PRISTINE(プリスティン)のオーガニック・コットン製品
綿花から、糸、生地、縫製に至るまで、生地メーカー「avanti(アバンティ)」がつくる肌がよろこぶオーガニック・コットン製品
毎日つかうものだから、肌にやさしく上質なものが使いたい。
肌に触れる感覚は、目で見るよりも真っ直ぐ心に届きます。
PRISTINE(プリスティン)とは、純粋なままの、素朴なという意味。
天と大地と人が一緒になって、育てたオーガニック・コットンを
あるがままに生かし、自然をもっと身近に感じる製品を届けたい。
作り手の顔がみえる安心。
純粋無垢な快適さ。
気持ちの良い毎日に、オーガニック・コットンという選択があります。
人間が進化するために文明を生み、その文明に心を操られた人間はいつしか罪をおかしています。
人間のおろかさを毎日のように感じる今、雪解けの温かい土の上にひょっこり顔を出すフキノトウ、お母さんを探し、見つけられたときの赤ちゃんの目、ああ、ここにも桜があったんだと思わず口にする春。今一度、私たちと地球の幸せを見つめなおしませんか。
大それたことをするのではありません。できる事からはじめましょう。
小さな会社、アバンティが考えたことはオーガニックコットンを広めることです。毎日使う綿を地球、つくる人、そして着る人にもやさしい農法で栽培し、製品に仕上げていく方法を選択しました。
これでわれわれを取り巻く環境がよくなるとはけっして思いません。
目の前にある幸せ、喜びを積み重ねたら、地球いっぱいになるかもしれません。
綿花からつくる、オーガニック・コットン製品
「気持ちの良い毎日」のために
毎日使うものだからこそ、シンプルでも上質な素材を届けたい。
オーガニック・コットンの持つ自然な風合いを味わって頂きたいから、天然の素材が持つ色を生かしたものづくりを心がけています。だから糸や生地にする際も、定着剤、柔軟剤、防縮剤などの化学薬剤を極力使わず、化学染料はもちろん天然染料さえ使っていません。
素材の色だけでなく、綿本来の柔らかさや質感までも味わって頂ける製品づくりをとおし、一人でも多くのひとに太陽と大地の温かさに触れて頂きたいのです。
そんな当たり前を、当たり前に届けるために、できることは絶対に手を抜かないのがプリスティンのものづくりの姿勢です。
●パイオニアだから、できること
PRISTINE(プリスティン)を手にしたひとりでも多くのひとたちに、そういってもらえるように。
オーガニック・コットンを誰よりもよく知るavanti(アバンティ)と職人たちががつくりあげるものには、原綿のもつ風合いや特徴だけでなく、それぞれの糸や織りがもつ風合いや特徴までもが十分に生かされた、一生を通じて気持ちよく使える製品です。
命を守る、たねのふとん
●オーガニック・コットンとは?
自然であること、大地を着ること
プリスティンの商品は、生成が主流です。
コットン製品というと、「白い」イメージを抱かれる方も多いかもしれません。けれど、コットンボールが天と地から与えられた色は、「生成」。決して、純白ではないのです。
ファーマーたちが手塩にかけて育てたコットンをできる限り自然のままで届けたいから、プリスティンの多くの商品は、原綿のもつそのままの生成色を生かし染色をしていません。
※一部の製品に使用されている「ホワイト」は、使用糸もしくは生地を過酸化水素漂白により、
ゆっくり時間をかけて生地や糸を極力痛めないよう漂白しています。
●太陽のそばかす
生地にポツポツ残る斑点は、漂白も染色もしていない証。
原綿そのままの生成り色を生かした生地には、糸にする段階で取り切れなかった綿花の葉や茎の残りが斑点となって残ってしまいます。けれども、実は、太陽をたっぷりとあびて育ったオーガニック・コットンの誇りでもあり、敬意と愛着を込めて「太陽のそばかす」と呼んでいます。このそのばかすは、洗濯を繰り返すと徐々に数がすくなくなります。
素顔のままで美しい布。使えば輝きが増す健康な布。
太陽のそばかすいっぱいの1枚の布は、毎日使って洗って、何十年も使う続けるうちに、思い出も増えて手放せなくなった頃、更に美しい布へと成長するのかもしれません。
●大地と天がくれた色
トレーサビリティの安心
収穫されたコットンボールそのものは、栽培の方法によって大きく見た目が変るわけではありません。
またコットン製品は、洗いや染色加工を繰り返すために残留農薬が非常に少なく、「有機栽培」されたものかどうかを判別することは非常に困難だといわれています。
他の有機農産物と同じように、オーガニック・コットンも第三者認証機関が存在します。これらの専門機関は、農地の管理や栽培方法・・・コットンだけでなく周辺環境や土壌に影響を及ぼす様々な要素が、「有機農法」の基準に沿っているかを客観的に、継続的に検査・確認し、収穫ごとに認証を与えています。
プリスティンは、原綿から紡績、生地、縫製の全ての段階で作り手の顔が見えるものばかりです。
オーガニック・コットンの原綿に関しては、第三者オーガニック認証を受けており、その後の糸・生地、製品づくりに関しては、アバンティが自社でトレーサビリティを確保しています。
いつ、どこで収穫された綿花なのか。
そして、どうやって作られた製品なのか。
製品となってからも、栽培と製造工程を辿っていける安心があってこそ、より強い信頼感と安心感が生まれます。
※株式会社アバンティは、日本オーガニックコットン協会(JOCA)の法人正会員です。
(会員番号:H-01-0014)
真っ正直な、ものづくりを
始まりは土、そして種
綿花全体の栽培量に占めるオーガニック・コットンの栽培量は、1%にも満たないといわれています。しかも日本では、産業として使えるほどの綿花を栽培できてはいません。だから、プリスティン製品に使われる綿花は、主にアメリカのテキサス州で栽培されています。
360度見渡す限りのこの畑は、牛糞などの有機肥料を使ってつくりあげた豊かな土壌に恵まれています。
バクテリアが豊富で、柔らかく栄養たっぷりで健康な土は、綿花だけでなくすべての農作物の栽培には不可欠。
ファーマーたちは土に触り、匂いをかぎ、ときには舐めて、土が健康であるかどうかを常にチェックしています。また畑がやせてしまわないよう、栽培する作物の種類を年ごとにローテーションし、豊かな土を維持しています。
『大地は神からの授かりもの。大事に大切に子孫に伝えるのが、私たちの務め』だと。
次の世代にあるがままの大地を繋いでいきたいから、綿花の種子も遺伝子組替えをしていないものだけに限定しています。遺伝子組み替えはまだ生まれたばかりの技術であり、何世代もの永い時間を経て繋がっていく遺伝子に一体どんな影響が及んでいるのか、結論や結果が出るにはもっと時間が必要だろうと考えているからです。ただ便利だからという理由で新しい技術に飛びつかない。良い種を次の世代へと引き継いでいくことが、今を生きる私たちの責任でもあります。
メイド・イン・ジャパンの追求
収穫された綿花は、種と綿毛にわけられ、茎や萼(がく)も取り除かれた綿毛だけの状態で、大きな四角い似姿に圧縮・梱包されます。
ふわふわの綿毛がしっかりと詰め込まれた四角い袋は、ひとつあたり約223Kg。
いくつもの綿のブロックが、海外の産地からの長い、長い旅をへて日本へとやってきます。
張った経糸の間に緯糸をとおし根気よく機(はた)を織り上げていた時代から、技術が進み機械が布を織るようになっても、織機(しょっき)に糸をかけるのも、途中で切れた糸を見つけ、それを直すのも、すべて人の手仕事です。つくる生地にあわせて、一本一本織機に糸をかける気の遠くなるような作業も、もちろん人の手が欠かせません。
どんなに技術が進んでも、どんなに時代が変化しても、織物の工程の中では人の手は省くことができません。そして、その手の裁量一つが生まれる生地の品質を決めてしまうのです。
理由の伝わるものづくり
ものをつくるには理由があります。次の世代へと長くつないでいきたいものたちなら、なおさらです。新しい素材の開発や縫製方法の研究を続け、お客様から寄せられる沢山の声をかたちにすることも大切ですが、同時に、未来へと伝えたい想いをかたちにすることも大切です。だからこそ「なぜこの商品をつくったのか」と問われたときに、きちんと理由を伝えられるものをつくりたいと考えています。
●女性だからできること
プリスティンの定番ロングセラーのひとつに、サニタリー用品があります。発売されて以来、さらりとした肌触りと高い吸収性に多くのファンが生まれました。
月に一度、身体が一番敏感な時期だから、肌に心地よく触れるものがいい。
なにかと悩みの多い時期に、少しでも快適に過ごせるように。
デリケートでかぶれやすい部分にあたるものだから、肌触りだけではなく吸収性や通気性も考慮した最適な生地選びは、素材専門店だからこその利点です。薄いカラミ織り、吸収力抜群の目の粗さが異なる2種類のワッフル、そして天竺ニット。何枚もの異なる生地を重ね合わせ、どんな状態でもしっかりとかつ安定的に吸収し、さらにはカブレにくい。使ってはじめて体感できる「使い心地」には、女性スタッフの声が生きています。
つくって、使って、改良する。使うものとつくるものの両方の視点から、試行錯誤の末に誕生したサニタリーナプキンは、シンプルな商品ではありますが、女性スタッフの多い「avanti(アバンティ)」だからこそ得られた経験と自信に裏付けられています。
ゴミを減らす環境への配慮とともに、使う女性たちの身体が安らぐきっかけにもなるサニタリーナプキンは、次の世代へと繋げていきたいものづくりのひとつです。