沖縄・伊良部島より元気な手作り黒糖「ガンジュウ糖」
伊良部島のおばあがサトウキビを作り、息子が黒糖を作る。ガンジュウドウな親子の手作り黒糖です。
「ガンジュウ糖」は販売終了いたしました。
ご愛顧ありがとうございました。
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黒糖はサトウキビを搾って、その搾汁液を炊き上げ、攪拌、冷却、成型して作ります。本製品は炊き上げの工程を90%完了させた黒糖蜜です。仕上げ15分程度の工程で、蜜からキャラメル、飴、黒糖に七変化する様子をお楽しみください。

「宮古島産の 美味し~い こくとうみつ」は、天然甘味料です。ミネラル豊富でコクのあるまろやかな味わい。添加物や着色料は一切使用していません。見た目は、メープルシロップに似ていますが、味は独特で滋味に溢れています。
伊良部島より「元気」な手作り黒糖


伊良部島は宮古島本島より海を4km隔てた北西に位置しており、別々の島ですが同じ宮古諸島・宮古島市です。
この伊良部島も隆起サンゴの島で、全体に平坦な地形をし、同じようにさとうきびなどの農業や漁業が盛んです。
この黒糖を焚いておられるのは、伊良部島の大浦貞治さん。
「昔食べた黒糖の味にしたい」という理念のもと、昔ながらの製法で作られています。
黒糖は一般的には石灰を入れて作り上げていきますが、大浦さんの作る黒糖は石灰を使わず焚くことが特徴です。
そのため苦味が薄く、コクはありますが比較的淡い味わいで、黒糖が苦手な方にも食べやすいあっさりした美味しさです。

黒糖が苦手な方の大半は、喉元や口の奥の方に残る「えぐみ」を指摘されることが多いです。
また、独特の「苦み」や「焦げ感」を指摘されることもあります。
「えぐみ」は灰汁とり作業が不十分であること、「苦み」は石灰の入れ過ぎが主原因です。
本来、丁寧に灰汁とり作業をやりつくせば、また、糖度の十分高いサトウキビを使って
少量の石灰で作る努力をすれば、まったく違ったものになります。
本来の美味しさを知らずに苦手意識をお持ちの方がいることは非常に残念です。
小学校の給食で出たチーズがきっかけで「チーズとは美味しくないものだ」と
誤ったレッテルを貼り続けていた私自身の経験と被ります。
大浦さんの黒糖は、黒っぽいいわゆる黒糖色ではなく、淡く美しい色目に仕上がっています。
これは、石灰不使用であることに加え、手作業による丁寧な灰汁取り作業の賜物です。
また非常に柔らかくて上品な口どけの良さが特徴です。
なお、サトウキビ栽培を管理していらっしゃるのは大浦さんのお母さん。
80歳を超えてもまだまだ現役で農作業に関わっておられます。
暑さや紫外線、台風など決して心地よい環境ではありませんが、
ミネラル豊富な黒糖をお茶請けとして食べて、
「がんじゅうどう(元気だよ)」とおっしゃっている様子が目に浮かびます。
プレマ宮古島プロジェクトリーダー 松本克也