ノヴァの確かな目で選りすぐった最高の実、粒を、それぞれのおいしさ引き出すために、最適な方法で加工しています。たとえば、白いちじくはトルコ・イズミール産スミルナ種の実から、完熟した最大サイズのものだけを厳選。完熟してから収穫するので、果肉はやわらかく、香り高く、甘さもしっかりしているのが特徴です。

カルフォルニア産のレーズンは、天日乾燥。砂糖で味付けせず、素材の甘さをそのまま生かしています。見栄えをよくするオイルコーティングなども行わないため、オイル独特の臭みがなく、料理やパン、お菓子づくりにも湯通しすることなく使っていただけます。

スリランカ・マホ村産のカシューナッツは伝統的方法でローストしています。渋皮を化学処理することなく一つひとつナイフで削り、釜で芯まで火を通し、ソフトでクリーミーな甘みを引き出しています。

ナッツやドライフルーツ、パンを食べるときに欲しくなるのが、パンと同じ発酵食品である「紅茶」です。ノヴァでは、紅茶をフェアトレードにより輸入しています。
途上国の茶園では、多くの女性をはじめとした労働者が、低賃金で過酷な労働を強いられています。また、農薬によって自然破壊が進み、労働者は農薬によって健康被害を受けています。そのようにしてつくられた食品は、口にした人の健康をも害します。
そんな悪循環を少しでも改善できないものだろうか…。ノヴァは敬意に基づいた公平な貿易により生産者の自立を支援し、エコロジカルな農業を進めるフェアトレードに取り組んでいます。

有機ダージリンティーはインド東北、ヒマラヤのふもとにあるダージリン地方にある「アンブーチャ茶園」（標高1500～2000m）で生産されています。
有機セイロンティー、アールグレイティーは、スリランカ・ウバ地方・ハプタレにある、ランカオーガニックの「グリーンフィールド茶園」（標高1600～1800m）で生産しています。
どちらの農園ともに信頼関係を築き、敬意に基づいた公平な貿易を行い、生産者の自立を支援しています。

「グリーンフィールド茶園」では当初、フェアトレードを行っていませんでしたが、ノヴァと3年間におよぶ対話と交渉の末、フェアトレード認定を受けることができました。
フェアトレードで得た資金を貯めて、農園の敷地内にコミュニティセンターを設立。地域の人々の話し合いの場、結婚式などの行事、教育の場としても利用され、農園で労働する人たちの生活向上に役立てられています。

知的なハンディキャップをもつ人たちのアートの力によって人と人とを結びつける、アウトサイダーアートを主なテーマに掲げる栃木県那珂川町の「もうひとつの美術館」の活動支援をしています。

「すべての人が輝くことのできる社会を築きたい」という願いを込め、2004年より製品パッケージに「もうひとつの美術館」から伊賀高史氏の作品を使用。一袋ごとの出荷につき0.4円を、活動資金として寄付しています。