ナチュラルライフステーションの有機のたね
家庭菜園でも、たねから育てる有機野菜が楽しめます
「有機」とは、生命力を持っているということ。
有機のたねとは、生命力のあるたねということ。
農業の基本は土づくりだと言われます。
育てる野菜にあわせ、土壌の「生態系」を生かし、
微生物たっぷりの土作りができたら、
納得できる種を蒔きましょう。
有機栽培にこだわるなら、種子も有機にこだわる。
美味しく安全な野菜の選択は、たねにもあります。
珍しいオーガニックのたね
身近になった有機、オーガニック
健康志向、安全志向の高まりとともに、生活環境にも気を配る人々が増えてきた現代。社会的にも、「たべるもの」の安全性が頻繁に取り上げられるに従い、食に対する意識が大きく転換しつつあります。
以前は特定の場所でしか手に入らなかった有機農産物も、大手スーパーの店頭に並ぶようになったおかげで、「有機」や「オーガニック」という言葉そのものも、より一層身近な存在になりました。また、「有機」「オーガニック」と名づけることで、商品に付加価値を与えられるまでに変化してきました。
有機・オーガニックであること
「有機」「オーガニック」とラベル付けし販売される商品は、第三者機関によって定められた基準に照らし合わせて審査され、認証されています。
日本においてもっとも知られている認証は、「有機JAS」。
2000年の日本農林規格(JAS)改訂により「有機農産物の定義」が厳格化されて以来、認証を受けた証明としての「有機JASマーク」の表示が義務付けられ、市場には一定の「有機」規格に準じた有機農産物が流通するようになりました。
では有機JAS法は、どのように有機農産物を定義づけているのでしょうか。
日本における「有機農作物」定義は?
- 自然由来の堆肥等で土作りを行い、初めて作付けする前2年以上、収穫前3年以上禁止された農薬や科学肥料を使用していない田畑で栽培していること。
- 栽培中において禁止された農薬や科学肥料を一切使用していないこと。
- 種子、堆肥等も含め一切の遺伝子組み換え技術を使用していないこと。収穫その他、栽培地の生態系の維持に支障を及ぼす技術や資材を使用していないこと。
- 有機栽培された種子であること。ただし、それが不可能な場合はその限りではない。
珍しい有機種子
「有機栽培された種子であること。ただし、それが不可能な場合はその限りではない。」
農業の基本は「土づくり」だといわれるように、有機JAS法でも土そのものや、農薬や肥料など土に影響を及ぼす恐れのある要因については、厳守する事項として細かく規定されていますが、この厳格な規定もまだ種子にまでは及んでいません。
育てた作物から採種したたねを次の収穫に繋げ、代々耕作を続けている農家もありますが、購入した種子を育てる農家も多く存在します。また、新しい種類の野菜や作物を育てようと、たねを購入することもあるでしょう。しかしながら日本においては、「有機」自体が新しい概念であるために、「有機種子」の市場はまだまだ未発達であるようです。
平成20年度より有機種苗の生産・流通・利用に関する調査を手がけているNPO法人日本有機農業研究会の調査報告書(平成23年度)においても、野菜の採種を業務とする事業者のうち、有機種子の採種を行なっている事業者はわずか7%にとどまっており、採種を行なっていても取扱品目に至っては、非常に限定されていると結論づけられています。
全農家戸数のうち、有機JAS認定を受けている、または認定を受けていないが有機農業を行なっていると考えられる農家の戸数は0.5%弱であるという事実にも、日本国内の事業者が積極的に有機種子の採種を行えない理由があるのでしょう。
たねというこだわり
「健やかな土壌=健やかなたね」
たねは植物の命のみなもとです。
たねが健康であれば、そこから芽吹く植物も健やかです。
動物がそうであるように、植物もまた、健やかであれば周囲を取り巻く環境にも順応し、自らを守ろうとする生体の防御力や拮抗力も高くなります。
けれど同時に、この健やかな命のみなもとは、健やかな環境に育まれた植物からしか生まれません。つまり、健やかな土壌に育まれた植物が健やかなたねを育む・・・ということ。
この連鎖に簡単に踏み込む第一歩は、「有機のたね」にあるとナチュラルライフステーションは考えました。
美味しいから、有機栽培
なぜ農薬を極力使わないのですか?と尋ねたときの答えは・・・
そのほうが美味しいからと返ってきます。
家族で美味しい野菜が食べたいと家庭菜園をはじめるなら、期待するのは豊かな収穫と慈愛に満ちた深い味ではないでしょうか。
ナチュラルライフステーションの有機のたねは、有機認証を受けた土壌に生育する野菜やハーブなどから採取された種を使っているので、時間を費やし作り上げた微生物たっぷりの土を、より生かした野菜作りが楽しめます。
また、次の世代に命を繋げる生きたたねだから、自分でたねを採りたいという方にも最適です。
種子について
種子の種類
「種子」と一言で表現しても、その育種や採取の方法によっていくつかの種に分類されます。
有機か有機でないかという分類以外にも、伝統的に各地域で栽培されてきた「在来種」や、在来種ではないが何代にもわたって栽培された後に種が固定された「固定種」、野菜の形や大きさなど交配によってそれぞれの種の長所や有用な形質を生かすように品種改良された「F1種(雑種第1代)」があります。
何世代も作り続けられるうちに遺伝性が安定した品種を言い、多くの在来種も固定種で、丹波の黒豆や小豆などがその代表例です。その地域の気候風土のなかで何世代にもわたって絶えず選抜・淘汰され、遺伝的に安定した品種をさします。何年も繰り返し自主採取できるので、家庭菜園や小規模栽培に適します。
京野菜や下仁田ネギ、練馬ダイコンなど、特定の地方で十年以上栽培され、その地域の環境に適応した品種をさし、伝統野菜とも言います。厳密な定義があるわけではありませんが、いわゆる“昔から育ててきた野菜”のことで、そのほとんどが自家栽種・自家栽培されてきたものです。地産地消の浸透とともに地域ブランドとして注目を集めています。
F1種は生物学用語で”First Filial Generation(=雑種第一代)”、別名ハイブリッド種とも呼ばれ、異なる遺伝子を持つ植物の交雑によって生まれた第一世代の子を意味します。流通効率や生産効率など、人にとって好ましい性質を実現するよう創られたたねなので、大量生産には向いていますが、このF1種の次世代には、優性遺伝と劣性遺伝が現れたり、掛け合わせた遺伝を受け継がなかったりと種は安定しません。また、種子メーカーによってはバイオ技術によって生み出した遺伝資源を使っているものもあるので、種子メーカーを選ぶ目も必要です。
オーガニックのたねとは?
オーガニック種(有機種子)とは、在来種・固定種・一代種に限らず、化学肥料や農薬を一切使用せず、文字通り完全に有機農法で育てられた作物から採取され、種子消毒をされていないたねのことです。また、国や認証機関等の認証が必須です。
つまり、有機のたねとは、「有機認証をうけた土壌から生育した植物から採取した、種子消毒されていないたね」を意味します。
有機種子とは・・・
- 有機認証を得た土壌から育成した有機野菜(ハーブ)より採取した種。
- 世界の有機基準にそった有機野菜が生育可能。
- 栽培時に化学物質や合成殺虫剤を使わず育成されているから、健康な種から持続可能な生産・育成・自家採取が可能。
- 種本来の強さを持っているため、水の少ない状況や病害に対しての抵抗力が高く、栽培がしやすい。
- 発芽率が高く、栽培しやすい。
世界基準の有機のたね
ナチュラルライフステーションでは、NPO法人 瀬戸内環境会議との協力体制のもと、ジェネシスシード社製の有機のたねだけを取り扱っています。
これらのたねを日本で販売するにあたり、NPO法人 瀬戸内環境会議では、ジェネシスシード社に足を運び現地の栽培状況を確認するだけでなく、「有機種子が日本の土地に合うかどうか、おいしい本物野菜が育つかどうか」を3年間にわたり検証してきました。現在でも、知多半島の農事組合法人光輪や、ハーブの専門農園(株)ホリステックファームを初めとする農業専従者から個人の家庭菜園にいたるまで、各地のモニターの協力を得て、発芽試験や試験栽培が実施されています。
ジェネシスシード社とは?
ジェネシスシード社は、1983 年より自社の有機圃場(ゆうきほじょう)で有機種子の生産を始めた業界のパイオニアであり、野菜、ハーブ、花をすべて自社栽培育種している世界的な有機種子メーカーです。イスラエルの土地は、低温帯から高温帯にいたるまでの全ての気候帯をカバーしているため、世界中の気候帯に適した種子生産が可能な気候下にあります。その中でも、ジェネシスシード社は、花粉を運ぶ昆虫が非常に少ない砂漠地帯にある自社圃場において、徹底した管理と点滴かん水栽培により、過酷な環境下での有機種子の育種に成功しています。
同社では高い基準のもと、研究開発から、種のモニタリング、種や植物の処理、コンサルティング、汚染防止、環境維持、販売や顧客管理までを徹底管理しており、有機農産物先進国のアメリカ、ヨーロッパ各国、オーストラリアなどをはじめとする世界各地へシェアを広げています。
世界基準の有機認証
IFOAM(アイフォーム)とは?
IFOAMについて
IFOAM(International Federation of Organic Agriculture Movementsの略称:国際有機農業運動連盟)は、有機農業の推進により自然と環境を守ることを目的とし活動している国連社会経済理事会(ECOSOC)の認定NGOであり、ISO(国際標準化機構基準)からも認定を受けた公式基準設定機関です。
その使命は、有機農業運動のすべての分野をリードし、結びつけ、支援することにあり、有機農業の原理・原則に基づいた生態学的、社会的、経済的に健全なシステムを、世界に導入しようと活動しています。
IFOAMは、ISO(国際標準化機構基準)から公式の基準設定機関として認定されています。
1972 年にパリ近郊で設立されて以来、FAO(国連食糧農業機構)やUNCTAD(国連開発貿易会議)など国際機関との共働のもと、アフリカ・アジア・ラテンアメリカなどにおいて有機農業を通じた開発支援を行うなど、世界中で有機農業の普及に努めてきました。現本部はドイツのボンにありますが、世界111カ国・770を超える小規模農家や有機農業団体、有機認証団体、コンサルタント、研究者、消費者、国際流通企業などにより組織されており、世界的な規模の有機農業に関する様々な運動を国際的に統括する団体へと成長しました。
今では、IFOAM が策定している有機認証のためのオーガニック基礎基準(基準を作るための基準)や有機認証団体の適合性を認定するための認定基準は、世界各国の政府や有機認証団体における認証基準、検査システム構築における国際ガイドラインとして尊重されています。
IFOAM のオーガニック保証システム
IFOAM のオーガニック保証システム(OGS)は、「オーガニック」の信頼性を客観的に保証することで、加速度的に拡大するオーガニック製品の市場や国際的な取引においても、有機農業の信頼性を守り、消費者の信頼を獲得しています。
そして全世界共通の基準・定義による検査システムにより市場における独自性を確立し、世界中で有機農業に携わる人々、さらには「有機農業」の世界をひとつにつなぎ合わせています。この世界でもっとも認識されている有機認証基準、オーガニック保証システムは、参加する全ての有機認証団体が同等の信頼性が保てるようサポートし、それぞれが独自認証したオーガニック製品の国際的な市場取引を促進するだけでなく、IFOAM により認定された有機認証団体に「IFOAM 認定団体」の認証を与えることも可能です。オーガニック保証システムは、IFOAM に参加しているそれぞれ異なる認証団体によって認証されたオーガニック製品の貿易を促進します。またIFOAM 認定基準により認定された有機認証団体をIFOAM 認定団体とすることができます。
国際オーガニック認定サービス(IOAS)により実施されているこのIFOAMの認定プログラムは、バイヤー・政府当局・他の管理機関、そして消費者に対して、製品が国際基準に従って生産・加工されたことを保証し、それぞれの機関における「有機認証」そのものも保証しているのです。
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