髪は洗わないシャンプー「MIDORI(みどり)」
刺激を抑えた石けん素地に、白樺樹液やハーブ成分、シルクセリシン、蜂蜜、椿油を配合した、ナチュラルな頭皮ケアの新提案
日々の暮らしで、バランスを失った頭皮が心配なあなたに
その悩み、「表面」のお手入れが原因ですか?
植物がどう育つかは、環境によって決まります。
気温、雨の量、大地の質。
自然はあるがままを受け入れるものだけれど
大地は住まうもののチカラで健やかに保てます。
大地を手入れするように、
あなたの身体もお手入れを。
視点を転じる、シャンプーの新境地です。
初対面が最悪にならないように~だから云います!
「MIDORI(みどり)」は、シャンプーです。
ですが極力、頭髪にはつかないようにご使用ください。
第一印象は大切です。
食べ物の好き嫌いがひとくち目で決まるように、シャンプーは初めて使った日、あるいは初めて髪に触れた瞬間が「第一印象」、好き嫌いが決まるでしょうか。
「MIDORI(みどり)」は、シャンプーです。
ですが極力、頭髪にはつかないようにご使用ください。
石けんシャンプーと区分けされていますが、手のひらで泡立てて、髪につけた瞬間に強烈な後悔にみまわれます。
何故って、頭髪がこれ以上なくきしんで、絡み合うからです。
シャンプーを洗い流しても、なお一層、きしみが酷くなって指が通りません。
こうなると悲劇です。
もしかすると、喜劇かもしれません。
きしむ髪をなんとかしようと、リンスやトリートメントをつけようものならべたつくし、泡があればなんどかなるだろうとMIDORIを追加し泡立てて髪につけても、驚くような泡切れの良さが災いして、さらに髪がきしむだけです。とはいえ、「頭髪につかないように」は、ほぼ不可能でしょう。
地肌をマッサージするように洗ってください。
だから「MIDORI」が髪にふれる範囲を最小限に抑えてください。
手のひらに少量とって泡立てたあと、指先に泡をとって地肌をマッサージするように洗ってください。
初対面の印象が悪いと手放したくなります。
それが自分にあうものか、あわないものかを試すチャンスすらないうちに。
「MIDORI(みどり)」はシャンプーですが、洗うのは頭皮。
緑の大地をイメージしつくりあげた、「頭皮シャンプー」です。
「毛髪」をケアしたい方には、天照ル君ノヘアケアをお勧めします。
天照ル君ノヘアケア
「髪は、洗わないでください」~シャンプーなのに?
シャンプーが意味するもの
キューティクルキラキラ、掬いあげた髪がサラサラ流れる映像が多用される影響なのか、「シャンプー=髪を洗う」と考えがちです。ビフォア・アフターなイメージ画像や、ダメージ云々を喧伝するコピーも、きっと「シャンプー=髪を洗う」という固定観念を一層強固にしているかもしれません。
日本語にすっかり定着しているシャンプーも、もとは外来語で「Shampoo」。何を今さらと云われるでしょうが、コリンズ英英辞典によると「Shampoo」は、
1. 髪や頭皮を洗う目的で用意された液体あるいはクリーム状の石けんや洗剤
2. カーペットや車などを洗う目的で用意された液体あるいはクリーム状の石けんや洗剤
を意味し、頭髪を洗うものというよりは、特定の目的をもって処方された液状やクリーム状の洗浄剤をさしています。
語源をさらにたどると、英語ではなく、ヒンディー語&ウルドゥー語の「cā̃po」(押す、マッサージする)にあると書かれています。現代、ロングヘアの女性を見かける確率が非常に高いといわれるインド。
Shampooという言葉が生まれた頃に、どのような「シャンプー」ケアをしていたかは定かではありませんが、アーユルヴェーダなどの伝統が根強く残る当地で、現在も頭皮のオイルマッサージは盛んです。インド雑貨などを見ていると目に留まるのが、バラエティ豊かな「ヘアオイル」で目印は往々にして黒髪の女性です。男女問わず、お風呂やシャワーの時、また日中でも、日常的に頭皮をオイルマッサージする習慣があるそう。
この頭のオイルマッサージは、お母さんと赤ちゃんのコミュニケーションのひとつでもあります。また現地の方々にとっては、シャワーを浴びたり、お風呂に入らないときも、ヘアオイルをつかったマッサージはするのだというくらい暮らしに定着した習慣のようです。
ヘアケア?頭皮ケア?
では日本では、どうやって洗髪していたのでしょうか。日常的に髪を結い上げ暮らしていた江戸やそれ以前の人々は、どうやら「髪を洗わないのが普通」だった様子です。鬢付油(びんづけあぶら)を使い結い上げる髪は、容易に解いたり洗ったりは難しかったと想像されますが、解いた髪をくしけずり、ふのりや小麦粉、粘土、火山灰などを使い、毛髪についた油を洗い流す目的での洗髪が主流だったと云われます。
もちろん痒みを抑えたり、皮脂を落とすため、頭皮も洗っていたのでしょうが、「洗髪」という言葉が示すとおり、日本のヘアケアは昔から「髪を洗う」目的が強くあったと考えられます。つまり日本には、もともと「シャンプー=髪を洗う」を強く定着させる文化的背景があったともいえるかもしれません。
シャンプーなどのヘアケア商品も、「薬機法(やっきほう)」(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)によって統括されています。かつては「薬事法」と呼ばれていた法律です。名前だけでは、シャンプーとはおよそかかわりがない薬や医療機器の法律のようですが、範囲は広く病気の治療を目的とした「医薬品」のほかに、予防効果や医薬品より穏やかな改善効果をもつ「医薬部外品」、作用が緩和で清潔に保つ目的の「化粧品」も含まれており、シャンプーは「医薬用部外品」あるいは「化粧品」のどちらかに分類されます。
見分け方は簡単です。
「薬用シャンプー」が医薬用部外品、シャンプーは「化粧品」です。実は、この「薬用」がついているか、ついていないかが非常に重要で・・・「抜け毛を防ぐ」や「血行を促進する」などの表現は、医薬用部外品に属するシャンプーにだけ許された予防、衛生に関する効果・効能が説明できるようになります。(※もちろん、国から説明の根拠となる含有成分や能力を認可された場合に限ります。)
「MIDORI(みどり)」は、化粧品カテゴリのシャンプーです。全成分がなんであろうと、歴史的にどうであろうと、治癒、予防を連想させる表現は一切許されていません。せいぜい「頭皮を健やかに保ちます」程度でしょうか・・・。
原点回帰~「MIDORI(みどり)」
「MIDORI(みどり)」は、「髪を洗う」習慣が文化的に残る現代の日本で、「Shampoo」の語源に立ち還りました。日々オイルでヘアケアをする習慣のない場所で、いきなりインド式のヘアケアを提案するのではなく、原点である「頭皮マッサージ」の考え方を折り込んだ石けんシャンプーです。
自然の恵みの力を借りて、身体をお手入れしてきた先人たちの智慧を取り入れ、パームオイル・ココナッツオイルの植物油脂を原料にした石けん素地に、日本で伝統的に髪の手入れにつかわれてきた椿油、北海道の天然白樺林から採取された白樺樹液、ヨーロッパや中国で髪には必須と考えられてきたハーブを配合しました。
「MIDORI(みどり)」大解剖!
「MIDORI(みどり)」の成分は、ひとつひとつが厳選されています。ローズマリーやラベンダーなどのハーブは、独自の基準と考え方で確立された「循環型の有機農法」を実践するハーブ研究所で育て、蒸留されたものです。ハーブ研究所の山澤清さんは、オーガニックという言葉が知られていなかった1980年代から荒地を開墾し、また30年以上農薬を使っていない残留農薬の無い土地を開拓した圃場で、化学合成農薬や化学肥料と無縁のままハーブをはじめとした様々な植物を育ててこられました。
圃場に加える動物性たい肥もまた、自ら飼育した食用鳩の糞のみを発酵・追熟して使うなど、単なるオーガニックにはとどまらない「モーガニック(モア・オーガニックの略)」を提唱・実践し続けておられます。
- 全成分
- 石けん用素地、白樺樹液、ハチミツ、セリシン、植物グリセリン、椿油、ローズマリー油、ラベンダー油、ローズマリーエキス
一般的に知られている
- 石けん素地
-
天然の油脂をケン化反応させて得られる、高級脂肪酸ナトリウムという成分です。ケン化反応とは、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)などのアルカリを使った油脂の加水分解を意味し、グリセリンと高級脂肪酸ナトリウムが生成されます。高級脂肪酸ナトリウムは、数千年という長い間ひとが共に暮らしてきた洗浄成分(界面活性剤)で、本来混ざり合わない水と油を媒介し、油の汚れを落としやすくします。
- 白樺樹液
-
一年でわずか、1か月。白樺(シラカンバ)の樹が命を紡ぐために、土中から吸い上げた様々な成分をおすそ分けしてもらう命の水が白樺の樹液です。芽吹き始めるわずかな期間だけしか採取できません。白樺は、樹皮が白く、その美しい姿から高原の貴公子とも呼ばれる植物で、カバノキ科の落葉高木です。日本では中部伊東の寒い地域に生息しますが、シベリアやヨーロッパなどの寒い地域に見られます。北欧や東欧では、白樺樹液を飲む習慣があったり、カナダなどでは煮詰めた白樺樹液を甘味料につかったりもしています。
- ローズマリー
-
地中海沿岸地方が原産のシソ科の常緑性低木です。強い芳香性をもち、甘く爽やかな香りがします。ひととの関わりの歴史は長く、古くは古代エジプトの墓から枝がみつかっていたり、古代ギリシャ時代には記憶と思い出に関わるハーブとも云われていたようです。現代でもヨーロッパでは、ジビエやラムなどの匂い消しに使われるので家庭では常備されているハーブのひとつであり、また葉や茎、花を蒸留・精製して得た精油を暮らしの中で活用しています。中国や日本では「迷迭香(まんねんこう)」と呼ばれます。
- ラベンダー
-
地中海沿岸地方が原産のシソ科の常緑性低木で、現在では世界的に広く栽培・生息しています。鮮やかな紫色の花をつけ、爽やかで心地よい香りを放つハーブです。ラテン語の「洗う」を語源とするラベンダーは、古代ローマでは入浴時につかわれていたのだとか。ひととの関わりの歴史は非常に長く、ラベンダーやその香りに秘められた力に多くのひとが魅了され、助けられてきました。
- 椿油
-
古くは日本在来の藪椿(やぶつばき)の種子を搾って得た油です。現代ではツバキ科ツバキ属の植物の種子の油を椿油とも呼んでいるようですが、藪椿種子から搾油した「椿油」とは区別するため、専門的には「カメリア油」とも呼ばれます。椿油と日本人との関わりは、平安時代にまでさかのぼることができると云われており、食用、化粧品、薬品、石けんなど幅広く使われ続けてきました。現代でも椿油を髪に使う習慣がのこっているように、髪油(鬢付け油)として暮らしに定着していたと考えられます。
白樺樹液も、石けん素地も、はちみつも、全ての成分が山澤さんの考え方に沿って選ばれています。ひとりでも多くのひとが、快適に使い、快適に暮らせるようにとつくられたこのシャンプーは、山澤さんの実験室から生まれた作品といっても過言ではありません。また彼の作品には、保存料や安定剤、香料、防腐剤など、「効率的」に流通・製造するために必要とされる要素は必要とされません。大量生産せず(できず)、本当に必要とされる方が、共に考え、共に創り出すシャンプーが「MIDORI(みどり)」です。
「MIDORI」を使う
「防腐剤を添加しない=水で薄めない」が基本
「防腐剤を添加しない=水で薄めない」が基本となり、原液に近い石けんシャンプーに仕上がりました。その方の、その時の状態にもよりますが、3~8倍の濃度です。
1) 髪のもつれをほどき、丁寧にブラッシングします。
2) 頭皮と髪をお湯や水で流し、砂埃などの汚れを洗い流します。
3) 手のひらに1円玉~10円玉くらいの量の「MIDORI」をとり、指先で泡立てます。
4) 指先で髪の根元に泡をつけながら、頭皮を傷つけないよう指の腹でマッサージするように洗います。泡が切れるまで丁寧に頭皮をマッサージしつつ洗ってください。
5) 髪をすすぎ、石けんを丁寧に洗い流します。
6) きしみが気になる時は、お気に入りのトリートメントやリンスをしてください。
髪にふれると、とにかく毛髪がきしみます。泡が長くふれるほどきしみが増しますので、頭部を4分割して順番に洗うと、全体を一気に洗う時よりもきしみに悩まされず、洗いやすいです。この場合、都度 すすいで石けんを洗い流すのがポイントです。
泡切れが良くすすぎやすいですが、石けんカスが残りやすいので、これでいいかな?と思ってからもうひとおし、すすぎ流すようにしてください。
カラーリングをしたり、パーマをあてた髪は、石けんカスが絡みやすくなり、ごわごわしたりべたべたすることがあります。きしみもひどくなるので、気になる場合は、今までお使いのリンスやトリートメントを使われるか、髪が落ち着くまで「MIDORI(みどり)」のご使用を控えてください。
お風呂に置いたまま、日がたってくると色が白っぽく変わってきます。 品質に支障はありませんので安心してお使いください。