締め付けない「寝る時ふんどし」で自然な巡りを
リラックスタイムに体の流れを解放、健康・美容に良いことたくさん。
古風なイメージがありますが、実は現代人にこそ必要な下着です。
ゴムを使った下着は、ほぼ24時間体を締め付けます。
それが冷えや体型の崩れなどの原因となる可能性が……
せめて就寝時やリラックスタイムぐらいは心身を解放してほしい。
そんな想いで作られているのが「寝る時ふんどし」です。
「寝る時ふんどし」のすすめ
「寝る時ふんどし」は、就寝時や、自宅で過ごす休日などにおすすめしているふんどしです。
もちろん、日中に身につけていただいても構いませんし、実際、愛用者の方になると、一日中ふんどしという方も少なくありません。
しかし、はじめてふんどしを使われる方、慣れていない方にとってはハードルが高いため、まずはリラックスタイムでの使用をおすすめしています。
なぜ、ふんどしが良いのか。それは次のような理由によります。
締め付けない気持ちよさ
ふんどしの長所は、何といっても“締め付けない”ことにあります。
あまり意識されないかもしれませんが、普通の下着を身につけているということは、ほぼ24時間(入浴時やお手洗いをのぞくとほぼ23時間?)365日、お腹回りやそけい部(太ももの付け根)をゴムで締め付けていることになります。
この締め付けにより血流やリンパの流れが阻害され、血行不良や代謝の低下、冷えや体型の変化、その他さまざまなトラブルの原因となることも考えられます。
通気性が良く、優しい肌触り
ふんどしは、通気性が良く、蒸れがちなデリケートゾーンを清潔に快適に保ってくれます。また、綿や麻などの天然素材を使用しているものが多いので、ナイロン製の下着に比べて、格段に優しい肌触りです。
直接お肌に触れるものは、やはり、お肌により心地よいものを選びたいものです。
「寝る時ふんどし」のすすめ
綺麗工房 犬竹真由美
私には高齢で出産した娘がいます。
生まれたときから音にとても敏感で、ほんの少しの物音にも反応し目を覚まして泣き出します。おむつが取れた頃からますますひどくなり、風の音、足音、ちょっとの音で目覚めます。そのうち音がしなくても夜中に何度も目覚め泣き出すようになりました。それをなだめて寝付かせるまでが大変なのです。
眠りが浅いので朝もボーッとしていて、すぐに熱を出す体の弱い娘でした。
それに付き合う自分も疲れが溜まり、いつも体がだるく、日々辛さが増していました。
そんなある日、褌(ふんどし)が健康に良いと聞き、1枚作ってみることにしました。服飾の学校を出てずっと服飾の仕事をしていたので裁縫はお手の物です。どうせなら大好きな和柄の生地で。
作っている最中、見ていた娘が「可愛い~!私にも作って!」。
さっそく子供サイズを作ってあげたところ喜んで着けています。そして就寝。あの夜の感動は今でも忘れられません。あんなに寝付きが悪く、眠りの浅い娘が何とイビキをかいて寝始めたのです!あまりの驚きと嬉しさで涙が止まりませんでした。
その夜を境に娘は毎晩褌を愛用し、毎晩ぐっすり眠るようになり、いつしか体も丈夫になってきました。今では我が家は全員褌で寝ています。休日は褌で過ごします。
いろんなことを調べていくうちに、体を部分的に締め付ける下着の弊害も分かってきました。たかが下着、されど下着、実はとても奥が深いのです。