比叡山延暦寺御用達・農林水産大臣賞受賞。ゆば八の「比叡ゆば」
身体も心も喜ぶ、優しい癒しと滋味あふれる比叡ゆばで美味しく、美しく、健康に。
ゆばの命は良い大豆と水、職人の真心と技。
この4つがそろって初めて、食べる方を感動させる湯葉ができあがります。
比叡山は日本で最初に湯葉が伝えられたとされる地。
比叡ゆばの職人たちは、その伝統を継承し守り続けるべく、日々精進しています。
日本が世界に誇る食材「湯葉」。
その滋味あふれるおいしさを最大限に引き出した「比叡ゆば」を、どうぞご賞味ください。
身体と心をキレイにする食べ物「ゆば」
大豆は昔から五穀(大豆・米・麦・粟・稗)として、日本人に欠かせない食材でした。節分の豆に健康と長寿を願うことからも、昔から日本人にとって大豆がいかに大切な食物だったかがうかがえます。
大豆は、体によい栄養成分が驚くほど含まれている栄養食品として、世界中から注目されています。
大豆の欠点を補うために
大豆の唯一の欠点は、そのままでは消化されにくいことです。それを補うために、日本人は昔からすばらしい知恵でいろいろな加工品を生み出してきました。豆腐、納豆、高野豆腐、テンペなど…日本人の食生活に強く結びついているものばかりですね。
湯葉は大豆製品の王様
美味しく食べて、身体も心もキレイにする自然食品「湯葉」。湯葉は、大豆の栄養成分をギュギュっと凝縮した食品です。数ある大豆製品の中でも、大豆たんぱくの量も消化吸収率も群を抜いています。
ゆば 430g程度 |
豆腐 3~4kg程度 |
ゆばは、豆腐の約10分の1しか作れないのです。つまりそれだけ栄養成分が凝縮されているということですね。ゆばには今注目の大豆たんぱく質、大豆イソフラボン、大豆レシチン、大豆サポニンが豊富に含まれていて、それぞれが相乗効果となり身体に嬉しい効用を与えてくれます。
比叡ゆば誕生物語
「比叡ゆば物語」は、ゆば八さんのお店にも掲示されています。
比叡山から日本全国へ
比叡ゆばの名前は、日本で最初のゆばが比叡山に伝わったことに由来します。約1200年前に、比叡山開祖伝教大師最澄が比叡山延暦寺に、仏教とともに中国からゆばとお茶を伝えたと言われています。その時持ち帰ったといわれるお茶の木は、今も比叡山坂本に残されています。
比叡山延暦寺 根本中堂
※比叡山延暦寺様より、特別に許可をいただいて掲載しています。
坂本の町にはもうひとつ、ゆばを歌った里歌が残されています。
「山の坊さん 何喰て暮らす ゆばのつけ焼き 定心房」
山の坊さんとは、比叡山にこもって修行をしている僧侶たちのこと。定心房は、大根のお漬物のことです。
ゆばのつけ焼きは、比叡山で千日回峰行という厳しい修行に励む僧侶たちの貴重な滋養食・タンパク源として重宝されてきました。お漬物もまた、比叡山で初めて発明されたと言われています。
ゆばにお茶にお漬物…日本の食文化に欠かせない食品が日本仏教の母山、比叡山から日本全国に仏教とともに広まりました。
豊かな食卓を心で味わう
今でも、ゆばのつけ焼きと定心房は比叡山の精進料理では欠かすことのできない品になっています。
ゆばのつけ焼きとは、ゆばに醤油をつけて焼き、山椒をふるだけの素朴な料理で、その色や味、歯ごたえは肉に似ています。僧侶が食べられない食材に模してゆばをいただくのは、質素なだけではない、豊かな食卓を心で味わうという先人の智慧が働いています。
「ゆば」の語源
湯葉はその昔、「うば」と呼ばれていました。豆乳を加熱すると薄い膜が表面に生じます。その膜を引き上げたものがゆばです。表面に生じた皮膜のシワの様子からうば(姥・姆)と呼ばれ、それがなまってゆばとなったと言われています。(『本朝食鑑】』 1965年 人見必大著)
※他にも諸説あり
比叡ゆばの美味しさのヒミツ
お客様に最高のゆばを食べていただきたいから
おいしいゆばは何からできるかご存知ですか?
答えは、
です。
これら4つがそろって初めて、食べる方を感動させる美味しいゆばが生まれます。
大豆はゆばの命。たくさんの種類の大豆の中で、生ゆば、乾燥ゆば、それぞれに適した大豆を厳選して使用しています。そのため、生ゆばがおいしいのはもちろん、比叡ゆばの乾燥ゆばは、戻りがよく風味がよいことが自慢。全く水で戻す必要がなく、乾燥したまま熱い汁ものに入れてお使いいただけます。
ゆばは究極のスローフード
比叡ゆばは、時間をゆっくりかけて丁寧に作る昔ながらの手作りのゆば。前日に水に浸した大豆をすりつぶし、豆乳を作って温めてゆばを揚げるまで一日がかりの作業。1枚のゆばをつくるのに、10分程度かかります。ゆばの蒸気で、ゆば工場は夏場は40℃を超えることもあるそうです。逆に冬は足元から底冷えする寒さ。それでも職人たちはお客様の喜んでくださる顔を思い浮かべながら、心をこめて黙々とゆばを作り続けています。
毎日が湯葉との一期一会
ゆば作りの職人はみな、口をそろえて「ゆばは生き物」と言います。その日の天候や温度、湿度など様々な条件によって毎日ゆばの表情は変化します。だからこそ、職人の熟練の勘が何より大切。20年以上のベテランの職人でも、心が乱れているとゆばが途中で破れてしまうことも。職人たちは日々、ゆばと自分自身の心と向かい合って精進し続けています。
大和撫子のような食材
ゆばと言うと、高級で、和食を食べに行くとお吸い物に少し入っているもの、という印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。しかし、ゆばを知れば知るほど、和食でもフレンチでもイタリアンでも中華でも何とでも合う優しい滋味に引き込まれます。繊細でシンプルだからこそ、どんな相手でも、その相手の魅力を立てることができる。ゆばは、「大和撫子」のような食材です。
比叡ゆばを初めて食べた海外のお客様は、みなさまその美味しさに驚かれます。特に生湯葉を食べる習慣は、ゆばの発祥地である中国にもなく、日本独自の食文化のようです。
日本が世界に誇る食文化「ゆば」。あなたのご家庭のお食事にも取り入れてみませんか。
商品ラインナップとゆばソムリエおすすめレシピ集
比叡ゆば本舗ゆば八さんには、ゆばのことを知り尽くしている「ゆばソムリエ」なる方がおられます。
ゆばソムリエ 八木典子さん
「ゆば屋に生まれて、長年ゆばを食べ続けているけれども、その優しい味は決して食べ飽きることはないんです。逆に知れば知るほど、その奥深い魅力にはまっています。」
八木さんはそうおっしゃいます。
「湯葉は好きだけど、食べ方がよくわからないから、家ではなかなか食べる機会がない」というお客様に、本物のゆばの美味しさをお伝えしたい。そして手軽にご家庭で楽しめるような美味しい食べ方をお伝えしたい。そんな想いで、八木さんは世界初のゆばソムリエになることを決意されました。ここでは、商品ラインナップとともに、八木さんのおすすめレシピをいくつかご紹介します。
比叡ゆばの生ゆばセット(直送・クール便でお届けします)
フレッシュパックで、出来たての美味しさを、産地からそのままお届けします。本さしみゆば&比叡とろゆばのセットと、本さしみゆば&比叡とろゆばに生麩も入ったセットをご用意しました。
本さしみゆば
豆乳をたっぷり含んだ生ゆばをミルフィーユのように何層にも重ねて、食感のよいお刺身用に仕上げました。豆乳をたっぷり含んでいるので、歯ごたえがあるのにクリーミー!食べやすいサイズにカットされていますので、切る手間不要。まな板や包丁を汚すことなくそのまま盛り付けてお召し上がりいただけます。
賞味期限は製造日から2ヶ月と日持ちするので、冷蔵庫で長期保存が可能。冷蔵庫に常備しておくと、いつでも食べたい時に、まるで作り立てのような豆乳滴る生ゆばのお刺身が楽しめます。
まずはそのままいただく!
そのまま器に盛り付けて、わさび醤油やダシ醤油で。お好みでイクラや薬味を添えても美味。
生ゆば軍艦巻
お好みでイクラやウニをのせるとパーティ料理にも♪
生ゆばのステーキ
フライパンで軽く焼き目がつくまで焼くと、外はカリカリ、中はとろとろのステーキのできあがり♪
比叡とろゆば
とろっとクリーミーでやわらかい食感が人気の生湯葉。比叡とろゆばは、比叡ゆばの中で最もやわらかい生ゆばです。スプーンで食べるような柔らかさ。
こちらも製造日から2ヶ月と、日持ちするので大変便利です。食べ方は自由自在。何とでもうまく調和して、まろやかに上品に仕上げてくれます。
とろゆば丼
炊き立てのご飯にのせて、わさび醤油で。お好みで卵黄または温泉卵とお醤油をかけて、とろゆば卵かけご飯も美味です♪とろろ感覚で、冷たいうどんやおそばにかけるのもおすすめです。
とろゆばのイタリアン前菜風
アボカド、ゆで海老、とろゆばを器に入れて、エクストラバージンオリーブオイルと美味しいお塩で。
とろゆばメープルシロップ
メープルシロップまたは黒蜜をかけてヘルシーな和風スイーツに。バニラアイスとも相性ばっちり♪
比叡ゆばの生麩(よもぎ麩・あわ麩)
国産羽二重餅用のもち粉を使用した、もっちり感がたまらない最高級の生麩です。こちらも製造日から45日と日持ちします。
生麩の田楽
1cmの厚みにスライスして、油を薄く引いたフライパンでサッと焼く。田楽みそをつければ美味しい田楽に♪
生麩のデザート
生麩は1cm角のサイコロ状に切って、サッとゆでる。きなこ、黒蜜、粒あんをかければ生麩のデザートのできあがり。抹茶のアイスクリームにもよく合います。
乾燥ゆば
乾燥ゆばは水戻しが面倒・・・と思っていませんか?比叡ゆばの乾燥ゆばは、水戻し不要。戻りがいいので、熱い汁ものでしたら乾燥したまま使えてとっても便利です。1分ほど煮るとすぐに柔らかくなります。生ゆばがモチモチした食感なのに対して、乾燥ゆばは戻すとシコシコ、つるつるした食感。下で紹介するレシピ以外にも、お吸い物、鍋物、おかゆなど、これがあればゆば料理のレパートリーが一気に広がること間違いなしです。
湯葉のお味噌汁
毎日のお味噌汁に乾燥ゆばを入れて栄養アップ♪
- 味噌を溶いた後、火を止める直前にお鍋にいれてください。
- 湯葉が白っぽく、柔らかくなればもうできあがり。乾燥わかめの感覚でお使いいただけます。めかぶやあおさのりともよく合います。
★裏技★即席!ゆばのお味噌汁
- お椀に乾燥ゆばと乾燥わかめ、美味しいお味噌と小口ネギを入れます。
- 熱湯を注ぎ、1分ほど蒸らせばできあがり。
- よく混ぜてお召し上がりください。
ゆばの炊き込みご飯
ご飯を炊く時に、乾燥ゆばとお好みの具を一緒に入れるだけ。湯葉としょうが、湯葉とたけのこもよく合います。
ゆばのあんかけ丼
- 濃いめに味付けしただし汁を作ります。(白だしやだし醤油をうすめても。)
- 沸騰したら、たっぷりの湯葉、きのこなどお好みの具を入れて、しんなりしたら三つ葉を入れて卵でとじます。(お徳用乾燥ゆば1袋でたっぷり4~5人前作れます)
- 葛か片栗粉であんかけに。
- ご飯にかけて、おろししょうがを添えればできあがり♪卵を使わなくてもおいしくできますよ。
ゆばと青菜の煮浸し
和え物や煮物に。お弁当やおせちにも。
- 青菜(小松菜、水菜、みぶ菜、チンゲン菜など)を5cmぐらいに切ります。
- 昆布や鰹などでお好みのだし汁を作る。(白だしなどでもおいしくできます)
- (2)で青菜を炊く。
- やわらかくなったら薄口しょうゆ、または醤油と塩、みりんなどで味を調整します。
- 乾燥ゆばを加えてさっと煮含めたらできあがり。少し蒸らすと味がなじみます。
きざみゆば
乾燥ゆばを使いやすい細切りにしました。きざみ海苔のように、水戻し不要でそのまま食べられます。乾いたままだと適度にパリパリ、水気が多いと海苔同様にしんなりします。フライの衣やトッピング、あしらいにどうぞ。
三色ゆば外巻寿司
ラップで酢飯と海老・アボカドなどお好みの具を巻き、ラップを外してきざみゆばをまぶします。酢飯に混ぜ込んだり、ちらし寿司の彩りに使っても綺麗ですね。
麺類のトッピング
そのまま、冷たいまたは温かいうどん・そば、そうめん、パスタ、ラーメンなどのトッピングに。彩り鮮やかで目にもうれしいです。
ゆばシュウマイ
シュウマイのたねにきざみゆばをまぶして蒸します。
ゆばパリパリエビフライ
パン粉の代わりにフライの衣としてもお使いいただけます。
まぜごはん、ちらしずし
比叡の湯葉がゆ
湯葉のお吸物
お湯を注ぐタイプのお吸物には珍しく、本格的な液体だしを使ったお吸物です。ご家庭で料亭のような、味わい豊かなお吸物が楽しめます。
湯葉にかえでの絵柄が入ったものと、かわいらしい「ありがとう」の文字入りの2種類。三色の玉麩が入っていて、とても可憐で上品な雰囲気です。焼印は、職人がひとつひとつ丁寧に手作業で押しています。
かえでの花言葉は「大切な思い出」。「かえで」も「ありがとう」も、ご家庭でお召し上がりいただくのはもちろん、大切な方への感謝の気持ちを込めた贈り物としてもおすすめです。
味はあごだし、鯛だし、椎茸・昆布だしの3種類です。お好きな椀だねで楽しめる「お吸物の素(液体だしのみ)」もあります。
あごだし
焼きあご(飛魚)だしを使用した、まろやかで濃厚な味わいです。
鯛だし
昔からおめでたいとされる鯛を贅沢に使った鯛だし。高級感のある味わいは、お祝いにもぴったりです。
椎茸・昆布だし
京都の定番、椎茸と昆布から丁寧にだしをとりました。上品で優しい京風の味わいです。(植物性原料のみ使用)
食の安全への取り組み
比叡ゆば本舗ゆば八 守山工場の生湯葉の製造において、国際的な食品安全マネジメントシステムである、FSSC22000の認証を取得しました。
安心・安全でおいしい、お客様の喜びを目標として比叡ゆばはつくられています。
比叡ゆばを精進ジェラートに
京都・三条会商店街に位置するプレマルシェ・ジェラテリアでも比叡ゆばを楽しんでいただけます。
プレマルシェ・ジェラテリアについて
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林 美緒
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「湯葉を使ったジェラート!?」
ユニークなお味に、びっくりされる方は確かに多いです。ただ、一口食べると分かります。粉砕した湯葉が舌の上に残る、味わい深い湯葉ジェラート。なんとも、たまらないおいしさです。京都新聞でも紹介されました!
9月8日の京都新聞に、プレマルシェ・ジェラテリアと比叡ゆば本舗ゆば八さんで共同開発した精進生ゆばジェラートについて記事掲載をしてくださいました!