プレマシャンティ試食会レポート 冷凍食品編
植物性素材が主体の冷凍食品をその場で実演調理しご試食いただく会を開催
『手の味』がする手づくり冷凍食品
プレマルシェ・スタジオ中目黒 マネージャーの十二村(ジュウニムラ)です。
先日、プレマシャンティ試食会を開催しました!
台風接近で状況次第では中止なるかもしれないという、前日からドキドキで迎えた朝。
雨も風も落ち着いており、ホッとした朝一番でした。
今回の企画は、プレマシャンティの冷凍食品をその場で実演調理し、ご試食いただく会。
ただ、試食会といっても、皆さんの予想を超えたボリュームで、最初にお出しした酵素玄米の量に驚きと、この後どうなるのか....というお客様の表情でした。(笑)
これがプレマシャンティ試食会のいいところ。
ご飯、パン、おかず、メイン、デザートまで全て冷凍食品。
献立は、
主食:天然酵母のハンバーガーバンズ もっちもち酵素玄米〜小豆入り〜
おかず:基本のベジハンバーグ ちいさいベジカツ〜トンカツ風〜 大豆でできた、鮭フライ風 畑のから揚げ〜とりから風〜 あぶりかば焼き(たれ付き) 粒粉くるまふのサクッとフライ 高野豆腐の揚げ煮
お漬物:抜群!ベジキムチ
デザート:島根の甘酒ぜんざい 熊野本宮 釜餅
なんとお土産付き!
■主食は、体にいいとは分かっていても、手が出しにくい酵素玄米。
一食分に分けられていて、スチームでモチモチになりました。
使用したのは、蒸し料理が得意な、パワースチームオーブン「Newグランシェフ」です。
素材の栄養をそのままに調理出来る、電磁波(マイクロ波)を放出しない万能調理家電です。
もう一つは、天然酵母で時間をかけて発酵させたハンバーガーバンズ。
異なる種類のものですが、植物性素材100%。
乳製品も卵も使わず、天然酵母と国産小麦100%で焼き上げています。
■おかず
揚げ物は、既に揚げてあるものは、トースターで約10分カリッと焼きあげ、揚げてないものは、メニューが揚げ物ばかりになってしまうということで、フライパンを使い少量の油で焼く方法をご紹介しました。
アレンジで、ピリ辛トマトソースや、ベジキムチ、梅酢などを用意し、お好みで試していただきました。
ここでキムチ?冷凍?という声。
これが凄くて、冷凍なので、発酵が進まないので日持ちするんです!
白菜の食感や、辛みもしっかり楽しめて、そしてにんにく、ニラを使っていないので匂いを気にせず食べられます。
暑い時、湿気の多い夏に食べたくなる辛いもの。
そのままも美味しいですが、ハンバーグなどに合わせるのもおススメですよ。
日持ちして、無添加。匂わない、いいとこどりのキムチ。
その名も「抜群!ベジキムチ」
おかずのもう一品
ご馳走の代名詞であるうなぎの蒲焼を、こちらも植物性素材100%でアレンジ。
焼き海苔に、豆腐や湯葉を使った種をのせた蒲焼風で、ふわふわの食感がたまりません。
山芋を使っているんです。
この作り手さん、機械やれば早いのですが、「手でやらなきゃダメだ」と山芋をすり鉢で擦っているそうです。
パッケージだけでは伝わらない、作り手さんの想いや、横山との会話のやり取りを聞いていると、とっても面白く生産者さんに愛着が湧いてきます。
作り手さんの話をする時の、横山の表情から愛情が伝わってきます。
あの作り手はね......。
こんなおっきな鍋を、給食のおばちゃんみたいにかき混ぜてるんです.....。
あなた(横山)は、要望が多い、色々と細かい!と言われました。
などなど、エピソードがホントに面白い。
そうやって、信頼し合っていいものが生まれていくんだなあと感じました。
■デザート
島根の甘酒ぜんざい。
地域産業の衰退と共に過疎化が進んだ旧島根県飯石郡吉田村(現 雲南市吉田町)。
地域に活気を取り戻そうという強い意志をもった地元住民が出資者(株主)となり、なんとかこの状況を打破し、自分たちの生活の場を守るためにと1985年に行政と協力して「株式会社 吉田ふるさと村」を立ち上げたのです。
彼らの活動の範囲は多岐にわたります。現在は雲南市民の足にまで成長した市営バスの運行業務、ライフラインのひとつである水道管工事業務、国民宿舎の運営や地域の観光振興を目的とした観光事業、自分だちの手で収穫をおこなう農産部門。そして、農産加工品の製造販売。
農産加工部門では、「吉田村」とその近隣の高齢者が中心となり育てた農産物と地域の調味料をつかいながら、お惣菜や冷凍食品、杵つきもちやたまごかけごはん専用のしょう油などの加工調味料をつくっています。
美味しいぜんざいと、横山のエピソードで想像が膨らみ、もっと知りたい、応援したいという気持ちになったのは、参加者の方も同じだったようです。
行ったことのない場所なのに、どこか近い存在に感じました。
皆さんお腹いっぱいの様子でしたがなんとかデザートまでたどりつきました。
■プレマシャンティの冷凍食品とは、それだけで完成する「便利さ」だけを追求したもではなく、手を加えて、何かを足して美味しいと思えるもの。
基本的に味付けは最小限に抑え、どんどんアレンジして、それぞれの家庭の味、ベース大切にして欲しい。
生産者の想いと、調理する人の気持ちがあって完成するのが、プレマシャンティの冷凍食品なんですね。
お弁当で使う事も考え、焼きたてのものと、冷めたもの。
揚げ物でも、そのままの調理したものと、一晩トマトソースに絡めておいたもの。
揚げた後に、煮込んだものなど、一手間で違う料理が出来たり、深く考えずに色々試す事の楽しさ、大切さを学びました。
商品リストをご覧いただくとわかりますが、種類がとっても多いです。
そして、それぞれに一言では伝えきれないストーリーがあります。
献立の高野豆腐などの乾物は、食卓にのぼらなくなり、消費の低下が目立ちます。
生産者を守る事が伝統をまもる事にもなります。
伝統食を作り続けている、生産者さんと消費者を繋ぐ為に、お料理レシピの提案、活用法などを提案する必要があるのですね。
試食会で、お麩を久し振りに食べた!という方もいらっしゃいました。こうして消費者が伝統的なものを使おうという気持ちが、広がっていったらと思います。
定期開催の試食会では、一度に色々な商品をお試しが出来るのはもちろん、パッケージでは伝わらない生産者さんの事や、開発に至るストーリーを開発者の生の声でお伝えします。
お客様のご感想には、食にまつわる海外と日本との違いや、オーガニック事情など、普段なかなか聞けない横山さんのお話が面白かった、、というお声もありました。
90分の試食会、少人数での開催にはなりますが、その場でお客様の生の声や、ご意見を伺える私達にとって貴重な機会です。
是非ご参加ください!
次回は9月を予定しています。
プレマシャンティ開発担当。料理人
横山奈保(よこやま なほ)
日本生まれ、海外育ち。
肉体の極限を追い求める競技者として育ち、肉体と食、食と精神、精神と肉体の関係を知る。現プレマシャンティのお母さん。突き詰め出したら止まらない、研究者気質でマニアックな料理人。