黒に近い紫色の古代米【紫黒米】で仕込んだ酒に種酢を加え、静置醗酵法で寝かせてたやわらかな酸味のお酢にしました。口に含むと米酢の酸味が去った後に、酸味の奥底で、じんわりとした穀物の甘みを感じます。酢の仕込みもまた、冬期にはじまります。冬の寒さが深まる時期に、米を蒸し、糀をつけ、昔ながらの三段仕込みで仕込んだ酒が、一年分のお酢のもとです。絞った酒に、昨年の仕込みの｢種酢｣と｢酸膜酵母｣を加え、蔵の中でじっくりと時間をかけて熟成させる昔ながらの酢造りは、まさに作り手と酢の対話。作り手が毎日朝晩、その日の気候と酢の機嫌を伺いながら、子供のように手をかけ、心を配って育てるからこそできる旨味です。酒造り仕込みは石川、原料の紫黒米は富山。

2024年仕込みの紫黒米酒が、酢醸造に必要なアルコール度数に満たなかったため、度数を補填する目的でアルコールを添加しています。

原材料： 原材料： 米（紫黒米／国産）/アルコール　 酸度 4.5%
製造日からの開封前賞味期間： 24ヶ月
保存方法：　 直射日光・高温多湿を避け保存
※ 開封後は栓を閉め、冷蔵庫(10℃以下)に保管のうえ、賞味期限に関わらず早めにお召し上がりください。
※紫黒酢に由来する濁りや沈殿が生じることがありますが、品質には問題ありません。