矢吹：ここ数年で一気に、低速圧搾ジューサー（スロージューサー）の認知度が高まりましたね。

中川：そうですね。あれは2002年より少し前かな。アメリカやヨーロッパで、より積極的に病気を治すためには、より硬い素材、より薄い素材、例えばケールだったり小麦の若葉のジュースが飲まれていること、そして実は、それらの素材を搾るのに適した「ツインギア」と呼ばれるものがアメリカやヨーロッパでは主流で、圧倒的なシェアを持っていることを知りました。当時、日本ではツインギアのジューサーは発売されていなかったので、製造元が韓国だということを突き止めて、あらゆるツインギアジューサーの会社に電話をかけていきました。英語も流暢ではなかったので、もう本当にどきどきしながらかけたんです。そのうちの一社が、当時業界シェアNo1のグリーンパワーケンポの卸元でした。「あの時は、突然電話してきたよね！」と今でも笑い話になっていますが、その電話をきっかけに単身韓国に飛び込み、話を聞きました。それからですね、取扱いを開始したのは。

矢吹：そうだったのですね。今や当時では考えられないほど、各メーカーから様々なジューサーが出回っていますね。

中川：はい、スロージューサーも様々な機種が出ていますので、生ジュース療法というものが知られたということも含め、すごく良いことだと思っています。アメリカやヨーロッパでも、生ジュース療法というものはきちんと立ち位置があるので、オーガニックマルシェなどに行くと、朝から麦若葉の生ジュースを、スーツ姿の方がきゅっとひっかけていくところをよく見かけます。健康意識の高い方にはフルーツジュースではなくて、ケールや麦若葉のジュースが主流なので、硬いもの、薄いものを搾れるジューサーを求めてツインギアに辿り着く方は圧倒的に多いです。アメリカの健康法では「車を売ってでも良いジューサーを買え」とよく言われるくらいです。実際に、アメリカの健康関係の方の家に行くと、必ずグリーンパワージューサーがありますね。

矢吹：そうですか。それだけの立ち位置を確立しているということは、素晴らしいですね。

中川：低速圧搾ジューサーを使った健康法は、『生の野菜や果物に含まれる酵素を破壊せずに摂ることで、病気を治したり健康になったりする』、という考え方に基づいています。生の野菜や果物は、そのまま食べたのでは大した量は摂れませんが、ジュースにすることでたくさん摂ることができる上に、身体への吸収も良くなるので、健康を気にする方や、もっと健康になりたい、あるいは難病やがんを治したい、という層の方々からはとくに、支持されています。

矢吹：酵素というのはどのよう体に良いものなのでしょうか。

中川：酵素と一口にいってもその種類はさまざまですが、特に、消化に関する酵素を節約して、消化の際に体に負担をかけないようにすることが大切です。生の野菜や果物には酵素がたくさん含まれていますが、酵素は熱に弱いため、火や摩擦による熱を加えたりすると、その瞬間に壊れてしまうのです。だから、高速ジューサーやミキサー（ブレンダー）では酵素が壊れてしまうため、低速圧搾式のジューサーが必要だと考えています。

矢吹：ちなみに、野菜や果物を搾った生ジュースは、どんな体質の方にもおすすめできるのでしょうか。

中川：「毎朝1杯、グリーンパワージューサーでグリーンを搾って飲みます」、これは最高。どんな方にも良いでしょうね。食物繊維もそうですし、朝から消化しやすいものが体に入ってきますので、すごく良いと思います。

矢吹：朝から美味しいジュース、考えただけでも体が喜びますね。

中川：ただ、世の中にある健康法って、どれをとってもほんとにね、極論なんです。天然塩が良いとか悪いとか、玄米が良いとか悪いとか、お酒が良いとか悪いとか・・何にでも二説ある。当然ですよね。絶対的にこれが正しいというのはないんです。なぜかというと、みんな体質が違うから。本当に必要なのは、やっぱり中庸の精神。例えば、生ジュース療法が特におすすめなのは、アクティブにやってきた男性やエネルギッシュなパワー溢れる女性。逆に、いわゆる陰と陽でいうと陰のひょろっとした女性が生ジュースばかりたくさん摂取していると、もっと深刻になる可能性もあります。こういう方は、玄米を炊いて発酵玄米にして大事に召し上がると、すごく元気になったりするわけですよ。

矢吹：陽の人は陰を入れて中庸にして、陰の人は陽を入れて中庸にもっていく、ということですか。

中川：私は単にマクロビオティックだけに立脚しているわけではないので、分かりやすいのは陰と陽の話だけれども、アーユルヴェーダにおける体質、中医学における体質、いろいろな伝承医学における体質というのがあるわけです。麦若葉療法に関してだけは、飲む血液、緑の血液、といわれるくらい血液に近い成分なので特別ですが。ただ、何でも極端にならないことを考えたほうが良いのはたしかですね。

矢吹：体質に合う、合わないもありますし、何といっても毎日体調と相談しながら、が基本ですね。

中川：そうです。これまで販売をしてきて、ジュースを飲み始めて劇的に良くなったという方はたくさんいらっしゃいます。もうみなさん、びっくりするくらい元気ですね。健康法っていうのは、すべて逆説があると思って良いんです。そこに振り回されない。いったんこの病気治しでやってみようと決めたら、そこそこ結果が出るまでそれでやってみるのも、私はありだと思います。

矢吹：そうですね、社長はまさにジュース療法で劇的に良くなるタイプのように思いますし、私には朝一杯のグリーンジュースがちょうど良さそう。もちろん、体調は日々変わるので何ともいえませんが、そんな気がしました。しかし、グリーンパワージューサーで搾ったジュースは美味しいっていうのが、何より嬉しいですよね。

中川：そう、本当に美味しいよね。グリーンパワージューサーは、決して安いものではありません。ただ、すべてのページを読んでいただいて、持っておくべきかなと思っていただいた方には、持っておいていただくべきかな、と思っています。もちろん、低速圧搾ジューサーとしては最高のものであると自負しています。先ほども申しましたが、アメリカの健康意識の高い方は、必ず良いジューサーを持っておられます。それに始まり、それにつきる。一日一食でも良いですし、あ～そういえば体調が悪いというときでも良いですし、一台持っておいていただくと良いと思います。5年保証もつけていますので、何かあればお気軽に相談してください。