海藻をもっと手軽に食卓へ。湯戻し不要「カネリョウの国産海藻」
毎日の味噌汁やスープ、納豆、うどん、サラダにもそのままパラっと入れるだけ。面倒な湯戻しは不要で毎日の健康を。
磯の香りをそのままに
「ネバネバ」「シャキシャキ」「ふわふわ」
を味わえます。
島原湾に面する熊本県宇土市「カネリョウ海藻」
海と大地からの贈りものである海藻に向き合う
「海藻のパイオニア」
自然からの贈りものをとどけてくれる、
漁業や農業に携わる人たちに感謝と
『おかげさま』の気持ちを持って続けています。
カネリョウの製造
人の技術と想いのあわせワザ
海から水揚げされた海藻は、海の恵みを育みキラキラと輝いています。しかし天然素材ゆえに、小さな海の生き物や小石、目を凝らしてようやくそれとわかる貝殻などが付着しています。それらを除去する選別作業にはオートメーション化できない根気強いキメ細かな「人」の感性が不可欠。一方で、全国屈指の生産量を誇る製造ラインでは、最先端の生産管理技法と、独自開発の装置・機器が活躍中。「つくりだす」という、カネリョウの想いと技術が詰まったオンリーワンのラインから、今日もおいしい海藻製品をお送りしています。
海藻のパイオニアの名に恥じない、新発想・新技術・新展開
本社社屋に隣接する本社工場は、製造から箱詰めに至るまで、非常に高いレベルで自動化を達成しています。とはいえ、どんなに機械化が進もうと、製造現場の主役はやはり、熟練の技術と意欲を兼ね備えた「人」の力です。
製造ラインで最新の機械・装置の導入が進む一方、今でも200人を超える多数のスタッフが活躍しています。塩蔵品でも乾燥品でも、細かな異物を識別・除去するには、人間の目と指先が持つ繊細な感覚が不可欠。この選別作業を機械に任せるわけにはいきません。常に消費者の立場に立ち、どんな小さな異物も見逃すまいとする強い想いが責任感を保つことができるのです。さらには一人ひとりのスキルを伸ばすための社員教育制度も完備。優秀な社員に毎月金銀銅のメダルを授与する独自の表彰制度など、社員の意欲を引き出す工夫も成果をあげています。生産設備を着実にブラッシュアップできるのも、高レベルな「人材力」あればこそです。機械メーカーとの共同開発によるオリジナル装置(充填機、計量機、包装機など)や自動倉庫など、生産ライン内はもちろん、ラインを取り巻く周辺設備にも先進的な技術を積極的に導入しています。また衛生管理の徹底にも力を注ぎ、商品の生産・製造・流通経路がわかるトレーサビリティも確立しています。人と技術の力を最大限に活かした生産体制。それは他社に真似できない大きな特長であり、財産です。
消費者の視点に徹し、おいしさと安心を追求
カネリョウは、海藻を活用している日本において、どこよりも熱く海藻の可能性に挑んでいます。お客様に安全でおいしい海藻商品をお届けしたいという使命感が品質管理スタッフを動かすエネルギーの源になっています。その根幹を成すのが、原料調達段階の厳格な管理に始まり、製造段階の各種検査業務、さらには衛生管理まで包括するキメ細かな品質管理業務です。
北海道から沖縄まで、原料を仕入れている水産会社や依託工場の衛生調査を製造部門と協力しています。一般的には主に製造後や出荷前の抜き取り検査を行う企業が多いですが、当社はそうした検査はもちろんのこと、原料受け入れ時の検査、製造前段階での理化学検査など、製造工程のおける「入り口」での検査を徹底。より高いレベルでの安全確保を図っています。
カネリョウの加熱殺菌方法
装置の中にステンレスの板を電極にして貼り付け、海藻を入れて電気を通すことによって、海藻が導体となり、自己発熱することで短時間で加熱することが出来ます。通電により火や蒸気と比べ、加熱時間を短縮。生の海藻の食感をそこなわず、殺菌することが可能となります。
THC(髙木式加熱冷却装置)と従来のスチーム機の違い
カネリョウのTHC(髙木式加熱冷却装置) | 従来のスチーム機 | |
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製法 | めかぶに直接通電させ電気抵抗によりめかぶそのものを発熱させ加熱殺菌します。 | めかぶに水分を含ませ、メカブと水で蒸気をもって間接加熱して加熱殺菌します。 |
殺菌 | 直接通電のため固体全体に電気が流れ、自己発熱による均一な加熱となります。温度制御が電気を直接コントロールするため応答速度が速く安定した温度で連続殺菌ができます。 | 間接加熱のため固体温度にムラが発生し、均一加熱は不可能でした。 |
品質 | 固体全体に通電、自己発熱するため、均一かつ急速加熱が可能となり、固体にかかる負担がすくなくなります。 固体そのものの色・風味・食感等の品質劣化を限りなく抑えた製造が可能となりました。 |
蒸気による間接加熱のため、水→固体外部→固体中心の順で温度が上昇することにより、固体にダメージが大きかった。 加熱の際に水を使用するため、水分量の調節が難しく、加熱後の水切りでは固体の成分(旨み・ヌメリ)が流出してしまう問題がありました。 |
環境・その他 | 原料前処理のための安定的な加熱を行うためのノウハウは必要です。 化石燃料等の使用がなく地球にやさしい燃料(電気)を使用します。 |
温度制御は容易にできるが作業内の温度上昇に伴う衛生面の確保と騒音に神経を使いました。 |
知ってる?海藻のマメ知識
海藻と海草の違い
海藻は「藻」ですから、シダやコケ、キノコなどと同じように胞子から海藻に成長するものと、種子植物のように、雌と雄の受精によって増えるものがあります。
一方、海草は「草」ですから、陸上の植物と同じように、種から海草に成長します。
海草の先祖は、一度は陸で生息をしていた植物が、何かの理由で海に戻ってきた植物なのだそうです。
藻類である海藻は、根・茎・葉の区別がありません。
確かに、根のようなものもありますが、あれは、海中で流されないように体を固定する役目のもので、種子植物のように養分を吸う能力はありません。
海草は、種子植物の仲間ですので、根・茎・葉の区別があり、花を咲かせる種類もあります。
海草の中には、一部人間が食べられる種類もあるようですが、基本的には食用になる海草はありません。ジュゴンの主食が海草ですが、ジュゴンが食べているから人間も食べることができるかというとそうではありません。
同じ海藻でも色が違うのはなぜ?
同じ海藻なのに、なぜいろいろな色の海藻が生息しているのか?これは海藻の性質と海の深さと太陽の光に関係があります。
太陽の光というとプリズムを使った理科の実験でご存じの方も多いと思いますが、6色の光に分かれています(7色という説もあります)。紫、青、緑、黄、橙、赤の6色です。(本来はもっと分けられるのですがわかりやすく6色とします。)
この太陽光が海の中を進むと…まず、海の上層で、赤色と橙色、紫色が吸収され、青色は海水に吸収されず、バラバラに散っていきます。(ちなみに、海が青いのは、青色だけが海水に吸収されずに、海の上層でバラバラに散乱されるからです)
さらに水深が深くなると黄色が吸収されてしまいます。そして最後に緑色が残ります。
つまり、海の下層まで届く光は『緑色』だけなのです。
海藻は光合成をすると言いましたが、海藻は海の深い所まで生息しています。
そのため、海の深いところで生きていくためには、最後に残った緑色の光を吸収しなくてはならないのです。少しでも多く光を吸収しなければならないことを考えると、なぜ海藻が、黒、茶、赤、緑、などに分かれているのか答えが出てきますね。つまり、海藻の色の違いは、それぞれの水深に届く光をもっとも多く吸収できる色に進化した結果なのです。
海面に近いところで生きている海藻は、光のほぼ全部の色を吸収するため黒色が多くなります。水深が浅いところでは、赤色と青色の光を吸収しやすくするために、緑色や黒色に近い色になり、水深が深いところの海草は緑色の光を吸収しやすくするために赤色の海藻が多くなるわけです。
食べないなんてもったいない 海藻パワー
普段から私たちが食べている、昆布、ワカメ、ヒジキ、メカブ。この海藻たちの中には、私たちの体に良い成分がたくさん含まれています。その中でも特に取り上げたい成分はこの3つ、
- フコイダン
- フコイダンと言えば、昆布のネバネバ成分…と、すぐイメージできる方も多いことでしょう。それだけ有名な成分です。昆布のネバネバはもちろんですが、メカブやモズクのネバネバの中にもフコイダンは多く含まれています。
- フコキサンチン
- フコキサンチンは橙黄色(とうこうしょく)の色素です。フコキサンチンは体の中にある余分な脂肪を熱に変えて脂肪の燃焼を助ける働きがあります。
- アルギン酸
- アルギン酸の場合は、フコキサンチンのように脂肪の燃焼を助けるのではなく、体に入った脂肪を体に吸収されにくくしてくれます。
昆布やメカブなどのネバネバは、健康にうれしい効果があり、
さらにダイエットや美容にもうれしい効果がたくさん
詰まっているというなんとも欲張りで、
頼りになるスーパーフードですね。
カネリョウの製品
乾燥 有明海産 黒磯のり
日本有数の海苔養殖場のひとつ「熊本県玉名市の滑石海岸に昔から自生する黒磯海苔を養殖。11月から12月のわずか1ヶ月しか採ることのできない希少な海苔です。旨みと甘み、磯の風味はまさに至福。
ご飯やサラダにかけたり、お味噌汁やお吸い物にもよく合います。
乾燥 国産 青さのり
独特の磯の香りが特徴の青さのり。色鮮やかでやわらかな食感です。
味噌汁やうどんなどの汁物にいれたり、さっと戻して天ぷらや酢の物、卵焼きなどにも色鮮やかに仕上がります。
乾燥 沖縄県産 板もずく
沖縄県産もずくを乾燥して板状(タタミイワシ状)にしたものです。歯ごたえがシャキシャキしており、特有のぬめりと食感が人気の商品です。水に戻して通常のもずくと同様に使用できます。また、粉砕してお味噌汁やお吸い物、雑炊にも。
乾燥 国産 海藻七草
7種類の海藻をほどよい大きさに粉砕してミックスしてあります。汁物などにスプーン1杯分入れるだけで磯の香りが広がります。彩りも良く、手軽に使える乾燥海藻ミックスです。