身体のなかでは、呼吸により取り入れた酸素を元にエネルギーを作っています。その過程ででてくる副産物が活性酸素です。呼吸をする生物のほとんどは絶えず活性酸素を生んでいます。さらに、紫外線や大気汚染、水質汚染、化学物質などのさまざまな環境汚染物質に曝されていることも、活性酸素を生み出しているのではないかと指摘されています。

活性酸素による酸化ストレスは、細胞を攻撃し、老化や多くの病気の引き金になるといわれています。今や酸化に抗い、酸化を抑える「抗酸化」、酸化物から酸素を奪って元に戻す「還元」という言葉は、病気予防、アンチエイジングのキーワードになっています。

体内にも抗酸化物質を備えており、酸化ストレスから身体を守っています。また、食べ物から抗酸化物質を摂取したり、サプリメントとして高濃度に摂取したりもしています。

しかし、抗酸化物質が必ずしも全身に行き渡らないことや、活性酸素に電子を与え無害化した抗酸化物質が、周囲の分子から電子を奪って、連鎖的に酸化反応を引き起こすこともわかっています。

そこで、近年、注目されているのが、水素（H）の還元力です。
水素の効能については賛否両論がありますが、活性酸素を無害化する抗酸化酵素や還元力のあるビタミン（A、C、E）、ポリフェノールも水素を誘導することによって抗酸化作用を示すことがわかっています。水素の力なくしては、その効果は発揮されないのです。

酸化還元電位とは、ある物質が他の物質を酸化しやすい状態にするのか、または還元しやすい状態にするのかを表す指標です。この値がプラスで大きければ酸化力が強く、マイナスが大きければ還元力が強いということになります。簡単に言えば、酸化（錆びる、腐る、老化を意味する）したものを還元する（元に還る）能力を示す指標です。

1. 還元くんに熱湯を入れないでください。
2. エアコンや風が直接当たるところに置かないでください。
3. 長期間（1ヶ月以上）還元くんを空の状態で放置しないでください。
   一時的に還元くんの機能が低下します。しかし、再度24時間お茶を入れておけば機能は回復します。
4. 還元くんに長時間（24時間以上）お茶を入れたままにしないでください。お茶が変質するおそれがあります。

神戸の震災直後は、まともな食べ物が届くまでに2週間かかり、それまではおにぎり、パン、麺類の繰り返し、炭水化物ばかりの食生活でした。そういった環境のなかで、お年寄りの健康維持が心配でした。水分は満足にとれず、とれたとしても衛生状態がきわめてよくなかったからです。

そこで考えたのは、電源がなくても、お水やお茶を入れるだけで活性酸素を除去し、健康維持に欠かせないクリーンな還元飲料が作れるボトルの開発でした。
ボトルは、日本の土を使った特殊セラミック製で、世界初の自然の力のみで水素を生み出している製品です。鉛の溶出がない、重金属の溶出がない、放射線がないという安全性のデータも取りました。

なぜお茶なのか？

お茶に含まれるポリフェノールはOH基が山ほどついています。これから水素を取り出します。
お茶にはOH基が山ほどあるため、多くの水素を取り出せることになります。

エピガロカテキンガレート（EGCG）
分子式C22H18O11

左の図は、茶葉に含まれるカテキン類のなかでも最も多いエピガロカテキンガレートの化学式です。お茶を含む食品や飲料のなかで一般的に良いといわれるものは、左図に示したようにOH基が非常にたくさん付いています。還元くん内では、このOH基のOとHを切り離す作業がされています。その結果、マイナス電子と水素があふれ出し、電位が低く、水素を大量に含んだお茶ができあがります。これがお茶の優れた還元力を高めることになるのです。

※上記は水素および抗酸化に関して一般的に言われていることを記したものです。直接還元くんに結びつくものではありません。

私たちが普段口にしている、水道水、ミネラルウォーター、お茶などの飲み物の酸化還元電位はどうなっているのでしょうか？気になりますよね。
そこでそれらの酸化還元電位を調べてみました。この試験結果は目安値です。

水道水の値は、標準の京都市の水道水のものではありません。
なぜなら、プレマ京都オフィスには、ディレカを設置しているため、その影響を受けてしまいます。京都市の水道水は、+300～+500mV程度です。
酸化還元電位だけを見ると、ミネラルウォーターより、お茶や缶コーヒーの方が還元物質が含まれるため還元力があるということがわかりました。