オランダ生まれのハーブ&スパイスティー「ハリティー」とヨガで心と体の深呼吸
ヨガによる心と体のリフレッシュ方法を、クンダリーニヨガ講師の上東里沙氏 にお教えいただきました。
ヨガで心と体の深呼吸(らくなちゅらる通信vol.68掲載記事より)
「自分を愛してますか?」
上東 里沙 (うえひがし りさ)氏
KRI 認定国際クンダリーニヨガ講師。
「サットナムラサヤン」プラクティショナー。
東京に拠点を置き、クンダリーニヨガを広く伝えるために精力的に活動している。)
ちょっと下向きになった気持ちを、どうにかしたい……。
ヨガによる心と体のリフレッシュ方法を、クンダリーニヨガ講師の上東里沙氏
にお教えいただきました。
マイナスな感情を否定しないで
何かとストレス要因の多い現代社会。変化も多く、頑張りすぎて、疲れがどっと出てしまうこともあります。思うようにいかないとき、「私はなんてだめ人間なんだ」と自分を責め、
傷つけてしまいがちです。その苦しみはどこからくるのでしょうか ?
人は固定観念から、これはよいこと、悪いことと2元性で判断し、悪いこと(マイナス)は隠したがります。マイナス=だめ、と思っている方程式を心の中でつくり上げているのです。まずは「ネガティブな自分も自分なんだ」と自分を受け入れてほしい。
ネガティブな自分を、真に変えたいと思うのであれば、その原因となっているものを見つめる必要があります。なぜ今、自分はその感情を味わっていて、そこから何を学びとる必要があるのか ? お酒などに逃避しても根本的な解決にはなりません。静かに座って、瞑想をし、自分を見つめてみる必要があります。
"よい部分 "をストレッチ
「疲れ」の原因のひとつに、人間関係もあります。「あの人が嫌いだ」と思うと、相手の嫌な部分だけにとらわれてしまいます。
この地球という惑星にある自然、動物、人の、全ての本質は同じです。嫌いな相手の中の素敵なところをみてください。ほんの少しでもないでしょうか ?
その部分だけに意識を向けます。相手のネガティブな部分を、自分の想念で、さらにそれを増幅させることをしないということです。
もしそのように他人と接するのであれば、他人もあなたにそう接してくるようになります。
"惹かれる "ことに素直に
また「疲れ」は、自分を見失い、エネルギーを消耗しているサインです。
本来の元気な自分を取り戻すためには、日々の暮らしの中で、意識的に直感を鍛えていくのもいい方法です。
「ショティマーティー」は、ヨギの伝統的な調合をもとに、7種類のお茶がそれぞれのチャクラに作用するようにつくられています。チャクラとは体にあるエネルギー中心点のことをいいます。
今の自分は、どのチャクラのバランスをとることが必要なのか、頭で考えず、「惹かれる」と思ったものを飲んでみる。たとえば、パッケージの色がいつもより鮮やかに見えたとか、
パッケージのメッセージにぐっときた ! とか。
あなたが知りたいことは、全て「直感」が知っています
<実践編>ヨガでリフレッシュ
「クンダリーニヨガはパワフルで効果の早いのが特徴。静と動の要素がバランスよく入っています」と上東さん。心と体をリフレッシュする簡単な方法を教えていただきました。
※ヨガの呼吸は基本的に鼻呼吸です。特に指示のない場合は、鼻で呼吸を行ってください。
- (1)両手は肩幅に開き、両足はそろえて床に着き、お尻が高くあがるようにして、三角形の形をつくる。左足を高くあげる。
- (2)腕立て伏せを7回行う。おでこが床に着くくらいまで腕を曲げる。左足を下ろし、今度は右足を上げて腕立て伏せを7回行う。
【ポイント】
背骨の軸が崩れないように行います。片足を上げるとき、骨盤をねじらないように注意して、まっすぐ後ろへ上げます。心がうつうつするときは、ちょっとハードなポーズで、エネルギーを消耗させてあげるといいですね。
- (1) あぐらの状態で背筋を伸ばして座る。左手でこぶしを握り、右手の甲にのせる。
- (2) 息を吸いながら腕を60 度上に上げる。(1)(2)をリズミカルに力強く2~3分繰り返す。
【ポイント】
苦しくなったら、「つらい」という気持ちから焦点をずらし、呼吸に集中してみてください。ちょっとでも「気持ちいい」と思える部分に気持ちを向けるといいですね。
- (1) 体の正面で両手の平を合わせる。手の平同士が接しない程度にする。
- (2) 両腕をなるべく高さを維持したまま後ろに引き、胸を広く開く。(1)(2)をリズミカルに力強く、2~3分繰り返す。
【ポイント】
日常ずっと緊張している体をゆるめ、固まっている部分に息を通してあげるようなイメージで行ってみてください。
- (1) 両手を丸く合わせてカップをつくり、目はわずかに開きカップを見つめる。深く鼻から息を吸って止める。 ネガティブな感情を抱いた出来事を思い浮かべ、そのときの感情を味わう。
- (2) ネガティブな感情を一気に力強く、カップに向かって息とともに口から吐き出す。(1)(2)を3分間ほど行う
【ポイント】
怒りや不安を感じた具体的な出来事を思い浮かべてください。(2)はいらないものを全て宇宙へ返すようなイメージで。