ぽきっ　がりっ　この歯ごたえがたまらない
「地粉かれんとう」「つぶ塩がりんとう」

愛知県産の地粉を使ったかりんとう。地粉の風味がしっかり味わえ、またがりっとした歯ごたえが食べ出したら止まらない美味しさです。

「その名の通り、「がりっ」と音を立てながら食べるかりんとう。
噛みごたえのあるかりんとうはしっかり噛んでほしいお子様のおやつとしてだけではなく
お酒のおつまみとしも、奥が深い味わい。

ぼりぼりと音を立てながら食べるなんて…」とはよく言われたもの…でも、
この堅いかりんとうは、食べる音や噛みごたえも楽しめ、食べ出したら止まらない美味しさ。
地粉の風味もしっかり残っていますので、ご年配の方にも懐かしい風味が楽しめます。

原材料・生産者のご紹介

愛知県豊川市「こだわり農場鈴木」の小麦（農林61号）を製粉し、天然酵母でやっと膨らんだ生地がほどよい歯ごたえのもと。通常、小麦の製粉は少量では行ってくれません。できたとしても愛知県産の地物と外国産小麦が混ざってしまうこともあり、これではせっかくの地粉が台無しです。しかし、同じ愛知県内にある「わっぱの会知多共働事業所」では、小規模ながら製粉機と貯蔵する冷蔵庫も持ち、製粉や品質の調整などを行っています。

○小麦「農林61号」

日本中どの地域でも安定して収穫できる品種として高い支持を受けています。グルテン（小麦タンパク）は多くなく、中力の品種で一般的にはうどんを作られることが多い品種です。

日本で販売される小麦粉は主にアメリカ・カナダ・オーストラリアから輸入されており、製粉業者は品質のばらつきが出ないよう、複数の品種や産地をブレンドしています。そうすることで、購入時期が違ってもある程度は一定の品質が保て、料理やお菓子作りにも使い勝手が良くなります。
しかしこの「かんりんとう」で使われる小麦は農林61号のみ。しかも、それぞれの麦畑で収穫された小麦は土壌・日当たり・水の量が一定しておらず、また年によって作柄も違ってきます。それゆえに製粉ごとの品質に大きくばらつきが…。それだけ加工に難しさは付いてきますが、小麦特有の風味を活かして作られるお菓子は素朴ながら小麦本来の味が生かされています。

○小麦生産者「こだわり農場鈴木」

愛知県豊川市音羽地区にあり、100人を超える生産者が米を中心に様々な農作物を町ぐるみで作っています。元々は自分たちが食べるためですので、もちろん、安心出来る農作物が基本です

○小麦製粉所「わっぱの会知多共働事業所」

2000年4月愛知県武豊町に開設されました。食の基本である『農』を大前提に置いています。直営の農場を耕し、皆で生産した農産物を事業所に持ち帰って加工品にするという、一貫した生産活動をめざしています。母体となる『わっぱの会』は名古屋市昭和区を拠点に1971年より、精神障害者とともに働き、その社会的自立を支援しようという目的で活動しています。現在健常者のスタッフ10名ほどを含めて、35名ほどのメンバーで運営されています。
わっぱの会という福祉施設が他の団体とちがうのは『施設』という考え方をしていないという点です。消費者がじゅうぶん納得する良質のものを生産し、それ自体が事業として成立することを目標としています。だから、事業所を社会復帰するための準備、職業訓練の場というような位置付けはしていないのです。

地粉かれんとう

国内外に関わらず、選ぶ基準は「安心・安全な良い素材」。
愛知県産地粉100％、沖縄産黒糖、天然酵母、愛知県産ごまで風味付けという、選りすぐりの原材料で作るかりんとう。この地粉でのかりんとう作りは非常に難しく、毎回毎回水分や練り加減、発酵など非常に気を使っています。
通常、かりんとうの原料にする小麦粉といえば強力粉というのが常識。それくらいでなければ現在のようなサクサクとしたかりんとうにはならないそうです。こだわり農場鈴木さんの小麦粉は中力粉なので、できあがりは比較的歯ごたえのよいかりんとう。でもそのかわり衣となる黒糖が染み込みすぎることなく、さっぱりとした甘味。さらに地粉の風味が生きているので、他では味わえないかりんとうになりました。

つぶ塩がりんとう

地粉かりんとうの好評を受け、さらなるかりんとうをということになり、つぶ塩がりんとうができました。なんといっても『硬派』な歯ごたえということで“がりんとう”と命名。しっかり硬いかりんとうですが、かむごとに、高知県産天日塩の粒に当たりさわやかな海の味が広がります。ここでも試作を重ね、はじめは頭を悩ませたこの堅さが、逆に人気になりました。