【スタッフレポート】 エコノワのヘアケアシリーズ 『はぐみ』
自信をもって推薦したくなる自然素材で作られた実力満点のヘアケアシリーズ
はじめに・・・
エコノワ製品の魅力は、武藤社長が女性として、母親として、 美容サロンのマネージャーとしての経験や気づきから、 女性ならではの細やかな配慮と視点を元に作り上げられた製品だということ。
ご本人は、「知らぬが仏で知らないからこそここまでできた、 突っ走ってきただけなんです」と言われますが、 先入観や知識による限定がないからこそ、いいものを作ってこられたのだと思います。
レポーター スタッフ 岸
自然素材に目を向けるようになったきっかけ
- 武藤社長が人にも地球環境にも負荷の少ない自然素材に目を向けるようになったのは、息子さんのアトピーがきっかけでした。武藤社長ご自身は、合成洗剤を日常的に使用しても、手荒れをおこした経験はなく、それまで特に化学的なものに対して気にしたことはありませんでした。きっとそのような生活が、おなかの中にいる我が子に影響を与えたのだろうと思うと、「申し訳なかった。なんとかしなければ」という気持ちになったと言います。
- 息子さんが産まれた当時は、まだインターネットが普及しておらず、情報収集が簡単ではなかった時代。化学的な合成品や、農薬、化学肥料に対する問題意識も今ほどはありませんでした。何が原因なのか特定はできない。ただ、どんな原因があるにせよ、「この子が元気になるようなことをすればきっと治るはず」という思いで、手探り状態ではあったものの、食べるもの、塗るもの、洗うもの・・・「悪いかもしれない」と思われるものをひとつひとつ生活から取り除いていったそうです。
ヘナを直輸入することに
- 武藤社長のご実家は美容サロン。お母様とお姉さまは美容師を、、ご自身はマネージャーとして携わっています。武藤社長のお子さんがアトピーになり、自然なものへの意識が強くなっていた頃、ある日お姉さんがハタと気付かれました。「私たちが使っているのは化学的なものばかり」。一度はそのような環境に悩み、仕事をやめようかと迷われた時期もあったそうです。
- このような状況の中で話にあがってきたのが「ヘナ」という選択肢。ただ、お姉さんは以前、ヘナをしてもらった経験があり、そのときは「ヘナなんて全然よくない」と思ったそう。しかし、「すごくいいヘナがある」と知り合いから強くすすめられ、「そこまで言うのなら」と使ってみたところ、ほんとうに髪が艶つやサラサラに。これはいい!という話になって、自分たちも取り入れることにしたそうです。「今思うと、以前してもらったヘナは、品質に問題があったようです」とのことでした。
- はじめは、自分たち用に取り入れていたヘナですが、多くの方に好評だったことから、もっと広げていきたいと思い、ヘナの卸業をすることにしたそうです。しかし、ある日突然、諸事情により今までの流通ルートではヘナが入手できない状態になってしまい・・・。必要に迫られて、直輸入することを決意。現地でヘナを提供してくださる生産者さんを探し、結果として、今まで以上に品質の良いヘナと出会うことができました。それが現在の「太陽と大地のヘナ」です。
- エコノワのヘナは、8~9割がたプロ向けに販売。全国数百件の美容サロンでお取り扱いがあります。多くのプロから支持されているのは、それだけ製品に力があるからでしょう。プロが染めれば、20分でしっかりと艶やかに染まるそうで、面倒くさくて時間がかかるわりにはあまり良くない・・・というイメージが払しょくされます。
- 高品質なヘナというのは短時間で髪を染めることができます。「太陽と大地のヘナ」は、産地、収穫期、原材料、どれをとっても最高レベルの条件を満たしています。
「太陽と大地のヘナ」は、インド・ラジャスタン州のソジャトというヘナの名産地で、年に1回採取される高品質なヘナの葉部分のみを使用しています。
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ヘナ自体はアジア~中東~アフリカまで熱帯地方では自生していますが、インド ラジャスタン州ソジャトという土地はヘナの名産地として知られています。エコノワのヘナはこの場所で収穫されたものを使用しています。
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本来、ヘナの収穫で一番いいのは、日本の季節でいうと秋。しかし、収穫期を無視して収穫したヘナの場合は、品質が落ちてしまいます。エコノワのヘナは、年に1回、収穫最適期に収穫したものです。
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ヘナは葉の部分しか染まりません。にもかかわらず、なかには、葉と共に、茎や根も一緒に粉砕して販売している製品があります。このような混ざり物が入っているヘナは、染めるのに時間がかかって当然です。
武藤社長のご実家が営む美容院のホームページ上でも、太陽と大地のヘナをした方々の写真がご覧になれます。
使い心地の良さに驚き はぐみシャンプー
- 武藤社長が自然素材に目を向けるようになってから、シャンプーについても、人や環境に優しいものを探すようになったそうです。でも、なかなか納得できるものが見つからない。では、「作ってしまおう」ということに。さすが女性経営者です。ゴールは見えた。ほしいもの像ははっきりしている。それに向かって突き進むだけ。知識の積み上げでの判断とは違う、いい意味での突進力には、女性特有の良さと強みを感じます。
- シャンプーの開発は、美容サロンでつかえることが大前提だったそうです。せっかくヘナをしても、その後に使うシャンプーが負担になるものでは・・・という思いがあったとのこと。エコノワのシャンプーは、人や環境に負荷が少ないだけでなく、ヘナで染めた髪が退色しづらいという特徴もあります。シャンプーの洗浄力が強すぎると、せっかく染めた部分が色落ちしやすいのだそうです。
- 武藤社長曰く、「成分へのこだわりはもちろんのこと、泡立ちが良く、仕上がりもできる限り良いものを、ということで作っていたら、たまたまこんなにいいシャンプーができあがってしまったんです」と。開発を担当したのは、大正15年に創業した老舗自然化粧品メーカーの女性研究員3名。武藤社長だけでなく、メーカーの皆さんも予想以上のできあがりに驚いたといいます。
- 【はぐみPAPAシャンプー】は男性用に開発されました。大抵の場合、フケやかゆみは、【はぐみシャンプー】で予防できます。しかし、それでもまだトラブルが起きる人が若干いることがわかり、そのような人たちのお悩みにも応えられるよう設計したのが【はぐみPAPAシャンプー】なのだそうです。【はぐみシャンプー】の基材をベースに、男性向けの成分を追加。トニックシャンプーほどではないものの、天然のハッカ、グレープフルーツが入ることにより、自然なスッキリ感が。男性だけでなく、普段からサッパリ洗い上げたい女性や、夏場にスッキリ感がほしい女性にもおすすめだそうです。
- 【はぐみシャンプー】も【はぐみPAPAシャンプー】も、200ml入り(ポンプ式)のもので考えると、ショートヘアの人の場合、ワンプッシュ約1ml/1回で、200回、半年は使える計算です。とても泡立ちがいいので、短い髪の人ならこれで十分。コストは1か月500円程度です。詰め替え用を購入すればさらに安い。ナチュラルなシャンプーは高いというイメージを覆し、エコノワのシャンプーは、非常に節約型で、品質も加味して考えるとリーズナブルだということがわかります。
- シャンプーを販売する側は、たくさん消費してもらったほうが利益になります。しかし、武藤社長は、「必要最低限で使ってください」と皆さんに伝えているそう。「やはり、いくら自然素材といえども、排水に流したら排水。水を汚すことに変わりありません。だったらできるだけ少ない量の方が絶対いいに決まっています」とはっきり言われる武藤社長の誠実さは、製品の良さに反映されているように感じます。
- 「見た目は大きいほうがお得感がでます。薄めて安く売るという方法もあるでしょう。でも、水増しして大きなサイズで安く売ったとしたら、輸送CO2の面で、その分、環境にも負荷がかかると思うんですね。それは違うなと。だったら小さいほうがいい」。利益が先立ち、環境や人への安全は置き去りという売り方は世の中にはまだまだあります。そんな中、エコノワの製品は細部にまで環境配慮が行き届いています。
- 自然体で、肩肘はらない。いいものはいい、ダメなものはダメと迷うことなくきっぱり判断される武藤社長は素敵です。地球環境のサイクルが健全でなければ、わたしたち人間は生きていけません。モノを購入する側は、環境に負荷の少ない製品を選んで使っていきたいものです。日々の生活に使う日用品を購入するのは多くの場合女性です。女性の意識がもっと上がれば、もっと地球の環境を良くしていけるかもしれません。
- エコノワではシャンプーの使用量が最低限で済むような工夫も紹介しています。どのシャンプーでも共通することですが、しっかりブラッシングした後にお湯で洗ってからシャンプーをすると、少ない量で泡立たせることができ、使用量を抑えられるそうです。それでも泡立たないようなら、もうひとプッシュする。「わたしたちは、こういう工夫をしっかりお伝えしたうえで使っていただいています」と武藤社長は言われていました。
- 武藤社長ご自身、自社の製品にそれなりの自信はあったものの、一方で、こころのどこかに「他にもこのぐらいのシャンプーならあるかもしれない」という気持ちもあったそうです。しかし、「はぐみシャンプーだとかゆくありません」「すごく使い心地がいいです」など、喜びの声をたくさんいただくようになり、スタッフからも「うちのシャンプーはやっぱりすごいですよ」と言われて、「そうか、やっぱりいいんだ!」と思えるようになったとのこと。謙虚な武藤社長です。その実力を物語るように、2009年以降、多くの美容サロンで継続的に愛用され、コアなファンもたくさん。ちなみに、スタッフの息子さん(高校生)は、はぐみシャンプーの大ファンで、クラスで一番のサラサラ髪と評判なのだそうです。
実は、実家で「自然素材を使った男性用のいいシャンプーがある」と話したところ、母が興味を持ち、父に購入。先日、さっそく試してみた父から「泡立ちが良くて気持ちがいいよ!」と喜びの声が。気づくと、エコノワさんのコンセプト「親子3代で使えるシャンプー」そのものになっていました。
洗い流さなくてもいい トリートメント
- 老舗自然化粧品メーカーさんに要望を伝え、それに合わせて素材を取り寄せ、試作を重ねてもらったトリートメント開発。なかなか難しかったようで、実は、シャンプーが完成してから1年後にできあがったそうです。先行発売されたシャンプーは、もしかしたらトリートメントはいらないかも?というほどよく仕上がってしまったことから、「シャンプーだけでいいかもしれない」と思ったり、メーカーさんからも「シャンプーがこんなにいいものならトリートメントいりますか(開発続けますか)?」と言われたり。でもやはりセットでほしい方もいらっしゃるので、ぜひ開発は続けてくださいと伝えたそうです。
- はぐみトリートメントは、ノンシリコン/ノンコーティングの洗い流さなくてもよいタイプ。エコノワはあくまでも天然由来成分のみで作ることに挑戦しました。洗い流さなくてもよいため、髪の美容液(ヘアクリーム)としても使えます。シャンプーの後にはトリートメントとして、お出かけ前にはヘアクリームとして使えるのでとても便利です。
- トリートメントはシャンプーに比べると、粘度があり、充填するときにカビの問題が心配なので、衛生上、詰め替えは作っていないそうです。「全部、中をきれいに消毒して詰め替える方はなかなかいないですよね。化学的な防腐剤は入れたくないし」。ちなみに、防腐剤には、天然素材の銀が入っています。値段はその分高くなるものの、いろいろ試した中で、やはり銀が一番いいという結論に至ったそうです。
頭が軽くなる スッキリ爽快なヘアトニック
- ときどき美容サロンでも頭にシュシュっとしてもらうヘアトニック。美容師であるお母様とお姉様から「天然のものでつくれんの(つくれないの)?」と聞かれ、リクエストを受けてつくったものだそう。アルコールでスーッとさせるのではなく、天然のハッカ油により清涼感を生み出しました。
- ヘアトニックは、おふろあがりの清潔な頭皮に数プッシュふりかけ、頭皮をマッサージするようにお使いいただくものです。香りの良さも特徴のひとつ。「シャンプー程は必需品でないものの、使ってみると、頭がすごく軽くなってとても気持ちがいいんですよ」と武藤社長が教えてくださいました。ハーブをたくさん含み、潤い成分としてはハチミツを使用。髪が健やかになる環境をしっかり整えてくれます。
わたしは仕事をするときいつも手が届く範囲に常備しています。
1週間ハーブとオイルを煮込んで完成する希少なヘアオイル
- オイルは、基本的に乾いた髪や半乾きの髪に塗るとサラサラに仕上がります。 シャンプーをする前やヘナを塗る前に頭皮や髪へオイルを塗り、頭皮をマッサージすると、髪が健康的に。香りづけとボトリング以外の工程は、すべてインドで行っています。5000年の歴史があるインド伝承ヴェーダの教えに基づく製法で、ハーブをグツグツと何日も煮込んで、作っていただいているそうです。
- いろいろなヘアオイルがあるなかで、通常、オイルとエキスが入っている場合、乳化剤を入れて混ぜるのですが、エコノワのヘアオイルは乳化剤を使わずにオイルとエキスが融合します。「水と油だけでは、混ざらない」というのは常識のようですが、武藤社長は、煮込んで冷まして煮込んで冷まして・・・エキスと油が乳化剤なしでほんとうに融合していくのをインドの加工所に行って、実際に見てきたそうです。なかなか化粧品メーカーさんにさえも理解してもらえなかったそうですが、事実は事実。きっと5000年の叡智がそれを可能にしているのでしょう。1週間ぐらいの工程を経てできあがる大変貴重なオイルです。
- ヘナをする前にオイルを塗ることでヘナが塗りやすくなるそうです。髪の毛にたっぷり塗るとものすごく仕上がりがよくなるのだそう。ご自宅でヘナを塗るときも、オイルをたっぷり塗ってくださいとのことでした。「ヘナを上手に塗りたい」、「よりきれいな仕上がりにしたい」と思われている方は試してみる価値大ですね。
エコノワの魅力は武藤社長のこころにあり
- 武藤社長はプロの美容師様向けのセミナーを開催することもあるそうで、その時に伝えることは、どうやったらお客さまのニーズに応え、こころから喜んでいただけるかを真剣に考えること。 セミナーでは、ヘナの製品説明はほとんどせず、それよりも、どうやったらお客さんに喜んでもらえるかについてお話されるそうです。「お客さんに対して、責任をもって仕事をしてください。美容サロンは、ヘアカラー屋さんでもカット屋さんでもパーマ屋さんでもないんですよ」と伝えているのだそうです。
- 武藤社長のお母様は、グレーヘア。以前は、ヘナで色染めしていたものの、ヘナでさえも反応してしまうかなりの敏感肌で、少し痒みがでることがあり、思い切って染めるのを止めたそうです。一般的には、白髪になったらふけてみえると思われがちですが、武藤社長のお母様は、染めるのを止め、グレーヘアにしたことで、敏感肌のトラブルがなくなり、人からは、優しくしてもらえる機会が増えたことをとても喜んでいるのだそう。「母にとって、いかに若く見えるかは重要でなかった。いかに気持ちよく過ごせるかが重要だったんです」。こういった気づきから、武藤社長はセミナー参加者へ「必要がなければ、染めない勇気をもってください」とお話されるそうです。
- 武藤社長はセミナーで、「お客さまから“白髪を染めたいんです”と言われて、すぐに、“分かりました、では染めましょう”というような仕事をしてはダメ。お客さまはなぜ、白髪を染めてほしいのか、そのために髪を染めることがベストなのか。その人が何を望んでいるのかをよーく聞き取って、カウンセリングする。それが一番大事なことです」と伝えています。
- 武藤社長の仕事に対する姿勢は、エコノワ製品の中にある精神そのもの。一番大切なことを一番大切にする。当たり前のことを当たり前にし、必要でないものは省く。自分の利益主体ではなく相手の幸せ主体で考える・・・。このようなスタンスの企業が増えていくと、社会がもっと豊かになっていくように思います。武藤社長のお話には共感することばかりで、明るい地球の未来のためにも、ぜひこういった企業にがんばってもらいたいという気持ちが強くなります。
- 最後に、エコノワのホームページより、武藤社長のメッセージをご紹介します。 エコノワの製品が皆さんの健康&楽しいエコライフに活躍してくれることを願って・・・。
“『エコロジーの輪を広げたい!』 『エコロジーで平和な世の中にしたい!』 そんなちょっぴり大それた願いを元に生まれた会社が株式会社エコノワです。エコノワでは、『エコロジー(=人や環境にやさしい)』 『ナチュラル』 『フェアトレード』 な製品の輸入や開発をしています。
言葉で 『エコ』 というのは簡単ですが、実践することは現代の日本社会ではとても難しいと思っている方も多いのではないでしょうか。なぜなら、 『エコ』 と 『便利さ』 は必ずしもイコールじゃないから。 しかし、『エコな生活』 はそんなに難しくないかもしれない。 ちょっと目線を変えて、今までの常識から外れてみると、以外な 『モノ』 が 『エコな生活』 を支えてくれ、便利さより 『豊かさ』を与えてくれることがあること に気付くと思うのです。 そんな 『便利さより豊かさを与えてくれるエコロジーな製品』 を、エコノワでは探したり開発したりしています。 『エコな製品』 で人や地球がより豊かになり、平和な世の中になることを願っています。”