ボディクレイの原材料リスト
ボディクレイの原材料リストを紹介いたします。
ハミガキに使ったティートリーは香料として表示していますが、古くから使われている精油です。
モンモリロナイト
スメクタイト(ギリシャ語で「石鹸」を意味するそうです)またはベントナイトと呼ばれる粘土の主成分で、数ある粘土鉱物の中で最も小さい結晶体です。モンモリロナイトにもフランスなどで産出するカルシウム・モンモリロナイトと日本やアメリカなどで採れるナトリウム・モンモリロナイトがあります。水や有機物、オイルを吸い込む力はナトリウム・モンモリロナイトの方が断然優れていますが、海底に長い年月あった岩石のため弱アルカリなので肌に良い弱酸性にするためには果物酸や乳酸、その他の酸でペ-ハコントロ-ルが必要です。また、産地等によって膨潤率や色なども違うので、ボディクレイではモンモリロナイトの種類もこだわりをもって選んでいます。
モンモリロナイトの生い立ち
太古の昔、地球上で爆発した火山の灰が、周辺の海底に何層にも堆積し、長い時間と地殻変動による巨大な圧力も加わって変化、熟成しできました。
★ 粘土生命起源説: 地球上にまだ生命がない頃、何か有機物の元になるような物質が粘土の結晶の体内に吸収され、生命の祖先であるアミノ酸や蛋白質へと長い時間をかけて発展していった、という説(ケアンズ・スミス)があります。
モンモリロナイトの結晶はこうしてふくらむ
嵐の後や、森の中が気持ちいいのはマイナスイオンに満たされているからです。森林や川、土などと同じように、粘土もマイナスイオンに帯電しています。電磁波やエアコン、排気などの発するプラスイオンの影響を粘土浴で中和しましょう。
粘土の埋蔵量について
あまり知られていませんが、地球は「粘土の惑星」といっていいくらい、陸地や海底の殆どが粘土に覆われており、埋蔵量は計り知れないくらいです。しかしモンモリロナイトは、良質の鉱床が少ないため、原料を供給してくれる鉱山会社でも貴重な資源として慎重に採掘しています。
モンモリロナイトの産地
ヨーロッパやアメリカなど世界各地で産出しますが、膨潤力では日本産の方が優れているといわれます。ボディクレイでは群馬産を使用しています。
モンモリロナイトの特徴
- 吸着力
- ねんどの結晶は表面が強いマイナスイオンに帯電しています。肌や髪を痛めることなく、毛穴の汚れや古い角質など、プラスに帯電した老廃物を磁石のように吸い取ってくれます。
- 包摂力
- 結晶の層の間に保湿成分をたっぷり抱え込み、肌の奥まで「うるおい」を届けます。結晶の20倍にまでふくらむ「膨潤力」と粒子の細かさはモンモリロナイトの大きな特徴です。
- 皮膜形成力
- モンモリロナイトが作る、皮膚呼吸を妨げない鱗状の皮膜。これが保湿成分の発散を防ぎ、しっとりを長持ちさせます。
- ナノサイズ
- 層状の結晶の大きさは、1ミリの1万分の1。この微粒子が毛穴のおくの汚れまでお掃除してくれます。
カオリン
粘土の一種で、白色微粉末、陶磁器の主原料。化粧品の原料にも使われています。ボディクレイでも製品に一定の固さを与えて使いやすくするなどの目的で、少量配合しています。
粘土以外の成分について
肌や髪をケアする保湿剤は“NMF”を中心に選択しています
※ NMFは「天然保湿剤(Natural Moisturizing Facter)」の略で、皮膚の角質層内に、もともと備わっている保湿成分のことです。「角質層」は、体内の水分が失われるのを防ぎ、また角質層自身も適度な水分を保持して、常に柔軟性を維持しなければなりません。こうした能力を保つのに必要な保湿成分を、天然保湿剤=NMFと呼び、アミノ酸・ピロリドン カルボン酸・乳酸ナトリウム・尿素・糖分などからできています。
粘土以外の成分 | |
---|---|
成分名 | 由来 |
ピロリドンカルボン酸(NMF) | グルタミン酸を加熱脱水反応させて作る。皮膚粘膜に対して刺激性が極めて低く、アレルギー反応もなく非常に安定性の高いNMFの代表格の保湿剤 ※全ての人にアレルギーが起こらないわけではありません。 |
乳酸ナトリウム(NMF) | 脱脂乳を培養して作られる乳酸を中和した後、加水分解したもの。吸湿力が非常に大きく、無色無臭、リンゲル液に使われるほど毒性刺激性の少ない保湿剤 |
ソルビト-ル=糖類(NMF) | デンプンからブドウ糖液をつくり、さらに加工して作られた保湿剤。 水分の吸収・放出がたいへんゆるやかなので化粧品によく使われる |
1.3(イチサン)ブチレングリコ-ル | エチレンを酸化させたアセトアルデヒドから作られた無色・無臭の保湿剤。 毒性、皮膚刺激性もなく、さらに肌の清浄作用で知られる |
グリセリン | 脂肪酸から石鹸を作る時にできる副産物ですが、保湿性・吸水性に富みなめらかな質感を持つため、保湿剤として化粧水や歯磨きなどによく使われ、皮膚刺激性は極めて弱い |
グリコ-ル酸(AHA) | アルファヒドリキシ酸(果物酸)の一つ。ボディクレイではペ-ハ調整のために使っているが、AHAは角層を整え、肌を健やかに保ち紫外線によるダメ-ジを予防する働きがある |
トリカプリルカプリン酸グリセリン | 高純度のヤシ油脂肪酸を原料として作られたオイル。優れた酸化安定性を持つ。食品、化粧品、医薬品の分野で幅広く応用されている |
ホホバオイル | メキシコ北部の乾燥地帯に自生し、100年以上の寿命を持つ常緑の潅木で、その実から豊富な油が採れる。他の植物油に比べ、のびが非常によく、さらっとしてベタつかず、さっぱりとしている。現地住民は、昔から皮膚の保護に利用してきた。肌ばかりでなく毛髪もしなやかにし、頭皮にも吸収されやすい。皮膚刺激性もなく、安定している |
ヒマワリ油 | ひまわりの種から採ったオイル |
ユ-カリ油 | ハ-ブ療法でおなじみ。独特の香りをもつ。精油の香りをそのまま嗅いで心身を癒したりするが、皮膚に対しては清浄作用を持ち、刺激性がほとんどない。「ねんどのソ-プ」「ねんどのトリートメント」の香りはこのユ-カリの匂い。 |
カモミラエキス(カモミ-ル) | 小菊のような花は良い香りがする。清浄作用が強く、肌荒れに効果 を発揮する。UV防御作用もある |
イリスエキス | 白い小さい花を咲かせ、別名アイリスともいう。マイルドな芳香が特徴 |
キュウカンバーエキス | きゅうりのエキス。保湿作用、整肌作用がある |
クインズシード | 果物の種から作られた保湿剤 |
ヨクイニン | ハトムギの成分。日本では昔から美肌剤として使われてきた。肌のきめを整え、健やかに保つ |
ティートリー油 | オ-ストラリア産出の精油。清浄作用。口内ケアにも使われている |
シルク(絹タンパク) | 絹の繊維を酵素分解し、粉末にしたもの。絹の主成分のタンパク質はアミノ酸からできているので、最近は、健康食品としても評価されている。アミノ酸は、NMFのひとつで、高い保湿力に加え、肌によくなじむ |
キチンリキッド | カニやエビの甲殻類から抽出してつくる。肌に潤いを与える |
酸化チタン | 天然鉱物。白色。紫外線反射作用 |
フェノキシエタノ-ル | 防腐剤として古くから使われてきた単純化学物質で、より強力な防腐剤の出現で隅に押しやられてきたが、現在より安全な防腐を考えるとき、このフェノキシエタノ-ルと他の防腐剤を組み合わせる方法が注目されている。有用な防腐剤でこのように毒性影響が少ないものはめったにない |
グリセリン脂肪酸エステル | 防腐剤として使用。脂肪の代謝中間物で食品添加物のひとつでもある |
カリ石鹸 | 石鹸には油とナトリウムを反応させて作るナトリウム石鹸(固形石鹸、粉石鹸)と、油とカリウムを反応させたカリ石鹸(主として液体石鹸)の2種類があります。ボディクレイのソープには、ミリスチンカリ石鹸、オレイン酸カリ石鹸、ロ-レル酸カリ石鹸の3種の石鹸がそれぞれの特長を生かしてバランスよく配合してある |