香り高くやわらかで大粒な梅「城州白」青梅と梅干し
京都府城陽市で江戸時代から作られる大粒の梅「城州白(じょうしゅうはく)」。梅干しも梅酒も今までの梅とは違った味わいが感じられます。
「城州白」青梅と梅干しは販売終了いたしました。
ご愛顧ありがとうございました。
桃のような甘いかおり
とろけるような果肉のやわらかさ
城州白でつくる梅酒・梅シロップは
芳醇な香りがします。
城州白でつくる梅干しは
甘酸っぱい香りがただよいます。
京都のここでしかない、
この城州白の特別な美味しさをお楽しみください。
京の梅 城州白(じょうしゅうはく)
城州白は大粒で少し楕円形の実。香りが良く、果肉が柔らかい梅です。
地元の酒造店は、この城州白を使って梅酒の生産しています。桃のようなフルーティな香りの良いこの梅酒は全国的に有名です。
城州白は香りの良さと、果肉の柔らかさなどから、梅酒やシロップなどお菓子としても、また梅干しにしても格別に良い梅として、地元ではお馴染みです。
- 少し楕円形の実。
桃に似た肌質で
うっすら産毛が生えています。
- 果実の色は緑色~黄色味を増し、
日光が当たる所は、
鮮やかな紅色になる。
大切に守り続けたい江戸時代から続く青谷梅林
京都府南部に位置する城陽市。その中にある青谷梅林は江戸時代から続く梅林です。
この土地での梅栽培の歴史は古く、文献によると江戸時代の初期か中期頃だろうと思われます。このころは梅の実から烏梅(うばい)とよばれる媒染剤が結構な収入になったので、農家は競って梅を植え、瞬く間に梅林の規模は大きなりました。かくして青谷は広大な梅林になったようです。
外国から入ってきた化学染料のため、烏灰の需要が急速に減り、青谷梅林は一時衰退しかけました。しかし、村の有力者たちが「青谷保勝会」をつくり、「梅肉」や「のし梅」などの新製品をつくり、観光でもアピールしたことで、再び盛んになりました。
このころから新種として「シロ」あるいは「上洲」と呼ばれる梅の栽培がさかんになりました。大粒で良い実がなり、生梅として販売が可能な品種で、その後これが「城州白」として現在に続いたようです。
「城州白」の城は山城の城、州は国をあらわし、白はこの梅が大きく育ってくると他の梅に比べて実が白くなるところから名づけられたようです。
城州白の特徴
「果実は楕円形で先がやや尖っているのが特徴です。大きく育ってくると色が白くなります。さらに熟すと黄色みを帯びてよい香りがします。大粒で果肉が厚く、表皮はしっかりしていますが、やわらかい果肉がたっぷり入っています。表面にはうすい産毛のような毛が見られます。
花は白く、観梅の時期は青谷は白い霞のような花に包まれます。収穫時期は晩生のため、青谷では6月下旬になります。他の地域ではほとんど見られない、青谷特産の品種です。
城州白の香り
「青梅の時期には村中にこの華やかな香りがして癒されます。「この香りをフレグランスにして一年中楽しみたい・・・」と言うスタッフまでいます。この香りを閉じ込めた商品をつくりたいものです。
また厚くやわらいかい実は梅干しにも、ジャムやシロップなどの加工品にも最適。華やかな香りと梅の実の旨さが光ります
城州白の大きさ
大きさを伝えるのには、やはり他の梅干しと比べて見ないと分かりません。
そこで、プレマシャンティ有機三年熟成梅干と比較してみました。
左:プレマシャンティ有機三年熟成梅干(1粒約2~3cm)
中:青谷産 城州白 しそ梅(1粒約3~4cm)
右:青谷産 城州白 白梅(1粒約3~4cm)
城州白は晩生(おくて)品種です。収穫は梅の季節が終わる頃・・・
用途に合わせてお選びいただけます。
- 秀・城州白
- 極上の梅で、記念や贈り物になるような梅干し・梅酒を漬けたい方に
- 優・城州白
- 城州白は初めて。味や香りのよさを感じたい方に
- 無選別・城州白
- たくさんの梅で梅干し・梅酒を漬けたい。または、梅仕事が初めてで上手にできるか心配な方に