大切な樹木を次の世代へ残したい「樹木の味方」
切口の保護や各種処置に、さまざまな用途に幅広く対応しています。
お庭の樹木は家族の大切な財産。
お手入れ次第で見事によみがえります。
ワサビ辛味精油成分が樹木を守る!
天然記念物などの樹木保護にも使われている
プロ仕様の資材「樹木の味方」
「樹木の味方」は農薬ではありません。
人体に安全で、環境にやさしい資材です。
安心してお使いいただけ、樹木に悪影響を与えません。
剪定痕・切口・被害部等のうえから塗布するだけの、
年に2~3回の手入れで済みます。
一年中周囲を気にせず使えるので、公共施設にも最適です!
樹木は、傷などを受けたときに、
切口の細胞の分裂能力によって、組織が肥大化していきます。
これが癒合組織です。
この細胞形成によって傷口がふさがると
樹木内部への腐朽菌侵入などが防止できます。
癒合を早めるためには、細胞の切断面を円滑にし、
すぐに塗布し外界から保護する事が必要になります。
「樹木の味方」を塗布する事により、
塗布膜が人工樹皮の役目をはたします。
美しい地球を次の世代へ引き継ぎたい
ある農家との出会いによって・・・
農薬不使用リンゴ農家との出会い
サン・アクトは、青森で農薬不使用リンゴ栽培の実現に格闘している農家、『木村秋則』さんに出会いました。 彼の夢の実現に協力するため、数年をかけてワサビの抗菌作用を利用した技術を開発しました。 彼との出会いから、数年後、私達は、その技術で日本唯一の事業を立ち上げることになりました。
無農薬りんご栽培農家・木村秋則さん
1949年 青森県中津軽郡岩木町(いわきまち)生まれ。弘前実業高校卒。
農薬と肥料を一切使用しない自然栽培農法で、りんごと米を栽培。
20代前半より農業を始め、当初は農協の指導に沿った通常のりんごを栽培していたが、農薬により家族に被害が出始め、家族のために徐々に農薬を減らし堆肥を使用する減農薬・有機栽培を始める。
その後、完全農薬不使用・無肥料での栽培を始めるが、10年近い無収穫時代を経験、その間、農作業を行いながら様々な仕事に従事し生計を立てる。近年になり、通常栽培の80%の収量達成を確立、現在に至る。
現在、自然栽培農法によるりんごと米を栽培し、りんご・りんごジュース・米(白米・七分・玄米)を販売。
また、彼の農法に賛同する生産者が全国で増加し続けており、その指導にも力を入れる。
農薬不使用リンゴであること
現在、日本では有機栽培による農産物のマーケットが活気を見せています。従来は、公的な規格がなかったのですが、最近になって、有機農産物の認証機構や認証規格が決まり、今まで、有機栽培農産物とされていた農産物のほとんどが、淘汰される時代になってきました。
このような中、農薬だけでなく、有機・無機を問わず一切の肥料を使用せず、自然の力のみを利用した自然栽培農法を20年余にわたり、実践されている木村さんの生産物は、現在、出まわっている有機農産物の突き詰めた形と言えるのではないでしょうか。
世間で言う認証規格に合致した農産物という枠を超えた、まったく別の「幻の食」の提供者だと言えるかもしれません。
自然栽培農法と従来農法の違い
通常、十数回行う農薬散布をまったく行わない栽培方法をとり、病害虫に対しては、防除として酢(80倍~500倍に希釈)を散布するのみです。りんごはワックスの上がりが少ないため通常のりんごより日持ちし、(肥料を与えないため、ワックスの原因となる過剰な窒素分が少ない)りんごジュースは一切の添加物・保存料を使用しません。
有機肥料も使用しない理由
木村さんは、農薬だけでなく肥料も使用しません。世間で言われる有機栽培は、堆肥を使用することが多いです。しかし、堆肥のもととなる家畜の飼料にはビタミンなどが入っており、結局は堆肥にも化学物質が混入していることになります。 だから、木村さんにとって有機栽培とは、実は無機栽培に近いものになるとの考えから、一切の肥料を使わないのです!
悪戦苦闘の日々 -夢の実現に向けて-
農薬不使用リンゴ栽培の決意
当初、木村さんは農薬を使い、通常の栽培方法でリンゴを作っていました。しかし、農薬の影響なのか妻の体調が急変してしまいました。もともとリンゴは、通常、十数回の農薬散布が必要なほど病害虫に弱いです。その困難さを知っている家族に相談すると、「できないかもしれないがやってみろ」という答えに、前人未到の農薬不使用・無肥料のリンゴ栽培を彼は決意したのです。
きびしい道のり
農薬という環境に慣れたリンゴ園では、苦難の連続でした。害虫を木村さんと木村さんの妻と二人で手づかみするが、取っても取っても害虫は減らず、夜に畑へ行くと、カサカサと葉を食べる音が聞こえてくるほど、どうしようもない状況でした。
何年経ってもリンゴは実らない。農薬漬けの生態系に慣れたリンゴを変えるには、どうすれば良いか。様々な試みを行うが、変化がない。そのため、夜には町でパチンコ店員やキャバレーの呼び込みといったアルバイトをしながら、昼は農作業という毎日が続いたのです。
初めての実
農薬不使用栽培を続けた6年目の春に、小さな実が2つだけ収穫できました。たった2つだけでしたが妻と二人で抱き合いながら、涙を流したそうです。
「ありがとう、無理な環境に良く耐えてくれた。本当にありがとう」。その日からも、苦難は続きましたが、周辺の理解もやっと深まり、数年間の苦労も名実共にやっと実ったのです!
出会い
フラン病との闘い
翌年からは、徐々に収穫ができるようになりました。しかし、どうしても乗り切れない問題があったのです。それは「フラン病」でした。
この病気は、リンゴを剪定した切口や傷口から病原菌が侵入し、幹や枝が腐ってしまい、最後には枯れてしまうもので、リンゴ農家の最大の敵です。特に木村さんの場合、農薬不使用であるため、フラン病が蔓延し、農薬不使用りんご栽培の最大の悩みで死活問題でもあったのです。
サン・アクト社との出会い
その頃ワサビの有効性に着目しつつあったサン・アクト社は、偶然にもフラン病と悪戦苦闘する木村さんのリンゴ農園を訪ねることになりました。 リンゴ畑では、リンゴの幹に土が塗られていたり、布が巻かれていたりしたため、その理由を聞くと、 「これが、泥まきというもので、土を塗って、はがれないように布を巻いてフラン病対策をしているんです。農薬を使えないからこれしかできないんです。」という木村さんの答え。
木村さんの悲鳴にも似た叫びを聞いたサン・アクト社は、農薬ではなく、ワサビの抗菌作用を利用した手法を提案しました。最初は半信半疑であった木村さんも次第に納得し、自らの畑で試験を開始したのです。
試験の成功
数ヵ月後、木村さんは驚くべき光景に出会いました。
ワサビによってフラン病の腐朽被害が止まっていたのです!これをきっかけに、木村さんの農薬不使用栽培は一つの壁を乗り越えることができたのです!
試験の成功と共に、木村さんのリンゴ畑は、農薬がなくても元気に育つという、リンゴ本来の生態系に戻ったのです。
農薬不使用栽培の決意から数年後、現在は毎年、通常栽培の8割程度の収穫を実現しています。しかし、さらに理想を追い求め、彼の格闘はまだ続いているのです!
さまざまな用途に「樹木の味方」
「樹木の味方」の特長
切口・傷口は病害虫の侵入口に
外界からの様々な病害虫は、剪定や風害で生じた傷口から進入し病害や腐朽の原因となります。一度侵入すると樹勢が衰え、腐朽が始まり最終的に樹木が枯死する場合もあります。切口や傷口は放置せず、すぐに「樹木の味方」を使用して下さい。腐朽部分を完全に削り取り、すぐに塗布することで腐朽拡大を防止します。
農園から公園まで
庭木・街路樹・果樹の剪定痕や切口・腐敗部等に「樹木の味方」を塗るとその塗布膜が人工樹皮の役目を果たします。また雨水の侵入を防止するため、内部からの腐敗やキノコなどの発生は起こりにくくなります。農園から庭・公園の樹木全般に応用できる樹木保護資材としておすすめします。
ワサビの成分が樹木を保護
「樹木の味方」はワサビ辛味精油成分を配合しています。その精油成分が病害虫や外敵から樹木を保護します。
安全で長持ち
「樹木の味方」は人体に安全で、環境にやさしい資材です。安心してお使いいただけ、樹木に悪影響を与えません。剪定痕・切口・被害部等のうえから塗布するだけの、 年に2~3回の手入れで済みます。
こんな時にお使いください
剪定後の切口保護 (切り口処理例:サクラ)
切れ味の良い刃物で剪定し、切断面が雑な場合、ナイフなどで切口をきれいに仕上げて下さい。雑な切口は癒合を遅らせます。 さらに、すぐに塗付することで切口の細胞は健全なまま保護されていきます。
1.剪定
2.切り口をととのえる
3.「樹木の味方」を塗布する
幹や枝の腐朽や空洞の処置後の保護
最初に、幹や枝の腐朽部分を完全に削り取って下さい。空洞内部に腐朽がある場合も同様です。削り取る範囲は、健全な部分まである程度拡大し、切断面をきれいに仕上げることで新しい樹皮が成長しやすくなります。処置後は、すぐに塗付することが大切です。
大規模な腐朽の削り取りや処置は、樹勢や樹形等を事前に考慮する必要があります。
空洞部分への処置は雨水が溜まらないようにするなど各種処置を施す必要があります。
1.腐朽部分
2.切断面の仕上げ
3.「樹木の味方」を塗布する
こんなところがあれば要注意!
大切な樹木に下の写真のようなところがないかご確認下さい。もし見つかったら、切口を切り直して、すぐに塗付して下さい。
小さな枝から主幹まで、どんな切口でも放置せず、すぐに保護し、腐朽菌の侵入を防いでいく。貴重な財産を失わない最初の一歩です。
処置上の注意
幹や枝の腐朽部分や空洞内部に腐朽がある場合、健全な部分まである程度拡大し、削り取ってください。また、切断面をきれいに仕上げる事で新しい樹皮が成長しやすくなります。
大規模な腐朽の削り取りや処置は、樹勢や樹形などを事前に考慮する必要があります。
空洞部分への処置は雨水が溜まらないようにするなどの各種処置を施す必要があります。
樹木を保護するステップ
幹や枝の腐朽部分や空洞内部に腐朽がある場合、健全な部分まである程度拡大し、削り取ってください。また、切断面をきれいに仕上げる事で新しい樹皮が成長しやすくなります。
大規模な腐朽の削り取りや処置は、樹勢や樹形などを事前に考慮する必要があります。
空洞部分への処置は雨水が溜まらないようにするなどの各種処置を施す必要があります。
- Step 1: 塗付膜が外界からしっかりガード
- 病原菌からしっかり保護するだけでなく、癒合組織成長に合わせ伸張していく独自の保護膜を形成していきます。
- Step 2: 安全なワサビ抽出液が働く
- 食品添加物でもあるワサビ辛味精油成分が防菌・抗菌作用していくので、健全な細胞のまま癒合組織成長を助けます。
- Step 3: 安全な成分が植物細胞に直接働く
- 「樹木の味方」は農薬ではありません。特許技術による安全な成分が細胞に直接働きかける、樹木にも環境にも優しい資材です。
- Step 4: 一度の塗布で終了
「樹木の味方」はこんな所でも使われています
- 青森弘前公園、大宰府天満宮、京都円山公園、京都府立植物園、清水寺、延暦寺、天竜寺、知恩院、高台寺、青蓮院、石山寺、平野神社、など
- 「樹木の味方」は財団法人 日本さくらの会推奨商品です。
- “さくらてんぐ巣病”の処置にもお使いいただけます。
「樹木の味方」を使った処置事例
癒合組織(カルス)形成(リンゴの樹木)
樹木保護の大きな役割を果たす癒合組織について、「樹木の味方」を塗付したリンゴ樹での事例です。
塗付40日後で早くも癒合組織の成長が見られます
その2週間後には約2倍の大きさに成長
70日後では、周囲すべてに順調に成長しています
180日後では癒合組織が膨れ上がっています
癒合組織(カルス:callus)は、植物体に傷が与えられた際に、切口の細胞が本来、保有している分裂能力を取り戻し、切口を塞ぎ肥大化していく組織をいいます。 腐朽部分を削り取った場合や剪定後など、樹木に何らかの傷が生じた場合、組織の成長を促進させる、あるいは手助けしていくことが、樹木にとって最も重要なこととなります。
癒合組織形成が促進されやすい削り取りや剪定の方法があります。このように樹木に最適な手法で処置を行い、「樹木の味方」をすぐに塗付することが樹木保護作業において大きな位置を占めています。
組織成長例(サクラ)
シダレザクラの枝を剪定した箇所へ「樹木の味方」を塗布後の経過です。
塗付1年後
塗付3年後
腐朽処置(ウメの樹木)
腐朽拡大防止と樹形の維持を考慮した腐朽処置の一例として、腐朽しやすく、被害が樹勢に大きな影響を与えるウメの腐朽処置例です。
一見すると樹皮が幹全体を覆っており、健全に見えたが、切口からの腐朽が多く見られ、腐朽がかなり進行していると判断し、処置を実施しました
幹切口の腐朽・枯死
腐朽部分削り取り
腐朽進行の状態
腐朽は幹全体に拡大、根元部分まで進行しており、幹の左半分は枯死していた。樹形の維持を考慮し、幹左側を残す。幹右側への腐朽拡大・雨水溜まり防止を意識した腐朽部分削り取りを行います。
腐朽の進行・拡大
根元部分の腐朽状況
雨水の溜まり防止を考慮
腐朽部分削り取りは幹左側すべてに及びました。幹右側へのこれ以上の腐朽を防止するため、削り取り後、すぐに「樹木の味方」を塗付し保護します。
削り取り後全景
保護資材塗付
作業終了後
※ ウメは腐朽が生じやすいと同時に腐朽進行が早く、日頃から剪定後は切口を必ず保護し、腐朽菌等の侵入を防止することが必要です。
※ 万一、腐朽が発見された場合、被害の拡大を防止するため、腐朽部分削り取りを行い、同時に保護資材を塗布し腐朽拡大を防ぎます。
※ 腐朽部分の削り取りは、ウメの樹形は重要な要素となるため、将来の樹形を考慮した削り取りや枯死部分切除など、多くのノウハウが必要となります。
空洞処置
空洞処置の流れ
- 被害部分の削り取り・空洞表面の仕上げ(雨水溜防止処置等)
- 防菌資材散布
- 保護資材塗付
- 穴埋資材による穴埋
- 保護資材再塗付
かなり大きい被害部(口径30×25cm)で、空洞内部では上へ20cm、下へ10cm程度の空洞が進行しています。
空洞処置では、まず被害部分を丁寧に削り取ります。
被害箇所
削り取り
削り取り終了
切口の処削り取り後、表面に防菌資材を散布します。ある程度、資材が乾燥した後に、「樹木の味方」を塗付し保護します。
防菌資材散布
保護資材塗付
塗付終了
保護資材が乾燥後に穴埋資材を使用し、雨水が溜まらないように必要な部分の穴埋めを行います。最後に、再度、「樹木の味方」を塗付し終了します。
穴埋資材による穴埋め
穴埋終了
塗付終了
※ 穴埋資材は、独自の開発によるもので、天然鉱物を主原料としており、環境に悪影響を与えません。
※ この穴埋資材は、水分を含むと膨張する特性を持っており、穴埋箇所への雨水の侵入を防ぐことができます。
※ 上記例のような処置手法だけでなく、雨水溜防止処置など、さらなる空洞化・腐朽拡大等を防止するために、様々な処置を状況に応じて実施します。
根部分処置
シダレザクラの根頭ガンシュ病処置例です。
作業前では、地表に被害箇所が露出していた。このことからも被害がかなり進行していると判断されます。
作業前の地表面
地表面に露出している被害部
被害部切除
被害部分は切除します。切除後の切口断面にはすべて「樹木の味方」を塗付し保護します。
被害箇所
被害箇所切断
切断面拡大
被害箇所はかなり多かったです。処置後は、土壌改良を行い、最後に埋め戻しておきます。
被害全景
切除した被害部分
作業終了後
※ 根被害部分切除には消毒済みの用具を使用し、被害の他への拡大を防止します。
※ 被害部分切断面や削り取り箇所には抗菌資材を使った後に保護資材を塗布するなど万全の処置を施します。
※ このような根部分被害処置と土壌改良を同時に実施することで、樹勢回復が一層促進されます。
切口保護について
安全を確保した後、枝の切口及びその周辺をていねいに仕上げ、切除してください
- 安全の確保
- 高所作業など危険を伴う場合が多いので安全性の確保には十分に留意してください。
- 切れ味の良い道具・常に消毒
- 切れ味の良い鋸・剪定鋏・ナイフ等を用意する。使用後は病原菌が付着している場合があるので健全部分の剪定等に使用する場合は、その都度消毒してください。
- 切断面は平滑に
- 剪定や病枝処置による切口はできるだけ切断面が平滑になるよう丁寧に切除。
切口の切断面を平滑でていねいに仕上げる
樹木の自然治癒力により、切除後は切口を覆うように切口周囲から新しい細胞が成長していきます(カルスの成長)。これは人間がけがをした場合、自然に傷口がふさがっていくことと同じです。この際、樹木の切口切断面が粗雑な状態であると、細胞の成長が遅れます。これも人間がけがした際の傷口が複雑であればあるほど傷がふさがりにくいことと同様です。 よって、切れ味の良い道具を使用し、できるだけ切口の切断面が平滑に仕上げることが樹木の再生、保護に必要となります。
よくかき混ぜ、清潔な刷毛で処理箇所とその周辺5cm程度に塗布してください
- よくかき混ぜる
- 塗布前には必ずよくかき混ぜて下さい。表面に何か浮いている場合があってもそれをかき混ぜていただくことにより品質には何ら関係ありません。
- 清潔な刷毛
- 他の用途で使用した刷毛でなく、水洗いした清潔な刷毛を使用してください。
- すぐに塗布
- 剪定や病枝処置後は、切口をそのまま放置せず、できるだけ早く塗布してください。
- 大きく塗布
- 切口切断面だけでなくその周辺5~10cm程度に大きく塗布してください。
- 密閉し安全な場所に保管
- 使用後、すぐにフタをしてしっかりと密閉し小児の手の届かないところへ保管してください。
- 病枝は必ず焼却
- 多くの病気は菌によって発生するため、病枝を放置しておくと感染源となり、菌が飛散し、他の樹木への二次感染の恐れがあります。切除した病枝は細かくし必ず焼却してください。
すぐに塗布し、切断面だけでなく周囲も大きく塗布する
上で述べたように、樹木の自然治癒力が、切口を覆うように新しい細胞を成長させます。この際、切口切断面を長時間放置したままだと、切断面の細胞が死んでしまい、カルスの成長が遅れます。よって、切断後はできるだけ早く切口に塗布することが必要となります(5分以内)。また、空中には様々な病原菌が浮遊しており、早急な保護が大切です。そのためにも、作業を剪定・処置と塗布の2つのパートに分け、剪定後に別の人間がすぐに塗布していくような作業体系を準備しておく必要があります。
また、新しい細胞は切断面の周囲から発生していきます(樹皮周囲部から)。また、太陽光等によるひび割れも切断面の周囲から発生することが多く、切断面だけを塗布するのでなく、周囲も含め大きく塗布することが必要となります。
- 「樹木の味方」についてのご質問・お問い合わせについて
-
「樹木の味方」のより詳しいご使用方法や樹木の症状等、専門的もしくは具体的なご相談・お問い合わせ等につきましては、メーカーが対応させていただいておりますので、メールまたはお電話にて、下記までお問い合わせ下さいますようようお願いいたします。
サンアクト株式会社 TEL:075-595-5501