さらり・すらり茶開発秘話
飲むごとに、あなたにもたらす「いのちのかがやき」
開発秘話をずばっと聞き出しました!
山下
ついに念願のさらり・すらり茶ができましたね。
中川
ありがとうございます。私はインドにいた1996年からサラシアの現代人への応用に関心をもっていました。アーユルヴェーダを世界の健康法のなかで一番最初に勉強しましたから、その思いは強いものがありました。当時、インドには健康のために可能性の高い素材がたくさん眠っていましたが、まだ全く日本には紹介されていないときからいろいろ調べていたのです。
そのときには今のような仕事はしていませんでしたから、個人的な興味でしかなかったのですが、1999年に今の会社を興してから、皆さんの健康に関与することにどういう因果か、関わることになったのです。
創業してから、いくつかのサラシアの商品をご紹介してきましたが、さまざまな問題が露呈してきました。非常にまずかったり、おいしくてもサラシアの配合が少なすぎたり、または途中で品質が変化したり、関わる人が心変わりしたり・・・。
数え切れないほどのことがありましたが、これらのことも「私自身が自信をもっておすすめできるものを創り出すしかない」と強く決意する動機付けとなったので、すべて感謝しています。
山下
設計には山口清道先生も関与されたとか。
中川
山口先生は、昔から自然食になじんでいる方には有名な方で、とくに現代人にとってのカルシウムやミネラルの有用性について全国で講演をされてきました。
また、同様に腸内環境の専門家でもあり、いままでも各種の腸内環境のための健康食品を開発されてきた方です。
さらに、決め手になったのが山口先生が非常に味にうるさいかたであることでした。山口先生のグルメぶりはすさまじいもので(笑)先生に食事に連れて行っていただいたり、ギフトでいただく数々の品は、私を驚嘆させるものばかりでした。
先生はダイビングも好まれるので、世界中を旅されて美しいもの、おいしいものを探索されている方ですから、これほどの方はいらっしゃらないと最初から考えていました。
そんなことで、山口先生にざっくりしたレシピと方向性、そして還元力とミネラルのためにキパワーソルトを配合するという大胆な提案をし、最終的に先生が何度も何度も試作をされてできあがったのがこのお茶なんです。
山下
お茶に塩?というのはなぜだったのでしょうか。
中川
先ほどもお伝えしたとおり、還元力、ミネラル、陰陽のバランスをとること、この3つです。さらに、飲んでいただくとわかるのですが、まろやかでおいしいんですよ。煮出していただくときに、塩はきれいにとけて、水に還元力を移し、微量ミネラルを出します。
このために、キパワーのふるさと、韓国の木浦(モッポ)からフェリーに乗って、離島の塩田まで出かけましたからね。韓国では天然塩の有用性の研究を国家レベルですすめていて、国立木浦大学には「天日塩ライフサイエンス研究所」という機関まで設立していて、たくさんの教授たちとも話し合いを持ちました。
単に安全な天日塩の分析だけではなく、機能性の研究まで予算をつけて取り組んでいるのです。日本とは大きな違いですね。
先生方がポケットからいつも出してくるのがキパワーソルトだったのです。夜の付き合いの前にも後ろにも、これですよ、笑ってしまいました。
先生の論文の最初は、こんな感じです。
「塩は、今日ではどこにでもある資源ですが、20世紀以前には「白色の金」と言って非常に貴重に扱われていたものです。他の例では、給料を意味する「Salary」の語源は「Salt」から始まったことは、世界的な常識になっていますが、昔のローマでは給料として塩を与えた事実から由来しています。これほど、塩は、昔から貴重なものとして扱われてきたのです。また、塩が沢山取れる国では、塩を通じて富を蓄積したり、塩の移動を通じて文化の移動が成り立っていました。続く・・・」
減塩ブームの日本とは大きな差がありますね。塩は命そのもの、国家にとっては戦略物資なのです。日本でも塩は食品衛生法の管理下ではなく、財務省管轄ってご存じでした?日本では塩の自由化が行われて10年、それまでは精製塩しか食べることができなかったのです。研究は少なくても、当時とは雲泥の差ですね。
山下
製造は健康食品の工場ではないんですよね。
中川
そこも重要でした。通常、このような健康茶は健康食品の工場で作られるものですが、健康食品の業者さんは「味の専門家」ではありません。
すると、健康茶であってもおいしさを担保するためには、味を専門にされているところにお願いする以外の選択肢はありませんでした。
特にお茶をおいしくするには焙煎の工夫が必要です。そんなことで今回どうしても優秀なお茶メーカーに心を込めて製造していただく必要を感じ、今回のようなお茶メーカーで作り出す健康茶となったわけです。
山下
なんだか、もうお腹いっぱいのお話でしたね。
中川
すみません・・・熱くなりすぎてしまいました。いけないですね。
腹八分目以下がベストですよね。でも、人間って、いくらわかっていても、欲求に負けちゃいそうなとき、あるじゃないですか。
負けないのが一番いいのですが、「負けないぞ」と気負うこと、または負けてしまったときにあまり後悔しすぎるのも考えものですよね。それがストレスになってしまって、悪習慣からますます離れられなくなるのはもっといただけません。
そんなときに簡単なリセットの方法があってもいいんじゃないか、楽しく、無理なく。そしてできるだけナチュラルに生活しませんか?というのが私が提唱する「らくなちゅらる(R)」という考え方です。
その「らくなちゅらる®」をお茶として体現しているのがこの「さらり・すらり茶」です。
山下
なおのこと、少しでも多くの人に伝わるといいですね。
中川
私もそれを望んでいます、ぜひサンプルをお友達にも渡してあげて下さいね。