直撃インタビュー『ゼッテン・116』
「ゼッテン・116」の設計者である音のソムリエ片岡慎介さんに直撃インタビュー
音のソムリエ♪
片岡慎介さんに直撃インタビュー
音には栄養成分がある!?
願いが叶う音の方程式:周波数×テンポ=達成!
片岡慎介さんプロフィール
東京都出身。歌手、音楽家。ビュージック開発研究所所長。
歌手、タレントとして活躍後、環境音楽を主なフィールドに作詞・作曲活動を開始。
97年、人の動きを解析し達人が到達した理想のリズムとテンポを導き出す手法を開発。
「ゴルフがうまくなる音楽」を発表。
以後、産業音楽を中心に具体的な成果を求めた音楽効果の研究・開発活動に取り組む。
父親は片岡鶴太郎氏の師匠である故片岡鶴八氏。
音楽を肌で吸収する!?
体感して分かった音の栄養成分
東京の閑静な住宅街にある片岡さんのオフィスで
意外とシンプルな仕事部屋…
最低限の道具で最大限の仕事をする。
インタビューの場所は、まさに片岡さんが日常的に作曲活動をするひらめきのお部屋。緻密な空気を感じます。
緊張気味だった気の小さいスタッフの一人・・・「オフィスに入ったとたんに、丹田にストンと何かが落ちて妙に落ち着いてしまった!」と言ったのはインタビュー後の感想。
取材中も驚きの連続。
「ゼッテン」と「テンポ116」が回転する快適空間で行われた片岡さんへのインタビューは、プレマ取材陣の劇的な体感の変化からスタートしました。
片岡さん:
この「ゼッテン」(高周波発信装置)をお使いいただくと、たとえば気功ですとか、今までどういう効果があるのか一般の方にはなかなか分かりにくかったものも、感じていただけるみたいです。この間あるヒーラーの方が、30ヘルツの周波数にセットしただけで、全然違うのがすぐに分かったとおしゃっていました。
弊社スタッフ:
という片岡さんの説明に理由は聞かずとも納得・・・自分たちの体感が先走っています。
実際、「ゼッテン」と「テンポ116」を使用しているときにどのような変化が起こるのかというと・・・
使用した人であればすぐに分かっていただけると思いますが、まるで心地よく眠っているときのような解放感、体も心も自由な状態になります。 毎日使えば潜在能力も活性化されて、どんな夢でも叶いそうですね。
片岡さん:
女性はドンドンきれいになりますよ(笑)。女性は特に月の影響を強く受けていますからね・・・。あとで、月とテンポ116の関係をお話しますけど・・・。願が叶う音楽っていうのも最近個別相談で作っているんですが、夢を実現可能にするには、右脳によるイメージ化と左脳による実現への具体的な分析や計算という連係プレーがとても大事です。
弊社スタッフ:
そういえば、昔、願望実現のテープとか巷に流行っていた時代があったけど・・・。そのときも、まずはリラックスして、手足がだんだん暖かくなーるとか暗示にかけたりしていた・・・。あれもそういうことだったのか・・・。
やっぱりリラックスするのがいいんだよなー。それにしても、片岡さんの場合、もっとリアルな体験や実績として出ているのがすごい!ブツブツ・・・とにかく、きれいになれるんだったらウフフ・・・と内心ニヤニヤしながらうなずいているスタッフ。しかし、素直に納得ばかりしていられない。何か質問しなくては・・・。
弊社中川:
・・・やっぱり音は脳から入って来るのでしょうね?・・・と訳のわからない質問を口走ってしまいました。NGと思いきや!片岡さんから意外な答えが返ってきました。
片岡さん:
理論的には音は皮膚のセンサーから入るといわれています。
弊社中川:
え!そうなんですか!
片岡さん:
「ゼッテン」の場合、20キロヘルツから60キロヘルツっていう高い高周波ですので、人間の聴覚では聴き取れない音なんです。もちろん聴覚も内耳のほうではかなり高い周波数を受け取っているとは本には書かれていますけど、果たしてそれだけ高い音を耳だけで関知できるかどうか疑問です。「ゼッテン」に手をかざしてみると分かると思いますよ。皮膚で何か感じますでしょ。
弊社スタッフ:
・・・と言われて「ゼッテン」の周波数出力口にかざしてみる。数分後、確かに手のひらの感触が違う。これはいったいなぜ?
片岡さん:
よく実験でやるのは、目隠しして赤い部屋と青い部屋にいたときに、結局青い部屋のほうが冷たく感じるというのがありますよね。あれは目で感じているのではなく皮膚で感じているんですね。人間の皮膚自体が脳の一部であるというのが基本的な考え方ですね。だから、肌の触れ合いのない親子関係はよくない。肌の触れあいによってストレートに安心感がもたらされるんですよね。
弊社中川:
音も皮膚で感じていたのか・・・。皮膚ってすごい!
ところで、高周波って自然界にもあるんですよね?
片岡さん:
葉のこすれる音とか小川のせせらぎ、波、小鳥のさえずり、すべて自然の中には高周波が含まれています。弱い動物たちがライオンなんかから身を守るのには、土をこする音とか葉っぱのこすれる音で遠くの気配を感じているからなんですね。海の中では50キロヘルツくらいが伝わりやすいといわれています。だから、イルカのは50キロヘルツを中心に鳴き声を出しています。潜水艦も50キロヘルツで交信しているそうです。人間も約70%は水分といわれていますから、本来高周波が伝わりやすいわけです。自然の音が気持ちいいのは、じつはそういった高周波が含まれているからなんです。
しかし、今のCDでは、高周波はカットされています。データ量を圧縮するために高周波をカットしてしまっているんです。聴覚には届かない、つまりどうせ聞こえない音なんだから無駄なものははずしてしまおう、その代わり、効率的に大量生産して安く売れるものを作ろうという風になってしまいました。ところが、そのカットした高周波こそが音のエッセンスなんですね。今のCDは極端な言い方をすれば、栄養素がなくなった野菜と同じことなんです。
弊社中川:
そうすると、「ゼッテン」の場合は、今の音楽に足りない音のエッセンスを出してくれるものということなんですね。そういった音のエッセンスが、心身を穏やかな状態にしてくれるんですね。
そういえば、古神道の大事な神ごとのときに吹かれる磐笛という楽器は、その磐笛から出る高周波で神と交信できる周波数らしんです。で、やはり、磐笛の音を聞いたり吹奏したりしたときに同様のことが起こるそうです。
片岡さん:
それは納得できます。「ゼッテン」もそうですが、そういった高周波による体の影響っていうのはあまり調べられていなかったと思うのですが、これからそういった研究が進めばもっとわかってくることがあると思います。今、「ゼッテン」で分かっていることは、人間だけでなく動植物も反応するということですね。ペットなんかも「ゼッテン」をかけると寄ってきますよ。落ち着きのなかったハムスターがお腹を出して静かになったとかね。観葉植物なんかは、「ゼッテン」の置いてある方向に伸びていきます。
個別マルチサポートが可能に!
安全運転にも、リラクゼーションにも役立つ
個別マルチサポートが可能に
インタビューの場所は、まさに片岡さんが日常的に作曲活動をするひらめきのお部屋。緻密な空気を感じます。
緊張気味だった気の小さいスタッフの一人・・・「オフィスに入ったとたんに、丹田にストンと何かが落ちて妙に落ち着いてしまった!」と言ったのはインタビュー後の感想。
取材中も驚きの連続。
「ゼッテン」と「テンポ116」が回転する快適空間で行われた片岡さんへのインタビューは、プレマ取材陣の劇的な体感の変化からスタートしました。
弊社中川:
でも、眠くなったりはしないんですか?
片岡さん:
それがそんなことないんです。高血圧、低血圧の方、いずれの方にも喜んで聴いていただけるように、集中するときは集中しますし、眠りたいときは眠れるんですね。“テンポ116”のほうで実例をあげてみますけど、沖縄県警察学校の校長先生だった崎濱さんという方からこんなお便りをいただいています。“テンポ116”のCDを聞きながらドライブしたら、長時間でも変わらず運転中の出来事にすべて冷静に対応できるというんですね。それで崎濱さんが県内の7つの企業や団体、個人の方など五十人に依頼してCDを聴いてもらったところ、やはり皆さんの感想から安全運転に役立っているということが分かったというんです。
一方で、治療院などでは、“テンポ116”のCDをリラクゼーションとかヒーリングの音楽として使っていただいていると思うんです。『就寝前に聞いています』という方もたくさんいらっしゃいます。一般的にはヒーリングミュージックと称されるCDには運転中には聴かないでくださいって書いてありますよね。普通で考えればアウトなのに、逆のことが同時に起こっています。リラックスしながら集中できる、長時間でも集中できる、渋滞でも冷静でいられるということも起こっている。それは、今何をしたいのかということをサポートしてくれるんですね。だから、寝たいと思うときでも、運転中でも、いつでもどんな人でも聞けるわけなんです。いろいろな願望が叶うというのも、その願望に向かってサポートしてくれるということなんです。
弊社中川:
ところで、なぜ、他のテンポではなくて116だといいんでしょうか?
“テンポ116”は、体内時計のテンポ&お月様のテンポ
片岡さん:
体の不調とか様々な問題の原因のひとつに、体内時計の乱れというのがありますよね。じつは、体内時計って約25時間。で、月が地球を一周するのも24.8時間なんです。このことに気が付いたのがちょうど“テンポ116”を発見したときでした。いろんな企業から依頼されて産業音楽を作っていく中で、ベテランと呼ばれる方々は、116のテンポで作業されていた。それが、あるとき、116ってお月様のテンポ!というヒラメキのようなものが浮かんだんです。お月様の一日は24時間ではなくて24.8時間。一日の長さ24時間を24.8時間で割ると0.967。だから、月のテンポは太陽の1分間60に比べると0.967倍のテンポになるから58.02になります。
それを振り子の時計のように振り子が左右に動くカウントを2とした場合、太陽に合わせた場合は一分間に120のカウントとなりますが、月に合わせた場合は116になるんですね。だから、116というのはお月様のテンポなんです。人間も動植物はお月様のテンポで動いている。だけど、太陽暦でまわっている社会では、月の暦を忘れていますよね、だから、もう一度月のテンポに人間が合わせるようになったら心にも体にも負担をかけることが少なくなり、無理なく力を引き出すことが出来るのでしょう。
弊社中川:
なーるほど!116のテンポっていうのは、月の1日を分割して割り出されたもの。つまり月のテンポであるということですね。それでもって、月は潮の満ち干きとか、動植物の命のリズムの基本だから、おのずと人間の体内リズムにも一致。だから“テンポ116”を聞いていると心も体もバランスよくなるんでしょうね・・・。
喫煙も貧乏ゆすりも優雅なダンスも、116のテンポ!?
片岡さん:
貧乏ゆすりする人って116の4倍でゆすっているんです。生理的に落ち着きたいから116のテンポを使ってバランスをとっている。煙草を吸うのも、僕の勝手な理論ですけど、ニコチンを体の中に入れたいのではなくて58のテンポで呼吸がしたいんじゃないかと思うんですよ。忙しくてせかせかしている人は116より速いテンポで行動する。逆に116についていけない人たちは不安で内向きになっている状態。そのテンポを116に戻せば、OKになると思うんです。とっても簡単な方法ですね。
116っていうテンポは、けっこういろいろなところで使われてもいるんですよ。音楽のテンポでは、中庸のテンポ、つまりだいたい平均的な速さのことをモデラートっていいますよね。モデラートは108から120のテンポです。116は、ちょうどその真ん中。ダンスの世界では、レッスンをはじめるときは116のテンポでまずスタートして練習するのが全世界の共通事項です。一番体の動きやすい状態でスタートできるからでしょうね。体内時計で練習するわけですから体が一番動きやすい。
弊社中川:
理屈を知らなくても自然に使っていた人たちもいるんですね・・・。
そういえば、ベテランの技術者の方たちも“テンポ116”だったんですよね。
産業効率もあがる!
80人で100人分の仕事が出来る
片岡さん:
産業効率の高まる音楽を各会社で作らせていただくときには、作業現場でお一人お一人の姿をビデオで撮らしてもらうんです。Aさんは何コマで向こうの商品をつかんで、何コマで戻してきて、何コマで手が戻るって 数字を出していく。5,6回ベストな状態を選んで。やり直したものは使わないです。だいたいアバウトなテンポが出てきますから、それで、その中で一番いいテンポを持っている人たちをピックアップしていきます。それが116に近かったんです。もともとはそうやって出てきた数字です。それが、前の本(「聴くだけで10倍仕事のできる絶対“テンポ116”」ビジネス社)の原稿を書いているときに『116のテンポはお月様のテンポでしょ』っていうインスピレーションが浮かんだんです。調べてみたら、そうだったんですね。
産業音楽というのは、昭和40年ころからBGMという言葉が日本に入ってきて一斉に作業現場でBGMを流すようになりました。ところが、今はどんどん止めています。なぜかというと、ベテランの方々はほとんど116のテンポで作業をしているんですね。一生懸命116のテンポをキープする努力している人の耳元で違うテンポの曲をかけたらどうでしょう。よくリズムが狂うって言いますけど、そういうことになるんです。中で働いている人たちは『止めてください』ということになる。ところが、116の音楽をかけていると、もともとベテランの方々のテンポでそれが体内時計ですから、仕事もスムーズになりヒラメキも出てきます。
実際に、産業効率の高まる音楽を各社に合わせて作らせていただいてみて、大声でもめたりするのがてきめんに少なくなったり、残業が少なくなったという結果が出ています。産業効率があがって、100人の方を使っているところが80人の労働で済むようになれば、残業がなくなりますよね。
弊社中川:
そうですね。今だいたい残業が2割くらいですからね。それはすごい経費削減になりますね。
イチロー選手も“テンポ116”
イチロー選手の実例図
月を呼ぶ魔法の音楽 絶対“テンポ116”(ビジネス社)87ページより
片岡さん:
イチロー選手の場合も、動きをビデオで解析してみたんです。バッターボックスに入ると、まず最初に行うのが、いったんバットを投手側に向けてゆっくり手前に引くという動作。次に再度投手側にバットを向けて、時計回りに大きく弧を描きながらバットを一回転。バットを差し上げた格好でピタリと止めます。最後に、袖をちょっとたくしあげたあと、ゆっくりバットを手前に引いて構えに入ります。この仕草を毎回やるのですが、それぞれのテンポもリズムもいつもほとんど同じなんですね。イチロー選手はそういった一連の仕草を116のテンポでやっているんです。意識してやっているわけではないと思います。でも、それが最大限の力を発揮できる準備動作になっている。
あるプロ野球の選手が、今まで球場に入るときに車の中で自分の好きな音楽とか流行の音楽をかけて球場入りしていたそうなんです。ところが、「片岡さんの音楽を聴きながら球場入りしなくちゃいけないっていうこと分かりました」っておっしゃるんですね。イチロー選手と一緒ですよね。じつは、バッターボックスだけであのテンポをつくっているんじゃないんです。ウエィテイングサークルで体の柔軟やってるときも116を使うんですよ。仕事をしている人たちはまずそこから始まっていますね。
営業で成功している人たちも、会社を訪問する前から116のテンポで歩いていってるのではないかと思います。不思議なことに116のテンポで歩いたときだけスッと落ち着くんです。アナウンサーも116のテンポで話す人が多いようですね。黒柳徹子さんのテンポはとても速く感じますが、テンポ116の中で訓練を重ねた話術を巧みに操っているため速くしゃべっていても十分理解できるのですね。
弊社中川:
そうなんですか・・・。そうしますと、日常的に携帯用のメトロノームを持ち歩き、営業トークに入る前からテンポ116にしておくことが大事ですね。
片岡さん:
そうですよ。歩いた後にスーッと出てきますから。
リラックスして集中できる音楽
かけっ放しにしても疲れない
弊社中川:
片岡さんの音楽を聴いたあとも何か起こりますよね。聴いているときだけでなくてあとになってもクリアな感じがしたりとか・・・。
片岡さん:
そうですね。これは信じてもらえるか分かりませんが、音って壁にも染み付くみたいで、この部屋全体がすでに快適な状態にセットされているようなところもありますね。
弊社中川:
そうすると、いつも音楽をかけているといいですね。
片岡さん:
よく、初めてCDを購入される方の中で誤解される方がいらっしゃるんです。ずっと集中していると疲れるので“テンポ116”は1時間くらい聴いたら休んだ方がいいですか?っていう方がいるんです。そうじゃないですよね。“テンポ116”の場合、努力して集中するものではないですから。リラックス状態で自然に集中できている。だから、何時間聴いても、かけっ放しでも問題ないんです。
世界で初めて!?音のないCD
音のないCD!?
弊社中川:
そういえば、片岡さんのムーンラプソディというCD、2枚組みのうち1枚は音が聴こえないんですよね。音はないのに何かある。ちょっと感じるものがあって不思議なんですけど、これ何が入っているんですか?
宇宙の真理なんです、と語る片岡さん
片岡さん:
それが僕の特許です。(笑う)このCDは、太陽の陽の部分、お月様の陰の部分で作られている2枚組みなんです。つまり、陰陽で作られていますよ。陽は、見える聞こえる 陰、見えない聞こえない。ですから陰のCDは音がないんです。
陽のCDは、“テンポ116”でつくられているのですが、じつは"ミロクの数霊"でも作成されています。これは宇宙の真理なんです・・・。
弊社スタッフ:
片岡さん、369(ミロク)の魔方陣を見せてくれる
片岡さん:
この81の魔方陣は、縦・横・斜め各9個を足すと全てが369(ミロク)になります。369(ミロク)とは3+6+9=18で、10の位を1に戻すと、1+8=9ですね。9は神数になる数を示し、この表は宇宙の真理を我々に語りかけています。
この間、伊勢神宮に行って確認してきたんですが、伊勢神宮は、本殿のまわりに4つの垣根があります。4つの垣根の真ん中に本殿があるということになります。・・・41という考え方。この魔方陣の真ん中は41。41を使ってあなたというものが作られている。本殿の中の舞台は369ですから、3条6尺9寸の横幅と8尺1寸の深さの舞台になっています。
それで、じつは、このCDの1枚目は、この魔方陣を使って私が曲を作りましょうという話なんです。全部で81小節の曲になるのですが、1小節目は魔方陣の1に、2小節目は2に、81小節目は81の場所に来るようになっています。つまり、1の小節から順番に曲が流れていくのではなく、バラバラに置かれますからバラバラに演奏されていきます。つまり、縦から演奏しても横から演奏しても斜めから演奏しても曲になるようになっています。
弊社中川:
バラバラに演奏して も曲になるようにつくられているんですね。神業のような話ですね。でも、まさか調は統一されていますよね。
片岡さん:
それが僕の特許です。(笑う)このCDは、太陽の陽の部分、お月様の陰の部分で作られている2枚組みなんです。つまり、陰陽で作られていますよ。陽は、見える聞こえる 陰、見えない聞こえない。ですから陰のCDは音がないんです。
陽のCDは、“テンポ116”でつくられているのですが、じつは"ミロクの数霊"でも作成されています。これは宇宙の真理なんです・・・。
弊社中川:
バラバラに演奏しても曲になるようにつくられているんですね。神業のような話ですね。でも、まさか調は統一されていますよね。
片岡さん:
ところが!転調しているんです。81小節の中の上下がハ長調で真ん中を転調させています。81で考えたときに30小節目くらいから転調が始まります。それが55小節目くらいまで続くんです。それがまたは長調に戻って・・・。
弊社中川:
そんなことが可能なんでしょうか?これもまた不思議ですね。かなり長く考えられたんですか?
片岡さん:
けっこう速かったですね。インスピレーションをいただけばおしまいです。本当にいただくだけなんです。それじゃないと出来ないです。
弊社中川:
もしかしたら、片岡さんの他の音楽も、考えてつくったものではなくてすべてインスピレーションで出来ているんですか?
片岡さん:
そうです。
弊社中川:
まるで天才モーツァルトみたいですね。モーツァルトも、頭の中にバーッと譜面が浮かんできて、それをただ五線譜に書き留めただけとかっていわれていますよね。
“テンポ116”が月のテンポというのもインスピレーションと言われていましたけど・・・。
片岡さん:
そうです。月のテンポに出会ってから、いろいろなインスピレーションがいただけるようになったのかもしれません。
弊社中川:
CDの話に戻りますが、陰のCD=聴こえないCDについてもう少し聞かせていただけますか?
片岡さん:
陰のCDは、聴こえないんですが、4曲入っています。1番が一番強い。徐々に弱くなっている。1番が耐えられない人は2曲目をリピートしてください。問題のない方は、そのままリピートして聴いていただいてけっこうです。1番から徐々に弱くなってまた強くなってというのが繰り返されています。これは、特許出願の録音技術により耳に聞こえないCDになっています。瞬時に感じ方が変わりますので、瞑想や各種のメンタルトレーニングとかにも最適です。あまり誘導しちゃいけないでしょうけど、手足に何か感じませんか?
弊社スタッフと中川:
私は、エネルギーが満ちている感じです。
私は、何だかスッキリした気がします。
片岡さん:
すかっとしますよね!その場の空気がどよっとした感じのものでしたらすっきりしてくるんですね。その次に体のほうが何か感じるかもしれません。このCDは、病院とか音楽を流しちゃいけないところとか音が聴こえちゃいけない場所でも流せますね。
弊社中川:
本当に不思議ですね。
・・・他のCDについてご説明いただけますか?
片岡さん:
“つきの妖精たち”は、人間のいわゆる第六感といわれる感覚までサポートするというコンセプトでつくられています。また、各感覚に対応するように夜明け前から午前中、お昼ご飯、昼下がり、夕方、夜、夜明け前という順番でリピートされるように作られています。“テンポ116”の理論にかなったもので、じつは他にもテンポがあるのですが、この曲にはその違うテンポも使われています。テンポは違いますが同じ効果は出せます。また、テンポが違いますから気分転換にもなります。たとえば、この真ん中の曲はお昼ご飯を食べているという設定ですから明るく楽しい曲になっています。
それから、最初につくった“つきを呼ぶCD”は、一年で5万枚売れました。それほど宣伝をしているわけではないのですが・・・。
贅沢なDVD
一曲ずつ周波数を変化させた、たった2,500円の贅沢なDVD
弊社中川:
それから“幸せを開く7つの扉”というDVDがありますよね。この映像を見たとき、言葉を失うくらい感激しましたが・・・。それがたったの2,500円というのには、また言葉を失いましたけど・・・。
片岡さん:
私の講演会の前に、これをかけておくことがよくあるのですが、涙を流す方がけっこういらっしゃいますね。このDVDは、写真家のロッキー田中さんが、『片岡さん、何かプロデュースしてくださいよ』っておっしゃったのがきっかけになってつくりました。ロッキーさんは、その前の年に"ときめきの富士"というDVDを出されているんですね。だから、ステージのプロデュースかなって思っていたら、DVDを出したいということなので、『分かりました。なんか考えておきますね』って言って別れたら、その帰りに『富士山は7変化(へんげ)』っていう言葉と『7つのチャクラが開く』っていう言葉が降りてきたんです。
弊社中川:
インスピレーションっていうのは、言葉で来るものなんですね・・・。
片岡さん:
それで、すぐに、ロッキーさんに電話したら、それいいよ、やりましょう!っておっしゃって、それでスタートしました。
1番目のチャクラの色は赤といわれていますよね。だから、1番目の曲のイメージは赤で、写真も赤いものをという感じで・・・。最初はそんな低級なチャクラのアイデアだったんですけど、ある人に相談したら、すごい人がいるからその人を紹介しましょう・・・ということになって、竹下雅敏さんをご紹介いただいたんです。本当にすごい方なんですよ、竹下さんは。
僕はこういう音楽を創っていますって言ったら、よく116を発見したね・・・と言われたんですね。じつはインドのヨーガでは116は第3のチャクラを開くテンポだったんです。第3のチャクラというのは太陽神経層ですから、心身の中枢がコントロール出来るテンポであるというのがインドの考え方です。今までテンポ116でいろいろな現象が起きているのとぴったり一致してしまったんですね。僕としては自分が作ったのではなくていただいちゃったものなんですけど、『そういう音楽を作れる方だったら私の秘法をお教えします』って竹下さんがおっしゃってくださったんです。7つのそれぞれのチャクラを開くためには一定のテンポと周波数があるというんですね。そして、その秘法を僕だけに教えてくださったんです。
弊社中川:
へー、それはすごい出会いですね・・・。
やはり、周波数とテンポというのが鍵を握っていたんですね。今、ゾクゾクって来ました。
幸せの扉を開く方程式は、やはり、周波数×テンポだった!んですね。
片岡さん:
ということで、このDVD(「幸せを開く7つの扉」ビジネス社)は、竹下さんがおっしゃった周波数とテンポがそれぞれのチャクラに対応するようになっています。たとえば、1のチャクラでしたら、その周波数、そのテンポが一番出てくるアレンジにしてあります。しかし、こういうシンセサイザーとか、ほとんどの楽器というのはラの音を440ヘルツになるようにチューニングしてあるんですね。ところが、各チャクラに対応する周波数はそれぞれ違うもんですから、機械も全部チューニングを変えてやらせていただきました。ですから、かなり凝った作り方になっていると思います。本当に僕の音楽を聴いてくださるだけでも必ずチャクラが開いて覚醒するようになっているんですよ。
ロッキーさんの写真も竹下さんが一枚一枚チェックしてくださって、どの写真が何番目のチャクラになっているのか調べていただいています。そして、使えないものは全てはずしていただいています。ですから、写真を見ただけでもチャクラが開いて覚醒するようになっているんです。
それが、両方でやりますから、なおさらすごいことになると思いますよ。
弊社中川:
機械のチューニングから全て変えていくのは随分贅沢なCDですね。
周波数はチャクラによってどう違ってくるんですか?
片岡さん:
徐々に上がっていくという感じです。一般的に7番目のチャクラまでがよく知られているわけですが、その上に8、9、10、11っていうチャクラも続いていくらしいですよ。
弊社中川:
よく第6番目のチャクラが開くことについてはいろいろ言われていて第3の眼が開くとか思いもよらない能力が開化して、潜在能力やいわゆる超能力的なものが備わるっていわれていますよね。
片岡さん:
各チャクラについての説明はこのDVDというか、本に詳しく出ていますね。
(「幸せを開く7つの扉」ビジネス社)
片岡さんに起こる偶然!?
片岡さんに起こる偶然!?の不思議もお月様の作用・・・♪
テンポ116で語る片岡慎介さんの話は
説得力がある
弊社中川:
片岡さんご自身も、“テンポ116”に出会ってから、いろいろ不思議なこともおありだったのではないですか?
片岡さん:
そうですね・・・。そうえば、数年前にここへ引越してきたんですが、ここへ引越しする前にたまたまこのマンションの前を家族5人で通りかかりましてね。そのときはまだこのマンションに入るっていうことは考えていなかったんですけど・・・。このへんは、神社とかお寺とかそういったものが多くて、駅の向こう側の商店街は観音通りっていう名前だったりするんですけど、じつはこのマンションのすぐ前に庚申様と観音様がお祭りしてあるんです。
その前をたまたま家族5人で通りかかったときに、身長150cmくらい、80歳くらいのおばあちゃんが呼び止めるんですよ。そして、説明しだすんです。おばちゃんによると、ここは昔小高い山だったそうなんです。戦争のときに付近一帯が空襲に遭い大きな被害があったけれど、この小高い山に登った人はかすり傷ひとつ負わなかった。それから人々は庚申様のご利益ですねって思うようになって大事にお祭りするようになったんだって・・・。そうですか、ご利益があるんでしたらご挨拶を・・・と言って我々もお参りさせていただいて、ほんの数十秒だったと思いますけど、ぱっと振り向いたら、そのおばあちゃん、どこにも姿が見えないんです。
ほんの数十秒で視覚から消えてしまうほど遠くに行ってしまったというのも不思議なことですよね。それで、そのあと、ご縁があってこのマンションに引越ししてくることになりました。そうしたら、このマンションってすごい作りらしくて、これだけ頑丈に出来ているところは、公共施設以外ではなかなかないんじゃないかってよく人に言われるくらい。チャクラでお世話になった竹下さんいわく、この場所にすごい光が降り注いでいるのが見えるっていうんですね。だから、あのおばあちゃんは、とても不思議な方なんですよ。
弊社中川:
なるほど・・・。そういうことって、あるのかもしれませんね。神様がおばあちゃんの姿になって知らせてくれた。ここに住んでいれば何が起こっても安全ですよって・・・。そういういいことは信じたほうがいいですよね。
片岡さん:
まだあるんですよ。引越しするときに、お金やら何やらが混ぜこぜになってしまって・・・。そのときに、たまたまうちの女房が変な10円玉を見つけたんです。10円玉っていってもじつは5円玉だったんですけど。穴の開いていない昔の5円玉ですね。それで、そのときに僕分かったんです。これがいつ作られた5円玉か。23年。僕の生まれた年・・・。そんな古いお金が流通してることだけでも不思議ですが、それが僕の生まれた年のものが僕のところにやってきた・・・。その確立ってすごいと思うんです。
それから、ブルガリの時計なんですけど・・・。世界で999個作られたものですって聞いて、9が3つですからミロク。9の真数が3つ並んでる数の時計でデザインもいいんですよ。欲しいなーって思って、あとはシリアルナンバーが気になりますよね。それが81だったんです。
弊社中川:
さっきのCD、月のラプソディーの魔方陣が9×9=81、81数の魔方陣でしたよね。偶然の一致にしては決まりすぎですね。
片岡さん:
そういうのが来るんですよ。究極はこのマンションを買ってから分かったんですけど、ここが116平米なんですよ。
それから、そうそう。このムーンラプソディのCDを作ったときのきっかけというのが、また少し変わっているかもしれません。『片岡さんにお会いしたいです』ってあるチャネラーの先生からお声がかかりお会いしたら、『今の時代いよいよ弥勒(ミロク)の音楽が必要な時代に入りましたから、弥勒の音楽を2枚組で3690円で販売してください』って言われるんですよ。
えーっと思って、僕みたいな音楽でつくれるんですか?ってお聞きしたら、今ならすぐ出来ますっておっしゃるんです。でも、そのときはスケジュールがずーっと入ってましたからね、内心、申し訳ないですけど…そういったもの作っている時間はないと思っていました。それで、なるべく早く作れるようにがんばりますって言って東京に帰って1週間経たなかったですね。ヒントとインスピレーションが次々にやって来てどうやってCDを作ったらいいのか分かってしまったんです。それが、369の数霊で作るということと2枚組みでつくるということ、つまり陰陽で作りなさいっていうことなんです。そして、特許出願できる録音方法が1週間の中で全部答えが出てしまったんですよ。そして、このCDを出したのが昨年です。そうしたら、今年が皇紀でいうと2666年なんです。6が3つ並んでるからミロク!何て冗談じゃないんですけど・・・(笑)。
弊社中川:
最後にこれからの創作活動で大切にしていきたいこととか、抱負のようなものがあったら教えていただけますか?
片岡さん:
“テンポ116”お月様のテンポに出会う前には3次元的にいろいろないいことがありました。でも、お月様のテンポに出会ってから3次元的の世界では計算の立たないようなことが起こっていますね。そうすると、僕の音楽も3次元ではなくて4次元とか5次元というような感じで受け止めてくれているように感じます。だから、説明のつかないような結果が出るんだと思うんです。
こういうことって予測してつくっているわけではないんですけど、でも、こういうものを作って人様に何かお役に立ちたいっていう気持ちを出したときに、何かお月様が応援してくれるっていうのかな、いろいろな形を示して教えてくれているような気がしますね。
ですから、これからどっちの方向に行くか分からないんですけど、ただ人様のお役に立つことをやらせていただきたい。そのために、どういうことか分からないですけど、教えてください。その音楽の中にエネルギーを入れてくださいってお願いすると今のところはいただけています。こんなに有難いことはないです。そこらへんの部分がどうしたらどうなるかっていうのは自分では分からないです。
ロッキーさんの写真もどうしたら光が降りてくる写真が撮れるかは分からないです。ロッキーさんにお聞きしたらテクニックではないそうです。
自分で作っているっていう思い上がりの思い込みでこれからやっていったら恐らくいただけないでしょう。
弊社中川:
そういった謙虚さをとても大事されていらっしゃるんですね。
片岡さん:
ちょうど来月からある女性のヒーラーの方の瞑想用のCDを頼まれていてそれに入っていきます。お蔭様でいろいろなところからいろいろなオーダーをいただいて・・・それも、やはり人生のお手伝いをさせていただける音楽を作りたいっていう思いだけで始めたことなんですけどね。それがひとつずつ可能性として出てきています。
そして、いよいよある意味では、究極の僕の考えていることが今度の10月に出るんです。先ほどのチャクラのDVDもすごいものなんですけど、たぶんそれと同等あるいは超えるものになるかもしれません。
弊社中川:
そうですか。それはまた楽しみですね。
今後のますますのご展開を是非また教えてください。
後ろのケースに納まっている楽器は、片岡さんが「僕のご本尊さん」と呼ぶのは、アメリカの建国200年の記念につくられたギター。
「これで、女房、子どもを育ててきた。だからいつでも忘れないように、ケースの中に飾ってあります。」
「内装の先生にこれ(ご本尊)を納められるようにってケースをお願いしたら、何の打ち合わせもしないのに、この色(マホガニー色)が来た。偶然って言ってしまったらおしまいでしょうけど・・・」
と片岡さんがいうように、ショーケースの色とギターの色と部屋全体の色は非常にマッチしている。
新たに広がる月のテンポの世界
有限会社ビュージック
代表取締役 片岡由季社長
2010年2月、月が刻むリズム「テンポ116」を取り込んだ数々の楽曲を世に送り出された作曲家、片岡慎介氏の突然の訃報は、私たちに大きなショックを与えました。その深い悲しみの中からも、あとに残されたテンポ116の音楽を「一人でも多くの方に伝え続けたい」という想いから、父である片岡氏の遺志を継ぎ、有限会社ビュージックの代表取締役に就任されたのが、片岡由季社長です。
今回は、その重責に苦悩する日々を乗り越えて、新生ビュージックとしての道を歩む決意をされた由季社長のご活躍をご紹介します。
-以前は、まったく別の世界でご活躍されていたとうかがいました。
はい。私は「サービス介助士」を育成するための研修講師をしていて、父の会社にはまったく携わっていませんでした。日々の生活の中にテンポ116はさりげなく存在していましたので、どのような音楽なのか知ってはいましたが、その仕組みなどについてはまったく理解していませんでした。
時々、新曲ができたからと部屋に呼ばれ、父の椅子に座って聴かされることもありましたが、当時の仕事はとてもハードだったため常に睡眠不足でしたから、数分で睡魔に負けてしまう有り様でした。そんなわけで、父の曲を終わりまで聴いたことすらなかったんです。
-会社を継がれた直後の状況はいかがでしたか?
テンポ116や月、高周波などに関する知識の蓄積も必要でしたが、最初の一年はとにかく、ビュージックの社長として生きていくという覚悟が何にも増して必要でした。この会社が私の人生にとって大きな基盤になることが明白だからこそ、より楽しく、豊かなものにしたいという思いは強かったものの、まったく知識のない世界でしたし、あまりに突然のことでしたから、なかなか踏ん切りがつかなかったんです。
頑張りたいのに頑張れない、楽しみたいのに本当は楽しめていない。理想と現実のギャップの大きさに混乱してしまって、心身共にとってもつらかったです。
前職は、全国を駆け回るようなハードな仕事でしたが、楽しかったので元気に続けてこられました。ところが会社を引き継いだ途端、それまでに蓄積してきた疲れはドッと出てくるし、プレッシャーが大きすぎて精神的にもかなりきつかったので、朝は起きられないし、食事もほとんど喉を通らない。午後になると少し元気が出てくるけれど、夜にはまたぐったりしてしまって……。「このままでやっていけるのかしら」と、自分だけでなく周囲も不安になるくらいでした。
前職に戻るという選択も残ってはいましたが、投げ出すことはできませんでした。「やると決めたらやるし、やるからには成功させる」。誰が決めたわけでもなく、自分の中のひとりがそう決めちゃってたんですね。この部分だけだと、すごく強い信念の持ち主のように聞こえますが……。単に負けず嫌いなだけなんです(苦笑)。
跡を継いだのにできない自分や、できないと口にはしないけれど「できないかも」と思っている自分が許せなかったんですね。でも、今はそんな状態を抜け出せたので、ようやくスタートラインに立てたかなと思えます。
-何が転機になりましたか?
なにせ負けず嫌いですから(笑)、呼ばれたらとりあえずどこにでも顔を出すようにしました。とある勉強会に参加したところ、皆さんが私を100%認めてくれるんです。できないのも、迷っているのも、やりたくないのも全部OK。そんな温かいプラスのオーラを浴び続けたら、根は単純なので、「ああ、こんな私でもいいのね」と(笑)。こうして認めてもらえるんだから、その気持ちに応えたいと思えるように変化してきたんです。父が亡くなって以来、頑なに閉じてしまっていた心が、OKオーラで少しずつ開いてきたんでしょうね。
最初の頃は、分からないことでも「分からない」と言ってはいけないと思っていましたし、社長でありながら、分からないものを売ってる自分が認められませんでした。 とはいえ実際には頼る人もなく、情報源は父が書いた本や雑誌の記事など、皆さんが目にされるのと同じものしかありません。父のメモや資料は残っていますが、分かっている人間が書いたものなので、あるのは結論だけ。なぜこの結論に至ったのかまでは記録されていませんでした。
そんなわけで、常にいろんな質問を想定して不安でいっぱいでしたが、近頃やっと、「分からないので教えていただけます?」とお願いができるようになりました。専門の方に学ばせていただく姿勢でいるほうが、よりよい知識を得られるということに気づいたんです。
それまでは頑張らなくちゃと気負い過ぎて、逆にモチベーションがあがらず、周囲も手を差し伸べにくかったのではないでしょうか。ちょっと肩の力が抜けてきてようやく、父が作ってきた人間関係の中から少し飛び出せるようにもなってきました。
父のことは知らないけど私を知って応援してくださる方や、私を通してテンポ116に興味を持ってくださった方。そんな新しい出会いも重ねる中で、自分なりの新しい世界が開けてきたように思います。だから本当にこれからですね。
-テンポ116が、また新たな広がりを見せているとうかがいました。
父が亡くなる直前に私の姉が出産したのですが、父は、「すべての女性に、妊娠中はもちろん、出産の瞬間にも、そして生まれたての赤ちゃんにもぜひ使ってほしい」と言っていました。そんな父の想いを引き継ぎたくて、しっかりとアンテナを立てているとご縁はつながるものですね。最近は出産情報誌で紹介されたり、妊婦さん向けのセミナーのお声もかかるようになってきました。
-由季社長はご縁をとても大切にされているようですね。
はい、とてもありがたいご縁ばかりです。おかげさまで、テンポ116を単体で広めようとするよりも、「その道の専門家と一緒に取り組む」ことの相乗効果に気づくことができました。
一般的によいとされるものでも、100%実践するのは難しいものです。例えばマクロビオティック。砂糖の摂取は避けたいけれど、外食になると乱れてしまうこともあるでしょう。あるマクロビオティック講師の方は、月のテンポが、そんなちょっとした乱れを整えてくれることに気づかれ、マクロビオティック+テンポ116という強力な組み合わせを生徒さんたちに紹介してくださっています。
マクロビオティックに限らず、このような形で広がっていくのはとてもうれしいです。そういった方々とのご縁の中でインスピレーションをいただき、父から受け継いだテンポ116に、女性としての視点を持って新しいものも創造していきたいですね。
-新しい展開をしっかりと見据えていらっしゃいますね!
妊婦さん向けセミナーも然りですが、テンポ116について、私の言葉で皆さんにお話しする機会も徐々に増えてきているんです。先般は断食道場にうかがったのですが、参加者の大半が女性でしたので、月と女性の深い関係性から説明を始めました。
ダイエットやデトックスの知識は皆さんお持ちでしたが、最大の効果を得るためには、「タイミングを間違わないことが大切」だということはご存じではありませんでした。吸収を促す満月には、体に取り入れたいものを積極的に摂るようにし、逆に、新月は排出を促すので、デトックス効果のある食べ物の摂取やマッサージは効果的です。「月の動きを知っていれば、ベストなタイミングを図れる」という話に、皆さんとても興味を示されていました。
テンポ116のすばらしさをストレートに伝えたいという気持ちが先走りがちですが、まずは私という人間を知っていただくことから始めるように、いつも自分に言い聞かせています。この人が言うなら聴いてみようかなと思ってもらえるような人間にならないとだめですね。その上で、その私の父である片岡慎介が、どんな想いを込めて作った、どういうものなのかを知って、聴いていただきたい。だから、目下の課題は「人間磨き」。そんな風に感じているところです。