「風と光」のオーガニック・有機原材料を含む自然食品
「奄美カレー」「喜界島さとうきび粗糖」「有機穀物で作った天然酵母」ほか 健康食品シリーズ
食べる人が手にするまでに辿る、食品の物語。
その食品に携わるすべての人々が、健康・幸せであるために。
「風」と「光」と共に。
大地にふりそそぐ「光」は、すべての命を目覚めさせます。
「風」は雨を運び、その命を育て、大地をめぐります。
天地を創造した神は、この地球上に暮らす誰もが、
風と光の恵みを平等に受けられるようにしてくれたのかもしれません。
だからこそ、「風」と「光」を守るために、
食の分野から地球環境を考え、
「食の本質化」を進めていきたいと思っています。
食を語って未来を創る
食品がつむぐ物語
最近ではスーパーに並ぶ食品にも、「無添加」「無着色」「有機栽培」「特別栽培」「塩分控えめ」といった表示をごく普通に見かけるようになりました。しかし、それはあくまで、安心・安全という「特徴」を伝えるものでしかありません。
自然食品販売の「風と光」は、「安心です」「安全です」というだけでなく、食品を作り出した人の顔や土地、そこに流れる風景や温度、こだわりや注いだ想いなど、食品が持つ物語まで伝えることを大切にしたい、「環境や地域に関わりながら食品を作る人々」という食の物語を作る一員になっていきたいと考えています。食の物語を伝えていくということは、農家や加工製造者、販売者、その食品を食べるすべての人々の健康と幸せに繋がっています。点と点が結びついて線になり、最後には丸い輪になっていく。想いをひとつに繋がり合う連携が大切ではないでしょうか。
具体的取組が進行中の「鹿児島県・喜界島」と「山形県・川西町」
思いが一歩ずつ前へ
自然豊かな島に魅了され
鹿児島県奄美大島の北西部に位置する、喜界島。サンゴ礁の美しい、自然に抱かれた小さな離島です。
しかし、現在この島の島民は、8300人。残念ながら、美しい自然の存在は、今はまだ、地元出身者の流出を食い止めるまでには繋がらず、他の農村部同様、どんどん人口が減少しています。なかでも20代から40代の多くが島を出てしまっている現状を抱えた島でもあります。
実は、「風と光」の辻社長は、16年前、この喜界島を初めて訪れ、目の前に広がる美しい自然の姿、時間がゆったり流れる贅沢、大自然が育む食の豊かさに、この上なく感動しました。それゆえに、人口減少の事実を知るやいなや、その時の感動を振り返り、「このままでは、この美しい喜界島を、誰が守っていくのだろう。喜界島が、これから先もずっと存続していくためには、島で生まれた人々が島を誇りに思える魅力を作っていかなければ…」と考えるようになりました。
この島をオーガニックアイランド・喜界島に
2009年10月、喜界島が「日本で最も美しい村(※)」に承認されたことをきっかけに、「この島をオーガニックアイランド・喜界島に!」という運動をスタートしました。喜界島の魅力を、「オーガニックアイランド」という言葉で表現し、島の自然を永久的に守っていけるよう動き始めたのです。幸いなことに、喜界島町長自らが、「観光開発を行わない」と明言しており、付加価値の高いオンリーワンの農・水・畜産物を生み出して、島内の雇用・収益を確保、島民の生活をより豊かにしていく将来構想を描いています。
※「日本で最も美しい村」
フランスで始まった活動をお手本に、自らの町や村に誇りを持って自立し、失ったら二度と取り戻せない日本の農山村の景観・文化を守る活動。
観光がなくても地域が復活するモデルケースを目指して
実際、最近では、こういったオーガニックアイランド構想に共感した若者も増え、島外で活躍する地元出身者の協力も増えています。「風と光」のスタッフ一同も、町長をはじめとする行政や生産者、そして、新しいアイデアを持ち込んでくれる移住者などと手を携え、喜界島が、観光がなくても、地域が復活する良いモデルケースになっていけるよう、そして、そこから、日本の食料自給率アップにも繋げていけるよう、想いをひとつに、この「オーガニックアイランド喜界島」へ夢を託しています。
- 具体的な取り組み
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- 島の農産物を、有機栽培の前段階「特別栽培農産物」にし、その後、有機農産物へと栽培を徐々に移行していく。
- 島の特産農産物(サトウキビ・ごま・かんきつ類・南国フルーツなど)を島内で加工開発し、さらなる付加価値・特産性を打ち出し製品化していく。
- 生ごみ・畜産し尿・植物廃棄物を利用できる環境を構築し、有機農業に不可欠な有機肥料の生産を行い、島内循環型農業を目指していく。
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個人に故郷があるように企業にも故郷があっていい
山形県東置賜郡川西町という地には、「風と光」が実験農場と呼んでいる、約一町歩(3,000坪;9,900平方メートル)の畑と、その上部に緑のダム(コンクリートのダムに頼らず、森林を手入れし保水力を高めて洪水を防ぐ森林のダム)があります。「個人に故郷があるように、企業にも故郷があっていい」という考えから、「風と光」は東北のこの地を故郷にしようと決めました。
べに大豆で町おこし
現在、この畑では、地元農家の方々の協力のもと、小麦や蕎麦、ハト麦、べに大豆を栽培しています。
川西町のおばあちゃんが古くから大切に受け継いできた特産の「べに大豆」で、甘納豆と炒り大豆を生産し、販売しています。ここで、「べに大豆で、町おこし」という企画が誕生しました。この企画には、川西町の町長や役場の方も大きな期待を寄せており、キャッチフレーズも「福は内、べに大豆の川西町」と決まりました。「べに大豆」と「節分」をかけ、「『福の集まる地域として、川西町に行けば幸せになれる』と、町民のみならず、町外から訪れる人からも愛される地域に…」という想いから生まれたものです。
豊かな暮らしの循環構造を築くモデルケースを目指して
「風と光」は、この実験農場における取り組みで、地域の特産品を作り出し、町の収益が増え、その延長線上に、地域の皆さんの暮らしが豊かになる姿が目標としています。そして、「風と光」の故郷となってくれた川西町に、豊かな暮らしの循環構造を構築していくお手伝いができたらと考えています。その中で、「べに大豆で町おこし」は、最初の試みです。冠婚葬祭といった年中行事や、地域に福や喜びが訪れるような場面で、ぜひ、川西町特産の「べに大豆」を召し上がっていただけるよう、また、その場面にふさわしい製品として胸を張って皆さまへご提供できるよう努めていきます。
身体にうれしいロー(非加熱)チョコレート登場
おいしい!ローチョコのヒミツ
ローチョコレートのローとは「非加熱」を意味します。原材料を加熱せずに48℃以下の低温でつくられるチョコレート。
オランダ lovechock社のチョコはエクアドル産有機カカオ使用のハンドメイド。カカオ豆は焙煎されずに低速低温で粉に挽かれることによって酵素などの有効栄養成分が生きているのです。甘味に低GIのココナッツを使用し100%オーガニック認証された原料を使用しています。
また、話題のスーパーフードをMIXし、味にも栄養価にも変化をつけています。どれも魅力的なものばかり。ちょっと甘い物が食べたくなったとき…罪悪感なしに食べられるチョコレートです。
lovechock社訪問
2011年7月。弊社代表の中川と輸入チームの久野はオランダにあるlovechock社を訪問してきました。
こちらlovechock社のチョコレートはオランダの障害者授産施設に委託し、チョコレート作りから、箱の組み立て・ラベル貼りなどのお仕事をしてくださっています。愛をこめたハンドメイドチョコレートはヨーロッパでは多くの国々でも販売されている人気のローチョコバーです。
☆lovechock社の訪問写真をご紹介
お仕事をされている方々がイキイキとしていらっしゃいます!
社名に込めた想い
社名は想いを飾らず真っすぐに
「株式会社風と光」という会社名にある「風」は雨を運び、その命を育て、大地をめぐります。「光」は大地にふりそそぎ、すべての命を目覚めさせます。どちらも、人間が決めた国境や階級や人種の隔たりを超え、毎日、私たちに恵みをもたらしつづける存在です。会社の姿が「そうありたい…」という想いから、その想いを飾らず真っすぐ社名に込めました。
「風と光」には、いつも会社の心に寄り添う、まるで会社の分身のような「ふうちゃん」「こうちゃん」がいます。ふうちゃんは、青色。こうちゃんは、黄色。「風の青」「光の黄色」という、自然界のカラーを身にまとい、自由自在に、自然界とたわむれ、遊んでいます。葉っぱの上で、ふわりふわり。枝にぶらさがって、の~びのび。ふたりが仲良く手をつなげば、青色と黄色が重なり合い、ふたりの世界は、緑色の環境カラーとなり、自然界に溶け込むのです。
「風と光」は、ふうちゃんとこうちゃんのそんな様子に、自然環境への想いもぎゅっと込めました。
ふうちゃんとこうちゃんは、地球のどこにでも存在しますが、目には見えません。しかし、この地球のどこもがキラキラするほど自然豊かで、誰もが笑顔になれる場所になることを、二人は願っています。
これからは、自分の都合だけではなく、地球の環境にも、同じような意識を持って取り組んでいく、そして、そのような想いを持つことがスタンダードになる時代です。「風と光」は、その想いを、「社名」と「ふうちゃんとこうちゃん」に込め、自然界と共存する企業として歩んでいきたいと思っています。
「食の本質化」を目指して
従来の「自然食品」「「健康食品」は、ビタミン、ミネラル、微量栄養素などの身体に有効な成分は多く、合成食品添加物・重金属・方の糖分・塩分など控えたい成分を少なくすることで特徴を出していました。これは「差別化食品」といえると思います。しかし、わたしたちは、食品の差別化だけでなく、「食の本質化」に向かって進みたいと考えています。
食品原料を生産する農家・加工製造者・販売者・食べる人たち、食品に関わるすべての人々が健康で幸せであることが、「食の本質化」であると思います。そして、もう一つ大切なことは、食べ物を作って食べるまでのすべての場面において、環境に悪影響を与えないこと。ここまでを視野に入れ、「食の本質化」を目指して活動していきたいと考えています。さらに食に携わる仕事をするものとして、「日本の食糧自給率を節度を持って高めたい」、「危険な食品が出回る市場に、作り手が見える安全な食品を供給したい」、「特徴ある農業によって島おこしをして、離島を元気にしたい」と考えています。
このような夢を実現させるために、生産者と消費者を結ぶことで皆様とかかわり、その地球環境の健全化に少しでもお役に立てればという想いで、私たちは創業いたしました。そして、社員の幸せあってこそ企業として社会に貢献できると考えております。
代表取締役
辻 明彦