プレマシャンティからの贈り物 ユナニが息づく国のフルーツ・バー
樹上で完熟した果実(天日干しドライフルーツ)とナッツを使用
プレマシャンティは、繋がりのなかで生まれます。
それは人であったり、自然であったり、商品であったりします。
ご紹介頂いたご縁を辿って各地を旅するうちに、その土地だからこその出会いもあります。
その土地でしか、その時期にしか出会えない味。
皆さんにご紹介したいけれど、生ものであったり、作る量が限られていたりと、私たちがお預かりするには難しい商品も決して少なくありません。
また作り手を身近に感じて初めて、より深い味わいが生まれる商品もあります。
プレマシャンティの開拓チームが、各地を巡り、作り手の目を見て、言葉を交わして惚れ込んだ数々を、桜のカードを添えてお届けします。
朝に、昼に、夜に、おやつに。
ユナニが息づく国のフルーツ・バー
「有機農業」や「自然農法」に付加価値が生まれ、
「化学調味料不使用」や「無添加食品」が魅力的に聞こえるのは、
なぜでしょうか?
「有機農業」や「自然農法」に付加価値が生まれ、「化学調味料不使用」や「無添加食品」が魅力的に聞こえるのは、化学合成物が大量に農業に用いられてきた歴史的背景があり、化学調味料や合成着色料、合成保存料などの化学合成品があたりまえに使われる暮らしを営んできた歴史があるからです。
株式会社バイオシードのラザニさんとの出逢いは、自身の尺度と価値観を見直す好機でもありました。
化学合成農薬や化学肥料など、化学合成された農業資材を使わない国では、そもそも有機栽培農産物の認証制度は必要ありません。ラザニさんが生まれたイランという国は、自然に任せて、植物に任せて、農業が営まれている場所が多く残る国のひとつです。
四季の移ろいに委ね、天地に委ね、その時々に移ろいながら育つ農産物たちは、いつも「旬」。
その時々によって、収穫できる量や大きさ、味わいが変わるのが当たり前の自然が与える恵みです。
苛烈な太陽とともに生きるラザニさんの故郷
ラザニさんの故郷から届くドライフルーツの多くは、ここからもう一歩「自然のまま」です。どうしてって、収穫のときには、すでに”ドライフルーツ”だからです。
例えば、デーツ。ドライデーツは、生の果実を収穫した後、天日に干して、あるいは機械で、乾燥するものです。だから一般的に、人の手で加工された食品である「加工食品」に振り分けられます。けれどバイオシードで紹介しているフルーツのうちいくつかは、乾燥してから収穫されるまさに自然の恵みです。どういうこと?と首を傾げたくなりますが、苛烈な太陽とともに生きるラザニさんの故郷では、樹上で完熟した果実が、そのまま太陽にさらされ、「ドライフルーツ」で収穫できるのです。
これぞまさに、天日干し!
”乾燥までが太陽と自然の仕事であり、収穫や選別が人の仕事”と書くと、とても大雑把に聞こえるけれど、自然とともに暮らしてきた人たちが、自然を観察し、共存してきた智慧そのままの形なのかもしれません。
- デーツ農場
- デーツの木 8月
- デーツの木 9月
- デーツの木 10月
- 天日干し
ユナニ医学と呼ばれる伝統医学が、日々の暮らしの中に生きている国
イランはまた、ユナニ医学と呼ばれる伝統医学が、日々の暮らしの中に生きている国でもあります。
ペルシア語で「ギリシャ」を意味するユナニ。伝統中医学、アーユルヴェーダとともに、世界三大伝統医学と呼ばれる伝統医学のひとつであるユナニ医学もまた、食と生活環境・生活習慣と人間の身体の結びつきを説いています。世界各地の伝統医学の多くが、当時彼らが日常的に食していた食材を定義し、時には特別な役割を与えているように、ユナニ医学もまた、生姜やレタス、サフラン、クミン、ディル、ダイダイなどの食材に性質を与え、役割を見出し、分類し、日々の健康づくりに、また急を要する折の対応に活用できるようにと食材を定義しています。
天日で凝縮された、デーツやイチジク。
こっくりした旨みの、ホワイトマルベリー。
良質なたんぱく源の、チックピー。
永遠の象徴でもある、ザクロ。
古代ペルシャで女性を虜にした、ローズ。
ラザニさんの故郷から届くドライフルーツやナッツ
ラザニさんの故郷から届くドライフルーツやナッツなどは、現地のひとたちの健やかな暮らしを支える台所に、古くからあるものです。故郷イランの農家や作り手たちと対話を重ね、イランの価値観と日本の価値観をすり合わせながらつくられています。イスラム教圏で意味を持つ、ハラール認証制度。そして、国境を超えたのちに届けられる国、日本で意味を持つ、有機JAS認証制度。ナッツやドライフルーツが育つ現地では、作り手たちと有機認証基準に沿った育て方や作り方になるように、食べるひとたちが暮らす日本では、それぞれがどんな風に育てられているのか、また作られているのかを伝えるだけでなく、国境を越え、言葉を超え、文化を超え、日本の食に浸透させようと尽力しているのが、ラザニさんが代表を務めるバイオシードという会社です。
ごはんに?おやつに??4種のバー
日本ではおやつと考えられがちなドライフルーツやナッツ。
「エデンの園の果実」とも呼ばれるデーツを軸に(イチジクバーのみ イチジクが軸)、個性的で野性味あふれるドライフルーツたちを組み合わせ、私たち日本人に役立てられないかと考えられたのが、朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん、おやつの4種のフルーツ・バーです。
朝ごはんをテーマに掲げた「デーツバー」。
4種の中では一番カロリーが高く、
1本あたり185.2kcal。
デーツバー栄養成分表示 1本40g当たり | |
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エネルギー | 185.2kcal |
たんぱく質 | 4.2g |
脂質 | 9.0g |
炭水化物 | 21.8g |
ナトリウム | 11.6mg |
食塩相当量 | 0.03g |
水分 | 4.8g |
朝ごはんは、一日の活動を始めるために大切なエネルギー源だから、デーツに数種のナッツを組み合わせ、イランでは「畑の肉」と呼ばれるチックピィ(ひよこ豆)を加えたパワフルな処方です。小さいのに、パンチがあり腹持ちも良いのが不思議です。
材料は…
デーツ(イラン産)、くるみ、チックピィ、アーモンド、カシューナッツ、バラ水、ココナッツオイル
と、わかりやすい処方です。
お昼ごはんをテーマに掲げているのは「フルーツバー」です。
カロリーは1本当たり156.8kcal。
フルーツバー栄養成分表示 1本40g当たり | |
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エネルギー | 156.8kcal |
たんぱく質 | 3.0g |
脂質 | 4.1g |
炭水化物 | 26.7g |
ナトリウム | 13.2mg |
食塩相当量 | 0.03g |
水分 | 5.6g |
その名のとおり、デーツに赤と緑、黒の3種のレーズンとキウイを加えたフルーティなバーです。3種のレーズンは、ミネラル豊富なイランの土壌で育った樹上で、降り注ぐ太陽の恵みを十分に浴びて育った生命力溢れる味わい。ビタミンやミネラル豊富なレーズン、ビタミンCの宝庫ともいえるキウイに、「畑の肉」と呼ばれるチックピィ(ひよこ豆)がはいったもう1本食べたくなる瑞々しい1本です。
材料は…
デーツ、レッドレーズン、チックピィ、ブラックレーズン、グリーンレーズン、クルミ、アーモンド、キウイ、ココナッツオイル
を使ってつくった、わかりやすい原料なのに複雑な味わいです。
小腹がすいたおやつ時に活躍するのは「スーパーフードバー」。
素材はとってもパワフルなのに、
カロリーは1本当たり148.4kcalと控えめ。
スーパーフードバー栄養成分表示 1本40g当たり | |
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エネルギー | 148.4kcal |
たんぱく質 | 3.16g |
脂質 | 3.88g |
炭水化物 | 25.24g |
ナトリウム | 10.8mg |
食塩相当量 | 0.03g |
水分 | 7.48g |
食事と食事の間に、ちょっとエネルギーが欲しいと思った時には、コレ!
ざくろ種やホワトマルベリー、ブラックシードを加えたオイルフリーの軽い味わいなのに、とってもパワフル。ナッツの油で胃もたれする方も、スーパーフードバーには、カシューナッツやクルミ、アーモンドなどのナッツは使っていないから、食後もすっきりするのが嬉しいです。
材料は…
デーツ(イラン産)、チックピィ、ざくろ種粉末、くるみ、レッドレーズン、ホワトマルベリー、ざくろエキス、 バラ水、ブラックシード
夕食にと処方された「イチジクバー」。
1本あたり132.8kcalと、
4本の中では一番の低カロリーです。
イチジクバー栄養成分表示 1本40g当たり | |
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エネルギー | 132.8kcal |
たんぱく質 | 3.2g |
脂質 | 1.4g |
炭水化物 | 26.7g |
ナトリウム | 10.8mg |
食塩相当量 | 0.03g |
水分 | 8.2g |
夕食にと処方されたイチジクバーは、一番軽い食事の夕食にはぴったりの1本あたり132.8kcalと、4本の中では一番の低カロリーです。イチジクバーはその名のとおり、イチジクを軸に、デーツとひよこ豆をあわせ、酸味のあるマンゴやパパイヤ、パインアップル、バナナで味に彩を添えたトロピカルフルーツたっぷりなフルーツバーです。自然に近い環境のもとで、契約農場で無農薬栽培しているペルシャ産ドライフルーツと、JAS基準で栽培しているスリランカ産のドライフルーツを組み合わせたこの夕食バーは、ある意味 一番フルーティかもしれません。
材料は…
イチジク(イラン産)、デーツ、チックピィ、マンゴー、パパイヤ、パインアップル、バナナ、ココナッツ、ココナッツオイル
伝統医学「ユナニ」の智慧が息づくイランでも、また食は薬であり、家庭の台所は薬箱。
ラザニさんの底辺にもまた、ユナニの考え方が脈々と受け継がれています。
「有機農業」や「自然農法」に付加価値が生まれ、
日々 健やかに、パワフルに暮らせるように!
身体が持つ力を、最大限に引き出せるように!
4種のバーに込められた想いとともに、滋味深い味わいをお届けします。