プレマシャンティからの贈り物 Boulangerie L'oiseau bleu(ブランジュリ ロワゾー・ブルー)のパンセット
月1回 20セット限定・直送!古代小麦と雑穀のパン
プレマシャンティは、繋がりのなかで生まれます。
それは人であったり、自然であったり、商品であったりします。
ご紹介頂いたご縁を辿って各地を旅するうちに、その土地だからこその出会いもあります。
その土地でしか、その時期にしか出会えない味。
皆さんにご紹介したいけれど、生ものであったり、作る量が限られていたりと、私たちがお預かりするには難しい商品も決して少なくありません。
また作り手を身近に感じて初めて、より深い味わいが生まれる商品もあります。
プレマシャンティの開拓チームが、各地を巡り、作り手の目を見て、言葉を交わして惚れ込んだ数々を、桜のカードを添えてお届けします。
舌が嬉しい「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」のパンセット
「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」の主役は、日本各地から、そして世界中から集まった穀物たちです。自然のエネルギーを蓄えた吉備、粟、稗、四国稗、蕎麦、ソルガム、黒米、赤米、緑米、キヌア、テフ、カニワ、ハトムギや、スペルト、カムット、一粒小麦※(Einkorn)に米。個性豊かな穀物たちを、粉に挽き、時には粒のまま、配合し、新しい「命」を与えているのは、弘岡桂子(ひろおかけいこ)さん。発想の豊かさと、ひとつひとつの穀物や作品たちへの愛情の深さが、噛みしめて、噛みしめて、じんわりと身体にめぐる強く優しい味わいのパンや焼菓子を生み出しています。
いわゆる「小麦」だけでなく、卵や乳製品も使わない桂子さんのパンは、求めるひとによって呼び方がかわります。グルテンフリーや、ビーガン・・・。個々の事情によって、あうものとあわないものがあるのは当たり前です。だから求めるひとが「わかりやすい」分類の呼び名がついてしまうのだけれど、往々にして「分類」はあくまで「分類」。本質を示すものでは、ありません。
(※)一粒小麦は、一粒小麦系とも呼ばれる小麦の一種で、小麦栽培が始まった一万年近く昔から、ほぼ品種改良されることなく残ってきたと云われている品種です。栽培品種と野生品種がありますが、現在では一括して「一粒小麦」と称されます。一粒小麦やエンマー小麦などは「古代小麦」と呼ばれるように、あくまでも小麦であり、グルテンを含まないというわけではありません。
「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」のパンの本質は、想像力であり創造力。
同時に、探求心と愛情です。桂子さんの作品は、穀物による味わいの違い、育つ場所による味わいの違い、素材を組み合わせ生まれる味わいの調和であり化学変化が直に体感できます。パンを育てるのは、全粒スペルト小麦についた菌でおこしたルヴァン種や自家製天然酵母、時には酵素です。無施肥で育った野菜や大地にしっかりと根を張り育ったお豆、有機認証をうけたスパイスや茶葉など、時にはアクセントとなり、時には縁の下の力持ちの役割を果たす素材たちも、ひとつひとつに強い個性と物語があります。
時として個性が強すぎて、他とは馴染まないだろうと思えるような素材でも、素材の作り手とご縁を繋ぎ、素材との対話を重ね、「もっと知りたい」「可能性を引き出したい」という店主の願いと想いが加わって、ひとつの作品に仕上がってしまうから不思議です。例えば、モリンガ。例えば、クロレラ。例えば、桑の葉。おおよそパンとはご縁のなさそうな素材たちが、天地のエネルギーを存分に蓄えたまま、他の素材と混ざり合って、重なり合って、新たな活力を生み出す食として私たちの手元に届きます。
どこか懐かしいのに全く新しいパン
桂子さんの手で組み合わされた素材たちは、お互いに馴染みあい、時には個性を主張しあって、ひとつの「カタチ」に仕上がります。製パンや製菓は、化学実験に似た側面があります。それは、配合に『方程式』が当てはまり、この方程式(黄金律)を外れると、食感や膨らみなど「結果」が変わるという側面です。しかしBaker's percentage(ベーカーズ・パーセンテージ)と呼ばれるこの黄金律は、あくまでも「小麦粉」が土台です。小麦のようにグルテンを含まない雑穀や米、含有量が少ない、あるいは質の異なるグルテンを含む古代小麦を軸に据える「製パン」は、往々にしてどこかで生地の仕上がりに妥協を強いられてしまいます。
ましてや、コクの軸となる乳製品や軽くふわふわした食感を作り出す卵を使わないのであれば、パンのバラエティを絞ったり、”違うもの”として再定義するしかないのですが、「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」に並ぶのは、私たちが子どもの頃から馴染んできた「ふわふわ」も「ふっくら」も変わることなく表現されたパンたち。思わず手が伸び、味わいに笑顔が零れる、どこか懐かしいのに全く新しいパンなのです。
バゲット
塩と水と酵母、そして粉でつくるバゲットは、シンプル・イズ・ベスト。バゲットの故郷フランスでは、粉と酵母の風味と、それを締める塩が奏でるバランスで成り立っている毎日のお食事パンです。このバゲットをプレマシャンティのスペルト小麦で焼いた「スペルトバゲット」は、粉の味わいをダイレクトに伝える”皮を食べる”パン。カリカリに焼いた皮を噛んでいるうちににじみ出る甘味は、スペルト小麦を粒のまま炊いた時とは全く違う「麦」の味わいです。
パンド・ミ
バゲットとは対照的なパンが、パンド・ミです。パンドミは、皮でなく「身(実)」を食べるパン。内側の柔らかいところが命のいわゆる食パンです。「古代黒米黒豆ブレッド」は、どちらかというと食パン系統。スライスしてトースターで焼いて、もっちりとした食感を楽しむパンです。
フワリちゃん
「スペルトバゲット」も「古代黒米黒豆ブレッド」も、どちらももちろん、「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」らしいパンではありますが、一番の驚きは「フワリちゃん」ではないでしょうか。「フワリちゃん」はその名前のとおりにたっぷりと空気を含んだふんわり、柔らかなパンです。お食事パンというよりは、菓子パンに近く、ほのかな甘さとふわふわの食感とコクが重なり合って、おとなの手のひらよりも大きいのに、1回でひとつペロッと食べてしまえます。
お届け物の醍醐味は、箱を開けるときの高揚感!
何が届くかわかっていても「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」のパンたちは、この高揚感のドキドキといつも一緒にやってきます。
お客様の声
ペンネーム:キャメルタケアサさま
毎度紹介してくださる御社の商品は、見逃せない魅力的かつ確かな底力のみなぎる商品ばかりで、一度はどうしても試したくなります(笑)
今回のロワゾーさんのパンもそうでした。
実は、購入のコメント欄には書き切れないと思い、簡単に"美味しかったです"としか敢えて書きませんでしたが、実はかなり面白いエピソードがあるのです。
ロワゾーさんのパンは、今回初めてかと思いきや、たまたま昨年、大阪梅田の阪急デパートのデパ地下で出店されていたときに購入していたことが、後からわかったのです(お味と断面で)。
しかも今回のセットに含まれていた、"古代黒米黒豆ブレッド"でした!
古代紫に黒豆の断面が魅力的過ぎて、思わず旅先で購入。
予想を遥かに超えた、人生で最高レベルの好みのパンとの出逢いでした。
紛れもない実力派の、ピュアな素材のもつパワーがエネルギーとして静かに漲っているパーフェクト感に度肝を抜かれ、頬やこころが緩む感触、美味しさは、半年以上経った今でも記憶に鮮明です。
正直、個人的には 本場イタリアの市場で食したパンを上回っています。
とは言いつつも、大阪から遠方に住まう身としては、なかなか次の機会は望めませんでした。
そのズバリの品と、今回奇しくも再会させていただいたのです!
まさに望みが叶ったシンクロといえるかもしれません。
そして、今回は冷凍での再会ですので、実物との鮮度も 私の記憶を辿ってで恐縮ながらも比較できました。
確かにその日に焼いてすぐの鮮度には、当然ながら風味や食感は届かないものの、充分に納得のいくレベルで、ここまで鮮度を落とさずに自宅でいただけるのか…と、かえってそれに驚きました。その他のセットの品も、自然解凍でここまで食感が保たれ、個性的で美味しいのか…と、驚愕のレベルでした。
ここまでくると、本来のクオリティーの高さが自宅でいつでもいただけて、しかも6ヶ月持つというのは、今のような不自由な期間においては夢のようにありがたい限り…という言葉以外見当たりません。
少量でも、魂や細胞が震えるほど悦んでいます。
こういう時期だからこそ、ホンモノは心と身体を滋養してくれますね。
少々お値段は張っても、それに充分に見合う納得のパンだと感じます。
すみません…簡単にエピソードをお伝えするつもりが、ついつい力をが入り過ぎて、ものすごく長くなってしまいました(笑)
ペンネーム:ストライダーさま
心身に良い美味しいパンを頂き真にありがとうございました。
真に深く感謝致します。
ペンネーム:ロージーさま
ブランジュリ ロワゾー・ブルー パンセット を初めて(運良く)購入瀬さていただきました。
古代小麦のみ100%で作られいるパンを探していて、やっと巡り合えました。
噛み応えのある、食事パンが好きなので、私の好みにピッタリです。
全ておいしかったのですが、ナッツの入ったスペルト小麦のパンが特に美味しかったです。
パンの生地とナッツが丁度良い加減のバランスで、とても満足させていただきました。
機会があれば直接店舗に伺いたいと思いました。