ステンレス・ハンドジューサー GP-30【小麦若葉ジューサー】
繊維と栄養素を分離して、生きた酵素を搾汁!ステンレスのクリーンジューサー
「ステンレス・ハンドジューサー」は
販売終了いたしました。
ご愛顧ありがとうございました。
今日という日をはじめるための、朝一杯の新鮮なジュース。
愛情を込めて、手で搾る。
飲んで欲しい、あなたのために。
ボールいっぱいの生野菜は食べられなくても、
食が進まない朝でも、コップ一杯の野菜ジュースがあれば安心です。
新鮮な野菜のパワーと栄養素を身体の隅々まで届けてくれる絞りたてのジュースは、
まるで母の愛情が込められたお味噌汁のように身体の芯に染みこみます。
栄養たっぷりの生ジュースで、身体に活力を取り戻しましょう。
生きた力を取り入れよう
素肌美人は、内側美人?
光輝く美しい肌。あかちゃんのようなキメの細かい肌。 健康で滑らかな肌は、女性なら誰でもあこがれてしまう『健やかさ』のシンボルです。基礎化粧品に投資し、朝晩の化粧水パックで水分補給、ゴマージュに美容液。もちろん外出時には、紫外線を浴びないよう日焼け止めに手袋と日傘は必須。時にはエステに足を運んでお肌のお手入れには手を抜かないという女性も、決してすくなくないのでは?
毎月の身体のリズムや、慌ただしいスケジュール、不規則な食生活、短い睡眠時間。
紫外線や空気の汚れに代表される生活環境そのものも、肌のコンディションに影響します。なんとなく身体がだるかったり体調が不安定であったりしても、気づかぬふりで「がんばって」走り抜けてしまう毎日に、積もり積もった負債はある日突然「こんなはずじゃなかった・・・」の後悔と共に「目に見える形」でやってきます。
多くの女性が既に気づきはじめているように、美しさは決して『外側』のお手入れだけで手に入れられるものではないのです。
酵素と身体の不思議な関係
近年、美容や健康を気にするひとたちの間で話題を呼んでいるローフードやリビングフード。これらは生の野菜やフルーツなどの生きた食材から、『酵素』を身体に取り込む食事法です。
酵素といえば消化や呼吸、排泄などに至るまで、あらゆる生体内での活動に関与している生体の維持に欠かせない触媒となる化合物。その種類は3,000種類を超えるともいわれており、特定の物質の特定の反応にのみ関与し反応を進行させる性質を持っています。一説では、健康かどうかは体内に存在する酵素の働きによるといわれるほど、酵素は生体の活動に不可欠な要素です。
正常な生命活動を営んでいる場合には、体内での生産量もコントロールされている酵素ですが、実際には加齢によっても、また周囲の環境や食生活などによっても、その生産量は大きな影響を受けています。
「最近、風邪をひきやすくなったな」、「以前よりも、疲れやすくなったな」と感じることはないでしょうか。一概には言い切れませんが、免疫力や回復力の低下の一因には、この「酵素」が関係してくることが多いようです。
ローフード実践者によりしばしば引用されるエドワード・ハウエル博士(Dr Edward Howell)の説によると、酵素には大きく分けて2種類あるとされます。
ひとつは、潜在酵素とも呼ばれる「体内酵素」。
もうひとつは、生の食べ物に含まれる「食物酵素」。
「体内酵素」は更に、消化に関わる「消化酵素」と細胞の形成や修復、免疫など生命維持活動そのものに関わる「代謝酵素」の2つの働きに分化されますが、それらはお互い補完的な働きをしていると考えられています。つまり「消化酵素」の使用量を抑えると、余剰分の「消化酵素」が、「代謝酵素」として細胞の修復などに働きかけるのです。また一日に使用可能な体内酵素の量は決められているため、消化酵素を多量に消費すると、その分代謝酵素の量が減り生命維持活動が不十分になります。生の食べ物を摂取し、「食物酵素」自体の力で消化を助け「消化酵素」の消費を抑えると、体内酵素の消費自体も抑えられるとされます。さらには、この体内酵素の生涯生産量は遺伝子によって決められているともいわれています。
この博士の説は「酵素栄養学」と呼ばれ、現在もなおローフードムーブメントを支える根拠のひとつです。また日本においても、新谷弘実先生などに代表される研究者や医師などの考え方に影響を及ぼしています。「酵素栄養学」自体は大学などの研究機関においても徐々に研究が進みつつあるものの、まだまだ科学的に十分に立証・研究されているとはいえませんが、現在までローフードの摂取により健康状態が変化したり、あるいは好転したりという変化を報告した文献は多く発表されています。
人間の体をつくるのは、組織であり細胞です。
そしてその細胞を養っているのは、私たちが日々口にする『食物』です。
当たり前のことですが、食物は消化吸収されてはじめて身体の動力源となり、血肉となります。この「消化吸収」のプロセスに欠かせないのが、酵素。美しい肌や、健やかな身体に欠かせない要素は種々様々ですが、そのひとつに「酵素」が含まれるのは疑いようのない事実でしょう。
フレッシュジュースが秘めたチカラ
ローフードのブームにのって注目されているのが、スムージーやフレッシュジュースです。
いざ実践しようと決心しても、生活のリズムや体調、今までの食事との違いなどもあって、定着させるにはハードルが高すぎることも。けれども朝1杯のジュースを作るだけなら、なんだか続きそうな気がしませんか?
一般的には一日に必要な野菜の量は、350~400gといいます。
細かくみると、小松菜などの色の濃い野菜を100~150g、キャベツなどの淡色野菜を200g以上、これに芋や豆類が加わりますからかなりの量が必要だと考えられます。ひとことで350~400gといっても、どのくらいの量なのか想像するのは難しいかもしれませんが、だいたい中くらいのザルに山盛りにした重量です。具体的に例をあげると、中サイズの人参を1.5本(150g)と40cm長さのセロリを2本(200g)、これで350gの目安です。多いと感じるか少ないと感じるかはそれぞれの食生活にもよりますが、あくまでも一日の摂取目安量ですから当然これが毎日続きます。さらに「食物酵素」の摂取も考えた場合は、この野菜は生のまま食べるのが理想です。
本格的な消化活動がはじまる前に、食べたものは胃の上の方で事前消化されるといわれ、この際に活躍するのが食物に含まれる「食物酵素」です。食物酵素は基本的に自己消化するものの、他の食物を消化できる力はもっていませんし、一定温度を超えると失活すると考えられています。ローフード実践者の間ではこの温度は48度とされているため、消化酵素に着目した場合は出来るかぎり生食が勧められるのはそのためです。 ザル一杯の生野菜サラダを食べるのは少々骨が折れますが、野菜ジュースならら見た目の圧迫感も減り、目にも胃にも「適量」だと感じられる量になるのではないでしょうか。ジュースにするメリットは「見た目の量」だけではありません。液体にすることで野菜がもつビタミンやミネラルなどの栄養素がより消化吸収されやすくなります。
酵素が体内ではたらくために必要となる、ビタミンやミネラル。一説によると、体内酵素が円滑に働くためには、毎日40種類以上のビタミンやミネラルが必要だといわれます。これら「補酵素」と呼ばれる栄養素が一種類でも欠けると、どこかで酵素の働きが停滞し、身体に何らかのトラブルが現れるのだそうです。残念ながら、これらの「補酵素」は体内での生産や合成が叶いません。また酵素がスムーズに働くに十分な量を補う必要があります。
一日350~400gといわれる野菜の摂取量も、酵素の働きに十分な「補酵素」を補うには、実はその十倍以上の量が必要であるとする研究者もいるほどです。 生ジュースは、一部の酵素の活動に不可欠なこれら「補酵素」を効率的に吸収する優れた方法です。固形物だけではおおよそ不可能に近い量でも、生ジュースと併用すればより現実的な目標にかわるのではないでしょうか。
<酵素と活性温度>
生命活動に関わる体内酵素にとって一番快適な温度は、人の体温と同じ約37度前後だといわれます。48度以下での調理を勧めるローフードの普及によって「全ての酵素が48度以上で失活する」ように捉えられがちですが、生物の多様性が示すように、実際には50~60度で活性化するもの、極端な温度にも耐えうるものなども存在します。デンプン質を麦芽糖化するベータアミラーゼ(サツマイモなどに含まれる)は50~60度で活性化しますし、納豆キナーゼもまた40度以上で活性化するように、実際には全ての酵素が48度で失活するわけではなく、酵素の種類によって活性化する温度は異なっています。確かに素材によってそれぞれ異なりはしますが、ローフードでいわれる48度以下での調理は酵素を一番失活させにくい温度なのかもしれません。
パワフルグリーン、ウィートグラス
ウィートグラス(Wheatgrass)は、永きにわたって注目されてきた不思議な力を持つ植物です。ウィートグラスとは、小麦若葉のこと。小麦というとうどんやパン、お菓子の材料を連想しがちですが、欧米では小麦粒をご飯のように炊いたり、若葉を搾汁したりと様々な使われ方をしています。特に「Wheatgrass Juice(ウィートグラス・ジュース)」は、欧米のローフードレストランやオーガニックカフェでは必須のアイテムであり、ショットグラスに入った緑色の液体をまるで食前酒のように注文するひとの姿を頻繁に目にします。またキオスクと呼ばれるジューススタンドにも、バナナやオレンジ、人参、セロリなどの馴染みの野菜やフルーツに混ざって青々と茂るウィートグラスがおかれていたりと、一般的な素材としても広く好まれているようです。またインドでは伝統的な知恵を持った治療家たちが小麦若葉を処方したり、アラブ諸国などでも健康増進にと小麦若葉のジュースを扱うカフェやジュースカウンターが増えています。
ローフードやリビングフードでは必ず登場するウィートグラス・ジュース(小麦若葉ジュース)は、別名「天然のサプリメント」ともよばれるほど豊富なビタミンやミネラルを含んでいます。ケールや大麦若葉の絞り汁が先行して普及していた日本では、緑色の見た目がどうしてもあの独特の苦みを連想させ毛嫌いするひとも多いようですが、ウィートグラス・ジュースは同じ緑色でもフルーティな甘みがあり、独特のえぐみや苦みはあまり感じません。
最近ヨーロッパで人気のグリーンスムージーにもこの小麦若葉をつかったレシピがあり、フルーツや野菜などと一緒に麦若葉を高速ブレンダーにかけドリンクにしているようですが、小麦若葉は極端に食物繊維が多いため消化には負担が大きく、繊維と栄養素を分離するギア式ジューサーでの搾汁が普及しています。
ウィートグラス・ジュースには、100種類以上の栄養素とあわせ強い抗酸化作用を持つ成分であるSOD(Super oxide dismutase)酵素が含まれていると考えられています。一度に飲用する量は大体どこでもショットグラス1杯 約30ml程度ですが、飲んだ瞬間に身体が「かっ」と火照るような感覚になるというひとや、飲み続けるうちに体調が変わってきたというひとも少なくありません。1900年代初頭から徐々に普及し始めた小麦若葉が、今もなお注目を集め続けているその背景には、豊富な栄養だけでは説明しきれない魅力が隠されているようです。
神秘の植物、小麦若葉
注目!クロロフィル
力のみなもと、緑の色素
クロロフィルは、ホウレンソウや小松菜、パセリ、青梗菜などの緑色の植物に含まれる緑色の色素です。昔から「クロロフィル」を活用した美顔法や健康法があるため、どこかで耳にした覚えがある方も少なくはない「クロロフィル」ですが、『葉緑素』というとぐっと親近感が増すのではないでしょうか。理科の時間でもおなじみの「光合成」には必ず登場するこの『葉緑素』は、光のエネルギーを吸収し化学エネルギーに転換する役割の一端を担っています。
植物の生長に最低限必要だといわれる要素は、『水』・『空気』・『日光』の3つです。
しかし『水』も『空気』も、決してそのままの姿で植物の内部に存在しているわけではありません。根が地上から吸い上げた水は、大気中から取り込んだ二酸化炭素と科学的に反応し、ショ糖やグルコース、デンプンといった炭水化物に合成されます。そしてその際に必要とされるエネルギーは、葉緑素によって太陽の光から取り込まれます。理科や科学でおなじみの『水の電気分解』の実験を思い出してもわかるように、『水』を分解するには非常に大きなエネルギーを要するのですが、この『分解』に必要なエネルギーを、植物は『太陽の光』だけでまかなっているのだから驚きます。
光エネルギーを使うためには、光を吸収しなくてはなりません。それを行なうのが、光合成色素です。クロロフィルもまた、この光合成色素のひとつです。ギリシア語で緑を意味する“chloros”(クロロス)と葉を意味する“phyllon”(フィロン)に由来するクロロフィルは、その名のとおり『緑色』の色素です。クロロフィルには様々な種類がありますが、どれも役割は類似しており、主に光を集めるアンテナの役割を果たしています(中には光合成電子伝達反応に直接関わる『反応中心』としての役割を兼任するものもあります)。
1900年代前半においては、クロロフィルなどの光合成色素が、植物がもつエネルギー変換機能そのものであるかのように考えられていました。しかし時代が進むにつれ、エネルギー変換の機能は光化学系とよばれる複雑なタンパク質複合体によってなされていることが明らかになってきました。残念ながら、クロロフィルにはエネルギーを変換する機能は担っていませんが、明らかになったその構造は私たち人間にとっては驚くべきものでした。
自然の神秘、自然の恵み
クロロフィルを科学的に分析すると、「ポルフィリン環」に「フィトール」という炭化水素の鎖がしっぽのようについた構造をしています。植物の緑色は、この「ポルフィリン環」の中心にマグネシウムイオンが結合(キレート)され生じています。秋になると植物が退色するのは、中心のマグネシウムイオンが脱落することにも一因があると考えられています。
植物特有の構造のようにも思える「ポルフィリン環」ですが、実は他にもこれと同じ有機化合物の構造をもつものが存在します。
例えば、エビやカニの血液。
例えば、ひとの血液。
これらは「ポルフィリン環」の中心に配位される金属イオンの違いによって生まれる、いわば兄弟のような関係にあります。
構造の中心にマグネシウムイオンが結合すると植物の葉の緑色。
一価の銅イオンが結合するとエビやカニなど甲殻類の血液の青色。
二価の鉄イオンが結合するとひと(ほ乳類)の血液の赤色。
ひとの血液が赤く見える原因は、赤血球中のヘモグロビンによるといわれます。酸素運搬体であるヘモグロビンは、ヘム(Heme)と呼ばれる錯体と、グロビンというタンパク質が結合して出来ており、このヘムこそがポルフィリン環で構成される色素であると考えられています。
実際には、ポルフィリン環の周囲には常に炭素や酸素などの構造が結合し、それぞれ固有の構造をつくりあげていますので、葉緑素がヘムに変化することはないようです。しかし、ひとのいのちを支える酸素を運ぶヘモグロビンと、植物のいのちを繋ぐ鍵ともいえるクロロフィルが同じ「ポルフィリン環」を持っているという発見には、自然の偉大さを感じずにはいられません。
クロロフィルとその不思議
ノーベル化学賞を受賞したドイツの科学者 リヒャルト・ヴィルシュテッター(Richard Willsta¨tter)を筆頭とし、多くの科学者たちがクロロフィルとその不思議に迫ろうと研究を続けてきました。現在もなお研究対象として魅力を失わないクロロフィルは、特に欧米において、次のような医学的・生物学的な研究論文も多く発表されています。
天然のクロロフィルには、血液を浄化し、貧血を改善し、細胞単位での老化を緩慢にし、大腸ガンのリスクを軽減する働きがあるといわれています。クロロフィルとクロロフィリンには発がん性物質と結合する性質があり、これらの発がん性物質の胃腸管における吸収を妨げる働きが期待できます。またオレゴン州立大学のライナス・ポーリング・インスティチュート(Linus Pauling Institute)における研究では、クロロフィルとクロロフィリン(人工クロロフィル)が、アフリカ・アジア地域でよくみられるアフラトキシンB1に由来する肝臓ガンの予防に高い効果を示すという研究結果が発表されていますが、その仕組みや効果については現在のところまだ解明されていない部分が多いようです。
●デトックスとクロロフィル●
ナチュラルヒーリングの権威でもあるディートリッヒ・クリンクハルト医師(Dr Dietrich Klinghardt MD, PhD)によると、クロロフィルは細胞代謝・分化に密接に関与している転写因子群であるPPAR(peroxisome proliferator-activated receptor:ペルオキシソーム増殖剤活性化受容体)を活性化します。脂質や糖、炭水化物の代謝に関与する因子に高い影響力を持つPPARは医学的にも注目されており、高脂血症をはじめとした病の治療にPPARをターゲットとした医薬品が開発されています。
PPARは遺伝子発現を調整する核内ホルモン受容体の一種とされ、インスリン抵抗性を平準化させたり、細胞壁を開いたりする働きがあるといわれています。未だ完全に解明された訳ではありませんが、クロロフィルがPPARに働きかけこれらのデトックスには不可欠といわれる働きを活性化することで、細胞単位での浄化が可能になると考えられます。
クロロフィルは・・・
血液の浄化や増強を助けます
体内だけでなく、体表面においても抗菌作用を発揮します。
虫歯の予防や、歯茎の強化に役立ちます。
血糖値が安定するよう作用します。
肝臓の浄化や、体内に残留している化学薬品を取り除く助けとなります。
様々な肌の悩みの助けとなります。
天然クロロフィルと人工クロロフィル
1900年代初頭より続いてきたクロロフィルの研究ですが、その抽出には変わらず高度な技術と多くの時間を要するままだといわれます。天然クロロフィルだけを純粋に植物から分離しようとすると、生体に含まれる脂質や油分、タンパク質などの他の成分から切り離すために高額な有機溶媒を使う必要があります。また一旦生体から抽出されたクロロフィルを光や酸素による変質から保護するためには、更に高い技術が要求されるといいます。その結果、不安定な天然クロロフィルに代わり、より安価で安易に生成できる人工クロロフィルが供給されるようになったのだそうです。
人工的に作られるクロロフィルも、植物の葉の成分を抽出することからはじまります。抽出された成分を繰り返し分離・精製する過程において、クロロフィルが本来もつマグネシウムイオンや電子伝達性などは失われ、茶褐色に変色してしまいますが、緑色の色あいを戻すために人工的に別の金属イオンを配価します。人工的に加工されたクロロフィルには、前出の銅イオンを配価した銅クロロフィリンナトリウム(CuクロロフィルNa)や、鉄イオンを配価した鉄クロロフィリンナトリウム(FeクロロフィルNa)がありますが、これらはまとめて「クロロフィリン」と呼ばれ、比較的簡単に製造できるものとして利用が広まっています。中でも銅イオンを配価したクロロフィリンは、マグネシウムイオンが配価された天然クロロフィルよりも光や酸に対して安定度が高いことから、食品などの添加物として広く利用されています。またクロロフィリンには、細胞や組織を活性化させたり、細菌の繁殖を阻止したり、脂質の酸化を抑えたり、臭気を抑制したりする作用が認められています。
天然のクロロフィルは純粋に生体から抽出しようとすると、多くても1%程度であることを考えると、人工クロロフィルの製造技術が人々の生活に及ぼした影響は決して小さくないといえるでしょう。
しかしながら、天然クロロフィルにしか望めない機能が存在することも、また否定しがたい事実です。体内における代謝反応の結果生じるフリーラジカル(主に活性酸素)は、体内に溜まると過酸化脂質などを形成し老化を招くといわれますが、このフリーラジカルを消却する機能は、天然クロロフィルである『クロロフィルa』がもつと考えられています。またクロロフィルaは単なる色素にとどまらず、光触媒効率が最も高く生命の根源につながる全葉緑素の代表です。そして生体内でもっとも高い電子伝達性をもつといわれるマグネシウムイオンも、天然クロロフィルにのみ含まれています。
小麦若葉と神秘の力
小麦若葉が持つチカラ
緑の植物であれば含まれているクロロフィルですが、その中でも小麦若葉や大麦若葉は、クロロフィルを最も豊富に含む植物の代表格です。小麦若葉と大麦若葉はよく似た栄養価をもっているといわれますが、特筆すべきはその味の違いでしょう。
甘みもその生命力も強い小麦若葉に対し、大麦若葉はより苦く穏やか。
小麦若葉のジュースには、小麦アレルギーの原因であるグルテンは含まれていませんが、小麦若葉の甘さが苦手な方や、『小麦』が苦手な方には、欧米では頻繁に大麦若葉ジュースが勧められています。
麦若葉ジュースは、クロロフィルだけでなく、ビタミンやミネラルなどの栄養素や酵素を豊富に含んでいます。リンパを浄化したり、体内のpH(ペーハー)バランスを整えたり、細胞から有害な金属イオンを取り除き、活力を与えたりと、麦若葉ジュースがもつベネフィットは枚挙に暇がありませんが、その多くが麦若葉に含まれる天然クロロフィルに関係するものだと考えられています。
麦若葉に含まれる栄養素や物質は、これまで多くの研究者によって解明されてきました。しかしながら、人体にまだまだ多くの秘密が残されているように、麦若葉にもまた現代の科学や栄養学などの知識を総動員しても、解明されていない謎が残っています。
それが『グラスジュース・ファクター』です。
『グラスジュース・ファクター』とは?
『グラスジュース・ファクター』とは、生殖能力の向上や、生長の促進、健康の増進など麦若葉に含まれる成分・要素だけでは説明しきれない様々な『不思議』を統括する概念として1930年代以降使われ続けてきました。
小麦若葉の絞り汁を塗布すると、膿まないまま急速に治癒されていく傷口や、消炎される関節や皮膚。また小麦若葉ジュースを飲用し続け、治癒されていった細胞や内臓組織の損傷。小麦若葉に関わる多くの研究者や医師が目撃している様々な奇跡は、時にはビタミンKに由来する効力であると論じられ、時にはクロロフィルに由来する能力であると結論づけようともされてきました。さらに研究が進むにつれ、『グラスジュース・ファクター』は小麦や大麦などの麦若葉だけでなく、キャベツやグリーンピース、カリフラワーなどの野菜や海草にも認められる物質であり、クロロフィルとなにかの成分の相乗効果であると主張する研究者も出てきましたが、しかしその正体はいまだ謎のままです。
多くの説が飛び交う中で、オーストラリアのクリス・レイノルド医師(Dr. Chris Reynolds)の説によると、血中の糖度を安定させる働きや、傷の治癒にみられるような細胞を活性化させる働き、骨髄内における血液生成の働きなど、麦若葉の持つ力には、まるで成長ホルモン自体が働きかけているかのような働きが多くみられるのだそうです。そしてこれらの不思議な力は、小麦や大麦などの麦類の若葉が持つ成長ホルモンや下垂体前葉からの黄体刺激ホルモンの分泌を促す影響力に由来しており、『グラスジュース・ファクター』は単一の成分や栄養素に由来するのではなく、これらの栄養素が体内で複合的に反応しあうことによって生まれてくる影響力が根底にあるのではないかと締めくくられています。
私たちの身のまわりには、私たちが持っている知識では解明できない不思議がまだまだ存在しています。どれだけ分析が進んだところで、小麦若葉もまた生きているものである以上、完全には解き明かせないブラックボックスが存在していても不思議ではありません。
人の身体もまた、謎と神秘に満ちたブラックボックス。不思議同士が相乗効果を引き起こし生命そのものに働きかけているのが、『グラスジュース・ファクター』の真実なのかもしれません。
ハンドジューサー 大解剖!
衛生的なステンレススチール製ハンドジューサーは、テーブルやカウンターに設置したままでも邪魔になりにくいコンパクトサイズ。
組み立てや分解も簡単だから、使うたびに隅々まで綺麗に洗えます。
▼本体
※固定用クランプは、厚さ390mmまでのテーブル・カウンターに設置可能です。
※卓上からジュース注ぎ口までの高さは約150mmです。
▼パーツ
フィルター網目(小) 固い素材、繊維の多い素材に |
フィルター網目(大) 水分の多い素材に |
フィルター網目なし ピーナッツなどバター作りに |
ギア 電動ジューサーと同じスクリュー式ギア |
ゴムパッキン | ドラムキャップ専用レンチ | 押し棒 |
使ってみよう!ハンドジューサー
ジューサーだから、フルーツや野菜のジュースは搾れて当たり前。
ステンレス・ハンドジューサーは、フィルターを変えるだけで他にもこんな使い方が楽しめます。
網目なしのフィルターを使用する場合、分解の際に非常に外しにくくなる場合があります。
そのときは、投入口からフォークやスプーンなどでフィルターを押し出してください。
またフィルター 網目(小)でも、ナッツ類のバターをつくることができます。
網目のフィルターを使用する場合は、必ずシュース注ぎ口の下にも器を置くようにしましょう。