夏季限定!太陽の果実マンゴーを沖縄から直送!
農薬・化学肥料不使用、MOA自然農法認定の高糖度マンゴー
樹上で完熟近くまで育てた高糖度。
もちろん、農薬・化学肥料は使っていません。
完熟マンゴーは、産地のみの贅沢品か?
夏といえばマンゴー!マンゴーといえば夏!!
日本国内のマンゴー生産量ナンバーワンを誇るのが沖縄です。2011年度には国内生産量の約半分を占める1600トン以上を出荷しています。国内での生産がはじまったのは1970年代とされていますが、一般的な市場で国産のマンゴーが目立ち始めたのは21世紀に入ってから。それ以前は、メキシコやフィリピン、タイからの輸入品が主でした。マンゴーは6月に花が咲き、受粉・結実します。日本では丁度、梅雨の時期に重なりやすいため露地での栽培が難しく、ハウス栽培が始まるまでは苦難の連続だったといわれます。ハウス栽培されるようになっても、暖かい気候の土地を好むため、屋内栽培は湿気と熱、またそれを好む虫や病気という次の苦難が待ち構えていました。近年、「太陽のたまご」と名づけられた「糖度15度以上、重さ350g、色・形がきれい」の規格に沿った宮崎県産の高級マンゴーが話題になりましたが、栽培の手間や難しさ、出来高までを考えると、決して「高い」ものでもないのでしょう。
「完熟」と色・形の関係
たとえば生鮮。何を目安に商品を選びますか?
「鮮度」を目安にするひとは決して少なくないはずですが、ではその鮮度を一体何をもって判断しているのでしょうか。色目や外皮・葉の張り、傷、変色など。情報源は様々です。
しかし、外皮の張りや傷といった要素は、収穫時期にも大きく関係します。
車や鉄道、飛行機、船など、複数の運送手段を組み合わせ旅をする生鮮食品たちにとって、傷や打ち身は隣り合わせのリスクです。このリスクを最小限にとどめるために、生産者も流通業者も様々な工夫を凝らしています。しかし、例えば「甘くて美味しいマンゴー」は、往々にして実も皮も柔らかく打ち身などの傷がつきやすいものです。完熟に近づけば近づくほど美味しくなる反面、流通も難しくなります。従って、複雑であったり、時間を要したりする流通経路であれば、それを加味して収穫される場合がすくなくありません。
マンゴーの実は完熟すると、枝からポロリと落ちるのだといいます。
本当の完熟マンゴーは、生産者にだけ許された太陽の恵みなのかもしれません。
「完熟に近いマンゴー」を、生産者直送で!
複雑で長い流通経路を可能な限り短く簡素化すれば、産地でしか食べられないような「果汁たっぷり」で濃厚な甘さの「完熟」に近いマンゴーがより届けやすくなります。つまり「産地の贅沢を家庭にも届けたい」という希望は、産地から直送することで実現します。
けれども、同じ直送なら「産地」よりも「生産者」から直送するほうがより確実で、同じ「生産者」からの直送でも、せっかくなら他にないものが欲しいと思うのがひとの心理でしょう。樹上熟成のマンゴーというだけでも「他にないもの」かもしれません。けれどもさらに、もっと・・・。
「他にないマンゴー」を探して
農薬や肥料をやらずにりんごを栽培する生産者が、メディアに大きく取り上げられたのも記憶に新しいことと思います。綺麗な果実を届けるために、生産量を確保するために、農薬の使用回数をなかなか減らすことが出来ないのが果樹栽培だといわれます。なかでもマンゴーは、減農薬や無農薬栽培に切り替えることが最も困難とされる果実のひとつです。
「無農薬マンゴーはないですか?」
見た目の美しさだけで選ぶのではなく、内側から美しく、生産者の気持ちがみえるようなマンゴーを届けたいとの想いから発したこの問い。それから数日後、「沖縄に稀有な生産者がいます」とご紹介がありました。日本国内でも非常に珍しい、化学合成された肥料や農薬を使用しないマンゴーを育てている、その生産者の力を借りて、「完熟に近い」状態まで樹上熟成させたアップルマンゴーの一種である「アーウィン種」のマンゴーをお届けできることとなりました。
お届けしてすぐにお召し上がりいただけるくらい十分に熟したマンゴーを、沖縄から直送します。
見た目も味のうちと承知しておりますので、出荷の際にも傷や打ち身ができないよう十分に配慮し出荷しています。しかしながら、沖縄からの長い旅路の途中に軽度な打ち身などが出来てしまう可能性があります。ご注文いただいた商品がお手元に届きましたら、まず開封し、マンゴーたちの長旅を労わっていただきますようお願いします。
生産者を紹介します!
マンゴーは、減農薬や無農薬栽培が非常に難しいとされる果実のひとつです。台風などの自然災害の多い沖縄では、1玉のマンゴーを確実な収入につなげるために、年間に何十回と農薬を使用するといわれます。
『自らが暮らす沖縄という豊かな環境を、健康な命をつなぐ場として残していきたい』。 食べるひとの健康を願うMOA自然栽培の理念は、同時に、健康な命をつなぐ島の大地と自然を残したいという人々の想いを形にする理念でもありました。
沖縄マンゴー生産研究会は、土壌の力を借り、自然の移り変わりを観察し、知恵と工夫を重ねて「化学合成された農業資材を使用しない」マンゴーの栽培に挑戦する稀有な生産者の集まりです。
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MOA自然農法との出会いにより、農薬や肥料を使わないマンゴーの栽培を目指すようになった大城新栄さん。過去には、化学肥料や農薬を指導どおりに使ったマンゴーの栽培を10年以上も続けていたといいます。完全な農薬・化学肥料不使用に切り替わって3年が過ぎましたが、MOA自然栽培の認証を得るまでの3年間は、不安を抱えながらも、農薬や化学肥料の使用を少しずつ減らしながら土壌と自然の持つ力を借りた栽培ができるよう、工夫と努力を重ねてこられました。現在は、大城さんと他2名の生産者がMOA自然農法の認定を受け、日本でも珍しい農薬・化学肥料不使用でマンゴーを生産しています。
元肥には、完熟の牛糞堆肥を少量と沖縄のミネラル豊富な海水を使用。米ぬかに魚のアラと糖蜜を混ぜてアミノ酸醗酵させたエキスを混ぜあわせ液肥として使用しています。微生物が豊富に育つ環境と、除草した雑草を敷き草代わりに利用して土壌の水分を保つなど、病害虫の発生しにくい環境づくりに取り組んでおられます。またさらに植物を煎じた汁を虫除けにされるなど、高度な生産技術とMOA自然農法を組み合わせたマンゴーの栽培を実践しています。
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MOA自然農法とは、農薬・化学肥料に使用(依存)しないで栽培する農法であり、MOA自然農法ガイドラインにより運営・圃場認定されています。また有機JAS認証で認められている一部の農薬や化学肥料の使用も使用せず、生命の源である土壌を育てることを第一に、自然生態系の中で生命が育まれる仕組みを観察し、その働きを利用して作物を栽培しています。
MOA自然農法の認定を受けるのは、MOA自然農法を実施して24ヶ月以上の農地です。化学合成資材は使用せず、ガイドラインで認められた使用可または要審査で認可された資材を使用して育てている圃場に認定が与えられています。
マンゴーの種類は?
国内生産量が増えたとはいえ、安価で手に入りやすいマンゴーはまだまだ海外産。メキシコ、フィリピン、タイなど約11カ国から輸入されています。
フィリピンやタイから輸入されるマンゴーは、主に「ペリカンマンゴー」や「イエローマンゴー」です。外皮は薄い黄色で、形状は平たく細長く、まるでペリカンのくちばしのような形です。手ごろな価格のものが多いので、日本で「マンゴー」というと、長い間、これらの品種を指していました。一時期ブームになった「マンゴープリン」の原料にも、これらのマンゴーが使われることが多かったようです。
他方で、メキシコからは果皮がりんごのような赤と緑の「アップルマンゴー」が輸入されるようになり、今では輸入量ナンバーワンとなりました。果肉が山吹色に近いペリカンマンゴーと異なり、アップルマンゴーの果肉はオレンジ。日本で栽培されている「アーウィン種」のマンゴーと似て、果汁がたっぷりで濃厚な甘味が特徴です。しかし日本で「食べ頃」の熟度で流通させるには、産地では早めにもぎ取るしかありません。長距離輸送を踏まえて早もぎされたマンゴーは、輸送中に追熟されるので、熟度や甘味にもばらつきが生じやすく、結果「あたり」と「はずれ」が出来てしまいます。
あたり・はずれという点では、比較的「あたり」率が高いのが国産マンゴーです。
日本国内で栽培されているマンゴーの大部分がアップルマンゴーですが、メキシコなどで栽培されるアップルマンゴーとは品種が異なる「アーウィン種」です。この「アーウィン種」の果皮は、りんごのように黒味のある濃い赤。同じ赤でもオレンジがかり、緑と黄色の混ざったようなメキシコ産マンゴーとは色目が全く違います。国産マンゴーの果実は、オレンジ色で果汁も多く、濃厚な甘さととろけるような食感に、酸味も適度に入った食べ応えのある味が特徴です。年間を通じて市場に出回る輸入物と違い、国産マンゴーの出荷時期は6月から8月のわずかな期間に限られますが、落下直前まで完熟させたマンゴーが販売できるのは輸送距離の短い国産ならではです。
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実がかたく熟度が低いマンゴーは、涼しい常温の場所で追熟させます。指先で軽く触って柔らかくなり、甘い香りが強くなったら熟したサイン。熟した果実はポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫の野菜室で保管してください。あまり冷やしすぎないほうが甘さが引き立ちますので、食べる2~3時間前に冷やすのが理想的です。