農薬不使用・有機JAS認定 京・宇治の日本茶/中国茶
農薬、化学肥料不使用の証!有機JAS認定済み、安心とこだわりの京のお茶各種。
とにかく安心!美味しい!
農薬不使用、有機栽培にこだわった「ほんもの」のお茶をレポート
やっぱり日本人ならお茶!!特に私たちの会社は京都、まさにお茶のふるさと。
プレマのスタッフがお茶のふるさと「京都は宇治(うじ)」へ行きました。
お茶も昆虫も元気いっぱいの、ほんものの茶畑への取材レポートです。
栽培からパッケージングまで 一貫した商品管理が可能にする有機JAS認定のお茶
注目を集める日本古来からの健康飲料、お茶。 そのお茶をより安全に美味しく、飲んで頂くため、産地の方にお話を伺って参りました。
京都の茶町、和束で生産された本物の宇治茶
宇治最大の産地とされる和束の地で、農薬不使用、有機栽培にこだわって作られた本物のお茶をどうぞ。
現地で感じたお茶の香り
ご紹介するお茶の産地、和束町は、京都府の南西に位置する、空気の澄んだ丘陵地にありました。
なんと、茶園が町の1割の面積をしめるのだそうです。
現地に着くまでにも、傾斜に位置する沢山の美しい茶畑が目にとまります。
まず最初に現地に着いた時に感じたのは、あまりにも芳醇なお茶の香り。
体全体にお茶の香りが染み渡っていくかの様です。
ここで、お茶の加工が、それも荒茶までの原材料加工ではなく、 商品のパッケージングまでが一貫した管理の元に行われている訳です。
※荒茶:茶葉を茎、葉、粉等に選別する前の中間まで加工されたお茶
和束町遠景。美しい稜線です。
中井製茶さん入り口、お茶の香りいっぱいでした。
美しい茶畑です。
農薬不使用、有機農法を貫く17年間の集大成
指で簡単に掘れる程の
やわらかな土は驚きの一言。
中井製茶が農薬不使用、有機農法への転換を決めたのは17年も前の事だそうです。
17年前、茶園は農薬や除草剤の散布による"死んだ"土を抱え込んだ畑でした。 農薬不使用、有機農法を始めたばかりの頃は、土も回復しておらず、お茶自体もまだまだ強くは育っていない為、 虫に食われ、雑草に栄養を奪われ、収穫量も上がらず、相当な苦労をなさった様です。
しかし、決して急がず、妥協せず弛まぬ努力を続けた結果、 当時、農薬や除草剤の散布による"死んだ"土を抱え込んでいた畑は、 微生物や生き物、養分をたっぷりと含んだ"生きた"土へと生まれ変わりました。
ズボッ!足が沈み込む程柔らかい土です
農薬も除草剤も全く含まない土は手に取るとふんわりとやわらかく、空気をたっぷりと抱え込んでいる為か、 迂闊に畑に足を踏み入れると、沈み込んでしまう程でした。
「この土が美味しい安心な茶葉を育てるんです」
そんな風に社長さんはお話してくれました。
茶葉が美味しいので虫も元気です。
「生きた土には、モグラやミミズ、カブトムシの幼虫なんかが生きていて、程良く土をかき混ぜてくれるんです。 そりゃ雑草は沢山生えるし、虫もつくけど、ここの土で育った茶葉は強いんです。 雑草は毎日丁寧に抜いて、そのままにしておけば、発酵して雑草も肥料になりますし、 虫も、きちんと茶葉を摘む時期を見極めれば被害が最小限に抑えられられるんです」
有機、農薬不使用での生産ですから、決して生産量は、そんなに高くはありません。 だからこそ、大変希少な有機農薬不使用の宇治茶葉が、この畑で大切に大切に育てられている訳です。
「結局、昔ながらの方法に回帰したという感じです。 今は農薬不使用、有機栽培を貫く為に、菜種の油粕と木屑だけを与えています。 それだけで、十分に育つんです。」
お話を伺っていると、肥料に使うものは、遺伝子組み替えされたものはダメ。
動物性のものは、その餌の栽培までさかのぼって安全でなければならないので、 自分たちで自身を持って安全と言えない為に使えないと本当に厳しく栽培をされている様でした。
「粗悪品は作らない、本物のお茶を作りたい」
ストイックなまでのお茶に対する姿勢が本物のお茶を生み出す力だった
綺麗な水色のお茶。
最近は、お茶ブームと言っても良い程にペットボトルや缶等の安価なお茶が沢山発売されています。
決して原産地まで言及するようなものではありませんが、イメージから完全に京都のお茶と思いこませている様な商品も存在します。
「でも、そんなに大量に、しかも安く良い茶葉が提供されるなんてあり得ないと思いませんか?」
お茶というのは、茶葉にお湯を注いで茶葉の中身をお湯に出す訳ですから、 決して体に良いとは言えない農薬を使用して育てられたお茶を飲むという事は、 決して軽く考えられる話ではありません。
「標準的な質の安価なお茶を作るという方向も確かにあります。 でも私たちは、たとえ少量になっても、多少高価でも、きちんとした製法に乗っ取った安心で体に良いお茶を作って行くんです」
そう語って下さった社長さんの目は遠く、お茶の未来を見ていらっしゃる様でした。
100%生産地のはっきりとした本物の宇治茶
今年最初にできた和束茶葉の烏龍茶
「宇治のお茶生産量はそんなに多くない。真に宇治茶と呼べるものは決して多くは無いんです」
そう語られる社長さん。
農家で荒茶の段階まで加工されたものを工場に運んで加工する場合、どうしても、どの農家から仕入れたのか? という問題が出てきます。
宇治で加工されたというだけの、京都産の茶葉が数%の宇治茶という物も現実に存在する様です。
「でも、そうじゃないでしょ? 宇治茶を買って下さるお客さんって言うのは京都で栽培された、 宇治のお茶が欲しくて買って下さる。 だから、ここでは茶葉の栽培から荒茶までの加工、商品にするまでの行程を全部この工場でやってるんです。 混ざり物が混入する余地はありません」
と自信たっぷりに語って下さいました。
プレマレポーター I.K 京都在住
乾燥中の茶葉。良い香り~
揉捻機。烏龍茶の場合、茶葉を丸める様に揉むのだそうです。
できあがりの烏龍茶。良い香りにくらくらします。
和束町は水も綺麗でした。
茶園からのながめ。空気の澄んだ綺麗な所でした。
まだまだ、これから。育つのが楽しみな赤ちゃん茶園。
- コラム 宇治茶の起源
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宇治茶の歴史は、鎌倉時代に海住山寺(現在の加茂町瓶原)にいた高僧「慈心上人」が、 茶業興隆の祖される「栂尾の明恵上人」より茶の種子の分与を受け、鷲峯山麓に栽培したのが始まりと言われています。
その後、元文3年頃(1738年)に和束が煎茶の特産地として発展しました。
この頃から茶の栽培が増加し、和束の茶業は一層の進歩を遂げました。
太平洋戦争中は極度の食糧・肥料不足で転作を余儀なくされ、生産量が激減しましたが、 戦後、国土の回復により茶価の高騰がおこり、「お茶は和束」と言われる銘茶となったのです。
和束町は丘陵の地で、中央を木津川の支流が流れて霧が発生しやすく、 傾斜地で水はけが良いなど、お茶の生育のための地理的条件に恵まれた土地柄です。
和束茶は、味と香り、水色(すいしょく)が良く、渋みが少なく甘みと爽快感がある良質茶とされています。
- 有機JASマークとは?
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このマークは有機農業を推進し有機食品を普及するため、 日本国内で最初に「第三者・オーガニック認証機関」として有機食品の認証業務を開始した、 特定非営利活動法人が、 栽培から生産、流通までの厳しい検査を受けて認定された有機農作物加工食品である事を表します。
基準・認証システムの確かさや独立性、検査の質において、生産地や市場、食品加工業者、海外からも高い評価を受けています。
- 有機農作物とは?
- 科学的に合成された肥料及び農薬を3年間使用しない農場で栽培された作物を洗わします。
- 有機農作物加工食品とは?
- 原材料のうち有機以外の占める去り間が5%以下で、 科学的に合成された添加物及び薬剤を基本的に使用しないで製造された加工食品を表します。
少し難しいですね。
簡単に説明しますと、
「有機JASマーク」の付された食品は、その生産から最終パッケージに至るまで、 有機性が侵されることのないよう生産、維持、管理されていることが現地検査で確認されています。 「有機JASマーク」の付された食品は、 生産方法、施設、使用した資材、原材料、生産量、流通量、取扱者、使用機材類などが特定できるものです。
という訳です。
つまり、買う側の人間が実質的には確認できない、パッケージなどに謳われている産地、原材料の安全性などについて
本当の事です!! ちゃんと検査しました!! だから信用して頂いても大丈夫ですよ!!
という事を表している訳です。
農薬不使用、有機栽培の日本(宇治)産、京の烏龍茶
烏龍茶と日本茶の違い
茶葉を炒る為の専用機械。
みなさんは烏龍茶と緑茶の原材料が同じだってご存じでしたか?
烏龍茶も緑茶も同じ、ツバキ科の樹の葉を原料に作られています。
さらに加えて言えば、紅茶だって原料は緑茶や烏龍茶と同じなんです。
それじゃどこが違うのかと言いますと、茶葉を加工する行程のうち、 お茶の葉を発酵させる過程の違いがお茶の種類を決めるのです。
茶葉を一切発酵させず、摘んだ葉を熱して、酸化酵素を破壊したものが「不発酵茶」いわゆる日本茶(緑茶)と言われます。
茶葉を揉む機械です。
一切発酵していないので、乾燥させた葉には、元の葉の色である綺麗な緑色が残っているのが特徴で、 発酵してしまうと壊れてしまう、ビタミンA, Eがしっかりと残っており、 最近はカテキンが注目を浴びている事もあって健康に良いと言われています。
次に完全に発酵させてしまうのが「発酵茶」と言われる紅茶。
発酵の過程で、綺麗な紅色の水色と香味が生まれます。
丸める様に揉むのがポイント。
最後にこの発酵過程を途中で止めてしまうのが「半発酵茶」であるところの烏龍茶です。
発酵を途中で止めてしまう事によって、カテキンなどの要素を様々に変化させ、色々な味や香り、効能を引き出しています。
烏龍茶で最も注目されている烏龍茶ポリフェノールも、この半発酵を行う事で作られる訳です。
また、その美しい水色とさわやかな香り、後味の良さも、烏龍茶の特徴と言えるでしょう。
ここでポイント。
茶葉を発酵させたり、揉んだりする行程を行う機械は、日本茶と烏龍茶では大きく異なるため、 専用の機械を用い、烏龍茶を日本で、しかも日本産の茶葉を加工して作っている所は、ほとんどありません。
中井製茶では、専用の機械を用意し、きちんと烏龍茶作成の手順に従い、手間暇をかけて、 安心して飲む事のできる、農薬不使用、有機栽培の日本産の烏龍茶を作っています。
烏龍茶の効能 烏龍茶ポリフェノール
100%和束産の有機、農薬不使用茶葉を
和束で加工した安心烏龍茶。
烏龍茶にはポリフェノールが多く含まれています。
ポリフェノールは中性脂肪の低下、体内の活性酸素の消去などの効果があるとされるもので、 緑茶の約4倍含まれているとされています。
烏龍茶ポリフェノールには、消化器官壁から、体内に吸収される前の脂肪分を素早く吸着して体外に排泄する作用に加え、 中性脂肪を分解する酵素作用を活性化する機能も持っています。
烏龍茶が焼き肉などの、脂肪が多い食品と共に用いられるのにも納得ですね。
この烏龍茶ポリフェノールの働きがある為に烏龍茶は、油を流す、燃焼する、分解するという作用について、 他のお茶に比べて優れていると言われている訳です。
国産茶葉による烏龍茶のできるまで!!
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