ペット専用砂むし温泉突撃レポート

黒木動物病院へ行ってきました!

一体どれだけ彼らの食事に気を配っているといえるでしょう

内田社長号の様子

アニマル・ワン社のグループ会社であるベストアメニティ社を訪問した翌日、両社の代表である内田社長の運転で、久留米から鹿児島まで九州を縦断! 

雨の降る高速道路を内田社長号は猛スピードでぶっ飛ばし、それでも3時間は走ったでしょうか。無事(?)到着しましたのは砂風呂で有名な指宿温泉。今回の訪問先である黒田動物病院は、指宿温泉の中心部からほんの少し離れたところにありました。

黒田動物病院には、なんとワンちゃん・猫ちゃんが砂風呂に入れる施設があるんです。

砂風呂にはかなり興味津々でしたが、まずはお忙しい黒田先生に、診察の合間をぬっていろいろなお話を聞かせていただきました。

黒田先生と一緒に

開口一番、
「私、いくつに見えます?」

わっかんないんです、これが。
そういう聞き方してくるってことは、結構いってるんでしょ、センセイ。
でも、結構っていっても、髪は黒々フサフサ、お肌もつるつる、姿勢もよくって言葉もハキハキ。答えに困ってしまいます...。

とにかく、見た目より確実にお年を重ねられているのは確かなようです。
で、なんで先生の年の話なの?ってところですが、
つまりはここでも、「食」がテーマなんですね。

日々の食事に気を遣っているから、いつまでも若々しくいらっしゃる。そしてそれは人間だけでなく、動物たちも同じことが言えるのだというお話なのです。

最近のペット達のよくかかる病気は、ガン、ストレス性肥満、成人病、皮膚炎など...。まるで人間そっくり。動物たち、とくに室内で飼うペットや、鎖でつながれているワンちゃん達などは、飼い主が与える食べ物しか口にすることはありません。つまり、ペットの健康状態は飼い主が用意する食事に完全に依存しているのです。

ところが実際私たちは、一体どれだけ彼らの食事に気を配っているといえるでしょう。自らが口にするものについては随分慎重になってきている飼い主の方々も、果たして同じ考えの基にペット達の食事を正しく選べているでしょうか。上手な謳い文句に乗って、あるいはワンちゃんがぱくぱく美味しそうに食べるからと、原材料など確認することもなく売れ筋のペットフードに手を伸ばしていることはないでしょうか。
(そもそもペットフードに関しては正しく規制する法律がなく、業界団体による取り決めでも80%の原料を開示すれば、残りの20%は何を入れていてもお咎めナシという驚きの真実...。みなさんどのように受け止められますか。)

佐々田がアニマル・ワンのペットフードをおやつにしていることは皆さんもご存じの通りです。ペットが口にするものを、私たちが食べられない(食べる気になれない=本能的に拒否する)ことがそもそもおかしいのです。

黒田先生のところには、かなり深刻な問題を抱えるペット達が続々と、それも全国各地からやってくるといいます。もちろん、緊急時には相応の処置を施しますが、黒田先生が飼い主の方々に常に求めることは食事の見直しだといいます。美味しそうに食べてくれるのは飼い主としては嬉しいことかも知れませんが、必ずしもそれらがペット達の健康にとって良いものであるとは限らないのです。

ベスト・アメニティ社内田社長と弊社中川

そもそも、内田社長がペットフードを作ろうと思ったきっかけは、ご自宅で飼っているわんちゃんに、体に良いものを食べてもらいたかったということだけなのだそうです。黒田先生は内田社長の、人間も動物も体が必要とするものを食べないといけないというこだわりに深く共感し、現在は、アニマル・ワン商品のアドバイザーとして、現代社会のペットが安心して食べられるペットフードの開発に協力されています。

 

砂風呂=自己修繕の場。ペットの砂蒸し治療ができるのは黒木動物病院だけ

実は黒木先生、テレビ取材などもよく受けられるので、もしかするとご存じの方もたくさんいらっしゃるかも知れません。全国各地から飼い主に連れられてやってくるペット達。その目的は、黒木動物病院の施設内にある砂風呂です。砂風呂に入ると、体の病んでいる部分が特に熱さを感じるそうです。その刺激が自然治癒力を促すのです。
今回、実際に黒木先生のお嬢様のワンちゃん達が砂むしするところを見学させていただきました。

ペットの砂蒸し治療の様子1

まずはくるくるっとタオルにくるまれていきます。先生の手際がよいのと、ワンちゃん達も砂むし大好きなので、なんの抵抗もなくあっという間にクルクル巻き上がりました。

ペットの砂蒸し治療の様子2

温泉のお湯をはって砂を温めていたのですが、砂蒸し前にお湯を抜いてしまいます。砂の温度はだいたい45~48度になっています。

ペットの砂蒸し治療の様子3

ワンちゃん達に砂をかけていきます。おおよそ体重分くらいの重さの砂をかけてあげるのだそうです。

ペットの砂蒸し治療の様子4

あっという間にうっとりのご様子。みんな本当に気持ちよさそう。居眠りしている子もいます...。

個体差がありますので一概に何分間とは言えませんが、眼球が赤くなってきたらおしまいのサイン。みんな10分以上入っていました。

慣れないペット達はタオルでくるまれるときこそ少し抵抗することもあるようですが、一旦砂に入るとみんなご機嫌で、かつて一匹たりとも砂から飛び出したワンちゃん・ねこちゃんはないのだそうです。かなり重症の場合は、連続的な治療が必要ですが、健康維持のためにやってくるペット達も多いのだとか。指宿だからこそ存在しうる治療法なので、みなさんにオススメしようにも難しいのではありますが、もしもワンちゃん・ねこちゃんと指宿方面にお出かけの際は、ぜひ一度訪ねてみてください。

黒木先生に教えて頂きました!
『砂むし温泉(ぺット専用)って、どんなものですか?』

おとなしく砂に埋まっている姿にヒントを得て・・・

おとなしく砂に埋まっている姿にヒントを得て・・・

昭和50年市営砂むし場で、10頭の犬や猫の入浴実験を試みたところ、全ての動物達が、意外におとなしく入浴を楽しんでいたことから、これはいけると踏んでいました。

幸い自宅には、豊富な温泉を吹き出す泉源が3本あり、また、たいへん良い泉質に恵まれたことも、決意する要因でありましたが、昭和60年には、鹿児島大学医学部の先生方が、「砂むし温泉医学研究」をされました。
その研究発表を基盤に、当院でも昭和61年からペット用砂むしについて、本格的に調査研究を重ね、人間のデータをそえ、母校である麻布大学獣医学部の第一外科学教授に相談したところ、「これはおもしろい、効果も大きいはず!」とお墨付きをもらい、病院の金面改装を機会にペット専用の砂むし場をもうけました。

おとなしく砂に埋まっている姿にヒントを得て・・・

砂むし場は病院一階の5m2の部屋に、広さ1.8m2、高さ1.5mの浴場に、深さ50cm程度の砂を敷き、さらにその下にマットと石を敷いて、温泉が流れるようにしています。人間では50℃程度が適温ですが、動物の場合にはそれよりも低く、45~48℃ に砂温設定してあります。
入浴前に体温、脈拍、呼吸数、血圧など一般診祭を行い、必要に応じて、心電図、尿検査、血圧検査を実施し、人間さえしない念を入れたテェックをします。
入浴は特製の浴衣かバスタオルで、身をくるんで、治療に応じ5分~15分間砂に埋まります。人間の場合は、「あお向け」ですが、動物の場合は、「腹ばい」か「横向き」の姿勢になります。
最初落ち着きの無かった犬や猫も、スコップで砂をかけてもらい顔だけ出して、すっかり砂に埋まると、おとなしく気持ちよさそうに、目をしばたかせたり、中には、あくびをしながら、眠りこけるなど、のんびり、砂むし温泉を楽しみながら治療を受けています。

オープン以来、2002年3月末迄に50,000頭をこす患犬や、患猫が入浴を体験していますが、暴れて飛び出すことは、いまだかつて1頭もいません。それは表現できないくらい、うっとり気持ちよさそうに、入浴しているのです。

効果が大と確信

砂むし温泉は、体の表面のみだけでなく、体の「しん」から温まるので、血管の拡張、 血流が促進されるので、全身に栄養、酸素が送り込まれ、新陳代謝をよくします。また、自律神経(交感神経)を刺激する作用も認められるので、ストレスなどの解消にも有効であると考えられます。
効用については、人間同様ですが、時として、人間より高いと考えられることも、少なくないと思います。
慢性の胃腸病、リュウマテ、関節炎、事故における骨折などのリハビリには、大きな効果が期待出来ると考えます。

入浴直後は、人がサウナに入った時の様子によく似ています。一時的ですが、疲れてダルそうな感じですが、その日、数時間後から、快活に動き、食欲は旺盛になります。肥満のため減量に来院されたベットの飼い主からは「食事を制限することに、気を使います」というような声も開かれます。
現代病と言われている「ストレス」にも効果があり、表情そのものが、とても明るくなることが、一日で分かります。

現在、交通事故で骨折したり、 ビルの3階から転落して、脊椎を痛め、下半身が麻痺していた犬や猫が、フラつきながらも走り回れるように快復したり、長い問、慢性の下痢などで困っていた犬や猟がすっかり良くなり、元気な姿を目の前にし、ペットの飼い主からは、大変喜ばれ今後の期待も大きいと、責任の重大さをさらに痛感し、研究を重ね精進しています。

将来は、全国の大学や動物病院などとの連携を密にしながら、長期の療養が必要なペッ トを収容する、ペットのヘルス・ステーション的な役を果たしていきたいと考えています。

きれいな水、空気、そして自然に恵まれた泉都指宿での豊かな健康づくりをセンターとして、活かしてみたいものです。

砂むし治療

  1. 弱塩泉
    浸透力が強く身体の深部まで効果が届く。疝病の軽減には顕著である。
  2. 砂温
    治療によって温度は異なるが、40℃~48℃に設定する。
    もっとも多く利用する温度は45℃ ~48℃である。
  3. 砂浴でかける砂の重さ
    患畜とほぼ同体重となる、粒子の細かい海砂が適当である。
  4. 唯一
    ペット専用の砂むし温泉治療は、世界でただ一ヶ所である。
弱塩泉で洗浄と暖めた砂に埋まることにより、体深部の血管が拡張され酵素を十分に含んだ、新鮮血が全身に循環する。
  1. 新陳代謝が活発になり治療効果が増大される。
  2. 自律神経(交感神経)を刺激する。
効用

慢性胃腸炎・リュウマチ・関節炎・心臓病・高血圧症・椎間板ヘルニア・腎機能低下・成人病といわれる肥満・糖尿病・現代病といわれるストレスの軽減・交通事故等後遺症などのリハビリ


「ペット用砂むし温泉」に関するお問い合わせはこちらへ!
黒木動物総合病院(黒木宣喜)  〒891-0402 鹿児島県指宿市十町1080  Tel: 0993-22-2574


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