自然素材の天然塗料「匠の塗油」とワックス「木製家具用天然ワックス」
えごま油をベースにした自然塗料。シックハウス対策にもお勧めです。
防腐剤・重金属不使用。
天然素材100%の自然塗料が、木の持つ艶を引き出します。
本来快適な憩いの場であるはずの住まい。
しかし、近年、住居に由来する様々な健康被害を訴える人々が増え、
重大な社会問題となっています。
「匠の塗油」シリーズは、食用油の老舗「太田油脂」が研究を重ね、
伝統的な匠の知恵を復活させた100%植物油・自然素材の天然塗料です。
有害な石油系の化学物質・防腐剤や重金属などは一切使用せず、
ライフサイクルアセスメントを尊重した天然植物塗油で
心身ともに寛げる安心・安全な住まいを実現しましょう。
安全、使いやすい、美しい。天然植物油100%の自然塗料
安心で安全な自然塗料、匠の塗油(たくみのとゆ)とは
匠の伝統に学ぶ
古来、日本では、土や種子、果実などの自然素材を巧く活用してきました。
アマの種子からは、亜麻仁油(あまにゆ)。
油桐(あぶらぎり)の種子からは、桐油(きりゆ)。
えごまの種子からは荏油(えあぶら)。
これらの油は、空気に触れると固まる性質をもつ乾性油(かんせいゆ)であり、昔から油絵の具やワニス、木材の塗料などに利用されてきました。
その中でも、日本の匠(工芸職人)たちに、木材の「一番の艶」を出すと長く愛用されてきた油。
それが、「荏油」(えあぶら)です。
匠の塗油(たくみのとゆ)の特徴
「匠の塗油」シリーズは、この「荏油」をベースに、土壌から取れる古式顔料「久米蔵」(くめぞう)や松の煤から採取した「松煙」(しょうえん)など、全て自然界に存在する材料をブレンドした天然成分100%の塗料です。
有害な石油系化学物質、防腐剤、重金属を一切含まず、また、原料~製造~使用~廃棄というあらゆる段階において、生態系に与える負荷の軽減にも配慮してつくられています。
住まう人の健康や、施工者の安全・健康、さらには環境へも配慮した自然塗料です。
浸透性塗料で艶を引き出す
塗料の種類は、大きくは「浸透性塗料」と「コーティング塗料」の2つにわかれます。
塗布面から内部に浸透し、木材を奥深くから保護します。
荏胡麻油(えごまあぶら)や亜麻仁油(あまにゆ)などの植物油や、カルナバ蝋や蜜蝋(みつろう)などがあてはまります。
コーティング塗料:
塗布面に塗膜を張ることで、木材を保護します。ウレタン塗装などがあてはまります。
「塗装」には、日の光や日々の生活で生じる汚れや染みなどから表面を保護する重要な役割があります。
けれども天然の木材を自然のまま利用したければ、塗装を施さないのが一番「自然」なのです。
匠の塗油は、浸透性塗料。木肌に塗布すると、木材の奥深くまでじんわりと浸透、内側から木材を保護します。
カシ、カツラ、ヒノキ、桐、カエデ、トチ、ブナ・・・・
木の持つ味わいはそれぞれ異なり、それぞれに独特の美しさを持っています。
浸透性塗料の匠の塗油は、木肌に塗布すると、木材の奥深くまでじんわりと浸透して内側から木材を保護します。同時に木目を生かした「自然」な味わいや美しさを生かしつつ、それぞれの木が本来持っている自然なつやを引き出し、微妙に異なる風合いを醸し出します。
また塗膜をつくらないので、木肌を密封することなく、木が本来持つ通気性や調湿性も残します。
「木目を自然のまま残したいけれど、日々の生活から木肌を守りたい」
一見相反するこんな希望には、匠の伝統の知恵を借りましょう。
匠の塗油は・・・
天然素材100%
純正荏油(じゅんせいえゆ)をベースに植物油・天然顔料を使用。
圧搾製法・一番しぼりの純正荏油に、桐油や土壌や墨から採取した天然顔料をブレンドしてつくられた、天然成分100%の住まいの塗料です。
化学物質不使用
石油系化学物質、防腐剤、揮発性溶剤、重金属など不使用。
便利さや使いやすさを優先した石油系塗料には、シンナーなどの有機溶剤や有機顔料が多く使われており、使用から廃棄までの環境・生物への負荷は計り知れません。匠の塗油は、できるかぎり環境に負荷がかからないよう考慮し、自然界に存在している天然成分のみを使用して作られています。
浸透性塗料
塗布すると木材の奥深くまで浸透。
現在使われている塗料の多くは、表面をコーティングしピカピカにしますが、匠の塗油は木材に浸透し、木の内部から木目や風合いを生かした落ち着いた艶を引き出しますので、木目がきわだち木肌が活きます。
匠の塗油のえごま油
えごま油とは?
えごまは古くから日本に根ざした植物です。
縄文時代の遺跡からは、えごまを含むシソ科の種子を食用としていた痕跡が発見されているように、古代からとても身近に存在していた植物だと考えられます。種子から油をとる方法が開発されると、食用だけでなく、お灯明油や灯籠や提灯の燃料として、さらには番傘や提灯の防水や建築用塗料として日本各地で広く活用されてきました。
しかし中世に入りなたね油が広く普及するとともに、えごま油の利用は、乾性油としての性質を生かした用途だけに特化されていったため、栽培量が激減し栽培地域も高地や山間部などに限定されていきました。
α-リノレン酸含有
えごまは別名、ジュウネンとも呼ばれます。 これは、「食べると十年長生きできる」という謂われからついた呼び名だとも言われています。
近年の研究により、えごま油はα-リノレン酸をはじめとした健康によい成分を持つことがわかってきました。オメガ3系の多価不飽和脂肪酸であるα-リノレン酸は、人の体内では作られない必須脂肪酸です。 α-リノレン酸は、えごまやキャノーラ(なたね)、ダイズなどの種子から採取した油に豊富に含まれています。その中でも特にえごまは、α-リノレン酸を極めて豊富に含む油です。 このα-リノレン酸は、花粉やほこりなどに対する過敏な反応や、体のアンバランスによって発生する種々様々な身体の自覚症状にも効果があることが知られてきました。
圧搾製法・一番しぼり
「匠の塗油」の荏油は、圧搾製法・一番しぼり。
明治時代から続く、100年以上の長い歴史と伝統をもつ食用油の老舗「太田油脂」のこだわりが、匠の塗油シリーズにも引き継がれています。
圧搾製法とは、採取した種子に物理的に圧力をかけて油を搾る方法です。そして、圧搾だけで搾り取られた油を、「一番しぼり」と呼んでいます。
現代では搾油効率を上げるため、ヘキサンなどの溶剤を添加し抽出する製法もあるなかで、太田油脂では、先人から引き継いだ伝統的な製法を大切に守っています。また、圧搾製法により搾油した一番しぼりの荏油(えあぶら)を「匠の塗油」にふんだんに使用できるのは、栽培から搾油・製品化までを一貫安定管理している老舗の強みが生きているからです。
太田油脂の独自製法
天然植物油の塗油には、難点があります。
それは乾燥までに、長い時間がかかるということ。
季節や樹種、含有水分、湿度などによっても異なりますが、完全に乾燥するまでに何日も必要とする場合もあります。
しかしこの天然植物油が持つ難点も、太田油脂の独自製法により大きく改善。
慌ただしく日々を過ごす現代人にも使えるよう、乾燥時間が大幅に短縮されました。
日本で初めて「えごま油」を食用化した油屋のこだわりと伝統が、ここでも生かされています。
「匠の塗油」ができるまで
えごま種子から荏油(えあぶら)を圧搾抽出した後、臭いや色、余分なロウを取り除きます(精製・脱ロウ)。荏油に桐油(きりゆ)を攪拌し、加熱、重合反応を誘発します。加熱すると、油中の分子同士が結合し分子量の大きな網目状の高分子を形成する速度が促進され、油の粘度が高まります。結果、加熱前よりも塗布した後により早く乾燥する塗油に変化します。
「匠の塗油」で美しく仕上げるには?
匠の塗油の使い方は簡単!
布にしみ込ませ薄く伸ばすように塗り、最後に拭き上げるだけです。
けれど、コツを知っているかどうかで、美しさは格段に変わります。
さあ、塗布してみましょう!
塗布前に準備しておくもの
- 匠の塗油
- 手板材サンプル(塗布面とおなじ板材を準備してください)
- ウエス(匠の塗油を塗布するときに使う布)
- 日本手拭いが適しています。パイル地タオルや、ハケ、ローラ、スプレーのご使用は塗り過ぎの原因になりますので、ご使用をお控えください。
- ウエスは塗布用と拭取り用を、2枚ご準備ください。
- 塗布に使用したウエスの一時保管に使用します(「匠の塗油」等をしみ込ませた布は、自然発火する恐れがありますので、使用後すぐに水に沈めてください)。
- 水を張った金属製の容器(バケツや洗面器等)
- 塗布に使用したウエスの一時保管に使用します(「匠の塗油」等をしみ込ませた布は、自然発火する恐れがありますので、使用後すぐに水に沈めてください)。
- ビニール袋
- #240程度のサンドペーパー
- 塗装面の下地を整えるために使用します(塗装面の状態により、他の用具が必要となる場合もありますので、あらかじめご確認ください)。
素地・下地の調整
塗布する面の木地表面についたホコリ、ゴミ、ヨゴレ等をあらかじめ拭き取ってください。
#240程度のサンドペーパーで表面を整えた後、から拭きし、木粉や汚れは綺麗に拭き取ってください。
※濡れ雑巾のご使用はお控えください(塗布面が濡れていると、塗りむらの原因になる場合があります)。
塗装面の状態 | 用具 | 処理方法 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
新しい木材 | サンドペーパー、ウエス(布)、金属製バケツ(使用済みウエスの処理用) | ゴミ、ほこりを除去する。#240程度のサンドペーパーで表面を整える。木粉や汚れを良く除去する。 | 木材の含水率20%以下 | |
匠の塗油塗装面 | ゴミ、ほこりを除去する。汚れや荒れている部分があれば#240程度のサンドペーパーで表面を整える。木粉や汚れを良く除去する。 | 匠の塗油クリアの塗布面には着色は定着しにくい | ||
他社塗料 塗装面 |
塗膜性 | 旧塗膜を完全に除去する。 | 塗膜剥離剤は必要に応じ使用する | |
浸透性 | 表面の汚れを除去する。 | 事前に試し塗し、色合いを確認する | ||
ヤニ分の多い木材 | シンナーまたはヤニ取り剤 | 表面のヤニ分を拭取る。 | ― |
こんな手順で塗布します
-
手板材サンプルに匠の塗油を試し塗りし、染み込むか確認してください。
樹種や気温・湿度等の環境条件により色や仕上がりが異なったり、乾燥時間が著しく遅くなる場合もありますので、使用前には必ず同一の板材サンプルに試し塗りをし、乾燥・仕上がり状態を確認してください。
※匠の塗油は、無垢材専用塗料です。すでに表面塗装されている無垢材に使用する場合は、必ず素地・下地を調整してください。(素地・下地調整は上の表をご確認ください)
※表面加工された木材にはご使用いただけません。また下地剤等の使用もお止めください。 -
塗布したくない部分は、塗料がつかないよう、あらかじめマスキングをしてください。
-
缶を十分に振り、よくかき混ぜてください。「匠の塗油」をウエスにしみ込ませ、木地にすりこむように、ごく薄く伸ばしてください。
- 塗布後すぐに木の表面の油分を、別の乾いた布で十分に拭き取ってください。から拭きが十分でないと、表面がべたついたり、乾燥が著しく遅くなったりすることがあります。
※通常、1回塗りだけで十分な仕上がりとなります。後は、お好みの仕上がり色を得るため塗り重ねることも可能です。
※塗り過ぎにご注意ください。(塗り過ぎると乾きがベタベタして乾きません。)
※「匠の塗油」等をしみ込ませた布は、自然発火する恐れがあります。使用後すぐに水に沈めてください。作業完了時は、水に浸したままビニール袋に入れ、密封し可燃物として処理してください。
-
乾燥時間は、使用した塗料、材質(樹種)、季節、地域によっても異なりますが、約24~72時間を目安としてください。
種類 塗装方法 乾拭き 標準使用量 乾燥時間 匠の塗油クリア ウエス塗り 1回塗り ★必須
塗布後すぐに表面の余分な油を拭取る約30m2/L (ラフ面・古材は約15m2/L) 約24時間以上 -
残った塗油は、蓋をしっかりと締めて直射日光を避けた涼しい所、および幼児の手の届かない所に保管し、できるだけ早く使い切ってください。
一旦開封すると缶内部の空気と反応し、塗料表面が固化し皮張りしたり、塗油の粘度が高まり塗布しにくくなります。保管の環境によっては、粘度が高まり塗油に固形した粒のようなものが混ざりはじめることもあります。
ご注意
- 自然発火にご注意ください
使用済みのウエスは積み重ねて放置しておくと、自然発火する恐れがあります。使用後即座に金属製バケツの水に浸し、水に濡れたままビニール袋に入れ、密封し可燃物として処理してください。 -
塗りすぎにご注意ください
塗り過ぎないようにしてください。塗り過ぎますと乾燥が非常に遅くなります。標準使用量を参考にしてください。塗布後すぐに、表面に余分な油や顔料が残らないよう、必ず十分にから拭きしてください (手のひらで塗布面を触っても、べとつかず塗油が手に付かない状態になるまで拭き上げてください)。 -
初めて使用される場合は、木の種類や塗り方法によって、仕上がりが異なりますので、必ず手板に試し塗りを行ってください。
匠の塗油シリーズ・ラインナップ
匠の塗油・クリアー
木の色目、木目を生かしたい 「匠の塗油・クリアー」は、内装専用の天然植物油100%の塗料です。 木材表面に擦込むと、表面から奥深く染みこみ、木材が本来持つ味わい、木目の美しさを生かし、潤んだような艶を与えます。 |
木製家具用天然ワックス
塗布面にもっと艶が欲しい 「木製家具用天然ワックス」は、良質の「えごま油」の植物ロウ分、米ぬかロウ(ライスワックス)、レモンオイルをブレンドした、使い安くのびがよい100%天然成分のワックスです。 匠の塗油と組み合わせてご使用になることで、木材の表面保護力がアップ。撥水効果も高まるので、調味料や飲み物などのシミ汚れをより効果的に防ぎます。 ※使用済みのウエスは積み重ねて放置しておくと自然発火する恐れがありますので、速やかに焼却処理をしてください。 ★耐汚実験★ 家具用ワックスを塗った板は、しつこい食紅の汚れも寄せ付けず、木材を保護していることが分かります。(赤枠) |
「匠の塗油」Q&A
良くあるご質問にお答えします。
何回塗ればいいですか? | |
一回塗りで充分です。耐候性が必要な外部塗装や、色合いを深めたい場合は、完全に乾燥した後二度塗りしてください。 |
上手な塗り方はありますか? | |
薄く擦り込むように、できる限りのばしながら塗ってください。 浸透性は良いので、塗ってすぐにから拭きしてOK。右手で塗り、左手で拭き取る連続作業でOKです。表面の油は残さないように充分に拭き取ってください(手の平で触り、べとつかずさらっとした状態までから拭きしてください)。 |
乾燥時間はどれくらいですか? | |
「匠の塗油 クリアー」は24~72時間ですが、冬場は気温が低いためさらに時間がかかる可能性があります。 ※木材の種類・季節・立地条件等により、色や仕上がりが異なったり、乾燥時間が著しく遅れたりする場合があります。必ず同一の木材に試し塗りをし、乾燥・仕上がり状態を確認後ご使用ください。 |
4~5日立っても乾いた感じがないのですが | |
多く塗り過ぎているか、拭き取り不足の可能性があります。表面の油を乾いた布で良く拭き取ってください。窓を開けて換気を良くすると乾燥は早まります。 |
どんな色艶がありますか? | |
木の自然な色艶を引き出します(白い木は白いまま、濃い木は濃く)。また、木目が引き立ちます。 |
匂いはありますか? | |
えごま油特有の匂いがします。 |
匂いは消えますか? | |
乾燥により、匂いは徐々に、また確実に薄くなりますが、個人差がありますので、ご使用前に匂いに反応しないか確かめてからご使用ください(10日から2週間程でにおいが気にならなくなります)。 |
どれだけの広さを塗れますか? | |
木の材質や表面の仕上げにより異なります。 詳しくはこちら>> |
雨の日でも作業はできますか? | |
雨天時の作業(特に野外作業)は避けてください。濡れた状態で塗布しますと色の濃淡が生じる場合があります。また、湿度が高いと乾きが遅くなります。 |
塗布にハケは使用できますか? | |
使用できますが、ウエスでの塗布をお勧めします。 ハケなどをご使用の場合は、塗り過ぎに注意してください。塗り過ぎますと、極端に乾きが遅くなりますので、標準使用量を参考に可能な限り薄く塗布し、ウエスをつかって拭き取ってください。また、塗布に使用した用具は、使用後、速やかに石けん等で洗ってください。 |
どのくらいの期間でメンテナンスが必要ですか? | |
メンテナンス時期を特に定めてはいませんが、1年を目安にしてください。カサカサ、色あせなどが気になり始めたら、気になる部分にだけ塗布してください。「木製家具用天然ワックス」で磨きますと、メンテナンスにも艶出しにもなります。また、日頃からこまめにから拭きすることで、自然な艶を引き出すことができます。 ※匠の塗油クリアは、重ね塗りしても色の濃淡ができませんが、有色(久米蔵色・墨色)はそのままの濃度で部分塗りすると濃淡(色むら)が生じる可能性があります。 |
塗り上げた床の掃除方法を教えてください | |
普通の掃除と同じです。掃除機などで埃をとり、固く絞った雑巾・モップで拭くか、から拭きすることで、落ちついた光沢が続きます。 |
床に傷を付けてしまいました | |
部分塗りをすることにより、薄い傷なら目立たなくなります。しつこい傷は、#240以上のサンドペーパーをかけ、先に傷を取った後、「匠の塗油」を塗ってください。 匠の塗油は、部分塗りができます。久米蔵色・墨色の塗布面で色むらが気になる場合は、匠の塗油クリアーと混ぜると、色(濃淡)の調整も可能です。 |
注意点はありますか? | |
木部浸透型の塗料です。塗りすぎには充分気をつけてください。また、表面に油を残さないよう、充分から拭きしてください。塗り過ぎ、拭き取り不足ですと、いつまでもベタベタして乾かない原因になります。 |
子どもがなめても大丈夫でしょうか? | |
天然植物油100%ですが、食品規格ではありませんので、念のため、医師にご相談ください。 |
使用済みのウエス(タオル)の処理は? | |
塗布や拭き取りに使用したウエスは、自然発火の恐れがあります。速やかに焼却するか、十分に水に浸してからビニール袋に入れて密封し、可燃物として処理してください。 |
残った塗油は保管できますか? | |
開封後の製品は出来るだけ早く使い切っていただくようお勧めします。 揮発溶剤を一切使用していないので固化しにくいですが、乾性油のため一旦開封すると缶内部の空気と反応し、塗料表面が固まり皮張りしたり、塗油の粘度が高まり塗布しづらくなります。1年も経過すると、かなり粘度が高くなり塗油中にダマのようなものが出来る可能性もあります。また久米蔵色や墨色など顔料が含有されている製品は、缶底に顔料が沈殿しますので、使用する前には十分に攪拌してください。 |