世界中で多くの最高位受賞・有機エキストラバージン・オリーブオイル 「スエルテ アルタ(Suerte Alta)」
栽培・収穫・ボトルにまでこだわった新鮮で酸化の少ないエクストラバージン・オリーブ油は、スペイン南部のスエルテアルタ農園のみで栽培・製造しています
プラド侯爵家の自家農園のみで栽培・製造
世界中で数多くの最高位受賞
有機エクストラバージン・オリーブオイル
最高品質の新鮮なオリーブオイルを生み出すのに必要なのは、
果樹の生育に必要なスペース、
水分をめぐる余計なストレスのない環境、
傷をつけずに素早くピックする技術、
そして、新鮮さをキープするプロセシング。
これらを自家農園内に備えているからこそ生み出せる、オンリーワンのオリーブオイルです。
オリーブへのストレスを最小限にした、新鮮で酸化の少ないオリーブオイル
エクストラバージン・オリーブオイルが作られるスエルテアルタ農園は、スペイン南部、アンダルシア州コルドバ、バエナ地区にあり、プラド侯爵家の自家農園のみで栽培したオリーブから製造しています。1986年より、現オーナーのマヌエル侯爵が事業を継承しました。スエルテアルタとは「大いなる幸運」を意味します。
その農園主マヌエル侯爵による3つの哲学と情熱により、エクストラバージン・オリーブオイルを作り上げています。
スエルテアルタ農園紹介動画 (日本語字幕版 4分54秒)
哲学1:鮮度とストレスが味わいに直結する
クパージュは3種のオリーブ果実が摘み取り時点で混合しているブレンドオイルです
農園面積は255ヘクタール(77万坪)あります。1924年より、農園の80%のエリアにはピクード種、ピクアル種、オヒブランカ種の3種のオリーブを同一農園内に栽培する伝統農法を続けています。残り20%のエリアではピクアル種のみを植えています。この3種のオリーブを使っているクパージュという製品名のオイルは、摘み取り時点で果実が混合している点で、他のブレンドオイルと大きく異なります。
クパージュ3種の古木は間隔を13メートルとしています
オリーブの木が互いに水を奪い合うストレスが味わいに出てくるのを防ぐため、ピクアルの若木同士の間隔は7メートル、クパージュ用のオリーブ3種は13メートルもあけられて植えられています。
農園内に工場があるので遅くても収穫後2時間以内には製造をはじめます
酸化はオリーブの実の摘み取り直後から始まります。その酸化を最小限に防ぐため、手摘みはせず、機械と人手による木の振動法により行われます。収穫後もスムーズで、農園内に工場があるため、最も近い農園の場合には果実摘み取り後最短で20分、最も遠い箇所での摘み取りでも2時間以内に製造が開始できるのです。
1996年より有機農法に転換し、化学殺虫剤・除草剤を使わずに栽培しています。現在ではEU、USDA、JAS(認証機関:コントロールユニオンサーティフィケーションズ)の有機認証を受けています。
車両や草刈り機などを使用し、雑草や植物を人の手で駆除しています
哲学2:オリーブオイル業界に溢れる不正とは一切関わらない
タンクが空になると他のオイル注入防止のため、DO バエナ職員により封印されます
スエルテアルタ農園のエキストラバージン・オリーブオイルは、スペイン、アンダルシア州コルドバ、バエナ地区のDO(原産地呼称制度)認定を受けています。貯蔵タンクのオイルを外部機関が化学分析し、第三者の8人の公式オリーブオイル鑑定士が官能鑑定評価を行い合格したオイルだけにDOバエナ認定が与えられます。貯蔵タンクが空になると、DOバエナ職員によって農園外のオイルが貯蔵されぬように封印されます。※上記写真参照
この封印は、本製品につかわれている果実がスエルテアルタ農園で収穫された果実のみであることを証明しています。
SIQEVシール
パエナDOマーク
製品にはSIQEV(シーケーヴ)シール付。他者農園の果実を使わずにオイルを製造し、第三者機関を通じて品質検査結果を適宜公開するスペインの QxExtra!メンバーが作る製品の証しです。
一般的な品質及び管理基準を遥に超える厳しい基準で承認されたオリーブオイルにのみ与えられるシールです。スエルテアルタは2013年の設立以来QvExtra に属しており、毎年 SIQEV シールの資格を取得しています。
また、偽造防止のため、バエナDOマークとSIQEVシールには個別識別番号が印刷されています。
哲学3:美味しいものは美しくなければならない
オーナーであるマヌエル侯爵は建築家でもあります。写真は、侯爵自らデザインした美しいステンレスタンクとテイスティングスペース
農園主であり建築家であるマヌエル侯爵自ら、農園、農園内工場、ボトル、箱などを設計しました。ステンレス製のオリーブオイル貯蔵タンクは地下にあり、現地で最も暑い40℃を超える時でも工場内のステンレスタンク室はエアコンは不使用にもかかわらず24℃以下に保たれ、タンク内のオイルは14~16℃で管理されています。それだけでなく、太陽光自家発電で工場内の全ての電力を賄い、オリーブ種子のボイラー熱源利用などエコに取り組んでいます。無駄の無い設計と機能的な工場は、非常に清潔で、一日に二度清掃されています。
受賞したAEMO によるベスト工場賞と名誉あるベスト工場長賞!
スエルテアルタが受賞したAsociacionEspanoladeMunicipiosdelOlivo(AEMO)によるベスト工場賞とベスト工場長賞。ベスト工場賞は年間一社、ベスト工場長賞は年間一名のみ受賞が可能なスペインで最も名誉ある賞で、一度受賞すると二度とエントリーできません。
高品質オリーブオイルを証明する取り組み
スエルテアルタはQVExtra インターナショナルのメンバー
オリーブオイルの品質は、物理化学的および官能的要素によって測定されます。これらの要素や製造工程に応じて、オリーブオイルは精製油、バージン、エクストラバージンと呼ばれます。
さらに、国際的なQVExtra(キューブイエクストラ)のように、エクストラバージンよりもさらに厳しい品質基準を保証することで他との差別化を図る団体もあります。その一例として、エクストラバージンは酸化度が0.8%未満でなければなりませんが、QVExtra インターナショナルでは0.3%未満としています。またポリフェノールの含有量に関しては、通常のエクストラバージンでは最低レベルは要求されていませんが、QVExtraインターナショナルは最低200以上のポリフェノール量としています。
バージンオリーブオイルとエキストラバージンオリーブオイルを区別するために、物理的および化学的要素の評価に加えて官能試験が実施されます。この官能試験は、エキストラバージンオリーブオイルの品質を守るために必須なものです。この試験では、公式に選定されたテイスターにより構成され、賞味官能試験を行い、その評価オイルがエキストラバージンオリーブオイルを満たすか否かを判定します。オリーブオイルをエキストラバージンオリーブオイルと表記するためには、公式テイスターの上記基準を満たす必要があります。
近年、この官能試験はオリーブオイルがエキストラバージンである証明に無用として、無効化させようとする多くの試みがなされています。その結果、純粋なオリーブジュースではない多くの非バージンオリーブオイルがエキストラバージンと呼ばれ得るのです。
したがって、高品質のオリーブオイルは多くの定義を失い、高品質なエクストラバージン製造者かつそれを求める消費者にとって、悲惨な状況になり得るのです。エキストラバージンオリーブオイルの多くの生産者は、高品質オイルと一般オイルを区別すべく力を合わせて従来通りの試験方式を維持しています。
スエルテアルタはQVExtra インターナショナルのメンバーです。自社が製造する品質は高くあるべきと思っており、この協会に属することが他の一般的オイルと区別する手段であると思うからです。また、スエルテアルタは、QVExtraの創設企業の中の一つであり、侯爵は創設メンバーの一人です。
酸化を防ぐ、美しく機能的なボトル
侯爵自ら特許を取得した瓶は、ピクアル種の果実と同じ紫色というこだわり
ボトルには存在感があると共に、割れにくい構造で酸化を防ぐための仕組みが随所に盛り込まれています。ボトル側面は中央にわずかに出っ張りがあります。
これは、ボトルが側 面同士で衝突する際に、面と面ではなく線と線となり、より衝撃が緩和されるようにするためです。
ポリプロピレン(PP)製の栓を内蔵
さらに、ボトルの首部分には、ポリプロピレン(PP)製の栓が内蔵されています。この内蔵栓によって空気が遮断されるだけでなく、オイルが一度に出過ぎないように流れ出る量が調整されます。
オイルが出にくい場合は、初めに1回だけ瓶を傾けた状態で軽く振るとオイルが出ます。レストランなどでこの瓶に他のオリーブオイルを入れる偽装を防ぐことができます。
このボトルは、目を見張るほどオイルのキレがよくてタレにくいのも素晴らしい特徴です。
世界中のコンテストで数多くの最高位受賞
BAENADOPから16年連続の受賞が決まりました。通算金メダルが11回、銀メダルが3回となっています。
こちらは、2万kg以上(※)製造したロットのオリーブオイルから第三者である公証人が選定した試験サンプルを、如何なる利害関係ある団体にも属さない専門家の鑑定士により、規定に基づいてブラインドティスティングしたものです。
※検体と同品質のオリーブオイル製造量が1000リットルしかないメーカーもあるため、製造量を記載しています。
その他にも、直近ではスペインのオーガニックオイルコンテストであるエコトラマ2023でクパージュが金(ORO)メダルを受賞。イタリア・プレミオビオル2023という、イタリアで最も権威有るオーガニックの賞でクパージュが金賞を。ピクアルがGino Celletti コンテスト単一品種部門で金賞を。スペインのオーガニックオイルコンテストであるエコトラマでクパージュが金(ORO)メダルを受賞。国際オリーブオイルコンテスト オリーブジャパン 2022にて金賞受賞。製造所としてスエルテアルタがスペイン・コルドバの最終選考賞を受賞。(スエルテアルタは数年前にも金メダルと銀メダルを受賞しています。)クパージュがドイツ紙、ビオプレスのトップ25に選出。ドイツのオーガニックフードショーであるビオファッハでクパージュが推奨品に認定されるなど、世界のコンテストで数々の最高位受賞をしています。
三種テイスティング比較 -テイスティングノート-
マルケスドプラド -素材の調和とバランスに-
樹齢10年から40年のピクアルと、樹齢5年程度のアルベキーナをブレンドしています。ピクアルもアルベキーナもスペイン生まれで育ちやすいとされるオリーブオイルの木です。
アルベキーナは、実は小さいがオイル含有率が非常に多く、若い木でも実なりがいい樹種です。ピクアルは、アルベキーナに比べると実が大きくオイル含有率も低くなり、収穫には年数を要します。ポリフェノール含有量が特に多い樹種です。
ポリフェノール含有量の多いピクアルからくる特有の苦味と葉を思わせる香りと(トマトやシトラスの香りという人もいます)、若木のアルベキーナからもたらされる甘さとスパイシーさが加わり、まるでグリーンアップルやバナナといったフルーツを思わせるようなブレンドに仕上がっています。
クパージュ -野生あふれる柑橘の香りをつけたい料理に-
ピクアル種、ピクード種、オヒブランカ種の三種を使用しています。古木(最古が1924年)からくる心地よい複雑な味わいが特徴です。
オリーブの木がストレスを感じないよう、木々の間隔は13メートルと広くあけられています。搾油後のブレンドと異なり、同一農園内で三種が栽培されており、これらが果実摘み取り時点でブレンドされ、互いに交配し合い、3種類以上の果実を使っているような複雑な味わいに感じられる素晴らしいオリーブオイルです。
最初に甘みを感じさせるのはピクードで、リンゴなどの果物を連想させます。ピクアルはそれに高レベルの天然抗酸化物質による苦味を与えます。グリーン オリーブの葉、グリーン アーモンド、トマト、柑橘類のニュアンスが感じられます。オヒブランカは、ペッパーの風味を与え、アーティチョークとハーブのヒントを与えます。
ピクアル -苦みを加えて大人の味へ-
ピクアル種100%。若木特有の新鮮な緑の風味と爽やかな苦味が楽しめます。木々同士が水を取り合うストレスが味わいに影響しないように、木々の間隔は広くとられ、7メートルあけられています。この7メートルというのは他の農園にはない広さです。
この EVOO の特徴はポリフェノールの含有量が高く、干ばつの年には 1400 mg/kg に達するほどです。この数字は驚異的で、各種研究機関から研究したいとの申し出を受けているということです。
オリーブの葉とハーブの両方のクロロフィルの柔らかな香りを感じることができ、これらのハーモニーは熟したアーモンド、トマト、シトラスのほのかな苦味と辛味を感じさせます。 味わいは非常にバランスが取れており熟したアーモンドのような味へと変化します。天然の抗酸化物質の含有量が高いことがこのオイルの特長です。
スエルテアルタのオリーブオイルをプレマスタッフが比較テイスティングしてみました (9分31)
賞味期限内の品質保持をしているオイル!
プロモーションセクションの峰村です。
私はオイルの酸化が気になり、小瓶のものを少量購入し常に新しいオイルを使用するように心がけています。そのため、このスエルテアルタ農園のオリーブオイルのこだわりには関心させられました。
まず、オリーブの若木へのストレスを減らすために木々の間隔が7mや13mと広いことに驚きました。また広大な水をたたえるダムが隣接しているのですが、木をストレスから解放する要因の1つだそうです。
そして収穫方法から製造までも短時間に手早く行い、さらにボトルにまで気を配り、いかに酸化を抑えるかに尽力しています。そのため賞味期限内の品質保持をしているのも大きな特徴です。これならば使ってみたい!そう思わされた逸品です。
気になる味の程は?
実際に味わってみました。写真はピクアルとクパージュです。
とてもサラサラしており、指に付いたオイルもべたついていない?!そんな印象です。
色合いは殆ど変わりないように見えますが、クパージュのほうが若干暗い印象です。味はピクアルはフルーティーでさっぱりしていますが、味わうと苦みと風味を感じられます。クパージュは単純なオリーブオイルにはない上品な香りとピクアルよりも苦みがありました。
オリーブオイルに含まれるポリフェノールなどの還元力のある物質が、苦味や辛味という味として感じられます。個人的にはクパージュはスパイシー系で味の濃いものに、ピクアルはミディアム系であっさりしたものに活用したいと感じました。
お気に入りの使い方はドレッシングにする方法です。大体の分量は下記の通りです。
- クパージュ大さじ3
- リンゴ酢大さじ2
- 塩小さじ1弱
- シークワーサー汁小さじ1
- ブルーアガベ小さじ2 あとは好みで胡椒など。
サラダにはポン酢派にも関わらず、このドレッシングはとても美味で、使い切っては作ることを繰り返しています。自宅でちょっと混ぜるだけでハイグレードなオリジナルドレッシングが作れるのも好感が持てます。生ハムにかけてもGOODでした。
久々に食べることを楽しむことができた素敵なオリーブオイルです。
レシピ
- 有機小麦粉 160g
- ヴァローナのココアパウダー 15g
- 有機砂糖 100g
- ゲランド塩(海の果実)小さじ1/4
- オリーブオイル120cc
- 卵1個
- 小麦粉、砂糖、ココアパウダー、塩を入れ良く混ぜます。
- 1にオリーブオイルを少しずつ注ぎ入れ良く混ぜます。
- 2にときほぐした卵を加えさっくりと混ぜたら、生地を丸めてマフィン型に入れます。
- 生地を型に入れたらコショウ瓶の蓋にラップをして生地の上にポンポンと押し当て生地の表面を平らにします。
※型に入れず成形しても構いません。 - 生地を170℃のオーブンで23分焼き、焼きあがったら網にのせて冷まします。
- A ドライイースト小さじ1/4
- 水小さじ1
- B 強力粉120g
- 全粒粉30g
- 有機砂糖15g
- 塩ひとつまみ
- オリーブオイル50cc
- 卵大さじ2~3
- Aの材料のドライイーストを小さな器に入れ、水を加えて溶かし3分くらいおきます。
- Bの材料をボールに入れ1のイースト液とオリーブオイルを加えて混ぜます。
- 2に溶きほぐした卵を加え生地を混ぜます。生地がまとまってきたら、ひとまとめにしスケッパーで半分にし、半分の生地をもう一方の生地にのせ、手で押し、生地をスケッパーで半分にしもう一方の生地にのせ層を作るように生地をまとめていきます。この作業を5回ほど繰り返します。
- 生地を6等分に切り、180度のオーブンで20分に焼いて出来上がりです。