種麹から造る天然醸造、甘みがきわだつ白みそ
日本が世界に誇る伝統食「みそ」ですが、先人の知恵が生み出した伝統製法を守って「醸した」みそは稀少です。寒さが一番深まる時期に仕込んで熟成させるだけでは、伝統製法とはいいません。
伝統的なみその仕込みは、「種麹」をつくるところから始まります。種麹とは麹菌の胞子を大量に集めた緑色の微粒粉で、環境を整えると、発芽し白っぽい菌糸をのばしながら蒸した麦や米などを麹に変えてくれます。しかし分業化、大量生産が進んだ近年、多くの発酵・醸造食品は、発酵・醸造に向いている菌だけを専門に培養する業者から人工培養(純粋培養)された種麹を購入し仕込みに使っています。
日本国内でつくった米・大豆。
自家製の「種麹」。
原材料名: 有機大豆、有機米、塩
製造日からの開封前賞味期間 : 製造日より7ヶ月
塩分濃度: 6.0 % (塩分濃度は参考です)
麹歩合: 20 歩
※大地と環境が育て、食べるひとをとおり、また土地に帰る。
自然の営みを体現した、日本が誇るMADE IN JAPANの「伝統食品」です。
※熟成した味噌をそのまま詰めた生きた「なまみそ」ですので、温度の変化に敏感です。
温かい時期や開封後は、冷蔵庫での保存をお勧めします。
※11月中旬頃から数量限定で販売いたします。
※本品は、商品に「要冷蔵」と表記しておりますが、これはお客さまのご自宅に届いた後、冷蔵庫にて保管をお願いしているものです。従いまして、輸送時は、常温でのお届けになりますことお酌み取り下さい。 (本品は、所謂「日配食品(常時低温保管・輸送にも冷蔵義務)」ではないためです。)
※蔵に生息する菌は、決して単一ではありません。いくつもの種類の菌が四季の移ろい、時間の流れのままに、自然のままに共存しています。これらの菌の力を借りながら、四季の移ろいと自然のリズムに任せて発酵・醸造させるのが、日本が誇る本物の伝統食の製法です。自然に存在する資材だけを使った有機農法で育てた米と大豆、それから塩。厳選した原材料がぐんと引き立つ醸造は、昔ながらの木桶仕込みと蔵付こうじで仕込む「伝統製法」だけができる技です。
大豆と米麹を1:2の割合で仕込むと、白みそが生まれます。
米麹の割合が高く塩分も6%と低いので「醸す」速度も早いのですが、熱々の大豆とあわせ一定の温度下で麹を糖化させるので、一層甘酒のような優しい甘みが際立ちます。
深い甘みは以外にも、夏野菜にぴったり。水分が多く酸味のあるトマトと一緒におみそ汁にしたり、練り辛子を少々加えキュウリを和えたり。春先には「分葱のぬた」のあえごろもにも。冬場にはすり潰したクルミやごまと合わせてお餅と一緒に。隠し味にも使える麹がたっぷり使われた贅沢な万能みそです。