ご存じのように、体の大半を占める水を安全に、そしておいしくすることは、健康維持や回復の基本になります。安全に、は有毒なものを出来るだけ体に入れない、ということでご理解いただけると思いますが、一方でおいしくすることも大切な要件であると私は考え続けてきました。

有名な湧き水や地下水などが「おいしい」と感じるのは、水の分子の繋がりが細かく、そして体に浸透しやすいという結果故のことで、人間の味覚はちゃんとそのことをわかるように設計されているのです。この水をキレイにする機能を浄水と世間では呼び、私もそのように表現する一方、「おいしくする機能」のことを活水機能と私は呼んでいます。

要するに、水の本来もっている機能を「活かす」力のことで、
浄水と同時に水をよりよいものにするためには絶対的に必要なことです。

私はこの「活水機能」を、以下の3つに求めることにしました。

1. 活水機能を持つ素材を、自在に使え、水に反映させること
2. 言葉のもつ力を、水に反映させること
3. 図形のもつ力を、水に反映させること

この3つをすべて備えさせるために、2年間考え続け、その機能を搭載することに成功しました。
そして、以下の要素も同時に必要だと考えました。

• 決して高すぎないこといくら良い品でも、高すぎるとお使いいただけるチャンスが激減します。
  適切な価格で、手の届く範囲にとどめたいと考えました。
• カードリッジを適切に保全し、また変えられること浄水機能は100％、カートリッジの性能に依存します。よって、カートリッジの機能を出来るだけ長く維持するために、カートリッジの前にフィルターを別に添えました。
  これにより、カートリッジに流れ込む有害物質を事前にキャッチし、カートリッジの寿命と有害物汚染を防ぎます。

• バックウォッシュはユーザー様の性格に依存するので、過度に期待しないことバックウォッシュ型浄水器を長く販売してわかったことは、所定通りのサイクルや方法でこれを行っているユーザー様は多くないという事実でした。
  バックウォッシュ型浄水器で逆洗浄を正しく行いませんと、有害物質や菌を水に流し込む装置に変わってしまいます。几帳面な方以外は、フィルターやカートリッジを交換することが安全な水を確保するために最も大事なことだと判断しました。

このような試行錯誤を続けた結果が、オリジナル浄・活水器である「お水さんありがとう」です。

そもそもの始まりは、弊社の中国支社で聞いた話でした。
「中国の汚染された水道水でも、赤ちゃんが安心して使える浄水器のリクエストが、
お得意様から続々やってくるのです。」
「弊社のお客様は意識が高く、どうしても日本の中川信男の考えたものが欲しいと、
他の浄水器の購入を止めているのです。」
「私も結婚して、子どもが欲しいと思ったときに、中国の水道水は妻（台湾の方です）も私も、
ほんとうに心配しています。」

という上海オフィスの責任者、楊揚から要望でした。

中国の上水道からやってくる水は、日本の皆さんでは信じられないほど汚染されています。それらを適切に浄水し、さらにおいしさ＝身体への親和性を加えるためにはと考え抜いた結果が、本製品です。

中国にありながらも、「お水さんありがとう」という感謝の言葉を中国の上水道を伝わって発信し続ける、ある意味大きな挑戦でもあります。

中国で使える基準のものは、当然日本で使えばベストな選択になり得、そのように設計したのがこの「お水さんありがとう」です。