一般的なゼリーは着色料で色付けたカラフルな色合いに、香料でフルーツを強調。

製造メーカーに、一般的に使われる「香料」を抜きたいとリクエストを入れたところ、香料なしだとかなりシンプルなフレーバーになってしまうと心配されました。確かに、一般的に香料が入っていてそれに慣れていると物足りない気がするかもしれません。でも逆に香料無しのアガベゼリーを食べてから、香料入りゼリーを食べると、「香料」をものすごく感じるし、入れなくても果実の味で十分美味しいと私は感じました。「香料が苦手でゼリーを食べたくない」という知人がいるのですが、こういった人たちにも食べていただけるゼリーができたと思っています。

（株式会社アルマテラ　代表取締役　薮田桂）

通常は果実と砂糖類、水を加えて加熱、缶詰に詰めて保管します。これが一般的なシロップ漬けの缶詰になります。

この贅沢なフルーツゼリーに使われるのは果実と水のみ。水煮の状態で缶詰にして保存します。そしてこの水煮の汁には、フルーツのうまみが出ているので、その汁をゼリーに使用します。

缶詰にする際、果実の熟し具合がベストでないと、美味しい水煮コンポートに仕上がらないため熟練の方々が「これはすぐに加工に回せる」「あと1日寝かせる」と、ひとつずつ加工に適した追熟具合を確認しています。

◎甘味は有機アガベシロップのみ。

フルーツのうまみが出た水煮の汁に寒天を溶かし、アガベシロップを加えます。アガベシロップはフルーツの酸味や香りを活かし、冷たいデザートをすっきりとした甘さに仕上げます。

アガベとはメキシコ合衆国中心に広がる植物で約250種類以上有るといわれています。テキーラに代表されるお酒の原料に使われたり、繊維が利用されています。日本では観葉植物として多くの種類が見られます。

ブルーアガベの栽培条件は､標高1500ｍ以上で年間平均20℃程度の準乾燥の気候が最適です。また降雨量は年間平均1000mm程度、曇りの日が年間60～100日が最適、土壌は火山質、粘土質の土壌。水はけがよく鉄分が豊富であることが望ましいとされます。これらの条件を最適に満たしているのが、メキシコ、ハリスコ州の地域となり、世界遺産のテキーラ村となるのです。

使用しているアガベシロップは日本での有機JAS認証をはじめアメリカ、EU,ドイツなどでも有機認証を取得しています。畑から原料の加工、ボトル充填まで全て有機認証を取得しており徹底した品質管理を行っております。

ジャム作りをしたことがある人なら、ジャムには驚くほど多くの砂糖が使われていることをご存じでしょう。「毎朝食べるジャムをヘルシーに楽しみたい！」そんな思いから、アガベシロップを使ったジャムの開発が始まりました。
自然な甘さが特徴のアガベシロップだから、ジャム作りでも素材の味を最大限に引き出すことができました。日本人の好みに合う甘さ控えめを追求し、完成したのがアガベジャムです。アガベシロップもフルーツもすべてオーガニックでできた有機JAS認定のアガベジャム。新鮮なフルーツも丁寧に煮ているので、イチゴの果肉の食感も、ブルーベリーの粒もしっかり残り、フルーツ好きにはたまらない体にやさしく手作り感あふれる一品です。