傳田式『リスニングDr』と『リラクゼーションCD』
英語耳のトレーニングツール・英語聴覚教材「リスニングDr」と自然とクラッシック音楽の「リラクゼーションCD」です。
聴覚を矯正し、聴覚を刺激して脳内を活性化
母国語の習慣が聴覚を形成し、言語や音楽における音の認知や発声、
芸術における表現や思考パターン、さらには行動様式や運動能力にまで
深い影響力があるということが判ってきました。
つまり「言語=聴覚=リズム感覚」ということです。
一度身についた習慣性を変えることは容易なことではありません。
傳田式聴覚トレーニングシステムでは、その習慣性から生まれる予測力を排除し、
短期間のうちに母国語以外の言語習慣にも対応できる聴覚に矯正することができるのです。
また、この特殊に加工された音楽の聴覚への刺激で脳内が活性化され、
語学(リスニング、リーディング、発音など)だけでなく、
音楽面(演奏技術、リズム感覚、発声など)や
心身面(集中力、表現力、睡眠など)の変化も報告されています。
リスニングDr
伝田式英語耳トレーニング
英語耳を身に付け、さらには能力開発にも役立つ、1台2役の聴いているだけの画期的リスニング教材
「リスニングDr」は、聴覚開発に着目した、世界に類をみない英語リスニング教材。英語の聴き取り能力を向上させ、発声までも変えてしまいます。「マジックリスニング」の開発元である伝聴研と「百万人の英語」の編集者である小菅淳吉先生との出会いにより完成。 聴き取り能力向上の為の特殊加工音(「土の精」「英語トレーニングCD(母音編/子音編)」)により、潜在能力活性にも繋がります。
音による「英語耳」開発
日本語は母音主体のため低い周波数帯を使用しているのに対し、欧米語は子音主体で高い周波数帯を使用。そこで子音を認識できるように高い周波数帯を刺激し、聴覚を開発します。
- 英語に、高い周波数帯の音楽を背景として、重畳して聴く。高い周波数帯だけの音楽は骨格だけ残し、英語のリズムに関心が向く。
- 耳が高い周波数帯の音楽に誘導されて、子音と英語のリズムに関心が向く。
- 子音が聞こえると心に余裕が出て、英語がゆっくりと明瞭に聴こえる。
- この音楽が重畳された英語を聞いているうちに、音楽なしでも子音と英語のリズムが捉えられるようになり、音楽がのっていない普通の英語でもよく聴ける英語耳になる。
音による能力開発
「リスニングDr」には能力開発セット用のCDが1枚(土の精)同梱されており、また英語トレーニングCDには、特殊加工されたクラッシック音楽を採用しているため、能力開発セット同様の報告もよせられており、「一台二役」の優れものです。
※効果の度合いと現れる時期は、相性も含め個人差はあります。
推薦者の声
- 眞田 亮子先生 目白大学 英語英文科助教授
-
『傳田式聴覚訓練法』を初めて知った時、従来の英語教材と全く違う方法論に驚きました。そして当時勤務していた目白学園女子短期大学英語英文科の学生たちに参加して貰った実験で、英語学習への有効性を確認することができ、その結果を第12回国際応用言語学会世界大会(1999.8)において、傳田文夫先生との共同研究として発表することができました。この度、この素晴らしい訓練法が、「ハイパーリスナー」となり通信教育用専用機器として開発されたことは、データの提供者として大きな喜びです。
この教材は音楽のみならず、語学において日本人の学習者に多い「文法、単語の知識はあるけれど聞き取りが苦手」という方々が、眠っていた英語力を生き生きと活用するお手伝いになると大いに期待しております。
「リスニングDr」トレーニング方法
特殊加工された専用ヘッドホンで、CDを聴くだけ。予め予備トレーニングCDを3回聴き、英語トレーニングCD(約35~60分)を1日1枚2週間聴きます。仕上げに、原音CDを適時ご使用いただきます。
- 予備トレーニングとして、「土の精」CD(約35分)を3回聴きます。(1日3回でも、3日3回でも構いません)
- 「英語トレーニングCD(母音・子音編)」を1日1枚、2週間聴きます。(後半の1週間は、事前にテキストの内容を確認してから聴いて下さい)
- 「英語原音CD(母音・子音編)」を1日1枚、2週間聴きます。
- 以上の合計1ヶ月間(約30日)が1クルーです。
【トレーニングに際して】
- 【専用トレーニング用ヘッドホン】
- 伝聴研の専用トレーニング用ヘッドホン(以下、専用ヘッドホン)は、聴覚トレーニング専用として開発されたもので、市販のヘッドホンより高音域が聴きやすくなるよう作られています。
トレーニングCDの特性も考えて作られています。そのため、聴覚トレーニングをする場合専用ヘッドホン以外の市販品を使用しても、変化は期待できません。
また、何度か聴覚トレーニングを行った方には、お手持ちの専用ヘッドホンを「トレーニング用ハイスペックヘッドホン」にバージョンアップすることをおすすめしています。
ヘッドホンを使用できない方(お子様など)には、スピーカーを使用するなど、他のトレーニング方法を提案させていただきます。
- 【聴覚トレーニング用CDプレーヤーについて】
- 聴覚トレーニングで使用するCDプレーヤーは、市販の据置型CDプレーヤーもしくはCDラジカセをご利用下さい。ポータブル型につきましては、一部機種を除きご使用いただけます。
全機種ともに音質に変化をもたらす機能(重低音機能、サラウンド機能、ポータブルCD耐震機能、など)は全てOFF(オフ)にして下さい。
聴覚トレーニングで使用する音源は、音質に最大限配慮して製作されている為、上記の機能を使用すると、効果が落ちてしまいます。
- 【トレーニング前の準備】
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- ■専用ヘッドホンの慣らし運転(聴く必要はありません)
- 新品の専用ヘッドホンの振動板が馴染んで良い音になるように慣らし運転をします。ガイダンスCDの「トラック9」にあるピンクノイズ(ザーという雑音20分)を4回、合計80分、間大きめの音で流して下さい。
- ■開始前・終了時の写真や録音等のお勧め
- 同じ条件で撮った写真や、歌・演奏・朗読の録音を比較すると変化の自覚を得るのに役立ちます。
- 【トレーニングに先立つ注意事項】
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- ■トレーニングの対象年齢
- 未就学児童のご使用については、保護者の監督下で行って下さい。家族(特にお母さん)が一緒に楽しく聴いて頂く事が効果を出す秘訣です。
- ■就寝中のご使用について
- コードが首にからまったり、ヘッドホン自体の破損によるケガ等の恐れがありますので、必ず保護者の方の監視下で行って下さい。
- ■通院中や薬を服用されている場合
- 様子を見ながらお使い下さい。
- ■中耳炎などの病気や総合失調症などの場合
- 医師にご相談下さい。
- ■音量について
- 快適な音量でお聴き下さい。お子様の場合は小さなボリュームから始めて下さい。快適な音量は個人差がありますので、特にご注意下さい。
- ■乗り物を運転中の使用について
- 眠くなる場合や車外警告音の確認が出来なくなりますので、運転中は聴かないで下さい。
- ■飲酒について
- 効果が減少するので、聴き終わってからお飲み下さい。
オリジナル・リラクゼーションCD
リラクゼーションCD
ありのままの自然の音
伝田式聴覚トレーニングは主に音楽を使用していますが、自然音が精神、体、耳に及ぼす影響は大変大きく、特に都会での貧相な雑音や騒音と違って、自然界が発している様々な音は、人間にとって生きるために欠くことのできないビタミンのようなものです。
しかし、市販されている多くのリラクゼーションCDは、音響システムによって合成されたり、電気楽器で作られた音を入れたり、また雑音を取り除くなどの処理が施されているものが圧倒的です。そのような非現実的な音源を感性を磨く伝聴研としては使えません。ここで紹介する自然音CDは、ありのままの自然をそのまま切り取った、聞く人の心を癒すリラクゼーションCDとなっています。
自然音(リラクゼーション)CD
以前から聴覚トレーニングシステムで使用している自然音がほしいとの強い要望がありました。
この自然音シリーズは、傳田自ら全国各地の山の中・絶壁の海岸を歩き回り、録音したものを収録しました。そして、自然を満喫して頂くために編集の手を加えることを極力避けました。それはクリアな音というよりも自然の中の雰囲気を出したいと心掛けたからです。そのためノイズや奇異な音も多少混ざっていますが、このCDをお聴きの皆様にはその理由がお解り頂けるものと思います。また、ヘッドホンでお聴きになると、より自然の中の自分を発見できるでしょう。
~ある山の風景~
こけむした岩の間から聴こえる伏流水、湖岸で偶然見つけた小魚たちの産卵シーンを収録。
~ある山の風景~2「雨に鳴く鳥」
山小屋で聴いた深夜の雨音、そしてウグイス、コマドリたちが初夏の郷愁を誘います。
~ある山の風景~3「果実園のバカ騒ぎ」
エサを求めて果樹園に集まる鳥たちのさまざまな鳴き声、その鳴き分けに驚いてしまう。
~ある山の風景~4「深山の風景」
深山に風が吹く、数時間後、静寂を取り戻し日光が戻ると、鳥たちは縄張り争いに忙しそう。
~ある山の風景~5「富士の鳥」
飛行機ラッシュの前、早朝の富士で収録、ミソサザイ、山おろしなど・・・
~ある山の風景~6「早春の裏磐梯」
新緑の裏磐梯、滝の轟音の向こうから聴こえる鳥の鳴き声、頭上からのアカショウビンなど。
~ある山里の風景~1
新緑の裏磐梯、滝の轟音の向こうから聴こえる鳥の鳴き声、頭上からのアカショウビンなど。
~ある山里の風景~2「牧場の夜明け」
南アルプス近く、急斜面に点在する山里の昼下がりの風景、水琴窟、水車の音なども収録。
~ある海の風景~1
南の海、リーフを越えてやってくる小さな波の音、そして珊瑚のかけらが波に洗われる音を特集。
~ある海の風景~2「荒海」
叩きつける荒波が、徐々に断崖の姿を変えていく。珊瑚の海岸が唸る。
~音の風景~1「鳥のオーディション」
富士近くの林道で、次から次へとやってきて競うように鳴く鳥たちの声を収録。
~音の風景~2「珊瑚のささやき」
珊瑚のかけらが波に洗われる音を集めて収録しました。
~音の風景~3「深山の伏流水」
北八ヶ岳山中での伏流水の音を集めて収録しました。
音楽(リラクゼーション)CD
【自然の中のモーツァルト・シリーズ】
ウィーン古典派3巨匠の一人「モーツァルト」。その生誕を記念して、新たな解釈の元に伝聴研がプロデュース。それが「自然の中のモーツァルト」。600曲を超える作品の中から、製作者が構想1年の中で見出したものは『自然音との饗宴』。傳田自ら富士山麓・裏磐梯・南アルプス・八重山諸島など日本全国をまわり、1年の歳月をかけ完成に到達。伝聴研が絶対の自信を持ってお薦めする「自然の中のモーツァルト」。必聴!
いまさら何で「モーツァルトのCD」?・・・そうですよね。
しかし、ついにへそ曲がり伝聴研が『モーツァルト生誕251年』を記念して発表させていただきます。(…何故251年?)時はモーツァルト生誕250年、モーツァルトのCDが作れないかという依頼が多く、閉口していました。というのも「モーツァルトが・・・に効果がある」という世の中の通説には辟易、安易な時流にも乗りたくないと考えておりました。もし出すなら、それ程有名ではなくても何回聴いても飽きない傳田流のモーツァルトでなければ…。世の中には山のようにモーツァルトのCDが出ており、その中から傳田が選曲したCDを見つけだしたとしても聴いてみようと思うでしょうか。
モーツァルトの多大な曲の中からCD5枚分の曲を選び出すには、半年もの期間を要しました。車での出張の度にモーツァルトをカーステレオでかけっぱなし。1枚聞くだけで疲れてしまい、頭も重くなる…という大変な思いをいたしました。しかしこの選曲内容を整理して聴いてみると、なかなか良い。結構いける!ただこの選曲集としてのCDではいかにも「芸」がない。ここで更に半年間の迷走期間に突入。結局、私の選曲集以外の何物でもないため「生誕250年としては最悪諦めよう」と思い、気長に考えることに…。
一昨年、良い場所に巡り会いながら自然音の録音に失敗したその場所に、昨年再チャレンジに出向いた時のことでした。録音機のセッティングも済み、まずは腹ごしらえと車の窓を全開にしてCDをかけた。爽やかな春の風が入ってくる、風に乗ってさまざまな鳥のさえずりが聞こえてくる。鳥の声と音楽がミックスされて、まるで「高原の演奏会」を楽しむレストランテラスだ。私一人貸切状態の贅沢なひと時を味わった。その時「そうだ!このようなCDが作れないものか…」と強い衝動にかられた。自然音にはたっぷり自然の波動が入っている。「癒し」としては最高のアイテム。これを世に広く知らしめたい。
帰ってからいよいよ作業開始。まず実験をしてみるとこれが意外と難しい。自然の中では耳が勝手に「鳥の声」「風」「音楽」を選んで聴いている。それらをミックスしてCDつのスピーカーから鳴らすと、爽やかさはなくなり自然音と音楽とが相反し、自然音か音楽かどちらかが大きく邪魔になる。これを調整に次ぐ調整で、スピーカーでもヘッドホンでも心地よい状況をつくりあげるとなるとに困難を極める。本当の意味での長期戦を覚悟して製作に突入した。一曲一曲バランスと自然音の組み合わせの実験を行う。数曲通しで聴いてみると、「おっ!」結構いけるではないか。調整・調整また調整。気持ちがどんどん乗ってくる。 完成の日を迎え聴いてみると、我ながら傑作と思える出来映えだ。
現在、伝聴研四階サロンでは「自然の中のモーツァルト」がお客様をお迎えいたしております。2時間・3時間いや、それ以上聞いていても飽きないし疲れない。これは自画自賛の逸品である。
(2006年9月1日 傳田文夫)
- ●朝「高原のコンサート」自然音(裏磐梯、富士山麓、北八ヶ岳にて収録
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- カッサシオン1番 ト長調 K.63より 第5楽章
- ディヴェルティメント ニ長調K.131より 第6楽章
- ディヴェルティメント ニ長調より K.131 第4楽章
- フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K.285より 第3楽章
- 弦楽五重奏曲 第1番 変ロ長調 K.174より 第1楽章
- 協奏交響曲 変ホ長調 K.297bより 第3楽章
- 弦楽四重奏曲 第17番 K.458「狩り」より 第1楽章
- ピアノ協奏曲 第5番 ニ長調 K.175より 第3楽章
- カッサシオン(セレナード1番)ニ長調 K.100より 第4楽章
- ●昼「せせらぎのコンサート」自然音(裏磐梯、南アルプスにて収録)
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- オーボエ四重奏曲へ長調K.370より第3楽章
- 教会ソナタ第10番へ長調K.244
- ピアノソナタ第16番変ロ長調K.570より第3楽章
- セレナード第12番K.388より3楽章
- 三つのドイツ舞曲よりNo.3ハ長調K.605
- ピアノ協奏曲第26番K.537「戴冠式」より第3楽章
- ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調K.269より第3楽章
- 歌劇「魔笛」より「一人のかわいい娘っ子」
- ディヴェルティメント変ロ長調K.287より第3楽章
- ピアノと管楽のための五重奏曲K.452より3楽章
- ディヴェルティメント変ロ長調K.287より第5楽章
- ●午後「森の中のコンサート」自然音(富士山麓、八ヶ岳、南アルプス、裏磐梯にて収録)
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- バレエ音楽「レ・プティ・リアン」よりPantomineK.299b
- 弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174より第4楽章
- ピアノ協奏曲第6番K.238より第2楽章
- カッサシオン1番ト長調K.63より3楽章
- クラリネット三重奏曲K.498「ケーゲルシュタット・トリオ」より第3楽章
- バレエ音楽「レ・プティ・リアン」GavotteK.299b
- ディヴェルティメントニ長調K.131より第5楽章
- 弦楽四重奏曲第22番変ロ長調K.589より4楽章
- 4つのメヌエットNo.1イ長調K.601
- セレナード第10番K.361よりメヌエット・アレグレット「グラン・パルティータ」
- 弦楽五重奏曲第3番ハ長調K.515より第4楽章
- ディヴェルティメントニ長調K.131より第3楽章
- ●夜「海辺のコンサート」自然音(八重山諸島にて収録)
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- モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618
- 教会ソナタ第1番変ホ長調K.67
- ピアノソナタ第16番変ロ長調K.570より第2楽章
- 弦楽五重奏曲第1番変ロ長調K.174より第2楽章
- ファゴット協奏曲変ロ長調K.191より2楽章
- セレナード第10番K.361よりメヌエット・アレグレット「グラン・パルティータ」
- レクイエム二短調K.626より「ラクリモーサ」
- ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調K.304より第2楽章
- ホルン協奏曲第2番変ホ長調K.417より第2楽章
- ディヴェルティメント変ロ長調K.287より第4楽章