プレマシャンティからの贈り物「アナン×りんねしゃ」のコラボ オリジナルスパイス
ギフトにも最適です。プレマシャンティオリジナル商品紹介カードを添えてお届けします。
プレマシャンティは、繋がりのなかで生まれます。
それは人であったり、自然であったり、商品であったりします。
ご紹介頂いたご縁を辿って各地を旅するうちに、その土地だからこその出会いもあります。
その土地でしか、その時期にしか出会えない味。
皆さんにご紹介したいけれど、生ものであったり、作る量が限られていたりと、私たちがお預かりするには難しい商品も決して少なくありません。
また作り手を身近に感じて初めて、より深い味わいが生まれる商品もあります。
プレマシャンティの開拓チームが、各地を巡り、作り手の目を見て、言葉を交わして惚れ込んだ数々を、桜のカードを添えてお届けします。
アナンのスパイス
プレマシャンティ開発チーム 横山です。アナンの黄色いカレーブックをご存じですか?アナンとの初めての出会いは、百貨店の地下食料品売り場。まさにこのカレーブックが初めての「アナン体験」でした。目を惹く黄色に独特の絵。スパイス売り場の中でも異彩を放つ、不思議な存在だったこのカレーブックを手に取ったのは、単なる好奇心からでしたが、当時中学生の私が初めて手にしたこのカレーブックこそが、スパイス探求の始まりでした。
スパイスとハーブを使いこなすひとは、錬金術師か魔法使いみたいです
スパイスとハーブを使いこなすひとは、錬金術師か魔法使いみたいです。ちょっとした料理が複雑に奥深く変化して、異世界に旅するように全く違う扉を開いてくれるのが羨ましくて、興味深くて、自分でも実験を繰り返してきたものの、いまだにそのコツがつかめずにいます。ハーブもスパイスも、カギは「調合」。けれどもこの調合は、それぞれの文化と時代、そこで暮らしを営むひとに深く根付いた知恵の集約だから、付け焼刃でどうこうなるものではなさそうです。
好奇心に駆られてスパイスを買い揃え、料理本のとおりに「インド風カレー」なるものに挑戦しては失敗し、ブレンドスパイスの偉大さを知りました。暮らしのなかで生姜や山椒、ゆず、しそなどの日本の伝統的なハーブやスパイスには触れているのに、クミンやターメリック、コリアンダーなど、外からやってきた子たちを前にすると、やっぱり腰が引けるというか。スパイスの瓶が増えるにつれ、体験を積み重ねれば重ねるほど、カレーブックのシンプルさが身に沁み、アナンさんの伝えるスパイスの魅力に取りつかれました。
プレマシャンティの開発に携わり、大好きな作品たちの作り手とのご縁を頂く中で、いつかご縁が繋がればと願い続けていた作り手「アナン」。偶然の繋がりで、今回「アナンXりんねしゃ」のコラボレーションとしてつくられた3つのオリジナルスパイス&1つのハーブミックスとのご縁を頂きました。
アナンスパイスは素朴だけれど洗練されてます。
アナンスパイスは素朴だけれど洗練されていて、その奥深さは驚きに満ちています。 彼らにとって日々の暮らしの中で使われてきたクミンやターメリックなどのスパイスの数々とその配合は、台所を起点に子どもたちに代々伝えられてきた日常です。日本人が「だし」の味で育つように、インド人はスパイスが故郷の味。四季の移り変わりを渡っていく身体を、旬の食材やスパイスの組み合わせで整えながら暮らしてきた彼らの知恵が凝縮された、いわば「おばあちゃんの知恵袋」的存在がスパイスの調合なのかもしれません。インドから日本へ移住して以来、故郷の味を繋ぎながら、日本の味や食材を加えながら、日々「アナン」のスパイスをつくり続ける彼らだからこそ出来る人懐っこく素朴なブレンドは、「うま味」という第5の味覚で育った日本人の食生活や食材にも不思議に寄り添います。
4つのオリジナルスパイス
カレーブックのブレンドを再現
カレーブックのブレンドを再現した、カレーパウダー名古屋ブレンドHOTとMILD。
和名が「うこん」であるターメリックをベースにシナモン・カルダモンなどを配合したスペシャルブレンド、ターメリックスペシャル。
ごまなどを加えて和のテイストを活かせるようにブレンドしたハーブミックス。
今回お届けする4つのオリジナルスパイスたちは、インドと日本にルーツを持つ鎌倉生まれのアナン三代目 メタ・バラッツさんの手により、インドの叡智とバラッツさんの経験を融合して生まれてきたオリジナルのブレンドです。スパイスをキーワードに料理の探求をする「東京スパイス番長」のメンバーとして、移動チャイ屋さんとして、ご自身の探求と自由な発想でスパイスの世界を広げているメタ・バラッツさん。日本で、インドで、ヨーロッパで、そして世界で触れた様々な経験と体験が積み重なって生まれてくる彼の独自のブレンドは、親しみやすく柔軟です。
カレースパイスHOTとMILD
カレースパイスHOTとMILDは、これひとつで本格的なスパイスカレーが再現できてしまう有能なブレンドスパイスたちです。バターやオリーブオイルもいいですが、玉締めの菜種油とこそあわせて使って欲しいブレンドでもあります。和の風味が香るカレースパイスは、チキンなどの味の濃い動物性素材との相性の良さはもちろん、ナスやじゃが芋などのあっさりした野菜にも、カボチャやほうれん草などの個性の強い野菜にも、どちらにも馴染みやすい柔軟性を持っています。カレーパウダーだけを使って「カレー風」の煮込みをつくるなら、アーモンドパウダーやカシューナッツを加えてとろみとコクを出したり、醬油やみそなどの日本の調味料を加えたりしても。具材が複雑になっても、それぞれの個性を生かしながら、それぞれの間を取り持って、バランスの良い味に仕上げてくれます。
アナンさんのレシピ Curry powder hot スパイシーチキンカレー
材料
- 鳥もも肉 一口大 500g
- 玉ねぎ 1個 (みじん切り)
- トマト 1個 (賽の目切り)
- ニンニク 1片 (おろし)
- 生姜 1片 (おろし)
- カレーパウダー名古屋ブレンドHOT 小さじ3
- お湯 400ml (水でも可)
- ココナッツミルク 100ml
- 塩 小さじ1.5
- パクチー 1カップ (ざく切り) (お好みで)
- 油 大さじ2
作り方
- 強火で温めた深めのフライパンに油を加え、玉ねぎを炒める。玉ねぎが飴色になってきたらニンニク、生姜を加え香りが飛ぶまで炒める。
- さらにトマトを加え水分を飛ばすように炒める。火を弱火にしてカレーパウダー、塩を加えて混ぜる。火を中~強火に戻して鶏肉を加える。
- 鶏肉の表面に火が通ったら少しずつお湯を加えて伸ばして行く。
- 約10分煮込んだらココナッツミルクを加え一煮立ちさせパクチー(お好みで)を加えて出来上がり。
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横山
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撮影のために料理をするのに、店舗のココナッツミルクが売り切れ!頂いたレシピに基づいてつくるはずが、「え~!どうしましょう?」。理想と現実は違うものと割り切って、今回は、ココナッツフレーク(細かいの)で代用しました。チキンの表面の色が変わったら、ココナッツフレークを入れて、焦がさないように一緒にしばらく炒めます。チキンの表面に火がとおってからココナッツを入れるのは、生臭さがフレークに移らないためです。あまーいココナッツのかおりがしたら、少しずつ水を加えます。今回は大体80gくらい入れましたが、お好みで加減してください。
材料が全部そろわないことなんて、お家で料理していたら当たり前。有り合わせで料理ができるのが、カレーの良さだと思います。冷蔵庫に残ったちょっとだけの野菜を寄せ集めて、具だくさんのカレー!特に寒さ極まる時期には、身体の息抜きにもなりますよ。
アナンさんのレシピ Curry powder mild キーマカレー
材料
- 鶏ひき肉 500g
- 玉ねぎ 1個 (みじん切り)
- トマト 1個 (賽の目切り)
- ヨーグルト 50g
- カシューナッツ 1/2カップ
- グリーンピース 1パック
- カレーパウダー名古屋ブレンド MILD 小さじ 2
- 塩 小さじ1.5
- 油 大さじ2
作り方
- カシューナッツをぬるま湯につけておき約100mlのつけておいたぬるま湯と一緒にミキサーにかけペーストにしておく
- 強火で温めた深めのフライパンに油を入れ玉ねぎが飴色になるまで炒める。ニンニク、生姜を加え炒める。火を弱めカレーパウダー、塩を加えて軽く炒める。ひき肉を加え炒める。
- しっかりと肉に火を通す。ヨーグルト、トマト、つくっておいたカシューナッツペーストを加えて全体になじませたら蓋をして弱火で約10分煮込む。
- 水分がしっかりとでてきたらグリーンピースを加え煮込んだら出来上がり
ターメリックスペシャル
ターメリックスペシャルは、パンケーキなどのお菓子に混ぜてもトッピングしても面白いですが、日々使いのドリンクとして。ミルクティにスパイスを加えチャイをつくるように、ミルクや豆乳、植物性のドリンクとあわせて朝の目覚めの一杯にどうぞ。
アナンさんのレシピゴールデンミルク
材料
- 牛乳 250~300ml (約マグカップ1杯)
- ターメリックスペシャル 小さじ1/2~1
- 黒糖 大さじ 1 (蜂蜜 大さじ1)
作り方
牛乳、ターメリックスペシャルを鍋に入れ温める。沸騰しない程度に温まったら黒糖を加える。
スパイスハーブミックス
料理に合わせてご自由にお使いください。 野菜炒めや肉料理・魚料理はもちろん、様々な料理の下味に。ドレッシングや蒸しパン、フライの衣にいれても美味しいです。想像力を働かせて使うととても楽しいスパイスハーブミックスです。
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横山
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アナンのスパイスは、プレマシャンティ担当 横山が中学の頃からの片思いです。愛知県津島市に店舗を構え、同時に北海道で農場を営むりんねしゃさんとのご縁から生まれた間接的なご縁でご紹介が叶った「名古屋」カレースパイス。このブレンドたちも大好きだけれど、いつか「プレマシャンティ」とのスパイス&ハーブコラボが出来たらいいなと願いつつ、プレマシャンティ道を邁進します。この子たちを手にした方が、インドの叡智と日本のうま味の融合に恵まれますように。