「オーガニック小松菜パウダー」をはじめとする小松菜製品の原料から加工まで、企画・製造・販売を一貫して行っているのが、株式会社プレマです。弊社もプレマ株式会社と同じ「プレマ」という社名で、お互いに今までお取引がなかったことが不思議なくらいで、かたや農業中心、かたや流通中心と主な事業スタイルは違っても、お互いに尊敬、敬愛し合っております。国内でも有数の出荷量を誇る有機小松菜は、東武伊勢崎線のりょうもう号の終点、群馬県赤城駅から車で20分ほどのところにある、小松菜農場で栽培されています。

そこは、北側には赤城山麓が広がる緑豊かな自然に囲まれた環境でした。

車での移動中に、綺麗な赤い色と形をした曼珠沙華に目を奪われました。そんな曼珠沙華ですが、地元の方でも、花が咲く直前までそこに曼珠沙華があるかどうかわからないほど、存在感がないそうです。畑ではこの曼珠沙華（ヒガンバナ）が咲き始めると小松菜の種をまく、という目安があると教えていただきました。

50坪のハウスの中には、即日収穫する状態の立派な小松菜が育っていました。端から端まで均一に育てる為には、ハウスの端までしっかり散水をすることで発芽率を上げたり、雑草取りをしたりと、多くの苦労があります。100坪のハウス内の雑草取りの場合、4人で入って30分程度かかります。ただ、秋に出荷するためには真夏の炎天下での作業となるので、その30分がいかに大変な作業になるかは容易に想像がつきます。

そうして手間暇かけられた小松菜を味見させていただきました。小松菜は朝が一番シャキッとしていて、昼頃になると水分が抜けすこし萎びてきます。これでも元気がないそうですが、畑で口にした小松菜はとてもみずみずしく美味しくいただきました。
自宅にも持ち帰らせていただいたのですが、子どもは生の状態でパクパク食べてしまいました。