秘伝の製法で、いのちに調和する海塩 ヨロン島の塩『じねん』
海は生命の源、青い珊瑚礁の海から生まれた塩です。
美しい珊瑚礁に囲まれた島
ヨロンで生まれた海塩
「じねん」
与論島に古くから伝わる製法によって、
ミネラルの生きた、純白の塩を作りだしました。
じねん 【自然/jinen】
古くは「じねん」はありのままの意、「しぜん」は万一の意に使い分けられていました。
ミネラル豊富なヨロン島の塩「じねん」
海は生命の母である
本来の「塩」は白色
ミネラル分を残している本来の塩の色は、海水を水分が無くなるまで煮詰めても有機物などのため、薄い乳白色になります。出来上がった塩に色が付くのは、鉄釜などの錆や土の汚れのためです。極度な精製をせずに、自然のバランスを残した本来の塩には「苦汁(にがり)」が入っていても白いのが本当なのです。
ミネラルのない塩は危険!?
私たちのよく口にしている、いわゆる普通の塩は、イオン交換皮膜技術によって高精製された塩(塩化ナトリウム99%の非常に純度の高いもの)です。
ミネラルがゼロに近い塩は、命のみなもとである海のミネラルバランスとはかけ離れたものとなり、私たち生命が寄り添ってきたものではなくなっているのです。塩辛い食事をとると体調不良を起こし、高血圧、脳卒中などを引き起こす原因となるといわれている裏には、自然なバランスを欠いてしまった塩の存在が考えられます。海から贈られたミネラルを大切に残した、体に調和した塩を選択したいものです。
本来の塩は甘い
高精製された塩を少量水に溶かして味わってみますと、塩辛さはもとより不味さを舌に感じるでしょう。これはミネラルをまったく含まない塩化ナトリウム99%の「塩」だからです。「じねん」を同じように少量水に溶かして味わってください。きっとほのかに甘さを感じるはずです。これは、天然ミネラルのにがり(塩化マグネシウム含有量0.7%)が含まれているからなのです。
人間の体に調和した味を知っているのは舌です。舌にやさしく感じるものこそ、体に調和し必要としている食べ物なのです。
自然のミネラルを残した塩の色々
ミネラルを取り除いていない、本来の塩にも、さまざまな作り方がありますが、大別して2つに分けられます。
まずは、海水をそのまま煮詰めていくだけのもの。時間をかけて海水をじっくり煮詰めていき、「塩」の結晶を作っていく方法です。天日を利用して海水の水分を蒸発させる塩田法もこれにあたります。
次に、岩塩などを水(海水、井戸水、水道水)に溶かしそれを煮詰めていく方法です。また、煮詰める前に中国産にがりを加えるものもありますが、このにがりを加える事によって塩の色が薄い黄土色になるのです。
人類の長生きを願った「じねん(自然)」
与論島は周囲を珊瑚礁に囲まれたとてもきれいな島です。その美しさをたとえるのに「東洋に浮かぶ一個の真珠」とも呼ばれております。満潮(最も満潮時の水位が高くなる)時に、そのきれいな海水を汲み上げ、珊瑚礁の白砂でろ過することで、珊瑚礁のミネラル分(塩化カルシウム含有量1.1%)が含まれています。
「じねん」は、人類が皆元気で長生きすることを願って開発されました。
与論島では魚介類や野菜を海水で洗って食べるという習慣がありました。こうすることにより、適度な塩味とバランスのよいミネラルの摂取ができていました。これは、私たちのよろん島が「長寿の島」と呼ばれる要因の一つではないでしょうか。
私たちの「じねん」は、時間をかけて海水をじっくり煮詰めていき、「塩」の結晶を作っていく方法をとっています。さらに、与論島に古くから伝わる秘伝の製法によって、鉄や土の汚れを取り去った純白の「塩」を作り上げております。にがり(塩化マグネシウム等を含むミネラルの総称)を残した「じねん」は、私たちの体に大切なエッセンスとして働いてくれるのです。