無農薬・無化学肥料栽培の「黒豆枝豆」産地直送
化学農薬や化学肥料、動物性堆肥を一切使わず育てた枝豆です。
プレマシャンティ®は、繋がりのなかで生まれます。
それは人であったり、自然であったり、商品であったりします。
ご紹介頂いたご縁を辿って各地を旅するうちに、その土地だからこその出会いもあります。
その土地でしか、その時期にしか出会えない味。
皆さんにご紹介したいけれど、生ものであったり、作る量が限られていたりと、私たちがお預かりするには難しい商品も決して少なくありません。
また作り手を身近に感じて初めて、より深い味わいが生まれる商品もあります。
プレマシャンティ®の開拓チームが、各地を巡り、作り手の目を見て、言葉を交わして惚れ込んだ数々を、桜のカードを添えてお届けします。
新米が美味しい季節になると、お声がけを頂きます。
ここ数年、新米が美味しい季節になると、お声がけを頂きます。
黒豆の枝豆を食べに来ないと、もったいないよ!
お声がけくださるのは、玄米や黒豆でお世話になっている「アンビエント・ファーム」さん。
厚かましいなあと思いつつも、無理やり日程を合わせてでも行こう!と決心してしまうのは、アンビエント・ファームの雰囲気もさることながら、初めてご馳走になったもぎたて、ゆでたての黒豆の枝豆のうまさが忘れられないから・・・なのかもしれません。食いしん坊、万歳!
アンビエント・ファーム
アンビエント・ファームは、大阪府・京都府と県境を接した兵庫県の東部 丹波・篠山地域にあります。その地理的位置から、古代から要所として栄えてきました。それぞれの河川流域に広がるいくつかの盆地と、それを隔てる山間部という複雑な地形の恩恵もあり、小さな国が分散するという古代からの倣いのままに、近代・中世にも、政治的に重要視されつつもまとまりきることがなかった独立独歩の気風が影響してか、はたまた盆地特有の冬は極端に温度が下がり、夏場は気温が非常に高いという気候と深い山林のせいか、乱開発されることなく現代にまで豊かな自然と、歴史情緒深い街並みがあちこちに残っています。京阪神からの交通の便も良く、農業を志すひとたちの移住も盛んです。また食材の豊かさと自然の豊かさに惚れ込んで、各地から凄腕のシェフやパティシエたちがレストランやカフェを営んでいるのも、この地域の面白さでもあります。
関西に暮らす私、プレマシャンティ開発チーム 横山にとっては、篠山と云うと篠山城を中心とした秋の陶器市。そして高級食材の産地です。大粒の丹波栗、粘りの強さではピカイチ!なごろんと無骨で丸っこい「山の芋」、大粒の丹波大納言小豆、香り豊かでしこしことした食感が抜君のマツタケ・・・。そして忘れてならないのが、「丹波黒」と呼ばれる黒豆です。
一粒あたりの重量が通常の黒大豆の2.5~3倍近くある「丹波黒」は、もっちりとした食感と独特の甘みが特徴です。古くから京都・大阪・兵庫にまたがる丹波地域で栽培され、幕府や宮廷に献上されてきたこの黒大豆は、現在 兵庫県が日本で一番の産地です。非常に高価で取引される農産物でもあるため、県を挙げて価値の保護と品質の保持に取り組んでいます。兵庫県丹波黒振興協議会によると、「『丹波黒』とは、丹波地方発祥の在来品種から系統選抜を繰り返し選び抜かれてきた、大粒で極晩生の黒大豆品種」。
(参照:兵庫県丹波黒振興協議会 http://www.kurodaizu-lab.jp/tanbaguro/index.php)
これによると丹波黒は、「丹波の黒豆」と一般的に呼ばれている黒大豆とは一線を画するものです。それでも面白いことに、丹波地方と呼ばれる地域で育てられている黒豆は、往々にして、私たちがスーパーなどで目にする黒大豆よりも、ずっと粒が大きく黒々としています。
アンビエントファームで育つ黒豆は、認証を受けていない在来種で丹波黒とは呼べません。ですがこの地域で育つ黒豆らしく、粒の大きさもうま味も、さすが「丹波の黒豆」と納得します。
丹波の豊かな食材と自然
アンビエント・ファーム 野崎さんもまた、丹波の豊かな食材と自然に魅了されて移住したひとりです。盆地特有の気候ともいえる、年間・一日をとおして大きい寒暖の差が育む丹波地方の農作物は、土質と水の影響ももちろんあるのでしょうが、旨みが濃いだけでなく質の高さでも全国的に知られています。丹波地方の恵まれた環境のもとで、自身が積み上げてきた「自然農法」の知識をつぎ込んだらどんな農業ができるだろう。彼の好奇心は絶えることなく、米、黒大豆をはじめとした農産物を育てながら、自給自足に近い暮らしを営んでいます。農業従事者の高齢化が進み、農耕の継続が難しくなる昨今、地域に溶け込み、ご縁を得た方々から農地を預かり、従来型の農業から、地力を復活させ、天地の力を食べ物にわけてもらう環境還元型の農業へと切り替えながら育てるお米は、甘みが強く米だけで十分なご馳走になる贅沢な味わいですし、黒大豆もまた絶品。乾燥ししているときは真ん丸なのに、それが2倍以上に膨らんで、人差し指のさきほどの楕円になるのですから驚きます。黒光りし、ツヤツヤと輝くような黒大豆の煮豆は、新年を迎えるのにこれ以上ふさわしい豆はないなと思えるほどです。口に含むと甘く、ほろっと崩れるのもまた絶妙。一晩じっくり水で戻し、蒸しあげた黒豆は、もちっとした食感に甘味と黒い皮のほんのりとした苦みが加わり、煮豆とは違う旨みを醸しだします。そして、蒸しあげた豆の甘味とも、じっくり含み煮した時の甘味とも違うのが、生の枝豆の甘さです。
アンビエントファームの黒豆の枝豆
黒豆を育てる途上、まだ鞘(さや)が若く緑のうちに大地の恵みを頂くのが、アンビエントファームの黒豆の枝豆です。乾燥黒大豆用に植える黒豆に、虫がつかないよう細心の注意を払いながら手入れをし、豆が「そろそろ食べごろだよ」と教えてくれる頃を見計らって頂くもの。それでなくとも虫が付きやすいのが大豆、そしてその中でも虫がつきやすいと云われる黒豆ですから、農薬を一切使用せず育てる苦労は並大抵ではありません。枝から外した鞘(さや)を、虫食いがないかも最後は手作業で選別しています。お届けした先で、新鮮なうちにすぐに調理をして欲しい、黒大豆の枝豆の濃い旨みを満喫して欲しいという想いから、塩でもみ洗いしたら後は調理するだけの姿で届く枝豆には、アンビエントファームさんの心配りが感じられます。枝豆を楽しめる時期は、鞘(さや)の中の豆が膨らみ始めた頃から、登熟するまでの2~3週間の間です。最初は平たく緑色だった豆が、少しずつ丸みを帯びて黒っぽく色づき始め、鞘にも黒さがでる頃には、枝豆の時期が終わります。ですからお届けする時期によって、少しずつ豆の熟成度合いが変わるのもまた一興。豆が熟すとその分、虫がつきやすくなりますが、これも豆がどんどん甘く、旨みを蓄えているからから・・・でしょうか。
黒豆の枝豆の特徴のひとつ目は、鞘(さや)にあります。
それは鞘全体が、『毛深い』こと。そしてその毛が、黒いこと。
なじみのない方にはとても異質に映るらしく、「黒いものが覆っている!食べられますか?」と聞かれたこともあります。
また鞘の色目が、一般的に知られる枝豆よりも緑が深い、あるいは黒味が強いのも特徴です。
熟成が進むとこの鞘の色目も変化し、黒く濃い色目の斑点のようなものが増えてきます。
動物性の肥料は一切使用せず、化学肥料や農薬等も使わずに育てる黒豆の旨み。
普通の大豆の枝豆でも、土が変われば、育て方が変われば、味わいの違いに驚くのですが、ここに「黒大豆」の旨みが加わると、もう革命的。「私が食べてた枝豆って何だったの!!!」と驚かれるかもしれません。
茹でて、蒸して、ビールのおつまみに。鞘から外して、黒豆おこわに。
きっと500gでは、足りません。
だから、その倍の1kgでお届けします。
枝豆の走りの頃と、熟成した終盤の頃では、また頂き方も変わるので、塩でもみ洗いしてから冷凍しておいてもいいかもしれません。
一度 この味を知ってしまうと、毎年楽しみにしてしまう。
それがアンビエントファームさんの黒大豆の枝豆です。
虫が多くてお届けに踏み切れなかった2019年、やりたいねと話だけが出ていた2018年。
満を持して2020年の今年、産地限定でお届けします。
黒豆の枝豆は、若い鞘のきれいな緑の枝豆とは違います。
実が膨らみ始めると、鞘の色は黒くなります。
ふくらみが増すとその分だけ豆の甘さも増すので、産地やその近隣では、わざわざ枝豆で楽しめる最後の頃を狙って買いにくる方もおられます。
今回のお届けでは、実が少し丸みを帯びた頃から順に、産地の方に好まれる実が黒くなってきた甘味の強い最後の枝豆の時期まで、 数回にわけてお届け時期を設定しました。最終のお届けは、鞘もかなり毛深くなり、色も黒く変わっていきます。
見た目と扱いやすさで選ぶなら、1回目に。
味と実の大きさで選ぶなら、終わりを狙って。
終盤の黒い枝豆は、加熱すると一層黒さが増すこともあって、見た目で食べるのをためらう方も多いのですが・・・。
旨みの濃厚さは、ピカイチです。
黒豆の枝豆を毎年の楽しみに育った私、横山にとっては、終わりに近くなりつつある枝豆がご馳走です。
登熟した豆は、豆の皮もしっかりしてくる分、茹で時間も心持長めに。
鞘(さや)から出てくる豆も、ぷりっとした大粒で、水面に墨汁を垂らしたような黒い輪がかかっています。
食べ過ぎてお腹が張るまで気づかないくらい、食べ始めたら止まらないのが特徴でもあるのだけれど、同時に、頂く時には虫には注意。
鞘(さや)に小さな穴を穿って、入り込んでいる場合があります。
年間をとおし農薬・除虫剤等を使わず、植物たい肥で肥やした圃場です。
虫食い等が入らないよう細心の注意を払い選別してお届けしますが、万が一虫食い等あった場合は、申し訳ありませんが、取り除いてお召し上がりください。