農薬不使用・無肥料自然栽培で育った大豆、黒豆、小豆など
大地のエネルギーと生産者の愛情を浴びて元気に育った極上のお豆です
農薬を使わず、肥料にも頼らない。
大地のエネルギーいっぱいお豆
農薬や化学肥料はもちろんのこと
有機質肥料さえも一切使用することなく、
大自然の偉大な力を最大限に取り入れた
無肥料自然栽培
自然をつぶさに観察し、植物たちと語り合い、
惜しまぬ愛情を注ぎ続けられてこそ
環境と健康に優しい農法が
実現しうるのだと知りました
農薬不使用・無投入・無肥料
「自然農法 秋場農園(北海道北見市)」 3代目秋場和弥さん
北海道北見の大地で始めた自然農法。私達は環境を守り、人の命と健康に資するという農家としての道義心の下、未来の子供達へ安全で美味しい物を提供する事が農業者の義務責任だと思っております。
一方で際限なき無限大。もう一方で現代科学にて未だ解明されない無限微の太陽系宇宙エネルギーの恩恵を受けて全生命の呼吸を許されているこの地球にあって、無から有を生み出せる生産の最前線にある農業者として、太陽(火)、空気(水)、土(土)の三大恩恵によって生産される作物が人々の健康を豊かに作り出し、その大地から発せられるエネルギーは地球環境浄化に、又人心のうるおいに寄与しうるのではいかという事を事実を以ってその型を示せるよう最善を尽す日々です。
無肥料って何?
肥料をやらないで作物が出来るの・・?今もってある意味「変な奴」とか「うそだ」とか言われます。肥料をやると硝酸による、植物汚染、土壌汚染、地下水汚染、中国からの輸入肥料、残留抗生物質遺伝子組み換えなどなど、あらゆる意味で自然に適応していないことがわかります。そして汚染のない頂点が無肥料栽培です。 食べると、有機質を使ったような濃縮な味は出ませんが、純粋で、すーっと口から喉へ繋がってすっきりとして、体に同化していくような味わいが特徴です。
現在無肥料栽培を行っている方は全国で100人もおりません。今から20年以上前、今の有機栽培、自然食がマイナーだったころ「気違い」だとか「村八分」になったりとか、大変なご苦労の上で現在日の目を見ておりますが、今、無肥料というと、その20年前と同じ状況です。これからまもなく、有機の時代が終わり、無肥料、無投入の時代が来ると確信しています!
秋場さんとのであい
それは2年以上前のこと。
甲子園に物流センターを作った、まさにその日、秋場さんは北海道からやってきました。
がらんどうの物流センターで汗を拭き拭き、秋場さんの無施肥栽培にかける情熱を伺うこと数時間。
「ぜひ、中川さん、北見にきてください、ゆっくり時間をとって」
「行きたいです!今は多忙ですけど、手が少し空いたら必ず!」
そういう約束をしたのです。
秋場さんは、ずっと変わらず無施肥の神仕事に情熱を燃やされ、私はインターネットの可能性に賭けていました。
私には悩殺されるような2年半。
秋場さんにとっては、きっと、宇宙の営みを我が手の2年半。
結局、私は約束を果たさないまま、この物流センターで深夜メールをお返ししながら、私の思いつきで我が子をおいて北海道に飛び込んだ山下のレポートを感動をもって読み込んでいます。
たぶん今は大嘘つきの私ですが、きっと北の大地に踏み込む日が来ると信じています。
プレマ株式会社
代表取締役 中川信男
無肥料栽培は植物たちと語り合う、愛情たっぷりの栽培法です
左:秋場さん(北海道北見)
中央・右:伊藤さん夫妻(北海道訓子府)
無肥料・農薬不使用栽培の面積は2人合わせると12万坪という、日本でも最大規模の自然農法家です。世界の指標農場となるべく、日夜努力しています。
その他にも、全国にたくさんの無肥料栽培農家がいます。
家族経営農園としては日本で最大規模の面積を誇る北海道北見の秋場農園は、おじいさんの時代から「畑にはその畑でできたものしか持ち込まない」無投入を一貫してきました。無肥料、自家採種、輪作、緑肥などを組み合わせ、無投入で農作物を栽培しています。
「世界中の農場の、循環型の型を示す役割を果たしたい。」というその厳格な農法故に、収量は最終的に一般栽培の40%程度にしかなりませんが、安全性や循環負荷については次元を超えたものがあります。
将来の農業と人々の暮らしの変革を見据え、家族一団となり北見の大地で歯を食いしばって頑張っています。
「自然農法」ってどんな農法?
農薬や化学肥料はもとより、
有機質肥料さえもー切使用せずに作物を育てる無肥料(無施肥)栽培法のことです。
自然農法を行うには、自然をつぶさに観察し、植物たちと語り合い、たっぷりと愛情をかけて作物を育てなければなりません。自然に順応し、自然を師と仰ぎ、常に自然を尊重する‥そうした日々の積み重ねにより、研ぎ澄まされた感性を培った農家だけを、ほんとうの意味で自然農法家と呼ぶことができます。
無肥料栽培は、大自然(太陽・水・土)の偉大な力を最大限に取り入れ、畑の使命を全うさせようとするところから始ります。「肥料をやらなければ作物は出来ない」というのは、ひとつの固定観念であり、迷信ともいえます。あらゆる農法のなかで、つきつめた栽培法ともいえるのがこの無肥料栽培です。
地球環境と健康への貢献
化学肥料を使った慣行栽培に比べ、環境に優しいといわれてきた有機栽培ですが、そこには思わぬ落とし穴がありました。それは、使用する有機質肥料のほとんどが、遺伝子組換による穀物を工サとして与えられ、抗生物質やホルモン剤などを投与された家畜の糞であること。そして肥料の量が多すぎると言う事です。
結果として、地下水の汚染が進んでおり、さらに、過剰な肥料を消化しきれなかった農産物を食べると、体内でニトロソアミンという発がん性物質が発生することも解ってきています。そこで、肥料をいかに減らすかというのが有機栽培の課題となっています。
その問題をも乗り越えた栽培法が、無肥料栽培です。
現在、環境と健康をめぐるさまざまな問題に対して、この「自然農法」への期待が高まっています。
脱!有機!無肥料栽培!
北海道での殺伐とした農薬撒布風景
無肥料でもほら、青々と元気に育ってますよ
ニンジン畑での作業風景:自然農法では手間と愛情が不可欠なのです
ジャガイモ畑にも、白い花が咲き始めました
ぎんてぼうの収穫は手作業です
無肥料栽培とは、化学肥料は勿論、一切の有機質肥料もやらない栽培です。一切は外部から畑に入れません。そして、農薬を使用していない栽培です。
無肥料、無施肥、無投入など言葉は農家さんによってまちまちですが、基本的理念は同じです。(情報提供:サン・スマイル)
肥料を畑に入れることによる害がある?
- 動物性の肥料(堆肥) 牛などはポストハーベスト農薬に汚染された遺伝子組換えの農産物、抗生物質、ホルモン剤使用などの餌を食べ、糞としてできます。そのような堆肥を使う農産物は果たして本当に安全なのでしょうか?
- 肥料のやりすぎ(窒素過多) 肥料をやりすぎると、植物の身体の中で窒素が未消化の状態になってしまします。その窒素分を食べると、人間の体内でニトロソアミンという発がん性物質を産生するきっかけを作ります。
「肥料をやらなければ農産物は出来ない。」という考えはおかしいのです!!!
また、地下水汚染、硝酸性窒素の問題でもあります。基準値を超えている地域は多くありますが、地下の問題ですので、社会問題にクローズアップされてもすぐに改善できないのです・・・。そして、土地は疲弊して、荒野になってしまいます。世界の現状そのままの道を日本も歩んでいます!
放牧された牛はといいますと、その放牧地で糞尿の後に生育した青々とした草は避けて食べているのです。 - 植物性有機肥料の輸入 植物性の肥料(例えば油粕、魚粉などなど)の多くは中国などから輸入されています。肥料を輸入しなければ有機栽培が出来ないなら、永続的な農法とは言いがたいです。
どうして肥料をやらないで出来るの?
- 無肥料栽培の技術 人間は肥料をあげるとたくさん収穫があると知ってから、肥料をやらないで作物を育てると言う観念はなくなっていきました。時期を見た作業、草取り、自家採種の種を使うなど、無肥料栽培にも技術があります。
- 無肥料でなくても素晴らしい農産物はたくさんあります 宮城の佐々木昭吉さんの野菜は、肥料を使いますが、地場で取れた草、くず大豆などのみです。他の肥料を使った農家さんでは考えられない事ですが、独自の検査では無肥料栽培よりむしろいい結果もでています。他の有機栽培の農家では考えられないことです。
- 現在の結論 サン・スマイルで直接農産物をいただいている農家さんは、皆とっても人格のあるかたで、自然と「まつりあっている」方ばかりです。(人のことを批評していることになり、あまり好きな表現ではありませんが、サン・スマイルで農家直接に扱う農産物については「人」を大切にしたいと思っております)
そのような点から、栽培する人の、心、思いが農産物に多大に影響するとしか考えられません。よく、田んぼの最高の肥料は「人の足音」(田を見に行って声をかけること)だと言われていますが、まさにその通りだと言うことです。無肥料栽培をしている方に、そのような方が多い、結論として「心」ということです。どうぞ心のこもった非常に美味しい、何の違和感もなく安心して食べられる農産物の数々を一品でも食卓に入れて下さい!!
無投入のミネラル欠乏について
私は農学部の学生のときに土壌分析を少ししていましたが、 土中には、なんと今後100年近くの栄養素が入っています。(私の卒論は平たく言って、水稲栽培の無肥料栽培と有機栽培、慣行栽培の比較でした。)
土壌分析を行っている数十年前のデータでも同じようです。今後はどうなるのかわかりませんが 土中には沢山肥料分があります。でもそれを植物が吸収できる状態ではない(科学的に)と言うことがいえると思います。
例えば、土中のミネラルを検査する場合例えばリンにしても有効態リン酸(植物が吸収できる状態のリン酸)の分析をおこなって、全体のリンの含有量をしらべているわけではありません。
ではどうやって、吸収できないミネラルを植物は吸収するのか?微生物か?小動物?毎年の風化? 野草の働き?土、植物への愛情?想い?心?
最近は根から、有機酸を分泌していると言われていますが、そうなると、根の強靭さに比例することになります。肥料をやることは、根の強靭さを損なう行為です。
森、野草(雑草)は栄養を与えなくても毎年しっかり出来ます。落ち葉がある?と言われるかもしれませんが、庭先の木には落ち葉は掃いてしまい、肥料もやらないと思います。でもシッカリ成長します。なぜなのか?適地適作だから?肥料を余り食わないから?これは未知のところです。
人間も土と同じだと思います。疲れたから、鉄分足りないからと、サプリメントを摂り続けると、身体が弱っていくように。
現在の無肥料・農薬不使用栽培の農家では、常識を超えたこの農を確立したいと、可能性を求めて、日本の、世界の雛型になるべく尽力されていることだと思います。厳格な信念で。自然の心で出来た農産物は安心、安全、栄養価が高い!とにかく美味しい農産物です!
自然とは何なのか?人に何を問いかけて、何を教えようとしているのか?
永遠の問題なのでしょうか・・。
自然食の店 サン・スマイル 代表 松浦智紀
サン・スマイル松浦さんの、無肥料栽培に対する熱い思いが一冊の冊子になりました。
>>「脱・有機!無肥料栽培!」のダウンロードはこちらからどうぞ!
松浦くんという人
中川葉月:「男前は私、大好きなんです」
そうですか、と聞いた私でしたが、彼はほんとうに魂まで男前の男でした。
東京の夜、彼は「無施肥こそ、考え抜かれた農法なんですよ」と宇治の同じく無施肥茶を私に差し出しながら言いました。
「肥料を与えないことは、自然のバランスを必要とします。」
「自然は、肥料を与えることを要求しないために地上に酸性雨をもたらしました」
遠い目の隣の男は、私にそのように言いました。
秋場さんの官房長官として、無施肥の真実を伝えること数年。
彼の情熱は不思議な方向で一つの実を結び、お仲間と楽しく今日も無施肥道の伝道師です。
彼とも、もう1年以上会っていません。
彼が京都に来ると、私は甲子園の日々ですが、山下隊長がこれから副官房長官をやってくれます。
プレマ株式会社
代表取締役 中川信男
【自然農法歳時記 北海道北見無肥料自然農法】 秋場和弥氏
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No.51 H19.11.27(PDF・23KB)
・・・50号記念に8月24日ご報告以来収穫出荷一気に走りきって、本日ようやくこの機会を頂く事ができました。昨年の2度にわたる決定的集中豪雨水害とまではいかなくとも、地球の未完から完成への途中状態、温暖化に伴う異常な気象展開、春耕時は・・・(全文はこちら) -
No.50 H19.08.09(PDF・23KB)
・・・昨年はこの時期から8月お盆頃まで温度上がりつつも、小雨傾向で一部作物はどんどん未成長状況で上がりかかってきた時、8月18日、19日、10年に一度のような集中豪雨となり、その惨状は昨年皆様にご報告させていただいているところでした。・・・(全文はこちら) -
No.45 H18.12.09(PDF・171KB)
・・・田畑作北限地帯において、作物が冷害を克服して、自ら力強く育つことができるようお手伝いの方法は、策定したローテーション計画を確実に遵守し、最良の天候の恵みを頂ける誠の尽くしの道を歩み続ける事と肝に命じ、2007年からの新たな歩みを開始させて頂きます。・・・(全文はこちら) -
No.44 H18.12.01(PDF・21KB)
・・・天地人、明地、天と地の間にあって万物の霊長としての人の在り方が、天と地との間をき然として結び、満ち満ちた叡智と真の柱としての存在である事が、例えば農業者にあっては技術的にタイムリーに自然体で対応でき、適当な温度、乾度、湿度をいただけるのではと・・・(全文はこちら) -
No.43 H18.11.09(PDF・21KB)
・・・こんな感性が極めて平凡な私でさえ今、思えてならないのは、大自然に対する畏怖と感謝の心を取り戻すために大事な事は、人たる人を目指してだれもが大切にしなればならない、尽くしと愛の世界の継続の努力にあるのではないかという事です。・・・(全文はこちら) -
No.42 H18.10.10(PDF・23KB)
・・・けれども、ここまで過酷に努力しなければ、人々の目を開かせるアンチテーゼの発信にはなりえないし、型として畑作北限地帯のこの地において、どんな条件のところでも、如何に工夫によってしっかりとローテーションを守り、経営成り立たせながら土地力進化の在り方の可能性を探っていかなければならない、自らの真命全うする事は、できないのだなと・・・(全文はこちら) -
No.41 H18.09.25(PDF・23KB)
・・・最高に苦しい時こそ、夜明けの前兆であると言われておりますように、直面する厳しい現実こそ、次の進展へのヒントありという想いで、天意に帰依し続けたいと心がけております。「北方圏に於ける全面積無肥料による大規模自然農法の可能性の追求」こそ天の真命と自らに課した信念と、妻の支えなくしては、今日まであり続ける事ができなかったと思います。・・・(全文はこちら) -
No.40 H18.06.29(PDF・46KB)
・・・育てる漁業を目指す農民は、河川上流の森林活性化の為、植林事業も展開される中、私達農民そして、都市消費者も自らの健康と地球環境の改善に最良の食生活は如何にあるべきか。熟考しなければならない背水の陣に立たされているような気が致します。
生涯を通じての皆様の尽しの中に北限での無肥料自然農法実現する事許され、心より感謝しております。・・・(全文はこちら) -
No.39 H18.05.20(PDF・18KB)
・・・少なからず農業、農学に関わった方なら御理解頂けると思いますが、 単位面積あたり世界最大級の土地生産性を誇る日本の慣行、JAS有機栽培ではどれほどの化学・有機肥料・各種堆肥が投入されているか、そのむこうを張って完璧に無投入維持し続ける為にはそれしか方法のない、自然界との真剣な係わりに全精力を傾けざるをえません。・・・(全文はこちら) -
No.38 H18.03.27(PDF・36KB)
・・・都市近郊の荒れた田畑に対し、地球汚染防止と健康な野菜、米の生産普及につながるような前向きな支援あっても良い様な気がいたします。
悪戦苦闘の30年を経過し、ようやくそのトンネルをぐるり抜けた未来に 向かう今の心境は、京都くるまざで申し上げましたように、キーワードは「健康」。私の出生許され、父母が自然栽培を始めた動機も健康解決の為でした。・・・(全文はこちら) -
No.37 H18.01.05(PDF・1020KB)
・・・No.35で申し上げましたように、しばらくは無肥料で栽培困難と思えた土壌でも信念に基づいた工夫次第で修原可能な程、最近になって宇宙間の生成化育エネルギー(火素エネルギー=太陽エネルギー)は増量している実感は、この天候上の異変といえども創始者の提唱される通り、常に本来の姿に立ち還ろうとする宇宙の大調和のリズムを意識されます。・・・(全文はこちら) -
No.36 H17.09.18(PDF・1969KB)
・・・父の代から55年、私共夫婦にとっても来年は30年の節目となる無肥料自然農法。決して裕福でない農家が先行投資をして、様々な試行錯誤をしながら、経営を成り立たす為に、ガムシャラに走り続けてきた年月の営みは成功と失敗の博覧会状態でした。
・・・一年一作しかない水稲畑作北限地帯での営みも30年積み重ねてまいりますと、未来に向かってあるべき方程式のようなものが、輪郭を現してまいります。・・・(全文はこちら) -
No.35 H17.07.20(PDF・1838KB)
・・・大事な事は、信念と工夫により、大自然の復原力は、かなりのところまで引き出せる時となりつつあるという事だと思います。
一方で土壌活性期間中、植物、益草を最大限に繁茂させて頂く努力をし、又一方で栽培期間中は、如何に効率よく、作物を主役たらしむべく、除草技術を開発するかが今後、全国、全世界に普及していくカギがあります。・・・(全文はこちら)
プレマスタッフの体験レポート
有限会社サン・スマイル代表 松浦智紀氏にインタビュー
セミナー「腐る野菜と干からびる野菜」から日本の食、農を考える
「消費者が動き出すことで今の農業に変革を起こせることを、もっと広く伝えなければ!」と決意新たに燃える河原が、今回は一日突撃隊長です!
2月21日に開催したかえる組セミナー「腐る野菜と干からびる野菜~あなたはどちらを選びますか?~」では、日本の農業や農作物の流通に造詣の深い(有)サン・スマイルの松浦氏にお話を伺いました。松浦氏といえば、あの幻の白いんげん「銀手亡」の秋場さんとご縁を繋いでくださった方です。その内容がとても深く心に残りましたので、皆様にご報告します!
「あ~、野菜が腐っちゃった」とごく当たり前のように口にしていますが、そもそも自然界にある植物が自然の中で”腐る”のを見たことはありません。自然界の植物は腐らずに枯れていきます。どうして野菜は腐るのか。こんな実験結果があります。農薬・肥料不使用栽培の野菜、有機栽培の野菜、一般のスーパーで安売りされている野菜の3種類を同じように置いておくとどうなるか。結果は、農薬・肥料不使用栽培の野菜だけが干からびて、あとの2つは腐ったといいます。北海道で57年間、農薬・肥料不使用栽培を行っている秋場農園で栽培されたものも腐らずに干からびます。
では、いつから野菜は”腐る”ようになったのでしょう。先の実験結果から、農薬と肥料を与えたことで野菜が腐るようになったと考えられます。人間は肥料をあげるとたくさん収穫があると知ってから、肥料をやらないで作物を育てると言う観念がなくなっていきました。たくさん収穫するために肥料を与える。肥料に含まれるチッ素を目当てに虫が大量に発生する。農薬を撒いて殺虫する。それを繰り返し行って育った野菜が今は主流です。農薬や肥料を使わない農業をしたいという農家の方もいらっしゃるそうですが、そのために払う犠牲を考えると踏み切れないのが現状。今までに撒いてきた農薬や肥料が土中からなくなるまでは休耕しなくてはなりません。収穫がない間の農家の方の生活を誰も保障してはくれません。また多くの農家の方は、種まきから収穫までの間にどのタイミングで肥料を与え、農薬を撒くかはわかっていても、それを使わずに作物が育つという自信も経験もありません。自然をつぶさに観察しながら、植物たちがすくすく育つよう環境を整えてあげることはとても手間がかかり、生半可な覚悟ではできない大変な作業なのです。
別の視点から日本の食、農業を見てみると、日本の食料自給率はたったの40%で、あとの60%は輸入に頼っているというのが現実です。昨年から今年にかけて、オーストラリアに次いで中国も歴史的な大干ばつに見舞われており、小麦の生産などにも深刻な影響が出ていると報じられています。もし突然に、どこからも穀物が輸入できなくなったとしたら、私たち日本人の60%はどうなるのでしょう。さらに、日本の農業従事者の60%は65歳以上の方ですから、後継者がいなければ今後は40%の自給率さえ危うくなることが想像できます。それなら、新しく農業を始めよう!という人が増えれば問題が解決するのではと考えますが、体制的に新規就農が困難なのが現状だそうです。
その他、遺伝子組み換えやポストハーベストの問題、世界の飢餓と我が国の関係など松浦氏のお話は、あらゆる角度から食や農の諸問題を考えさせられる内容でした。 出口の見つからないトンネルにいるようですが、いま私にできることは、事実を知ったうえで明るい未来を創造できるものを選択すること。そして、少しずつでも事実をお伝えしていくことだと思うのです。
セミナーの最後に松浦氏のおっしゃった言葉が印象的でしたので、そのままご紹介します。「私たち人間は地球の中に生きているちっぽけな自然の一部でしかないのですから、その自然の中で生かしていただいていることを認識し、謙虚さを持つことが必要ではないかと思います。そこから見えてくるものがたくさんあるような気がしてなりません。」
- 大地のエネルギーと生産者の愛情を浴びて育った、
無施肥・農薬不使用の自然食材 -
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大地の恵みたっぷり、
極上お豆!!
銀手亡ほかお豆のお買い物ページ -
秋場さん発!
完全無肥料・自然栽培で育った
ジャガイモ・だいこん・にんじん -
北の大地で
すっごい体験してきました
山下の感動の北見訪問レポート -
秋場農園・折笠農場から
栽培状況のお知らせ
無肥料栽培豆
レポート -
北海道訓子府町・佐藤健一さんより
「畑の日記」
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