和種薄荷の精油を使用 ボディスプレー マウスペースト リラックスバーム
ミントのような「つーん」とした香りの代わりに、どこまでも続く清涼感が特徴です。
プレマシャンティ®は、繋がりのなかで生まれます。
それは人であったり、自然であったり、商品であったりします。
ご紹介頂いたご縁を辿って各地を旅するうちに、その土地だからこその出会いもあります。
その土地でしか、その時期にしか出会えない味。
皆さんにご紹介したいけれど、生ものであったり、作る量が限られていたりと、私たちがお預かりするには難しい商品も決して少なくありません。
また作り手を身近に感じて初めて、より深い味わいが生まれる商品もあります。
プレマシャンティ®の開拓チームが、各地を巡り、作り手の目を見て、言葉を交わして惚れ込んだ数々を、桜のカードを添えてお届けします。
和種薄荷の精油がぐっと身近に!「A-HAKKA」
塗ったり、口に含んだりすると、すーっとした清涼感で知られるメントール。知らないひとはいないのでは?というくらい名前の知られた成分です。このメントール、現在では安価に合成できるため、私たちの身近なものに沢山使われています。たとえば、歯磨き粉。たとえば、リップクリーム。たとえば、入浴剤。湿布薬や塗り薬、日焼け止め、冷感スプレーなど肌につけるものだけでなく、消臭剤などの雑貨やガム、アイマスクなど、肌につけるものから薬、食品、雑貨、化粧品にまで幅広く使われています。ですがこのメントールが、「ミント」ではなく「和種薄荷」により多く含まれる成分であることや、かつて北海道が、世界の市場の約7割を占める「メントール」の一大生産地として栄えていた事実は、意外と知られていません。
日本と云えば、薄荷。
ハッカと云えば、北海道。
かつては世界のハッカ脳市場を一手に引き受け、7割 時には 9割と云われるほどの供給力を誇っていた日本の、北海道の「ハッカ脳」生産の躍進力となった和種薄荷たちも、ブラジルなどで生産される安価なメントールの普及と、合成メントールの台頭により、栽培が激減。「赤丸薄荷」もすっかり忘れられた存在でしたが、とある偶然から、野生化した「赤丸」が滝上町で発見されました。以来、北海道紋別郡滝上町(たきのうえちょう)で、70年以上の時を超えて赤丸薄荷が栽培されています。化学合成された農業資材は一切使用していない圃場で、すこしずつ株を増やし、2015年に初のエッセンシャルオイルが、以降、年々 オイルの取れる量がふえています。
やさしい、柔らかい、赤丸薄荷
ミントと聞くと、スーッと晴れやかな清涼感を想像します。感じ方によっては、この清涼感が痛い、攻撃的、刺激的という方すらいらっしゃいます。ですが「赤丸薄荷」は、ミントとは似て非なるもの。確かに香りはミントなのですけれども、刺激と云うより爽快、どこまでも続く清涼感が特徴です。オイルにブレンドすると、どこか甘い香りすらします。
自然の産物らしく、収穫する年度によって、香りが少しずつかわるのもまた、和薄荷の面白さです。エタノールやウィッチヘーゼルウォーターに加えて、またマッサージオイルにブレンドして、シアバターなどにブレンドして手づくりバームにして、お風呂に入れて・・・と、エッセンシャルオイルそのものも十分に活用できてしまうのですが、和種薄荷の魅力をぐんと身近に感じられるようにと「A-HAKKA」のアイテムが生まれました。ボディスプレーとマウスペースト、リラックスバーム。どれをとっても、赤丸薄荷らしさが存分に生かされている、使い勝手の良いアイテムです。
使ってみました!「A-HAKKA」
自分でつかっていないものは、ご紹介出来ない私(単に好奇心が旺盛なだけ)プレマシャンティ開発チーム 横山が、「A-HAKKA」シリーズ3点 それぞれ使ってみました。もうずっと、「メントール=すーっとするもの」と思い込んでいましたが・・・。
「和種薄荷って、赤丸って、なんて奥が深いの!!!」
3点どれもが少しずつ違う使用感や香りの印象を残しながら、それでも全部薄荷だと納得できてしまう本当に興味深いアイテムたちです。
創り手であるりんねしゃの大島さんからの作者コメントもあわせてご覧ください。
ボディスプレー
赤丸薄荷精油と、精油をつくる際に生まれる芳香蒸留水の2種をブレンドしただけの、これぞ赤丸薄荷なスプレーです。エタノールなどのアルコールを添加して、爽快感で肌をすっきりさせようという商品が沢山ある中で、このボディスプレーにはそういった小細工がありません。ですから強烈な清涼感とは無縁。シュシュッと吹き付けて、手のひらで押さえ、暫くしてからほんのりとした清涼感を感じます。香りはまず甘さ、そして緑。赤丸薄荷の香りとも少し違う、優しく甘い香りなのに、嗅覚を研ぎ澄ませてみるとようやく、奥の方に「薄荷」の香りを感じ取ります。汗でべたべたした時、着替えたいけど着替えられない時、このスプレーを吹き付けた後の肌触りは、どこかさらっとしていて不思議です。
赤丸ハッカの蒸留水と赤丸ハッカオイルだけでできた、身体を守ってくれるスプレーです。
あえてノンアルコールで製造したのは、赤丸ハッカの蒸留水の保湿力を実感してほしかったからです。
アルコールによる除菌や殺菌が当たり前になっていますが、アルコールは人の肌にある常在菌のバランスをくずします。
このボディーコートは効き目はおだやかですが、赤丸ハッカが茂っている広い畑の香りそのものを感じていいただける配合になっています。
ハッカの刺激が穏やかですが、虫よけにもお使い頂けます。また、夏の暑い日に全身にスプレーしていただくと、和種薄荷の主成分であるLメントールの力で温度が下がったように感じ、とても気持ちよいです。冬には腰や肩のケアにもご利用ください。
リラックスバーム
手の甲につけてびっくり。青りんごのような香りがします。でも甘い。
微妙にスーッとするような、熱いような、じわーっといつまでも続く肌の感覚に、二度びっくりです。
普段、夏場は固形のバームは重くてつかわない私ですが、これならいいなと感じました。だって軽いのです。バーム独特のどっしりした油の重量感がなく、かといってホホバのような重さを感じないのは、赤丸薄荷精油の力でしょうか。処方はホホバオイルとシアバター、蜜蝋、薄荷の精油。夏場は、表面がオイルに戻っています。「これでいいのか?」とも感じたものの、これだから肌に重たくないのだろうなとも感じました。夏場は冷蔵庫保管か、常温ならば平置き必須です。
最上級のホホバオイル・シアバター・みつろうを、絶妙なやわらかさになるように配合し(夏場は溶けます)、そこに赤丸ハッカオイルを加えました。塗ってもスースーし過ぎないクリームですが、つけているとその部分にほんのり清涼感がただよいます。鼻の下にぬっていただいても乾燥や傷を防ぎます。また、ヘッドマッサージクリームやヘアクリームとしても使用できます。ハッカの抗菌作用があるため、爪のケアには最適。
マウスペースト
驚きの清涼感の持続時間です。いつまでもお口の中が、すーっとして、べたべた、ぐずぐずしないのに、更に驚きます。正直、口に含んだ瞬間「この味、苦手」と感じました。ちょっとね、第一印象が苦手な部類です。多くの歯磨き粉に入っているキシリトールやエリスリトールなどの「甘味料」が、このマウスペーストには入っていないからかもしれません。口に含んで暫くすると、最初に感じた「苦手な味」はふきとんでしまうので、口に含むときにだけ、私は「えいやっ」と気合がいります。けれどしばらくすると、むしろ無味になり・・・。よくあるミント系の歯磨き粉のすーすーする感じすらどこにもなくて、「これは本当に薄荷が入っている?」と首をかしげたくなります。口を漱いで暫くすると、キタキタ。じわじわとミント特有の清涼感が口内に広がり始め、しばらく居座ります。口を漱いだ後の清涼感、そして持続時間の長さ。ミントのシートを食べたみたいで、面白いです。お昼ご飯の後や、お出かけの前のケアには、特にお役立ちです。
赤丸ハッカ精油に加え、ハッカと相性のよい抗菌力のあるローズマリー精油も配合しました。
甘味料を一切使用していないのにほんのり甘く感じるのは、この赤丸ハッカの成分バランスが非常に優れているためです。
サビンヅストリホリアツス果実エキスはソープナッツとも言い、天然の発泡剤としても有効な成分です。
粘結剤としてキサンタンガムやカラヤガムを選んだのは、石油由来の増粘剤は使用したくない為です。とにかく天然由来にこだわりたかったのです。
一番苦労したのは、殺菌剤としての銀などを使用しなかったこと。ハーブの力で抗菌安定までにかなりの技術をつぎ込みました。歯磨き粉として、歯茎のマッサージクリームとして使用できます。