信楽焼明治型火鉢「雪丸」
『なまこ釉』の見事な藍さが暖かな癒しのときを演出
信楽伝統の一子相伝の技、ここに完結
昔から、信楽焼火鉢といえば、なまこ釉。
つややかな深みのあるコバルトブルーです。
理にかなった理想の暖房器~信楽焼伝統の技!
懐かしい「ぬくもり」があり、
美しい芸術性に富んだ明治型の形にこだわりました。
理にかなった理想の暖房器、雪丸
明治時代より暖房器具として重宝がられてきた火鉢。炭火で餅や芋を焼いたり、干物をあぶったり、手足を温めたり、火鉢には懐かしい「ぬくもり」があります。信楽焼き火鉢「雪丸」は当時のままの製法で作られており、信楽の良質な土の風合いと素朴な味わい、藍と淡緑の斑点が醸し出す美しい濃紺色の釉薬「なまこ釉」を使用し、美しい芸術性に富んだ明治型の形にこだわりました。
遠赤外線
陶製の器と炭から出る遠赤外線が放射状に広がり、熱放射で室内を均一に温め、身体を芯からポカポカにして温めてくれる。遠赤外線で身体の疲れを癒す。
きれいな空気
エアコンやストーブのように、ハウスダストの巻上げや乾燥がない為、空気をきれいに保ちまた、付属品の五徳にやかん等でお湯を沸かすと温かさと湿度が得られる。
- 有限会社丸由製陶所 神崎由嗣氏プロフィール
- 信楽の伝統ある窯元で、同氏で4代目である。昭和29年、高校卒業後入社。明治初期、由嗣氏の曽祖父に当たる由蔵氏が同家に養子として入り、それまでの屋号「半右エ門(かね半印)」を、自らの一文字を取って「丸由」と改めた。かね半時代からでは由嗣氏5代目にあたる。
1950年頃全国の火鉢生産高80%を誇った当時
昭和30年代に火鉢生産で隆盛を誇った伝統の焼き物ブランド・信楽。
「雪丸」はこの地で明治の技を蘇らせるがごとく誕生しました。
優雅な気品さえ感じられる仕上がりとは裏腹に、その影には、職人・神崎由嗣氏の数年に渡る時間と熱意が隠されています。
明治型と呼ばれるフォルムを再現するため、何度も何度も土を練り、顔や服を真黒にしながら藁灰と木炭を「吹掛け」し、下釉を重ね、信楽焼のシンボルカラー・なまこ釉の深い青を出しました。
いつまでも飽きることのないフォルムと深い色艶。
しかし、このすばらしい技を活かせるのは、後継者などの事情で、今は神崎氏を含むごくわずか・・・。
使用方法
- A: 火鉢本体
- B:五徳
- C:火箸
- D:灰
- E:陶土
1、火鉢本体の底に陶土を敷きつめる
2、灰を入れる。
3、五徳と箸をセットする。
※五徳は図の様にツメが上になる様に置く。
4、起こした炭を火鉢本体に入れる。
5、箸をセットする。
火鉢に使用する炭は、(高価ではありますが)国産の備長炭が一番おすすめです。火付きは悪いですが、一度着火すると長く持ちますし、暖かいです。 中国産のものは安価ですが、火花が飛ぶこともあるので、火鉢は不向きです。