないでも、世界で通用する。このことが証明できたのと同時に、私は人の感覚の違いを通じて、世界の平和に貢献できないかという問いを、さらに深めていきたいと思っています。
私は審査員のためにジェラートを作るのではありません。偉大なジェラートカルチャーを生み出したイタリア人に敬意を表したいのです。なので、製造で余ったジェラートはすべてAirbnbのホストさんの自宅に重くても手持ちで持ち帰り、お渡しするように日本から容器と保冷剤を持ってきました。私は決して捨てません。
このことを書くのは、京都で世界の人を笑顔にする、食の制限があってもものともしない、これからピッツェリアをやる河崎に対する応援メッセージでもあります。
一言でいうと、私たちに必要なことはお客様への関心、それはつまり愛が必要なんだということなのです。無責任な野次馬ではなく、責任と関心をもってじっと見つめる。
月並みなようですが、これが多分法則なのです。
日本人はこういう民族なんだと声高に主張する前に、まず相手を理解しようとすること、たとえそれが勘違いでもいいから、そう思うことにこそ、きっと相手に通じる何かが生まれるのだと確信します。
これこそが和の心であり、私たちが最も誇りに思う大切な気持ちなのです。
これからも、ジェラートでできるだけのことを積み重ねて参ります。
日経MJ新聞「神田昌典の未来にモテるマーケティング」で紹介されました!(2018年2月12日)
自然食品のプロ、ジェラートに挑戦
~伊文化への敬意、心癒す~
未経験のジェラートで世界に挑戦すると決め、新業態に取り組みはじめてから、10カ月間。自然食品分野で経験を積んできた中川信男さんは、今度はジェラートづくりに、夢中になった。
その結果、2018年1月22日、イタリア・リミニで開催する世界最大、世界最難関のジェラートコンテストの2部門で、ダブル受賞を果たした。日本のジェラート職人が個人でエントリーし、2つのトロフィーを一度に獲得したのは、これまでに例のないことだという。
世界的な受賞だけであれば、よくあるニュースだろう。しかし、驚くのは、乳製品を使うのが伝統であるジェラートづくりにおいて、牛乳や生クリームなどの動物性素材、合成フレーバー、食品添加物を一切使わなかったことだ。
入賞した作品は、「ほうじ茶と抹茶のマリアージュ」と「ゆずとみかん、オレンジのソルベ ひまわりハニーとともに」。どちらも、ほうじ茶やゆずなどの日本の食材を生かしたユニークな風味である上、乳製品を摂らないビーガン(完全菜食主義者)でも楽しめる。それ自体が、ジェラートに新しい市場セグメントを開いたという驚きをもたらした。
乳製品などを使わないジェラートづくりの原動力となったのは、食に対するアレルギーをもち、乳製品を口にできない子たちを見てきたことだ。これまで、自然食品業界で18年の実績を積んできた中川さんは、日本の食材を駆使して乳製品などを用いないアレルギーフリーの食品を数多く開発し、アレルギーを持つ人やビーガンの人に支持されてきた。
そのノウハウを用いてジェラートを試作すると、いままでアイスを食べたくても我慢してきた子が「おいしい」「おいしい」と無心になって頬張った。それを見て母親が涙する姿にも勇気づけられた。
この領域で挑戦すれば、日本の味、そして食文化を、世界に一層広げられると確信。中川さんは、動物性素材や食品添加物などを一切使わない、本場に通用するジェラートづくりに没頭した。10ヶ月後、そのこだわりを世界が評価した。
ジェラート自体の完成度が高かったのは、もちろんのことだろう。しかし受賞の裏で、彼には、もうひとつの、こだわりがあった。
それは、審査員に評価されるためではなく、偉大な食文化を生み出したイタリア人に敬意を表すために、ジェラートを作ったということだ。そこで製造で余ったジェラードは一切捨てないよう、日本から持ち込んだ保冷剤で保ち、重くても手で運び、宿泊先のホストまで持ち込み振る舞った。
世界に挑戦することは、日本ブランドをもってすれば、可能かもしれない。しかし今、それよりも大切なのは、挑戦する過程で、「何を持ち込むか」だ。中川さんのように、相手の文化に敬意を表するという姿勢がなくしては、日本商品は、一時的に広がりはするだろうけれども、すぐに飽きられるだろう。舌は癒されても、心は癒されないからだ。
ジェラートづくりを始めた直後に開店した「プレマルシェ・ジェラテリア」は、いまだ京都に1店を構えるのみ。
世界に広がりはじめる前に、こうした日本人職人のこだわりは、日本人がもっと注目・評価すべきではないだろうか?
神田昌典 氏
上智大学外国学部卒。大学3年次に外交官試験合格。大学4年次より、外務省経済局に勤務。ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。その後、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントに。
多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌で「日本一のマーケッター」に選出されている。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆に加え、ミュージカル、テレビ番組企画など、多岐にわたる創作活動を行う。
主な著書に『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『全脳思考』(以上、ダイヤモンド社)、『成功者の告白』『人生の旋律』(以上、講談社)、『非常識な成功法則』(フォレスト出版)、翻訳書に『ザ・マインドマップ』(ダイヤモンド社)、『あなたもいままでの10倍速く本が読める』(フォレスト出版)等、累計出版部数は200万部を超える。
上智大学外国学部卒。大学3年次に外交官試験合格。大学4年次より、外務省経済局に勤務。ニューヨーク大学経済学修士(MA)、ペンシルバニア大学ウォートンスクール経営学修士(MBA)取得。その後、米国家電メーカー日本代表を経て、経営コンサルタントに。
多数の成功企業やベストセラー作家を育成し、総合ビジネス誌で「日本一のマーケッター」に選出されている。ビジネス書、小説、翻訳書の執筆に加え、ミュージカル、テレビ番組企画など、多岐にわたる創作活動を行う。
主な著書に『60分間・企業ダントツ化プロジェクト』『全脳思考』(以上、ダイヤモンド社)、『成功者の告白』『人生の旋律』(以上、講談社)、『非常識な成功法則』(フォレスト出版)、翻訳書に『ザ・マインドマップ』(ダイヤモンド社)、『あなたもいままでの10倍速く本が読める』(フォレスト出版)等、累計出版部数は200万部を超える。
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世界でいちばん、誰もが子どものような笑顔になれる場所
ジェラート参入9ヶ月でここまで来られたのは、弊社が18年にわたり積み重ねてきたノウハウがあってのこと。
それにより達成できた乳化剤不使用をはじめとするオールナチュラルメソッドや、動物性素材一切不使用のジェラートたちが客観的に価値があると評価されたということです。
それはつまり弊社の選択してきたものが、世界に通用することが証明されたことでもあるのではないでしょうか。
なにかを深く探求、追求してきた経験と知識は、求められる場所に、その場を移すだけで、花開くことがあります。中川はそれを「スマートカット」と称します。
「修行よりも大切なことは、常識をかなぐり捨てて情熱をもって突っ走ること、そして叶うまで諦めないこと」という言葉通り、それを実行し受賞に至ったのです。食にどんな制限があろうとも、誰もがハッピーになれるために。
今年48歳を迎える中川の、ジェラートを溶かしてしまうほどの情熱が認められたこのニュースが、みなさまの心にも飛び火して、チャレンジ精神を再燃するきっかけになれば幸いです。 プレマルシェ・ジェラテリア、プレマ株式会社に信頼を寄せてくださったみなさま、ほんとうにありがとうございます!(2018年3月時点)
ヴィーガンジェラートマエストロ®中川信男の“ここでしか明かせない、ジェラートの裏話”
ほかにもプレマルシェ・ジェラテリアの人気フレーバーを多数ご紹介しています。(YouTube-再生リスト-)
動画でしか語れない裏話や、原料調達・レシピ開発の苦労や想いなど、そんなことまで明かして大丈夫ですか!?とスタッフが心配になるほどの情報を、ヴィーガンジェラートマエストロ®中川信男がそのまま包み隠さずお話ししています。
表には出せないヒミツのフレーバーにご興味のある方は、 こちらよりお問い合わせください。 担当者より返信させていただきます。
京都プレマルシェ・ジェラテリアにご来店されたお客様より
お店で泣いていただく
たまたま、ジェラテリアのスタッフがとっても忙しそうなので、私も通りがかりでヘルプに入っていました。60代と思われる男性が、レジの前で泣いておられます。 「何かありましたか?」とおたずねしました。聞けば、お孫さんは7人。そのお孫さんの中に、ミルクアレルギーがあるお孫さんがお一人だけいるらしいのです。 「いつも、孫を連れて何か食べにいっても、その子にだけ、あれはだめ、これはだめと言わないと……
60代と思われる男性が、レジの前で泣いておられます。何かありましたか?」とおたずねしました。聞けば……
「あれはだめ、これはダメ」ではなく、「あれよりもこれ、これよりもそれ」
長年のプレマ株式会社のお得意様。通販はもちろんのこと、1時間半ほどかけて、京都にある私たちの自然食のお店にちょくちょく来ていただいています。 一時期は厳密なマクロビオティックに取り組んでいたそうです。ご主人様の難しい病気のこともあって、なおさらに「食をしっかり正さないと」と、相当ストイックに実践されていたご様子……
長年のプレマ株式会社のお得意様。一時期は厳密なマクロビオティックに取り組んでいたそうです。ご主人様の難しい病気……
心の薬(1)
あるお客様から、不思議なメールをいただきました。『このジェラートを食べても、母の場合は○○○にほとんど影響が見られなかったので、 毎日ひとつ食べてもらってるんですが、これが本当に楽しみになったようなんです。』これは、尋常なことではないということで、 もう一度、ほんとうにそうなのですかとお伺いしましたところ……
『このジェラートを食べても、母の場合は○○○にほとんど影響が見られなかった。』これは、尋常なことではないということで……
心の薬(2)
先日公開したお客様のご感想「心の薬」は、多くのお客様にお読みいただいていたようで、とても嬉しく思います。 その、続きのお話しをいただきました。私も不思議でなりませんが、事実としてこのようなことが起きています。 『心の薬2nd 拝読しました。たぶん、ジェラートだけではなく、全てが……
プレマルシェジェラテリア誕生秘話
誰かが一生懸命作ってくれたもの
私は、もう46年間地球上に生きていますが、全く知らなかったことがあります。自分が考え、悩み、そして創りだしたものを目の前のお客様に食べていただき、笑っていただくことが、これほど素晴らしいことだったとは!考えてみれば、自らスタートしたビジネスの世界で17年間、右往左往しながらも少しでもお客様のお役に立てるならと必死だったこの時間でした。もちろん及ばないこともたくさんあり、お客様を……
自らスタートしたビジネスの世界で17年間、右往左往しながらも少しでもお客様のお役に立てるならと必死だった……
出会いは千万に一つ。大手チェーンには絶対できないこと
ある人は病気を苦悩し、ある人は死を覚悟し、ある人は失恋の悲しみに暮れ、ある人は内緒の話をしました。 ときに私を相手にストレスをぶちまける方もいました。とにかくあの空間は、いろいろなものが交錯する不思議な空間でした。必ず心がけていたことは……
ある人は病気を苦悩し、ある人は死を覚悟し、ある人は失恋の悲しみに暮れ、ある人は内緒の話をしました。必ず心がけていたことは……
自然食品の会社がなぜジェラート?
若年層に「自然食品」という概念を知ってもらいたい想いがありました。自然食の見解では、甘い氷菓子は「不健康」。 でも、原則原理だけを求めている間に、店主も顧客も高齢化していきます。「これでいいのだろうか」という気持ちがあったのがきっかけのひとつです。 実際、ジェラテリアを始める前と後では、店に入ってくる年齢層が……
若年層に「自然食品」という概念を知ってもらいたい想いがありました。自然食の見解では、甘い氷菓子は「不健康」。でも……
Beyond “ Food barrier ! ”(ビヨンドフードバリア) プロジェクト = 食べ物の障壁を越える
実は、京都のなかにはこういったお店が多くはなくとも存在しています。 ただ、ヴィーガン、ベジタリアン、マクロビオティック、オーガニック、ハラル、糖質制限、各種の食物アレルギーに対応できるお店を、多言語で、まとめて探せるツールはなく、 それぞればらばらに存在しています。私はこういった食物に関する思想・心情上、宗教上、健康上の制限……
ヴィーガン、ベジタリアン、マクロビオティック、オーガニック、ハラル、糖質制限、各種の食物アレルギーに対応できる……
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プロ専用乳製品を納めていただいている岡田氏より
中川の受賞に際し、ジェラテリアにプロ専用乳製品を納めていただいている岡田さんからのLINEです。
考えてもみてください。イタリアの伝統とはほど遠い、一切乳製品を使わないでコンテストを狙った非常識な中川。「どんな人にも楽しめるように」ということで、ジェラテリアでご用意しているミルクフレーバーのための乳製品問屋さんが、乳なしフレーバーの受賞にこんなに全身で喜びを示してくださっているのです。
同じ乳製品を食べるなら、絶対このミルクにしたいと思いませんか?
岡田さんは、プレマルシェがミルクジェラートからも一切の合成乳化剤を排除したことにもまた、とても喜んでくださっています。
受賞作品だけに価値があるのではなく、受賞はたまたまイタリア人の口にあったものだったということを、どうかご理解いただきたく思います。
Premarché Gelateria店舗のご案内
「世界で一番笑顔になれる場所」を目指して。プレマヴィレッジ京都三条1階『プレマルシェオーガニクス』内に、イタリアン・ジェラート店がオープン。ヴィーガンやノンミルクジェラート、スーパーフードや伝統素材を生かしたフレーバーまで、他では決して味わえない新たなスイーツへの挑戦です。
京都市中京区三条堀川西入橋西町672 1F (地図をみる)
2018年7月、「世界で一番笑顔になれる場所」を目指して、ついに東京・中目黒駅前に2号店がオープン。
東京都目黒区上目黒2丁目9−36
(地図をみる)
2020年2月、京都北山から京都三条堀川に移転後「プレマルシェ・オルタナティブ・ダイナー」としてリニューアルOPEN。自然食素材、ビーガン素材は日本有数のナチュラルフード流通業・プレマ株式会社の総力を挙げた努力で発掘し「心の薬」を目指してジェラートと同じ考え方を、さらに食の世界に広げていきます。
京都市中京区堀川通三条西入橋西町672 2F
(地図をみる)
- プレマルシェ・ジェラテリアのジェラートを ショーケース販売しているお店
-
- NOPPOKUN(石川県)
- ロビンズキッチン(佐賀県)
- 小西いも(京都府)
- ビオ•あつみ エピスリー豊橋(愛知県)
- vegecafe+α(大阪府)
- Zero Waste Kyoto(京都府)
YouTube「ハリセンボンOfficial Channel」で紹介されました
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並ぶ有名店のミルクベースジェラートの中で、有機や国産素材のノンミルクのジェラートで10位入賞でした!
今日の入賞(2018年1月24日)
『ジェラート 1000のアイディア コンテスト』
10位 Bee-gan ほうじ茶と抹茶のマリアージュ
昨日の入賞(2018年1月23日)
『世界のソルベ コンテスト』
3位 Bee-gan ゆずとみかん、オレンジのソルベ ひまわりハニーとともに
同時に2部門入賞、トロフィーふたつは前代未聞だそうです。(カルピジャーニジャパンの社長さん曰わく。追って調べていただきます。)
たとえド素人でも10ヶ月でここまで来れるということを証明できました。修行よりも大切なことは、常識をかなぐり捨てて、情熱をもって突っ走ること、そして叶うまで諦めないことだと思います。
私の場合、それは『食にどんな制限があろうとも、誰もがハッピーになれる』、そんな心の薬を作りたい。その一念だったのです。
プレマルシェ・ジェラテリア、プレマ株式会社に信頼を寄せてくださった皆さま、ほんとうにありがとうございます!