いざ、沖縄へ!ウコン畑突撃レポート!

突撃隊長山下と、新人隊員タカムラの沖縄珍道中?元気に育つウコンを見てきました!

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その1 その2 その3
 
南の楽園、沖縄  

なぜ私はこの年になるまで一度も、この美しい島を訪れたことがなかったんだろう。こんなに魅力的な楽園が国内に存在していたとは...。もっと早い機会にこの地を訪れていたら、間違いなく違った人生を歩んでいたはず。というか、今からもう一回、新しい人生を歩んでみてもいいですか?(←北海道でも同じようなことをほざいていたと突っ込むアナタ、もっと寛大な心を持ってさまよえる私を見守ってください!)

とにかくですね、海が、空が、空気が、すべてが明るいんです。確かにこういう空気は南の島にはあるのかもしれません。でも、国内なんです、沖縄だから。今回の沖縄滞在中、なんだか今までの旅先での経験とはまったく違う空気に包まれているような不思議な気分でいたのですが、その感覚がどこからきていたのかは考えもしませんでした。が、今になって思うと、南国の楽園なのに、(国内だから当然すべて)日本語表記、つまり「南国を味わう=外国語表記=どこか居心地の悪い落ち着かない感じ」という私の中の公式が当てはまらないことがその不思議な感覚の由来だったように思います。すべてが理解可能な日本語表記だからストレスゼロ、それでいて南の楽園全開。そりゃあ近年の沖縄ブームも十分理解可能ってなもんです!

ってなわけで、隊長山下の「今回は普通に旅のレポート」お届けします~!


しまんちゅう
嬉しくって、島人(しまんちゅう)気分。
 
その1:ほんもののウコンをこの目で確かめに行ってきました! その2:沖縄の太陽とみんなの愛情をいっぱい浴びて育つウコン
その3:沖縄ウコン事情と、日本ウコン産業の取り組み その4:番外編「山下突撃隊長のお初!沖縄訪問記」
 

海と、空。この美しい沖縄の自然よ永遠に!
私は3年前までプロのダイバーでした。海にはうるさいです。沖縄本島はホントウに(親父ギャグ風)今回初めての訪問ですが、宮古島では潜ったことがあります。当時は見習い中の身でひたすら厳しい修行だったので、陸上では宮古島の景色や雰囲気に感動する余裕などまったくありませんでした。ただ、一旦海に潜ると距離感がつかめないほど透明度が高く、あまりの見通しのよさに逆にちょっとした恐怖心すら沸いてくるほどだったことはしっかりと覚えています。

いつもながら今回も強行スケジュールのため、「まずダイビングは無理でしょう」と期待せずに沖縄入り。空港から車で移動しますとすぐに海が見えてきます。「あっ!海が!」そのあとの言葉は口には出しませんでしたが、続いて出そうになった言葉はまさしく(海が、私を呼んでいる!)というクサ~いモノでした。でも本当にそうだったのです。カッモ~ン!ってな具合です。「高村さん、明日は早朝たたき起こしますからね。」それだけいうと、すでにイメージトレーニングに突入し始める私でした。

(ダイビングのレポートは高村に任せることにしまして)とにかく、長く滞在したバリ島のムンムンとまとわりつくような空気とはまったく違う気候のせいか、やけに海が爽やかに見えました。
澄み切った空と、生き生きとした海は、からりとしたお天気に助長されて眩しいばかりです。高村はなにも言いませんでしたが、海を見つめる私の口元はおそらくゆるゆるだったと思います。

そして沖縄では緑もまた、まぶしいのです。非常に健康的で明るい緑です。すべての緑が生き生きと呼吸しているのがわかりました。ただ、高速道路を走っていくと、悲しい光景を目にすることになりました。沖縄の県木である琉球松は、沖縄全域に分布する唯一の常緑針葉樹であり、絵や写真の題材にもなるものなのですが、ここ数年その木が松くい虫の被害に遭っているといいます。確かに、あちらこちらの松が茶色く変色していました。それはちょうど、米軍基地の近くを通り過ぎようとしている辺りでした。話によりますと、米軍の貨物船で運ばれてきた木箱に松くい虫が棲みついていて、沖縄に上陸してしまったようです。今のところ全土には広がっていませんが、その対策は急務のように感じられました。
 


沖縄の海と空
青い空と、碧い海

万座毛
逆光ですが、万座毛にて


そんなこんなで、山下ってば気分はすっかり観光客!?
沖縄本島のほぼ中央に位置する名勝「万座毛」です。「万座毛」の名前の由来は、「万人も座する草原」。隆起サンゴの台地の上には天然の芝生が広がり、その周りの植物群落は、県の天然記念物に指定されています。たくさんの観光客が訪れる中でもしっかりとその環境が保護されていました。
断崖から覗き込むと、青々とした東シナ海が「おいでおいで、カッモ~ン!」とまた私を呼びます(いくらなんでもこの高さからダイビングはイヤですが)。水面を見下ろして目を凝らすと、水中を泳ぐ魚の影がチラチラと確認できました。柵をまたいで海の写真を撮ろうとする高村を、新垣社長が「見てるだけで冷や冷やするから戻ってください!」と制します。
残念ながらサンセットにはほんの少し早すぎましたが、絶壁から臨む東シナ海は本当に美しく雄大でした。

名護市の「万国津梁館(ばんこくしんりょうかん)」は、2000年7月九州・沖縄サミットの首脳会議が開かれた場所で、サミット閉幕後も国際会議や学会、見本市などのコンベンションが開催されています。
万国津梁とは「世界の架け橋」の意味で、アジア諸国との交易を通して人と文化の架け橋を目指してきた琉球の先人から受け継いだ、熱い志が込められているのだそうです。

沖縄を移動していてよく目にするのが食堂の文字。関西でいうメシ屋といったところでしょうか。どうやら外食産業がかなり元気とお見受けしました。新垣社長のお話では、おそらく国内でもっとも外食の頻度が高い県ではないだろうかということです。仕事帰り同僚と一緒に、あるいは家族連れで、とにかく沖縄の人たちはよく外食をするそうです。そしてなにより、安い!関西の相場の6、7割といった感じです。単身赴任などだと下手に自炊するよりも外食の方が安くついてしまうこともあるんでしょうね。食堂では家庭でもよく作る料理がメニューに並んでいて、外食続きでも栄養の片寄りの心配はなさそうです。ただ、最近はハンバーガーショップなども若い層に支持され始めジャンク系のレストランも増えてきているようで、長寿王国沖縄の食生活の急激な変貌を新垣社長はとても危惧されていました。

そんな新垣社長の大好物が「そば」。沖縄で、そばといえば沖縄そばを意味するそうです。で、さっそく沖縄そばをいただきましたが、麺は太めで、ボリューム満点。そして、とってもおいしい!白い麺なので見た目はうどんっぽくも思えますが、食感はまぎれもなく「そば!」でした。このそばに、「ちむからさん」というとうがらしを泡盛に漬けたものを数滴落としますとまた格別!思わずお土産に買ってしまいました~!

出発前に、日本ウコン産業関西支社営業部の久我部長からお話を聞いていたのが「ピザ・ハウス」というレストラン。以前久我部長が沖縄滞在中にふらっと一人で入り、英語メニューから適当に注文したところ、すべてアメリカンサイズで運ばれてきてえらいことだったそうです。
近頃はガイドブックなどでも紹介されるようになったため観光客も多く、サイズも味もすっかり日本人仕様に様変わりしてしまったそうですが、それでも私たちが行ったときは外国人(おそらくアメリカ人ですよね)がたくさん家族連れで来ていました。
本土復帰前のアメリカ人家庭のメイドさんを髣髴させる、とってもおしとやかなウエイトレスさんは、日本人なのですが微妙に英語を混ぜてしゃべります。お料理もテーブルの横でダイナミックに炎を上げながら調理してもらえて、なんだかめったに味わえないすごく楽しい雰囲気!
しか~し!すっかり日本人仕様といいながら、やっぱりどう考えても量が多すぎ!どうやら沖縄の皆さんって女性でも結構な量を召し上がるそうです(←新垣社長談です!沖縄の皆さん、違ってたらゴメンナサイ!)。私と高村は、かなり、といいますか、もう完全にアップアップ状態でした。


万国津梁館
万国津梁館の小渕元総理の像

沖縄そば
沖縄そば、結構いけます!

八重山そば
八重山そばとゴーヤーチャンプル

ピザハウス
おお、炎が!!ピザハウスにて。

至福のタカムラ
ごちそう目の前に至福のタカムラ嬢


沖縄の未来を支える若い世代
沖縄は国内でもっとも大きくアメリカの影響を受けながら近代化してきた地域といえます。今でこそ街は日本語表記ばかりになりましたが、復帰後もしばらくはあちこちに英語で書かれた看板などが多くみられたそうです。新垣社長などはアメリカ文化に影響されながら、日本の近代化を見つめてきた世代といえるでしょう。もっとご年配になると、英単語が会話の中に自然に出てくる方々もいらっしゃるようです。

最近の沖縄の若い人たちは、アメリカよりもむしろ東京に情報源を求めるようです。最近の中高生が使う流行り言葉は明らかに沖縄のイントネーションではないそうで、新垣社長もご子息の話し方が「どうも気になるんですよね。」なんておっしゃってました。

かといって、沖縄の若い世代が沖縄離れをしているのかというとそんな風でもありません。琉球舞踊や沖縄三味線(三線、サンシン)といった伝統舞踊を学ぶ若い人たちは大変多く、それは一過性の流行や好奇心というものではなく、代々引き継がれていくべきものという認識がそこには存在しているようです。

 


沖縄舞踊
空港で沖縄舞踊も見れました

沖縄三味線、試してきましたよ!!

ちょっと早めに空港へ到着したところ、ちょうど沖縄三味線の体験レッスンが始まるところだったのです。さっすが嬉しがりの二人、ちゃっかり最前列でレッスン受けさせていただきました。
弦楽器といえば、中学校の音楽の授業でフォークギターの練習をしたのですが、そのころの身長143cm、とうぜん手も短く、そのくせ当時よりしっかりお肉をたくわえていた体型のせいか、弦に手が届ききらずかなり悪戦苦闘した経験があって以来まったく触る機会がなかったのですが、三味線はボディもスリムだし、私のお肉も万有引力に導かれて若干移動していたりで、思いのほか楽しめました~!

とはいってもいきなり沖縄民謡ってわけにはいきません。みんなでキャッキャいいながら「かえるの唄」をマスターしました。沖縄に来ても、やっぱり「かえる」にはご縁があるのですね~と、おそらくご縁フェチのタカムラは感じていたことでしょう。

とにかく、結構はまりましたよ。京都近辺でレッスン受けられるなら、ちょっと真面目に継続してやってみたいなって思います~!

最近は、あの独特の沖縄言葉を耳にする機会はほとんどないそうですが、新垣社長からちょっとしたお話を聞きました。
ボクシングの具志堅選手が最強であった頃、実は沖縄の人たちは彼を誇りに思うばかりか、あの話し言葉をとても恥ずかしく思い嫌悪感さえ感じていたそうです。それくらい、当時の沖縄の人たちは自分達が置かれている状況を不安定なものととらえていたようです。

近年の本土での沖縄ブームは、沖縄の人々をも元気付けているようです。たくさんの旅行者が沖縄を訪れ、本当にすばらしいところだと口をそろえて言い、また再訪してくださる。そんな魅力的な土地に生まれ育ったということを今は意味深く思い、「具志堅さんは偉かった!」と今は心から尊敬しているとのことでした。

若い世代の言葉が崩れていることなどは、おそらく一過的な問題でしょう。私には、沖縄を愛し、誇りに思っている沖縄の人々が少し羨ましく思えました。。舞踊や音楽などの伝統文化や沖縄が歩んできた歴史は、この美しい自然環境を守る義務感とともに確実に次世代に引き継がれていくに違いありません。

沖縄三味線
沖縄三味線にチャレンジ中!


それでは最後に、山下とタカムラの珍道中を画像で暴露!
着替え中のタカムラ
後部座席でこっそりプレマTシャツに着替え中。
観賞用ゴーヤー
これは鑑賞用のゴーヤー
ゴーヤーとたわむれるタカムラ
電話の受話器のつもりだそうです。
おめでたいお菓子、松風せんべい
古くから祝い事に使われる松風せんべい。キレイな色!
チリガーをかぶる隊長
私としたことが、タカムラのペースにはまって(?)結構ノリノリ。
サーターアンダギー
市場の中にある全国的に有名なサーターアンダギー屋さん。

その1:ほんもののウコンをこの目で確かめに行ってきました! その2:沖縄の太陽とみんなの愛情をいっぱい浴びて育つウコン
その3:沖縄ウコン事情と、日本ウコン産業の取り組み その4:番外編「山下突撃隊長のお初!沖縄訪問記」



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