備長炭・木酢液のお香
「梅薫堂」-ばいくんどう-
創業嘉永三年(1850年)。天然素材、天然精油を使用、紀州備長炭と木酢液入りの空気を浄化するお香です。
見た目が真っ黒のお線香。
着色料で色付けしていない活性炭そのままの色だということが分かります。
これに浄化のための木酢液や
安らぎの天然精油で香りづけ。
香りや煙で安らぐだけでない、
プラスアルファの何かを感じられることでしょう。
かつて炭の煙が日本に満ちていた頃・・・
炭やきの煙が途絶えて・・・
かつて日本の山林では年間200万トン以上の炭が焼かれていましたが、昭和32(1958)年以降、エネルギー革命で海外から安価な石油・石炭・天然ガスが輸入されるようになり、木炭の需要が激減。国内生産量も最盛期の10分の1に落ち込んでいます。実は、日本の秋の風物詩・炭やきの煙が影を潜めた頃を境に、猛威をふるい始めたのが花粉といわれています。その因果関係をうらづける学術的な調査データは完全ではないものの、炭やきの煙が途絶えて花粉の問題が増えたという説もあるようです。
木酢液の効果
木酢液は炭焼きの煙のエキスを濃縮した液体です。室内で燻蒸すると、木酢液に含まれる約300種の成分が、複合的に作用すると考えられます。 木酢液に含まれるポリフェノールの作用は、炭の権威・岸本定吉博士によって研究されています。
お香に木酢液を入れると?
梅薫堂の"木酢液入りお香"は、お香の持ち味であるアロマ効果に、紀州備長炭の窯から採取した木酢液の作用を取り入れた、新しいタイプの"室内環境浄化材"です。
室内に立ちこめる天然の芳香は、心身に穏やかな癒しの効果をもたらします。ご愛用者様からも、さまざまな効果があったとのお声を頂いています。
お部屋の空気をリフレッシュ
アロマの香りは心を安らかにし、健康に良いとされています。確かに線香には香木<沈香・白檀>や和漢、精油を香料として使用されています。ただし天然素材、天然精油を使用しなければ効果は期待できません。梅薫堂では天然素材にこだわりつづけております。また健康に寄与する製品として、紀州備長炭燻蒸効果 室内再現法の開発に成功しました。 お部屋の空気をリフレッシュし、紀州備長炭と同じくさまざまな効果があると考えられるお香です。
木酢液のすすめ
炭焼きの会名誉会長 岸本定吉
(雑誌『炭の力』2001年2月号より)
こんな雑誌です。
弊社の紹介記事
二月の風が吹きはじめると、必ず花粉が飛散します。ヒノキ林の造林が多い地域にこの声を聞きますが、ヒノキの花粉を研究している研究者は、障害の少ない品種の開発に努めているようです。
そういえば30年ほど前、筆者も木酢液の還元性について研究していました。木酢液にはビタミンCに相当する還元性があることを知り、専門誌などに寄稿しましたが、近年、花粉が話題になりだしたので、改めて木酢液と花粉の関係について注目していたところです。
そんな折り、兵庫県淡路島の梅薫堂から発売されている消臭香が春先に役立つということで、広く市販されているというはなしを耳にしました。成分には紀州備長炭抽出液、天然植物抽出エキス、活性炭、微香料などが含まれています。製品の主体は備長炭粉末にすぎ炭粉を混入し、加圧・成型したもの。同社は老舗の線香メーカーとして知られていますが、木酢液の特性を生かした製品として消臭香の特許を出願しているそうです。
さて、これまでどうして花粉が目立たなかったのでしょうか。この原因の一つに、戦前の日本の木炭生産量は年産200万トン(現在は3万トン)もあり、全国の山林に木酢液が充満していたということが考えられます。木酢煙は消臭性がおおきく、10万倍に薄めても消臭性があります。
かつて筆者が炭焼き試験をしていた頃(1941年)、木炭年産は200万トンで、全国津々浦々に炭の香気が拡散していたのです。
紀州備長炭・木酢液の4大効果
1. 環境浄化
紀州備長炭木酢液は燻蒸によって消臭など室内を清浄にする効果があります。
2. 悪臭対策
天然植物からの抽出物が約200℃で拡散し、悪臭を包み込み対応します。
3. 快適な空間を創造
爽やかな自然の香り、煙の少ないお線香ですので、残り香もなく快適な空間を創造します。
4. 残り香を防ぐ
残りの灰にも消臭効果が持続し、ご仏前のお供え物への残り香を防ぎます。
淡路島でのお香作り
伝統と歴史のある老香舗「梅薫堂」(ばいくんどう)
淡路島のお線香作りは、淡路島北西部にある江井浦(淡路島江井)において、嘉永三年(1850年)に泉州堺より製法技術を導入して始まりました。当時、江井浦は廻船問屋が軒先を並べ、淡路島で最も栄えた港町でした。西浦一の良港を拠点に黄金時代を築いていました。
とはいえ、これは船持ちに限られ、浦人の多くは冬場、西浦の季節風で港が閉ざされ、生活苦にあえいでおりました。この冬枯れの救済策として七軒の船主が副業として線香製造を始めました。そのうちの一軒が梅薫堂です。
「梅薫堂」お香の特徴
梅薫堂では、炭や木酢液を使用した「炭のお香」を製造しております。木酢液には、原料である樹木の熱分解成分が200種類以上も含まれており、いわば、木酢液は樹木のエキスなのです。
木酢液には酢酸のほか、有機酸成分が約300種類もあることがわかっております。その中にポリフェノール類などの有用成分が多く含まれています。それらの成分が、線香の煙となって空気中に拡がると、成分の相乗効果で、マイナスイオンが発生し、備長炭効果が発揮されます。
自然素材だけで作られた炭のお香を生活に取り入れるだけで、快適な空間になることでしょう。
体験談
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